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ノスタルジア 映画 4K

2024-02-04 20:44:46 | 映画 など
何度見ても眠くなる映画
タルコフスキー「ノスタルジア」4K修正版 Bunkamuraル・シネマにて上映
日本公開から40年目の節目ということで、なんてこと!
unkamuraル・シネマ 渋谷宮下 1/26(金)よりロードショー予定『ノスタルジア 4K修復版』予告編


数年前にBlu-rayを買ったけど、4K見たい、それもロシア文学者の講演付き
ロシア文学者の沼野恭子さん あの「ペンギンの憂鬱」や「ソーネチカ」
100de名著で「戦争は女の顔をしていない」の指南役で出演されていた。
作者はアレクシェーヴィッチはノーベル賞作家
なんだか、とっても懐かしい
ロシアのウクライナ侵攻後、本屋で「ペンギンの憂鬱」が積んで販売されていた時期があった。
作者はウクラナイ人だった、このプログに書いていたのだった。

映画4Kは、やはり今まで見えなかったところが鮮明に処理されていて驚いた。
故郷の家の前に天使?長い白い羽がある人物が立っていた

モンテルキにある、ピエロ・デラ・フランチェスカの
マドンナ・デル・パルト「出産の聖母」の美しい画像がはっきり見えた

今ではすっかり有名な観光地となった、オルチャ渓谷
栗ときのこ祭りに行きたい!!

さてさて、映画の名シーンはココ
温泉のヴァーニョ・ヴィニョーニ
シエナの聖カテリーナも浸かった有名温泉 そもそも聖カテリーナって?
水を抜いたプールのような温泉、掃除中に錆びた自転車やドロドロな床
う~んと思ったら、4K画像はとってもいい感じ
ろうそくを灯して歩行くシーン

水浸しな教会のシーンがあるのだが、、、この映画のいい水のシーン
いったいなんだかよくわからない
どうやらローマからアマトリチャーナの3/2ぐらいのところにある
聖ヴィットリーノ教会 Chiesa di San Vittorinoという廃墟らしい。
考察サイト


トスカーナの霧の風景にこの曲がしみこむ
Verdi Requiem Solti

この曲を初めて聞いた時は、なんなの?オリジナルかと思った。
ヴェルディ レクイエム 第一曲 入祭曲 キリエ

廃墟の教会 サン・ガルガーノ大聖堂
観光地化しているのに驚く

今回上映のパンフレットには、沼野恭子さんがロシア文学者らしい、とても興味深いことを書かれていた。
「聖愚者」(ユロージヴィ)ロシアの中世に出現した人 聖人でもなく、聖職者でもなく




昔の本

2024-02-04 15:53:29 | 
学生時代に夢中になったというか、かなり影響を受けた
漫画家の森川久美さん、短い期間だったなぁ。
太平洋戦争の陰謀渦巻く、新聞記者の本郷さんは南方でマラリアに罹ったとか、


南方というかその辺の何かを探した、
家にあった中学生用の文庫本に日本の詩集があって、
なんだかとても良かった。
なぜがか当時、朗読して録音したテープがいつまでも残っていたが・・・今はない
月、神保光太郎
驟雨は・・から始まる
バックに流れる音楽は当然ードヴィッシーの「月の光」

その後、ずっと探していたのだが図書館でも見つからないし、、、
この正月に国会図書館デジタルで検索したらあった!
神保光太郎「南方詩集」の中に「月」

「聖アンドリュース寺院の鐘」と一文
いったいどこだろうなと神保光太郎wikiで占領戦時下シンガポールにいた
この詩は昭和18年発表 ものすごい時代だった
「月が出ている
仲麻呂の歌つた月が静かに話しかける」

昨年暮れにゲーテのマリエンバードを探していて、
「東西詩集」ではなく「哀歌」に掲載されているらしいとの検索で
探していたら、神保光太郎のドイツ文学者だったと・・