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Jun SATO did not recognise his responsibility as the Executive and Programme Director of of GPJ

2011-05-24 20:46:25 | 捕鯨騒動
今日の午後、「調査捕鯨」団の鯨肉横領疑惑に関して、窃盗容疑で逮捕→起訴された Greenpeace Japan のメンバー2人に対する裁判の控訴審が始まったのだが・・・。
・被告2人が改めて無罪主張 鯨肉窃盗事件控訴審(2011年5月24日 asahi.com)

といっても、これを書いてる時点では、それほどニュースになってないのだが・・・。
さしあたっては、2011年5月24日分 asahi.com『被告2人が改めて無罪主張 鯨肉窃盗事件控訴審』を全文(略

---- 以下引用 ----
調査捕鯨船の船員が土産名目で自宅に送った鯨肉を運送会社から勝手に持ち出したとして、窃盗罪などに問われた環境NGO「グリーンピース・ジャパン」の被告2人の控訴審初公判が24日、仙台高裁(飯渕進裁判長)で開かれた。懲役1年執行猶予3年を言い渡した一審の青森地裁判決を不服として控訴した被告側は、「正当行為にあたることは明白」として改めて無罪を主張した。

---- 引用以上 ----

う~む。
控訴審の前には、被告の2人が無罪の主張を撤回するなんて話を共同通信+AP が伝えてたんだよな。
・Greenpeace members not to challenge guilty ruling for whale meat theft+(2011年5月17日 breitbart.com;共同)
・鯨肉窃盗:グリーンピースの被告 無罪主張を撤回へ(2011年5月18日 毎日jp)

ただし、GPJ 側はそれを否定してたのだが・・・。
・2011/5/20 クジラ肉裁判、5月24日に仙台高裁で控訴審第一回公判(2011年5月20日 greenpeace.org)
・Greenpeace anti-whaling activists to launch appeal in Sendai High Court(2011年5月20日 greenpeace.org)

つーか、今月17日に行われた記者会見において佐藤 潤一氏+と鈴木 徹氏は何を述べていたのか?
以下、2011年5月17日分 breitbart.com『Greenpeace members not to~』からその部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
Junichi Sato, 34, said in a press conference in Sendai that he will settle for a fine instead of the suspended one-year prison sentence given by a lower court, as "the purpose was to bring unjust conduct to light, so the sentence should be lighter than those applied to ordinary theft cases."

"I still feel I'm not guilty but now believe it better to get results by advancing a more realistic argument," he said a week ahead of an appeal hearing opening at the Sendai High Court.

Co-defendant Toru Suzuki, 44, will also take the same stand over the sentence meted out to him and Sato by the Aomori District Court last September, said the defense counsel.
(以下略)
---- 引用以上 ----

現実的な主張、か。
なんでこのような発言を佐藤氏はしてしまったのか?
確かに、この発言を曲解した共同通信+AP も色んな意味で問題だが(俺も人のことは言えない)・・・。
佐藤氏は、裁判において「現実的な主張」をすることの意味を理解してたのだろうか?
おそらく、佐藤氏は「裁判官がより納得できる説明」という趣旨で述べたのかもしれないが、(少なくても日本の裁判では)被告側が「現実的な主張」をするってのは「被告が罪状を認めた上で罪の軽減を求める」と受け取られる可能性が高いのでは?

というか、佐藤氏は自身の発言の重みと責任について自覚してない気がするんだよな。
一応、佐藤氏は Greanpeace Japan の理事務局長という立場でもあるよのね。
つまり、佐藤氏公式の場における発言は、時として GPI の公式見解とみなされる可能性があるってことよ。
少なくても、GPJ の記者会見においては・・・。
その意味では、先週17日の記者会見における佐藤氏の「現実的な主張」云々という発言は軽率と言わざるを得ない。
つーか、毎日jp に抗議した?
(共同通信と毎日jp の話を信じた俺も俺だが)


ちなみに、控訴審の判決言い渡しは 2011年7月12日15:00(JST)からだとか。
この調子だと、控訴審では1審判決をそのまま支持する判決が下される悪寒・・・。


それはそうと。
去年の3月、米国はカリフォルニアのすし店で(米国では販売が禁止されている)鯨肉を提供していた店主が訴えられた件で、この店主は司法取引を行う予定らしい。
・Seafood dealer to plead guilty in whale meat case(2011年5月21日 smdp.com)
・LA Fish Dealer To Plead Guilty For Importing Whale Meat From Japan(2011年5月23日 CBS Los Angeles)

この司法取引の結果、店主は 10年前から鯨肉を日本から輸入してたと認めるらしいが・・・。
どこの日本の業者が鯨肉の輸出をしていたのやら(苦笑)


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4 コメント

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Unknown (Ursaemajpris)
2011-05-25 13:42:42
>控訴審では1審判決をそのまま支持する判決が下される悪寒

ほぼ間違いなく、そうなるでしょう。

以前にもコメントしましたが、GPはこの件にこういう形で関わるべきではなかったと思います。
仮に関わらざるを得なかったとしても、少なくとも鯨肉裁判に関わる主張においては「反捕鯨」的な主張をすべきではなかった。
* GPは当初から(実質的な)調査捕鯨の停止(中止)を主張しています。
【グリーンピースHP】調査捕鯨鯨肉、調査団による横領発覚
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20080515oc_html
>調査捕鯨関係者の横領行為の全貌究明と、この違法行為を見過ごしていた責任のある共同船舶や日本鯨類研究所にたいする調査捕鯨許可の停止を水産庁に求めた。

>「南極海クジラ保護区での調査捕鯨は、私たち日本人の税金の補助で行われている。一部の関係者の利益になるような調査捕鯨のために税金が使われるべきではない」

そして当初GP側が言っていた「市場価値は11万から35万円」てのが公判では「約5万9000円相当」とされたその差額は何なのか?
「約5万9000円相当」てのは「土産として不適当なほど高価なもの」なのか?
しかも今回の裁判では「(GPが押収/窃盗した鯨肉は)少額だから」と自らの罪状の軽減材料にすらしている。

結局GPは当初から「不正の摘発」が目的なのではなく「不正の摘発を盾にしての反捕鯨活動」が目的だったのだと判断され、それは「GPの利益」になるわけですから、当然有罪になるでしょう。
Ursaemajpris さんへ (flagburner@某生放送視聴中)
2011-05-25 20:50:38
コメントありがとうございます。

>~結局GPは当初から「不正の摘発」が目的なのではなく「不正の摘発を盾にしての反捕鯨活動」が目的だったのだと判断され、それは「GPの利益」になるわけですから、当然有罪になるでしょう
裁判所はそこまで判断しないと思われます。
ただ、窃盗か否か、だけを判断するのでは・・・。

というか、GPJ にしてみれば、星川氏が事務局長を辞任した後、裁判の当事者である佐藤氏が事務局長になったのは色んな意味で痛かった気がします。
裏を返せば、GPJ が深刻な人材不足に陥っているのを伺わせるのですが・・・。
あ、それが正解かもしれない。 (猫が好き♪)
2011-06-19 01:11:13
| 裏を返せば、GPJ が深刻な人材不足に陥っているのを伺わせるのですが・・・。

 いやあ。なんで佐藤さんが事務局長になるかなあという疑問は感じていたのです。なんかこう、GPI的には「よくやった」みたいな感覚なのかなぁ、とも思っていたんですよね。そうだとしたら「欧米の手先っ!」みたいな罵声を呼び起こすだけみたいな気もする方向性なわけでなんだかなぁ、みたいな感想にしかならないんですが。
 人材不足かあ。その説の方が説得力あるっぽいな。
猫が好き♪ さんへ (flagburner)
2011-06-21 20:44:03
コメントありがとうございます。

>GPI的には「よくやった」みたいな感覚なのかなぁ、とも思っていたんですよね。
推定無罪、という原則に従えば佐藤氏が事務局長に就任するのは問題ないのですが・・・。

GPI としては、各国支部の事務局長に有能さというより自分達の意思を汲んでくれる人を求めていたのかもしれません。
もっとも、GPI がどこまで佐藤氏の事務局長就任に関与してたかは不明せすが・・・。

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