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No Olympic Tokyo 2020 (P.39):Difficult to explain "why"

2013-05-30 22:38:55 | 五輪招致ネタ
現在、ロシアのサンクトペテルブルクで『スポーツアコード会議(The SportAccord Convention in 2013)』が行われてる(今月31日まで)。
今日は、2020年夏季五輪招致立候補都市のプレゼンテーションが行われるらしいが・・・。
・五輪招致プレゼンへ 東京は2番目(2013年5月30日 nhk.or.jp)

色んな意味でコメントに困るこの話。
以下、2013年5月30日分 nhk.or.jp『五輪招致~』を全文(略

---- 以下引用 ----
2020年のオリンピックとパラリンピックの招致を目指す東京など3つの都市が初めてそろって行うプレゼンテーションが、ロシアの国際会議でまもなく始まり、東京はトルコのイスタンブールに続いて2番目に行います。

2020年のオリンピックの開催地に立候補している東京、イスタンブール、スペインのマドリードは、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれている国際会議「スポーツアコード会議」で、30日、初めてそろってプレゼンテーションを行います。
東京は招致委員会の竹田 恒和理事長がプレゼンテーションのおよそ3時間半前に会場に入り、イスタンブールとマドリードの関係者も次々と会場に到着しています。
会場の一角に設けられた東京のブースには、30日も競技団体の関係者などが次々と訪れ、開催計画の説明を受けるなどしています。
会議には、世界の100を越える国際競技団体の関係者やIOC=国際オリンピック委員会の委員が出席していて、プレゼンテーションは日本時間午後7時半からイスタンブール、東京、マドリードの順番で行われます。
東京は、20分の持ち時間をいっぱいに使って、オリンピックを開く理念と能力の両方を兼ね備え、先進都市の強みを全面に出してアピールすることにしています。
---- 引用以上 ----

理念と能力、か。


この辺に関しては、水野 正人(Masato MIZUNO)2020東京五輪招致委員会事務総長が gamesbids.com 上で行ったインタビューで、そうしたメッセージの裏側にあるものを示していた模様。
・Tokyo's 2020 Bid Motives - Missing, or Misunderstood?(2013年5月29日 gamesbids.com)

上の記事の序盤では、東京は「何故(Why?)」五輪を招致するのかについてあまり理解されてないと指摘してた。
以下、2013年5月29日分 gamesbids.com『Tokyo's 2020~』から序盤部分を(略

---- 以下引用 ----
Saint Petersburg, Russia - In the race for the 2020 Olympic Games, Tokyo’s bid – often considered the one to beat – remains misunderstood.

Opponents in Istanbul want the Games to literally build bridges, or “bridge together” as their slogan suggests; and they want to experience the Games in their region for the first time.

Madrid wants to lead Spain out of their economic conundrum, and define a new, lower cost model for future Olympic Games.

But Tokyo has struggled throughout the campaign to define their unique role in the race.
The team is quite eloquent in explaining what they plan to do and how it will happen – but stop short when it comes to succinctly explaining why they should be awarded the Games.
(以下略)
---- 引用以上 ----

「何故(Why?)」に関しては、以前から問題山積みな部分だからな~(苦笑)
なにしろ、日本国内と国外で「何故(Why?)」の使い分けをしてるくらいでさ・・・。
この辺は以下参照(手抜き)
・No Olympic Tokyo 2020(P.15)(2012年2月15日 flagburner's blog(仮))

要は、招致委員会が日本国外に向けて「何故(Why?)」を明確に言えないのは当然の流れってこと。
まぁ、日本国内に向けて「何故(Why?)」を言ってるから問題ない、ってノリなんだろうが・・・。

話を戻す。
さっきの引用部分の後、招致委員会の招致計画に関する水野氏の発言があったが・・・。
以下、2013年5月29日分 gamesbids.com『Tokyo's 2020~』からその部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
Masato Mizuno, CEO of Tokyo 2020, describes his bid’s plans with passion and excitement.

“Our vision is quite clear, that we guarantee to host wonderful, super-good Olympic Games to promote our core Olympic values for the next generations,” he told GamesBids.com Wednesday at the SportAccord Convention in Saint Petersburg, Russia.

Promoting core Olympic values isn’t unique, compelling, and doesn’t need the Games as a prerequisite.
(以下略)
---- 引用以上 ----

五輪の価値を訴えることにこだわる東京の招致委員会の姿勢は、見る人が見れば滑稽にすら映るのかもしれない。
無論、水野氏や猪瀬 直樹(Naoki INOSE)東京都知事などはそれに気づくことはないんだろうけど・・・。

その一方、東京の招致委員会は「どのように(How)」五輪を開催するか、ついては重視していた。
以下、2013年5月29日分 gamesbids.com『Tokyo's 2020~』からそこに触れた水野氏の発言部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
Mizuno explains, executing the plans for the Games is a critical component.

“We think, we must have a very clear vision, a clear ‘why’, but we can’t make the super-good Games with only a ‘why’,” he said.

We must have a very strong ‘how’ too. Those two combinations make really great Games. So, we say yes, we have a good strong ‘why’, and also, a good ‘how’.

Perhaps there is a hidden message there trying to come through.

Mizuno said his bid’s central message is that the IOC should award the Games to “a safe pair of hands”

“In this uncertain period of time you can rely on us.

“Our promise is part of our culture,” he said.

When pushed, Mizuno made no reference of the Games aiding the recovery efforts following the 2011 Earthquake and Tsunami devastation in Japan, as he did at the SportAccord Convention two years ago.

There was no altruistic commentary about how an Olympic Games in Tokyo would somehow help an entire region, or fulfill some kind of higher purpose.
(以下略)
---- 引用以上 ----

利他的要素は無し、か。
元々、東京五輪招致の目的が「ニッポン復活」だったくらいだし・・・。
この辺りに、「何故(Why?)」への答えを欠いたまま五輪招致を続けてしまっている東京のお寒い現状が透けて見える。

その辺りは、gamesbids.com の記事の〆でも指摘されてたようで・・・。
以下、2013年5月29日分 gamesbids.com『Tokyo's 2020~』から終盤部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
Mizuno credited the improvement in support to the Japanese athletes’ success at the London Olympic Games.
He said the bid worked with the television stations to provide more coverage of the Games and athletes.

It’s clear; Japan is solidly behind an Olympic Games.

Perhaps the ‘why’ is ‘why not’?
Why can’t the Games be celebrated for the sake of sport, for the sake of the athlete’s and for the benefit of millions of passionate fans across Japan?

Why does there need to be another purpose?

Maybe that’s the ‘why’ Tokyo is looking for, or having a difficult time communicating.
---- 引用以上 ----

結局の所、「何故(Why?)」への答えを欠いてるのは、東京の五輪招致活動が日本国内に視点を向けたものになってるからなんだろうな。
この辺りは、日本国外のことを考える必然性が薄いとかなんとか、って言いだすとキリがなさそう・・・(汗)。


にしても。
猪瀬知事は、この後(今?)のプレゼンで何を言うのやら・・・(汗)


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2 コメント

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Unknown ()
2013-08-01 13:16:35
2020年東京オリンピック大ピンチ!東京オリンピック・パラリンピック招致委員会に対し、IOCから「日本のテレビ局における傍若無人」の取材方法に警告する。

この記事は、日刊ゲンダイの発行によるもので、どうやら日本のテレビ局のマナーの悪さをとうとうIOC側から指摘されたそうですよ。どうやら、信ぴょう性はある模様です。事の発端は、2020年のオリンピック・パラリンピック招致活動におけるプレゼンテーション等で開かれた会場で、日本のテレビ局がやりたい放題に取材を行っていたことだったそうです。実は、私自身も日本の在京キー局(日本テレビ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京)と独立UHF局である東京MXの6局の2020年のオリンピック・パラリンピックにおける取材対応については、正直言って異常すぎる対応であり、テレビ局の資質を問われかねないレベルまで行ってしまったような気がします。

内容を精査してみますと、ミックスゾーンという取材可能エリア内でのオリンピック招致の取材は、IOC側の方で許可されているそうですが、日本のテレビ局が、そのミックスゾーンを超えたエリアで取材したり、外国人の記者に対して「あなたは、IOC委員なの?」とその記者を捕まえては、オリンピック招致の取材を邪魔する等の妨害行為を行っていたそうです。

これらの行為を見たIOC委員から事務局に抗議がかなり殺到したため、IOC側が事態を重く見て、異例の東京オリンピック招致委員会側に対して、警告を促す結果となったのです。

では、どんな部分が指摘されたのか?私自身なりに分析したところ、このことが言えると思われます。

日本テレビ:取材方法に問題がないと思われるが、実は7月のプレゼンテーション後すぐに、東京招致委員会側に手ごたえを聞くような取材を行っていたこと。あと、プレゼンテーションの会場にカメラを回してテレビで報道していたこと。本来なら非公開のはずが、公開されていたこと。テレビ朝日:半田俊介記者らが、6月のプレゼンテーション始まる前に田中理恵さんに異様に近づいてきた行為そのものと、プレゼンテーション後すぐに、東京招致委員会側に手ごたえを聞くような取材を行っていたこと。あれは、どうみてもミックスゾーンを超えた取材であり、取材方法を逸脱する行為であること。フジテレビ:2020年オリンピック・パラリンピックが、東京でしか開催できないような偏見報道を繰り返す報道が相次いだこと。とにかく、IOCの評価報告書に関する報道を大体的に報じて、あたかも2020年は、東京でしかオリンピック・パラリンピックが開催できないような報道を行ったこと。TBS:7月のプレゼンテーションの前日に、ランニング中なのにも拘らず猪瀬都知事にしつこく取材し、それがIOC委員の印象をとても悪くさせたこと。この取材行為は、異常すぎるほどの異常であること。テレビ東京:2020年オリンピック招致取材では、おそらくであるが、まともな取材方法として見らえているが、ミックスゾーンを超えて取材した可能性があること。

TOKYO MX:このテレビ局の2020年東京オリンピック・パラリンピックの取材方法は、史上最低の取材方法である。イスタンブールを最大のライバル都市であるかのような取材方法を行っていたり、2020年は、東京オリンピック・パラリンピックじゃないと行けないような方法の取材を行ったりする等、卑劣極まりないテレビ局である。猪瀬都知事のインタビューでも、イスタンブール・マドリードの批判するような報道を堂々と放送する等、目に余る取材内容とテレビ報道であり、このことがIOC委員の印象を一番悪くさせたことだけは間違いないことである。一番の恥さらしなテレビ局である。

さらに追加として、NHK:一番オリンピック招致報道に関して、慎重に対応していると思われており、IOC側からしてオリンピック招致における取材方法としては、さほど気にしないが、民放局・独立UHF局(TOKYO MX)の取材方法が傍若無人すぎるために警告を受ける羽目となり、一番、損をしたこと。

本当に何を考えてるんだか?在京キー局は、良いオバカな天罰をやってくれますね。マドリード・イスタンブールのそれぞれのオリンピック招致委員会側は、「ざまぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~みろ~~~~~~~~~~~~」と高々に大笑いしていることでしょう。

このタイミングで、警告をIOC側が発したのは、AKB48のコンサートが、この日に札幌ドームで行われることを知っていた可能性が高いからです。いうのもですね、AKB48のコンサート言うのは、どうやら、2020年東京オリンピック招致を実現させるためのコンサート(オリンピックのロゴマークを元に、5大ドームツアーという題目で開催)だったそうです。このことをIOC委員が知らないわけないでしょう。なぜ、このタイミングで警告を促すのかがわかるような気がします。実は、札幌ドームの客席数は、たしか4万3500人程度だった気がします。その席を満席にすることができなかったようですね。そして、支配人の方も、このコンサートでSPR48を立ち上げの発表をどうやら、見送った形になったようですね。つまり、2020年の東京オリンピック開催のPRをするのも史上初の見送る形を取らざるを得なかったのでしょうね。つまり、AKB48は、IOC側にギャフン!とやっつけられたということになりますね。

一番悔しいのは、AKB48のメンバーや姉妹ユニットメンバーなのかも知れませんが、意外と生みの親である「秋本康氏&支配人」等のAKSの関係者なのかもしれません。

このコメントの掲載宜しくお願い致します。
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。さんへ (flagburner)
2013-08-03 22:17:01
コメント&情報ありがとうございます(レス遅れ申し訳)

>日刊ゲンダイの発行によるもので~
この件に関しては、今日の更新分で扱いましたのでそちらを参照願います。
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