flagburner's blog(仮)
マイナーな話題を扱うことが多いかもしれません。
 



昨日は、イスラエルの土地収奪に対し 1976年から行われてる抗議の日こと『土地の日(Land day:يوم الأرض الفلسطيني: יום אל ארד)』。
それに合わせて、イスラエルと西岸地区+ Gaza 地区で抗議デモが行われたのだが・・・。
・イスラエル:パレスチナ系住民数千人がデモ 権利擁護求め(2011年3月31日 毎日jp)
・Thousands demonstrate to mark 35th Land Day(2011年3月31日 jpost.com)
・Israeli Arabs decry state 'regression' as thousands march on Land Day(2011年3月30日 Haaretz.com)
・Thousands mark Land Day: 'Israel humiliating Arabs'(2011年3月31日 ynetnews.com)

つーか、『土地の日』って何?
これに関しては以下参照(手抜き)
・BDS:BDSアクションデー - 2011年3月30日(2011年2月27日 boycottil)

例年『土地の日』では、イスラエルによる占領行為(パレスチナの人達の土地収奪など)に抗議を示している。
ただ、今年は、少しばかり雰囲気が異なっていた模様。
以下、2011年3月31日分毎日jp『パレスチナ系住民数千人がデモ~』を全文(略

---- 以下引用 ----
【エルサレム花岡洋二】
イスラエル北部アラベなどで30日、パレスチナ(アラブ)系イスラエル人が数千人、権利擁護を求めてデモ行進した。毎年行われる「土地の日」行進だが、今年は中東の民主化デモに触発され、多くの若者が加わり、近年では最大規模となった。
参加者は一部の新法が「パレスチナ系住民を排斥する」として批判を強めている。

 国会は今月、「ユダヤ人国家」イスラエルを傷つける活動団体への公金支出禁止▽小集落への移住予定者を事前審査する委員会設置を許可▽利敵行為で有罪となった人の市民権剥奪--をそれぞれ規定する法律を可決した。

 この日、アラベに向けて周辺の市町から住民が次々と合流し、道路を埋め尽くした。
大学生の男性(27)は「私たちを狙い撃ちにした法であり、抗議の声を上げるため仲間を誘った」と話した。

 イスラエルは、建国前から住むパレスチナ系が多数、難民とならずに領内に残り、人口の約2割を占める。
少数者として経済社会的に弱い立場にある。
主に同国北部や東エルサレムに住む。
---- 引用以上 ----

一連の法律のうち、後半2つに関しては以下参照(事実誤認アリ)
・5月14日にNakbaの事を言うな?5+ζ(2011年3月23日 flagburner's blog(仮))
・Stripping Citizenship in Israel → Treating as "Foreign Workers":What a joke?(2011年3月29日 flagburner's blog(仮))

改めて振り返ると、(テロリズムとかの)利敵行為で市民権剥奪ってイスラエルの市民権しかない人にとってはかなりの脅威に思える・・・。


話を戻す。
今回の『土地の日』に関しては、イスラエル国内と西岸地区+ Gaza 地区で行われた抗議デモでメインとなった主張にそれぞれ特徴があった模様。
まずは、2011年3月31日分 jpost.com『Thousands demonstrate to mark 35th Land Day』から、イスラエル国内で行われた抗議デモに参加した Knesset の議員こと Taleb a-SANNA(統一アラブ リスト:Ta'al 所属)氏の発言部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
...MK Taleb a-Sanaa (United Arab List) said that this year’s Land Day took place while “Lieberman’s laws are posing a threat to democracy and co-existence in Israel. There is widespread incitement against the Arab community in Israel and it is acted out through actions like home demolitions and legislation like the Nakba Law.”

Sanaa said the current Knesset is carrying out “legislative terror” against Israeli Arabs and Israeli democracy, and forcing Arabs “into a position where they must either choose between being part of their Palestinian nationality or part of Israel.”

He added that he has no doubt that the threats to Israel’s democracy are getting worse and said, “I believe that like in Tunisia, where greater and greater pressure exerted by the government led to an explosive situation, also here we have continued government pressure that is leading us somewhere no one can predict.”
(以下略)
---- 引用以上 ----

う~ん。
以前から、イスラエル国内で暮らすパレスチナ(とベドウィン)の人達は笑えないくらい酷い差別を受けてたけどな。
それを堂々と(?)法律にする辺り、イスラエル国内(多数派を占めるユダヤ系の人達)の間での余裕(か焦り)ってのが伺える。
つーか、SANAA 氏は、チュニジアの状況を引き合いに出してるけど、チュニジアと異なるのは多数派の人達が現在のイスラエル政府の政策(特にパレスチナの人達などに対する差別的政策)を(明確な形でないにしろ)支持してることなんだよな。
その意味では、(どこの国でもありうることだが)認識されないうちにイスラエルにおける民主主義の危機ってのが訪れる可能性もあると言える・・・。

一方、西岸地区と Gaza 地区の抗議デモに関しても、メインとなった主張は少し異なっていたようで。
・Palestinians commemorate Land Day(2011年3月31日 Ma'an News Agency)

以下、2011年3月31日分 Ma'an News Agency『Palestinians commemorate Land Day』から、その部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
While Palestinian protests in the West Bank and East Jerusalem focused on the continued confiscation of lands for illegal settlement expansion, and the continued denial of use and development rights for Palestinians on lands designated "Area C,"[オスロ合意で定められた土地利用区分、イスラエル政府の権限が及ぶ地区] in Gaza demonstrators called for the end of the Israeli siege, and the evacuation of forces from the militarized "no-go zone" which takes up swaths of land along the border region between Israel and Gaza.
(以下略)
---- 引用以上 ----

う~ん。
イスラエル政府が Gaza 地区への物資の搬入を許してる(建築資材とかは少ない)とはいえ、Gaza 地区が封鎖状態にあるのは変わらないしな~。
それに、西岸地区でメインとなった主張が土地利用区分の問題になったのは、それだけ自分達の生活に与える影響が大きいことを意味するのかもしれん・・・。


ちなみに。
明後日、JAPAC(日本・パレスチナプロジェクトセンター)の主催で『パレスチナ「土地の日」連帯集会』が行われるらしい。
・2011/04/02 パレスチナ「土地の日」連帯集会(東京・早稲田)(2011年4月2日? レイバーネット日本)

スケジュールに余裕のある人は参加を(無責任)

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