歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

「えらいこっちゃ」…

2012-12-03 | 五七五七七

湯気の立つ饂飩すすりて「えらいこっちゃ」と老母(はは)の言ふ崩落現場にも雨の降り


「京大短歌」18号の座談会を思い出しました。
「2011年に感じたこと」というタイトルで大辻隆弘さん・藪内亮輔さん・大森静佳さんがされているのですが、このことについては、とても興味深くかつ難しくただいま消化中?なので、お腹に落ちつけば別に書ければいいなと思います。
ただ、震災詠について、<本当に震災を切実に感じているのか>ということは、私も当時から随分考えていることでして。
私は、「どう詠っていくか」とまでは思えなかったけれど、自分の立ち位置が分からないっていうかこれでいいのか、とはよく自問しました…してます。。

で、そんなことを改めて思っている時に、中央道笹子トンネルの崩落事故。
それも、久しぶりに目覚ましかけないで爆睡して起きたら出会いがしらにこのニュースで。
私も「えらいこっちゃ!」と思いました。
同じ台詞を昼食時に母が言いました。
その言い方が(加齢のためか)どこか仙人めいて、銀行でお金を引き出すの忘れたのも大きな事故が起こったのも同じテンションの「えらいこっちゃ」に聞こえました。
いえ、母を責めているのではなくて。
私だって、似たようなものかなって。
どんなに寄り添っても、寄り添おうとしても、当事者ではない、のですから。。

子どもの頃からトンネルと踏み切り怖くて、ようやくこの年になって少し心拍数上がるけど車でならフツーに走れるようになったのに、なんか又キツクなりそうで怖い。。
うちから大阪方面へ出るには、トンネル九つ抜けんとあかんのですが。。
なんて自分勝手なこと思ってます。



*これを読まれて不快な思いをされた方、申し訳ありません。
不謹慎と誤解されるかなと思いましたが、公開してても自分の日記なので、正直に綴らせていただきました。



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