もっと幸せな星を目指して

2007年ごろまでは、「持続可能な社会を目指して」でした。

ちょっと自給自足を考えてみる2

2006-09-02 22:41:47 | ●自給自足
家族で自給自足するのにどれ位農地が必要なのだろう??
 そして今の会社生活を維持しながらやるのは現実性があるのだろうか?

ひとまず得意のネット検索。
http://www.nouson-houchi.com/column/rakunobito/rakunobito08.html
によると、

>1人あたり4アールほどの圃場があれば自給自足は成り立つそうです

質問:大人一人が自給自足する為に必要な面積は?

>お米 52坪
>野菜 2~3坪(0.1アール)
 ⇒計約2アール

Q9. 一人あたりの食糧を作るのに必要な耕地面積はどれくらいですか?

>日本人の今の食生活を維持するには、1400m2(1.4反=約14アール)必要です

ん~ん。 困った。
それぞれ出し方は違うとして、
 2~14アールとかなりの差がある。
私は経験も今まで興味もなかったので、全くどの辺が妥当なのか想像もつかない。

人間の必需品の話なのに、何で今まで興味なかったのだろう。。
 全くもって恥かしい。。

参考:■■ 単位の換算 面積の換算 ■■


自分の中でイメージする為にもちょっとひとつづつ計算してみます。

まずは米に関して。

米の収量・・・日本の田んぼは品種などによって違いもあるが、だいたい10アール(約31.6m四方)あたり350kgくらいの収量があるらしい。

①まず実績ベースで計算すると・・

そして我が家では約3ヶ月で30kgの米を食べるらしい(嫁曰く)。
とすると、1年で120kg(カロリー換算すると、427千kcal)必要となり、だいたい家族で田んぼが3アール程度あればよいと思われる。


②次に必要カロリーをすべて米(いも)で賄うとして計算すると・・

成人男性が一日に必要なカロリーは 1590 ~1907kcal(キロカロリー)。
とすると成人男子が1年に必要なカロリー(一日1600kcalと仮定して)は584千kcal。

米・さつまいもの単位重量あたりのカロリーは、
米・・356kcal/100g
さつまいも・・130kcal/100g
(参考:米のカロリー主食のカロリー目安)

なので、一年に必要な米・いもは、  
ご飯だと・・584千kcal/(3560kcal/kg)=164kg
さつまいもだと・・584千kcal/(1300kcal/kg)=449kg

単位面積あたりの収量は、
米は1アールあたり約35kgの収量。
さつまいもは1アールあたり約200kgの収量。
 (http://deanmac.hibun.tsukuba.ac.jp/nihei/paper/2000_Hitachinaka.pdfによる)

とすると、
米で全カロリー賄おうとすると、
  164kg/(35kg/アール)=約4.7アール
いもで・・・・、
  449kg/(200kg/アール)=約2.3アール
一人当たり必要となる。

家族4人だと
米・・約19アール(1900平方メートル)
いも・・約10アール(1000平方メートル)

となります。


ネットでしらべた実績ベースの
>1人あたり4アール
というのが何だか妥当な気がしますね。

色々みていると米は芋に比べて相当大変な様なので、
ひとまず芋を基本主食として出来れば物々交換して貰うなりするのが良いのかな?

とすると、
家族で約10アール程度で芋を中心にその他野菜を育てる。

当初の考えのとおり最低限という事で
仮に10アールとすると・・・1000平方メートル・・330坪。
おっ こりゃ大変。庭の芝の手入れでもヒーヒー言っているのに・・・。

これって、2時間/日(←嫁)+週末作業(夫婦)位で頑張れる農地面積なんだろうか?? 当然機械は使わない。

ちょっと自給自足経験談等を探しながら現実性を探ってみます。

上記 馬鹿だな~全く違うよ! という事であればご指摘頂ければ幸いです。


★★本日も読んで頂きまして有難う御座います。気軽にコメントお願いします。★★
今日の記事が役にたちそうな方はこちらを プチッ (^λ^) ⇒ 
 もっともっと輪を広げたいな~!!!






最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SGW)
2006-09-09 03:47:32
14アールという数字は、肉類生産のための穀物の農地も含めたものではないでしょうか。

うちの庭は雑草だらけですので…。
返信する
Unknown (rita)
2006-09-11 15:45:36
皆様こんにちは。

そうですね、自分ならお肉の生産はとりあえず,考えなくてもいいけど,乳牛用や鶏卵用の餌がいるし、(寒いところなので)食料以外に薪などの燃料の生産用地も必要だろうと思います。



んで、広さについては,地質とか地力とか地形,降水量なんかにも影響されますよね。日本のような土地の肥えた場所で降水量が多ければそれほどの大きさの場所は要らないでしょうけれど,うちのあたりだと,どれだけあっても足りなさそう。
返信する
Unknown (forever2xxx)
2006-09-13 05:37:06
SGWさん、ritaさんコメント有難うございます。

>14アールという数字は、肉類生産のための穀物の農地も含めたものではないでしょうか。

現代人の食生活をしようとするとその面積という事なので、そのようですね。

>うちの庭は雑草だらけですので…。

我が家もそうですが、気楽に庭いじりが始められるので庭があるだけ幸せですね!



>薪などの燃料の生産用地も必要だろうと思います

我が家の周辺ではよく”薪差し上げます”なんて看板を見ますが、エネルギー減耗時代にはそんなのもなくなるのでしょうかね(T-T)

>日本のような土地の肥えた場所で降水量が多ければそれほどの大きさの場所は要らないでしょうけれど

そういう意味でも日本は恵まれてますね。

四方海に囲まれているので魚も獲れるし。。



返信する
Unknown (rita)
2006-09-13 06:04:31
おかえりなさいませ。

あと、日本での食生活は「主食」プラス「副食」ってなあたまになりがちですが、かならずしもそうである必要はないでしょう。xxだけをいつもいつも食べる「主食」にする、ってのは,結構近代的な考え方であるような気がします(つまり,ポストピーク時代には維持できない)。

日本なら米/麦/そば/雑穀/いも(馬鈴薯/サツマイモなど)/木の実(くり,くるみ,ドングリなど)などを地域の気候などに応じて適宜ミックスするというのが理想的ではないかと思います。

たとえば、沖縄では,戦前まで唐芋(これが薩摩へ行って琉球芋とよばれ、日本各地ではサツマイモになった)が食の中心だったそうです。信州ではそば。阿波の国では粟、吉備の国では黍だとか。伊予の国ではどうなんでしょ。裸麦とか栗の生産が盛んなようですが。
返信する
Unknown (forever2xxx)
2006-09-14 05:41:49
毎度毎度なるほど!なコメント有難うございます(_ _)

狭い土地であれば尚更気候や収穫される季節等に合わせベストミックスできればベストですね。

その辺も緑の革命以前の長い歴史の知恵やノウハウとかあるのでしょうね。お勉強しなきゃ。
返信する
Unknown (SGW)
2006-09-14 19:16:36
さてさて、伊予の国はと言われて考えると、粟、ヒエ、トウキビ(トウモロコシ)くらいではないでしょうか。親の田舎に遊びに行くとハッタイコ(トウキビの粉)をお湯で練ったものをオヤツでもらっていました。

お九度さんが残っていた隠居の家屋はもう崩壊してますが懐かしい。

薪も昔はきれいに切って重ねて乾燥させていましたっけ。



返信する
Unknown (rita)
2006-09-14 19:55:03
みなさま、どもどもです。



うちでは今でも薪はきって乾燥させてますよ。あんまりきれいじゃないですけど。まだ,来年分の蓄えがなくて,ヒーコラヒーコラしてます。

伊予の国で思い出した。福岡正信は10アールとかあれば、日本なら、一家数人が暮らしていけると言ってませんでしたっけ?ちょっと,どこにあったか思い出せませんが。この数字に薪の生産用地が含まれていたかどうかも疑問ですが。伊予のsgwさん、いかがですか。

あと、合鴨農法なら米だけでなく鴨も収穫できる。海から離れた信州では冬の田んぼで鯉を飼ったりもしてたはず。



いわゆる郷土料理って,最近ではスローフードとか呼ばれて、すっかりと観光目的になってますが,それなりに理由があるのだと思います。こういうのって忘れられてしまう前に記録紙記憶しておくことって重要だと思います。



とりとめなしに。
返信する
Unknown (forever2xxx)
2006-09-15 06:01:41
皆様有難うございます。

(本当皆様良くご存知で(_ _))



粟、ヒエ・・実は食べた事ない?のであまりピンと来ない・・。これもちょっと調べよう(トホホ)



薪の入手は大変なのですか~? 我が家の辺では薪の入手は今は比較的楽(無料で配ってたり)と聞いているので、我が家も薪ストーブとかにすれば良かったと大後悔中。今年の冬は灯油が幾らになっているのか冷や冷やです。

我が家のお隣さんが薪なのですが、いつも大量の薪が家の壁沿いに積んである。相当量使うのですね。

(ちなみに灯油だと真冬は20L/W位)

http://www.katagiya.com/meyasu.htm によると1t!@1シーズン。

エネルギー自給の為の土地面積も考慮する必要があるか。



>忘れられてしまう前に記録紙記憶しておくことって重要だと思います

そうそう。

(現代の文明が何で崩壊したか を紙に記録しておく必要が発生しない事を願ってます(^^))
返信する
Unknown (rita)
2006-09-15 17:41:40
薪,寒い冬には3トンから4トン,うちの近辺では燃やします。

これも,近所から入手すればエネ効率はそんなに悪くないんですが,最近の売り物は1000キロ以上も離れた場所からえっちらおっちら。間接的にアブラを燃やすようなもの。なので,うちでは2,3年前から買うのをやめ,近所調達を心がけてます。といっても、チェインソーのアブラとか,まだ,使ってますけど。すべてアブラなしのやり方も試してみましたが,いやあ,骨が折れる。大変ですわ。

はい,春うららの本日も薪を確保したり,そんな一日でした。

返信する
Unknown (forever2xxx)
2006-09-16 07:21:20
ありがとうございます。

あはは。。薪ストーブというとペンション位でしか体験した事がなく、とても優雅なイメージがありますが、裏ではとても大変なのですね。1日20kg位なのですね。それは大変。

気を切るのもチェーンソー位ないと・・・。

昔の人は大変だったんだな~。



そういえば昔祖父の家が薪で炊くお風呂で、幼児だった私も斧で割るのを手伝った記憶があります。

お風呂を炊くのも結構な量を入れていた(10kg/day位?)気がします。

今は深夜に電気で沸かして蛇口を捻れば出る。(オール電化です。)

お~電気がSTOPしたら本当私なんてすぐ死んじゃいそう・・。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。