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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

2005-11-19 | 
ひのはらユースホステルは基本的に管理人の「おとうさん」こと木村明さんが一人で切り盛りしている。
奥さんは今日は旅行中でいないらしい。
だから、その宿にはホステラーと木村さんのあわせて13人。

食後に木村さんが一人一人呼び出して、会計をする。
宿泊費は素泊まりで2500円、夕食850円、朝食400円。
つまり、見かけ上、一泊二食で3750円である。
見かけ上は。

全然二食ではないのだ。
午後10時ごろ全員が集まって囲炉裏を囲む。
宴が始まった。
囲炉裏で熱燗にして、日本酒で乾杯。
簡単な自己紹介が始まった。

管理人の木村さん、大和市の高校の美術の先生、メガネのお姉さん、優しそうなおばさん、アニキのタダさん、中1の少年松井君と菱沼君、片方の少年のお父さんの菱沼さん、はんてんのおじさん、ユース経営希望のおじさん、岩瀬さん、そして僕。
木村さんはさらにスタッフを紹介してくれた。
「トラです」
木村さんは自分の部屋から黄色いネコを抱えてきた。
他にも猫がいるらしい。
名前はサクラ、イチロー、そしてあと一匹。(名前は忘れた)
これらの4匹のネコは野良猫なのだ。
外から宿の中に自由に行き来しているのだ。
この宿に居候しているとも言えるのかな。
トラはストーブの前であったまって眠そうにしている。
木村さんはネコに目がないのだ。
よくよく周りを見るとネコのキャラクターのグッズや写真がちりばめられている。

自己紹介が終わって、囲炉裏でホステラーが持ち寄った食べ物を焼く。
酒は何でもあるし、少しこげ気味の厚揚げはおいしい。
トンタンまで頂いてしまった。
泡盛「瑞泉」は飲みやすくておいしいなあ。
夕食で満腹だったのに、夜食でもまた満腹になってしまった。
結局泡盛は空けてしまった。

階段にギターがいっぱい釣り下がっている。
弾けないけど、練習してみたい。
おっと、ウクレレもあるではないか。
ちょっと弾きますか。歌いますか。

木村さんはこの宿でギターの合宿も開くほどのギター好きらしい。
宴の最後に木村さんのギターで皆で声をそろえて歌う。
そして、木村さんの「シャボン玉」でお開き。

深夜1時過ぎ、僕と中学生の父の菱沼さんと2人で残って話をしていた。
菱沼さんは某超巨大電力会社で働いていると言った。
僕の志望する会社のひとつである。
「安定してますよね~。大手電力会社なら一生安泰なんじゃないですか?」
「いや、そうとも限らないよ。
 十数年は大丈夫だろうけど、太陽光発電のコストが劇的に下がれば危ないね。
 そしたら、もう発電所はいらないでしょ」
全て自前で電力が調達できるということだろうか?
「火力発電はもう温暖化問題で減ってくでしょ。
 これからは、原子力発電所がどんどん造られるんじゃないかな」
就活の話を聞いてみる。
「早稲田の人はできるって思ってるね。
 俺の印象では東大よりも使える奴が多い」
お世辞だろうけど少しうれしい。
「俺は高卒だから理論的なことは全然わからないんだけどさ。
 例えば、アースって何で電圧が0Vなんだろうね。
 地面はでっかい岩のかたまりだから電気を通さないと思わない?」
それは僕も疑問に思っていた。
だが、いつの間にかその疑問を忘れて当たり前のように使っている。
「いろんな人に聞いてみたんだよ。
 だけどみんな難しいことを言ってうやむやにするんだよな。
 ところが、同僚にできる奴がいてね。そいつに聞いたんだ。
 地球の断面積は無限大とみなせるから、電流はみんなそっちに流れるんだって。
 なるほどって思ったよ。
 本当にできる奴ってのは小難しいことを人に理解できるように説明できる人だろうね」
確かに、有効電力や無効電力、フェーザなど計算する問題はいくらでもできる。
だが、それらの概念を素人にわかりやすく説明できるような学生は果たして何人いるのだろうか。
まともに説明できる教授ですらそう多くはない。
「話しすぎたな。明日は早いから寝ようか」
これだけ深い話をして、簡単に眠れるわけがなかろう。
いやいや、満腹感と大量の酒でいい感じに眠りに着けるのだ。

ひのはらユースホステル

2005-11-19 | 
キノコ取りの名人は自分の稼ぎ場所を決して他の人には言わないという。

正直に告白すると、僕は事前にひのはらユースホステルに行くと書いてしまったことを後悔している。
誰にも教えたくないのだ。
旅の記事の日付は基本的にその出来事が起こった日であり、記事を執筆した日ではない。
ひのはらユースホステルを体験してきた今だから言えるのだが、僕はこの場所は知る人ぞ知る場所であって欲しいと願う。
だからといって、これ以上何も書かないというのは中途半端である。
逆にひのはらユースホステルの魅力を存分に語りたいと思う。

まず、この宿を何も知らない人が泊まりに来るということはまずないと思う。
宿泊者はリピーターが多く、初めての人も大なり小なりこの宿の噂を聞きつけてやってくるのだ。
というのも、檜原村は観光名所のような場所ではない。
見た限りコンビニもなかった。
山と川しかないのだ。
山を見たいのなら普通は奥多摩に行くのだと思う。
それこそ、ひのはらユースホステル自体を目的としなければ絶対に行かない場所である。少なくとも僕の場合は。
都内といっても交通の便も悪い。
立川、拝島から出ている五日市線に乗って、終点の武蔵五日市へ。
(五日市線という路線が存在していることは今回始めて知った)
そこから1時間に1本程度のバスに乗り10kmほど走るのだ。
都心からスムーズに乗り継いでも2時間はかかる。
しかも、僕のように宿がどこにあるか分からず、全然見つからないし。

そして、宿は男女別相部屋。
特に男性は2階を全部1つの部屋として使った広々としたスペース(もはや部屋ではない)に適当に布団を敷いて寝るのだ。
いかにも山荘といった雰囲気なのである。
ただし、ゆっくり出来る宿ではない。

そんな、遠くて、山と川しかなくて、何にもなくて、それでいて騒々しくて、と決してこの宿の良さはカタログでは分からない。
囲炉裏があっておいしい食事が楽しめ、温泉があり、露天風呂がある(今の時期は寒いので露天風呂は使えなかった。脱衣所も吹きっさらしの外にあるそうだ)、
というのもひとつの魅力であるが、それはひのはらユースホステルの魅力のほんの一部でしかなかった。

芯まで冷えるということ

2005-11-19 | 
午後4:40、リニア見学センターを出発。
甲州街道に乗って東京方面へ。
ちょっと走ってふと気づく。
この道走ったとあるような…。

僕が山梨県に行った記憶は、今年の2月に水力発電所の見学に行ったことだけ。
東京電力に大きなコネを持つ岩本教授の研究室の人たちにくっついて行ったっけ。
そのときはバスで、中央高速で山梨に入り、確かに甲州街道を通ってTEPCO葛野川PR館へ行った。
そんで、ダムを見たり、全長5kmの発電所への専用トンネルを通って葛野川発電所の中を見学したなあ。
葛野川発電所は世界最大の有効落差をもつ揚水式水力発電所なのだ。

そんなことを思い出しているうちに、確かに見た看板や並行して走る中央高速の景色で確信した。
見学当時はもっと山梨県の奥に発電所があるんだと思い込んでいたが、こんなに近いところにあるとは意外であった。
PR館への交差点を過ぎて、甲州街道を走り続ける。
「名勝猿橋」の看板があった。
猿橋へ行ってみよう。

午後5時、あたりは完全に暗くなってしまった。
猿橋からは、何メートルもの高さのある岩がうっすらと見える。
そして、遥か下から川の流れる音が聞こえる。
暗くてよくわからないけど、ここは絶対いい場所だ。
もったいない!
優先すべきはリニアよりも猿橋だったのか!

再び甲州街道を走り上野原までやってくる。
かなり体に冷えがきていたため、コンビニでコーヒー休憩。120円。
コンビニの地図でルートを確認する。
ここから甲州街道を折れて北へ進むと山梨県から東京都檜原村に入れる。
注意する交差点は1つくらいか。

出発。
その道は山の中へと入っていく。
当然あたりは真っ暗闇で、時々標識を照らす明かりがあるくらい。
同じ方向に進む他の車は1台もなく、10分に一台くらい対向車がある程度だ。
でも、こういう真っ暗の寂しい道はもう慣れている。
浪人時の夏、湯河原ー熱海の道を深夜に自転車で上り下りしたときに経験した心細さに比べればたいしたことはない。
そんなことより、寒さの方が大問題なのである。
日が暮れてから、気温は一気に下がっている。
明らかに一桁前半、5℃以下であろう。
その程度なら防寒具をしっかりすれば全然大丈夫だと思われるかもしれない。
しかし、普段出歩くのと、原付でもろに風を受け続けて走るのでは全く違う。
あまりの寒気に、全身に筋肉は緊張しっぱなしで奥歯はガチガチいっている。

坂道を登り続け、長い1kmのトンネルを抜けると東京都檜原村に入った。
下り坂とうねうねと続くカーブを走りきると、民家がちらほらと出てきた。
他の車も見られるようになって、なんとなくほっとする。
さてと、本日の宿、ひのはらユースホステルに到着するための最後の関門があることを、僕はかなり前からうすうす気づきながらも考えないようにしていた。
実は宿近辺の地図を忘れてきているのだ。
電話番号も控えていない。
宿の予約は岩瀬さんがまとめてやってしまったから。
かすかに記憶している場所は、バスでなんとか資料館前を下車してすぐだったはず。
道は一本なので、とにかくバス停が出てきてから一つ一つ確認していこう。
到着時間が遅くなってきたので心配してるかもしれない。
体の冷えは極限に達している。
震えは止まらず、全身の毛穴ひとつひとつが分かるようなのだ。
まずいな…と、ちょっと焦ってきた。

バスが通る道に入り、しばらく走って、資料館とそのバス停を見つけた。
バス停には雨よけのための奥まった場所があった。
原付のライトによってそこに一瞬地図のようなものが見えたので降りて確認する。
宿の場所が分かるかもしれないと思い、中に入る。
光が全くなく何も見えないので、ケータイのライトを使って地図を照らす。
地図からは宿の場所は分からなかったが、横に檜原の施設一覧表が載っていた。
ひのはらユースホステルの文字が見つかる。
そして次の行には電話番号が載っていた。
7桁の………
…市外局番は?
ケータイからは市外局番が分からないと電話できない。
結局市外局番は見つからなかったが、1kmほど先に交番のマークと記憶している印が地図上にあったので、その交番へ行くことにした。
でも、この近くに宿の看板があるはずなので一つ一つの看板を吟味してゆっくり進んだ。
宿の看板は見つからなかったが、他の看板から市外局番が分かった。
042か!
ついでに公衆電話も見つかる。
公衆電話なら市外局番はいらない。
これで、さっきのバス停に戻れば電話できるが、交番の近くまで来ていたため交番へ行く。
交番には誰もいなかった。
しかも、室内なのに震えが止まらない。
震えながら勝手に地図を調べる。
しかし、何も収穫はなかった。
結局もとのバス停に戻り、市外局番042とそこに書いてある7桁の番号を組み合わせて、祈るように電話をかけた。
電話番号は正解であった。
場所は、バス停からそのまま道路を進んで、橋を渡って、右手にある小さい石の階段を上がればいいそうだ。
それでも少し迷っていると、遠くでおじさんがこちらに手招きしているのが見えた。
岩瀬さんが迎えに来てくれたのだ。
結局、案内されたその場所は、探してもなかなか見つからないようなところにあった。

午後7時、ひのはらユースホステルに入るとすぐに夕食になった。
僕を含めたホステラー12人が囲炉裏を囲んで和気あいあいと夕食を食べる。
自家製の梅酒で乾杯。
2種の炊き込みご飯に山菜の煮物、てんぷら、などなど。
真ん中の囲炉裏の上には大きな鍋が釣り下がる。
中身はけんちん汁である。
そして、囲炉裏の周りに串に刺した魚が焼かれている。
僕はまだ寒気で震えながらも、素直に感動を口にした。
「ここは本当に東京都なんですか?
 山奥に村があって、宿があって、囲炉裏があって…すごすぎる」
「違うよ。ここは遠野なんだよ」と隣に座っていたタダさん。
「もしくは、屈斜路あたりかな」と岩瀬さん。
いずれにせよ、東北・北海道の田舎なのだ。ここは。

食事を済ませ、食器を洗い(食器を洗うユースは初めてだ)、お風呂を頂く。
ここのお風呂は温泉が引いてあるのだ。
そんな石のお風呂にじっくり浸かって、体の心まで侵食していた冷えを取り除く。
完全復活である。
これでやっと落ち着いて、じっくりゆっくりお話できそうだ。
風呂をあがった後、岩瀬さんは言った。
「すごいでしょ。ひのはらユースは。
 でもこれで満足しちゃダメだよ。ひのはらユースもっとすごいんだから」

山梨リニア実験線

2005-11-19 | 
相模湖沿いの甲州街道を走り続ける。
走行距離49kmでガソリンランプが黄色信号。
すぐにガソリンスタンドへ。
4.27㍑で578円。リッター当たり129円でした。
ついでに道も教えてもらう。
出発する際に店員にあわてて呼び止められた。
原付のタイヤの空気圧が全然なくて、タイヤがつぶれ気味であったのだ。
なるほど、どおりでカーブでぐらつくわけだ。
ずっと何かおかしいと思っていたんだよなぁ。
自分の運転技術に問題があるのかと思ってたけど、タイヤのせいとは…。
ちゃんと原付はメンテナンスしとかないといかんね。
自分の命を預けているわけだから。

すぐにタイヤの空気は入れてもらえた。
山梨県に入るとすぐ甲州街道を外れて秋川沿いの道を走ることになる。
何もない道を覚悟しているので、先に温かい飲み物をコンビニで買っておく。
ホットココア。158円。

甲州街道から秋川沿い、山の間に開かれた道を行く。
山の間であるから陽もあたりにくく気温は若干低い。
15kmほど走った午後3時過ぎ、リニアの車両基地を見つけた。
車両基地からまっすぐ伸びた2本の磁気レールが山にぶつかりトンネルがぽっかりと開いている。
車両基地の内部は土曜だから働いている人はほとんどおらず、もちろん中にはは入れない。
外から伺えるのは、おそらく車両を格納・メンテナンスしているであろう大きな格納庫。他にコイルを超伝導状態にするための冷却用の液体窒素の貯蔵庫が見られる。液体ヘリウムもきっとあるはず。
これくらい…。
あんまり感動はなかったが、とりあえず目的のところに来たので満足。

そのまま道なりに走ると、すぐに大月市に入った。
139号に乗って北上すると、山のど真ん中から突き出た大きな橋が見えた。
リニアの線路に違いない。
その先にはリニア見学センターがあるのだ。
午後3:40、走行距離83km。

リニア見学センターは入館無料である。
ただ、今日はリニアは走らない日なのだ。
基本的に平日に走るみたい。
そりゃ、土日は仕事休みだものね。
見学センター内は特筆すべきことは何もなかった。
正直、期待はずれ。
「いや~、自分の勉強している分野なものでモチベーションが上がりますね」
と自分に言い聞かせて、無理やり納得させた。
見学センターの裏には約300段の階段の頂上に展望台がある。
これは、登る労力に見合った価値があった。
そこで撮れた写真である。

一杯の天そば

2005-11-19 | 
まずは相模湖を目指し出発。
天気は快晴。空気は少し冷たい。
町田へ出てから町田街道と16号で橋本へ。
16号を走っているときの、真冬の防寒具によるちょっとした暑さの中、原付なので顔に風が強く当たることによる心地よい冷たさを感じながら、風によって両脇の街路樹から黄色い落ち葉が舞い落ちる中を走り抜けるときの感覚。
いかにも秋である。
413号に折れて津久井湖の脇を走る。
釣り人や観光の人が多い。
さらに412号を走って相模湖に着いた。

相模湖を相模湖と認識して見るのは多分初めてだと思う。
特に感想はないけれども…。

午後1:30、走行距離45km。
腹が減ったのでメシにしよう。
こういう地で食べたくなるのは決まって蕎麦である。
道なりに走るとこぎれいな感じの小さい蕎麦屋を発見。
駐車場にも車が五台ほど入っていて、ほぼ満車である。
「与衛門」という蕎麦屋。これは「当たり」ではないかな!
早速店に入り、天そば大盛を注文。
1800円と、ちと高いが、その分期待しよう。
冷たい方か温かい方か聞かれてちょっと迷うが、寒くなった時のことを考えて温かい方をお願いした。
待っている間に天そばについてちょっと考える。
はて、天ざるならばざるそばに各種のてんぷらが楽しめるが、そばが温かい時はどうだったかな…と、他の客の天ざるを横目に考える。
温かいそばの上に、まいたけやきすのてんぷらが乗ってるのは違和感がある。
僕は何か間違えた選択をしたかもしれない…。

店内は団体客がいたため、なかなか注文の品が出てこなかった。
そして、ついに温かい天そばはやってきた。
器はどんぶり1つ。そばの上には大きな海老のてんぷらが1つ。
そうだ!これが天そばだ!
間違えたー!!!
手打ちのそばはなかなかおいしく、海老天もボリュームがあって満足。
だけど、この満たされない気持ちは何だろう…。

神奈川県ー山梨県ー東京都、計画

2005-11-19 | 
今回の旅で目的の宿以外は出発前日までどこに行くか決めていなかった。
というか、決めるのを忘れていた。
原付で行くということは前日決めたので、その近辺で回れそうなところを探した。
東京、神奈川、山梨あたりの県境を地図帳で見ていると山梨リニア実験線なるものがあるではないか。
そういえば、応募すると抽選でリニアに試乗できるなんて話があったね。
山梨で実験してるとは知っていたが、寄って行けそうな場所にあるとは知らなかった。
都合がいい。ここを見に行こう!
ここまでが前日の話である。

出発当日になって、リニアの実験施設を調べ、MapFan Webから地図を一枚だけ印刷し、ルートを決め、適当に荷造りし、真冬用の防寒具を着て出発するという行き当たりばったりな感じである。
速攻で練った計画は以下の通り。
相模湖を通って山梨県に入り、リニアの基地を見る。
そのまま線路と平行に進み、大月市のリニア見学センターに行く。
それから甲州街道を東京方面に走ると猿橋とやらがあるので見ていこう。
そういう感じで檜原まで行く。
日が暮れたら最後、気温は一気に下がるはず。
時間との勝負になるだろう。

と、旅への期待で燃えてきたところで正午出発。
もう時間との勝負に負けているような…。