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今までに出会った一方的な知人【2次元以下編】

今まで見てきた沢山の“人”。ここではゲーム、書籍、果ては自作小説まで、その日思い出した2次元キャラについて語ります。

新城 童夢【 ミラクルジャイアンツ童夢くん 】

2006年08月14日 | 20世紀のアニメ
平成元年度に日本テレビ系列で放送されていたアニメ『ミラクルジャイアンツ童夢くん』に登場する、その名のとおり主人公。‥‥‥ 巨人だから日本テレビだと思うけど、山口県ローカルでは日テレ系の局でそれが放映されず九州(福岡)の局を半分砂嵐(ちょっとだけカラー)状態で観ていたため、どうもフジテレビ系列っていうイメージが強い(山口県ローカルに日テレ系はあるが、フジ系列の局は今もない。ローカル局って雑食だから、フジ系の番組も一部は遅れて放送されるけど)。でも、日テレだよなぁ ‥‥‥ 巨人だし。

ちなみにそのマンガ版は学研刊行の雑誌●年の学習の各学年で連載されていた。私のと妹のとで、これまた微妙にストーリーや絵柄が違うんだな、これが。ちなみに同じ学研から出ていたアニメ情報雑誌・アニメディアでも、人気が微妙な割にはけっこう大きく取り上げていたような ‥‥‥ 読者投稿コーナーとか。‥‥‥ 大人の事情?

‥‥‥ しかしまったく、小学館といい学研といい、どうして大手の学習系出版社は巨人軍のマンガを連載するんだろう(小学館:『リトル巨人くん』、学研:『ミラクルジャイアンツ童夢くん』)。

これじゃあ、まるで洗脳じゃないか。個人的には巨人好きだからいいけど(おい/というより、既に洗脳されてる!?)。

つーか、巨人は子供の投手の力を借りないと優勝できないのか(しかしこれらのマンガでは決まって、同じように他球団も似たような子供たちを刺客として送り込むことが多々あるので、レベル的には大差ないが/笑)。

さて。童夢くんは、都内に住む小学5年生。母親とお姉さんとの3人暮らしで、家は東京ドームの近く。父親は元・巨人軍投手ながら既に他界。そして童夢くんは11歳でありながら1989年藤田 元司監督率いる読売巨人軍に入団し、様々な魔球で相手チームを翻弄していく訳です。

しかし彼の巨人に入団した経緯は ‥‥‥ はっきり言って私、憶えていません(酷)。でもとりあえず時代背景としては、東京ドームができて間もなかった(だから「新しい球場 → 新城」「ドーム=童夢」)とか、中畑 清氏は引退してないけど江川 卓氏は引退して解説者になっており、童夢くん登板のときには必ず出てくるとか(笑)。あと、そういえば横浜ベイスターズはまだなかったなあ、大洋ホエールズだったなぁ ‥‥‥(遠い目)。

で、童夢くんはどちらかというとお調子者、子供特有の自己中心さが目立つ、わりと普通の小学生。背番号は112分の1。‥‥‥ ふざけてる(笑)。でもこのあと、彼に対抗すべく他のチームに入団した選手には0.5とか9999など、また微妙~な背番号のキャラクターが。ちなみに当時、「背番号はこうでなくてはならない」みたいな規定はなく、「人が遠くから見て、その選手と判別できる番号なら何でもいい、というルールがあったらしいです。それなら『11』やら『9999』なら、構わんわな。

で、物語のパターンが大体、

1.童夢くんのライバル登場 ⇒1.魔球を開発する 

⇒ 3.ライバルを倒す ⇒ 4.新たなライバル登場 

⇒ 5.今までの魔球が通用しない!で悩む 

⇒ 6.新たな魔球を開発する ⇒ 7.3に戻る


‥‥‥‥‥‥ という感じだったんですが、大体このライバルっていうのが、アニメオリジナルのキャラで。

唯一実在の選手だったのが1人目のライバルだった中日(当時)の落合 博満選手

で1人目は広島からはアンディ=メロディ(金髪のアメリカ人で童夢くんと同い年くらいの投手。実は女の子だった!という話)。

阪神からは ‥‥‥ 小学生だったが名前を憶えていない(おい)。

次が大洋のパウラ=ドード(トンガからやってきた大食漢。年齢不詳だが、まだ成人はしていないはず)。その次が最後で広島のドン=カルロス(スペインからやってきた、とっても大人げない大人/笑)。

‥‥‥‥‥‥ ヤクルトスワローズって、誰も出てきてなかったっけ?(おいおい)ドン=カルロスってヤクルトだっけ ‥‥‥ 広島だった気がするんだがな。ていうか、いくらペナントレースだからって、すっごくパ・リーグないがしろ?(苦笑)。

何だかんだいって、意外と憶えてないものだ。私が憶えてる魔球の名前は、「サンダーバキュームボール」のみ ‥‥‥ 名前のインパクトが強かった(バキューム ‥‥‥/笑)。投球時、踏み出す足を高速で下ろすときにバキューム(=真空)状態を作り、そこを通って繰り出すボールは300km/hを超える!という、対パウラ=ドード用の魔球で。でも、それを受けるキャッチャーがボロボロになる ‥‥‥ という展開。いやまぁ現実的なところでいえば、物理的にはそうなんだろうけど。

現実的といえば、「小学生だから、夜9時以降は登板できないというエピソードも、このアニメのじゃなかったかな(確か、労基法か何かで決まってるんだよね。昔、モーニング娘。とかでも規定の年齢に達していない子は21時以降、歌の生番組に出られないって話を聞いたことがある)。

なんだが、現実をよく考えてるんだか無視してるんだか、よく分からないアニメでした。

つい先日のお話で

2006年08月06日 | Weblog
驚きました。2006年8月6日、声優の鈴置 洋孝氏が永眠されていらっしゃったなんて ‥‥‥。
8月にここで、鈴置さんの演じられた代表キャラ『ドラゴン紫龍』を取り上げようと思っていた、矢先でした(というか、この『紫龍』ではなく、別のキャラ『那羅王レンゲ』の項で出てくる『雷帝インドラ』のコトを調べている時、その声を宛てていらっしゃった鈴置さんの訃報を、偶然知りました)。56歳 ‥‥‥ 早すぎます。

この『紫龍』のことを書き連ねるに辺り、鈴置さんの渋い声について、けっこう茶化すような文言を使っているため、いろいろ考えたのですが、『紫龍』についての『一方的な知人』は、あと2ヶ月ほど掲載を見合わせることにしました。期間が過ぎた後で、この8月6日の頁に転載するつもりです。
こんなところからですが、鈴置 洋孝さんのご冥福をお祈りいたします。

カノン=ヒルベルト【 スパイラル ~ 推理の絆 ~ 】

2006年07月31日 | マンガ
少年マンガ雑誌『ガンガン』に連載されていた、水野 英多先生のマンガ『 スパイラル ~ 推理の絆 ~ 』(原作は城平 京先生)に登場するキーパーソン。9月25日生まれ、天秤座のA型。好きな食べ物はバナナぜんざい(何それ‥‥‥)。好きな動物はネコで、特にヒマラヤンがお気に入り。銃器のエキスパートで、戦場では「ガン・ウィズ・ウィング(翼ある銃)」と呼ばれ恐れられていた。‥‥‥ と、この辺りはヒロイン(?)の結崎 ひよのが第7巻でとうとうと述べているんで(笑)。ちなみにこのマンガはCD化やアニメ化されていて、そのとき声は野島 健児氏が担当。しかし私自身はそれらを一切観たことがないので、ここでは原作たるマンガ版だけの話で進めていきます。

カノンは物語途中から登場した、日独ハーフのブレード=チルドレン(本人曰く、「可愛く略してブレチル」/笑)。母親はドイツ人のエヴァンジェリン=ヒルベルト、父親は日本人で全てのブレード=チルドレン(ヤイバの子たち)の父親・ヤイバ=ミズシロ。
戦士としての彼は、驚異的な判断力と圧倒的な身体能力を示し、敵の攻撃に対する条件反射も手伝って、登場するキャラの中でも最強の戦闘能力を発揮していた。最初はブレード=チルドレンとして、自分や自分と同じ境遇にいる仲間たちを守るべく戦っていた仲間内からも絶対的な信頼を得ていたが、マンガ初登場時にはそのブレード=チルドレンを狩るハンターとして来日し、私立月臣学園に転入してくる。ちなみに関西弁も話せるらしい。見たことないけど。
同じブレード=チルドレン(つまり異母兄弟)であるアイズ=ラザフォードとは旧知の仲だが、だからこそ早く楽にさせてあげたいという気持ちから、来日後真っ先に空港でアイズを刺殺(ぇ) ‥‥‥ しかし未遂に終わる。その後、月臣学園に主人公・鳴海 歩を人質にしてたてこもってテロを起こす ‥‥‥ という、なんとも行動が突飛な人
見た目的には、とても優しい顔で飄々としている呑気系の美男子(何それ)なのにね。そして歩に負けてからは逮捕・投獄(?)され、軟禁状態にあったところをヤイバ=ミズシロの後継者でクローンのヒズミ(火澄)=ミズシロに殺害される。

このキャラ、(半分)ドイツ人ということで私は個人的に最初からやや贔屓目には見ていたのですが(笑)、まず性格が好きでした。自らの信念と行動に自信を持っている様子も、ちょっと悲劇めいたところも。やたら行動的で、人を食ったような発言をしていたのも、まぁ、行動内容の是非はこの際置いておくとして(笑)。
まぁそういう思考回路は、第8巻における結崎 ひよのとの論戦で「ダメな子供と一緒」とか言われてますけれど。まぁ本人が「圧倒的な暴力は、論理に勝る」と言っていましたが結局、暴力を叩きつけられなかったカノンの論理ではひよのちゃんに勝てなかった訳で。あのまま力に訴えていたら勝てただろうに ‥‥‥ というか、あの場合「愛とは見返りを求めないものですよ」とかいう発言に負けたような気も
‥‥‥ 暴力より論理より、愛が強いのか(笑)。

まぁそんな風に言われてうろたえた時もありましたが、捕まった後は往生際もいい。でも、せっかく救いが現れたと思ったら真っ先に殺されてしまったので、あのときはとてもショックだった ‥‥‥。火澄に殺される寸前、最期に監視カメラに向かい、主人公でブレード=チルドレンの救世主となりうるといわれていた歩に対し「歩くん、これが君の“希望”だ」とメッセージを残し死を甘受するシーンには、本当に胸が詰まりました。

最終的に、レギュラーになったブレード=チルドレンの面々の中で死んだのってカノンだけでは ‥‥‥。最初の頃は普通に“ミステリー”“推理もの”マンガだったからよく人が死んでたけど、その中にブレード=チルドレンはいなかったような気もするし。
何だかんだいって、途中参加・途中退場となったキャラクターとしては、随分と強いインパクトを残していったのでした。

那羅王レンゲ【 天空戦記シュラト 】

2006年06月01日 | 20世紀のアニメ
平成元年4月から1年間放映されたタツノコプロ製作のアニメ『天空戦記シュラト』に登場、最初は敵方にいる女戦士(神将)。天空界の暦でいうサーマ暦9973年白の月20日生まれの17歳(人間界で言うと1973年11月25日の射手座・AB型らしい)。出身地は天空界天空樹第7楼輝山カテ村166cm・49kg、というスリムな体形ながら、B78(Aカップ)・W58・H82というスレンダーすぎるのはコンプレックスらしい(苦笑/やたらドラマCDでネタにされていたような ‥‥‥ さすがは脚本があかほりさとる氏なだけはある)。声は林原 めぐみ氏。
林原氏といえば、このレンゲというキャラ、戦いが終わった後は『村の診療所』的なものを開いて ‥‥‥ ということをしていたらしいが、これは声をあてていた林原氏が正看護婦(現在の正看護師)の免許を持っているということに起因しているらしい。あと、この林原氏が同番組内で名前のあるキャラクターを3~4つ掛け持ちしていた(那羅王レンゲ、ヒロインのペット・小ナーガのミー、シュラトの妹・日高 由美子、幼年期のシュラト)ということで、CDではかなりネタにされてました。まぁ同じようにネタにされていた声優さんは、もう1人いるんですけれどね(摩利支天マリーチ&不動明王アカラナータ役の松本 保典氏)。
どうでもいいが、彼女の名前「レンゲ」の発音、みんな「レ」にアクセントを置いていたんだけど、そういう指導があったんだろうか ‥‥‥ 花の「蓮華」とかだったら普通は「ゲ」にアクセントがないだろうか
‥‥‥ とにかく、この発音になれるのにちょっと時間を要しました。

さて。そのレンゲは、人間界とは異なる世界・天空界の生まれで、髪は濃い緑(ピーコックグリーン)、瞳は紅。家族は姉1人(サティ)との2人暮らしだったが13歳で神将候補生となり15歳で那羅王として認められる。デーヴァ神軍の神将の1人であり、武器は切花(蓮)の形をした伸縮自在の鞭。真紅の一角獣をモチーフにした那羅王の神甲冑(シャクティ)をまとって戦う八部衆の一員で、紅一点。必殺技は『那羅無双華』、これを発動させる真言(タントラ)は「ナウマク サンマンダ ボダナン マカナーラ ソワカ」。

男勝りで気性の激しく、曲がったことが嫌いで一本気な性格。そんな勇猛さは、ちょっと見方を変えるとヒステリックとも思える辺り、やっぱり女性。
また、恋に生き、戦い、死ぬという一途で不器用な面も見せるが、この『恋』というのが随分とクセモノだったんだよなぁ彼女の場合。
レンゲが想う相手は、彼女の所属するデーヴァ神軍の総司令官である十二羅帝の1人・雷帝インドラ。レンゲはもともと、彼に憧れて神将を目指した、という設定があるらしい。しかしこの男、デーヴァ神族の神将を束ねる立場にありながら敵であるアスラ神軍と通じていて、デーヴァ神族の長・調和神ヴィシュヌを石化させ天空界を崩壊へと導こうとし、その上、目撃者となった八部衆の2人・修羅王シュラト(本作主人公)と天王ヒュウガにその罪をなすりつけ裏切者に仕立て上げるという、とんでもないヤツ。
けれどレンゲは彼を愛するが故に、シュラトとヒュウガを裏切者と信じ、彼らを倒すべく戦いを挑み、彼がデーヴァ神族を裏切りヴィシュヌを石化した張本人だという真実を見せられた後もそれを受け入れられず、結局は決戦でヒュウガの技・天王水晶結の前に敗れ、水晶に閉じ込められてしまう(死んだかどうかは謎)、という。なんて健気な ‥‥‥ でも愚かな女性。
個人的に、彼女の叫びの
「鬼にも悪魔にもなってみせる!!」
「うぉぉあああッ!! インドラ様ッ!レンゲに、お力を!」
は名言だと思う。‥‥‥ インドラについては一応、もともとは人格者であったとか洗脳されていただけとか、色々なフォローもあったけど、本によって書いてあることが違ったり視聴者などの勝手な憶測が流れたりで、真実はイマイチよく分からないオッサンなんですよね。

ちなみにシュラトがインドラを倒しヴィシュヌが復活した後、レンゲも復活しているんですけれど、そこにインドラはいない訳で、かなり落ち込んだらしい。 ‥‥‥ ちょっと哀しかった。インドラが善人面して復活していても、それはそれでムカついたと思うけど(苦笑)。

また色恋沙汰といえば、それだけじゃないところがレンゲのすごいところ。レンゲvs.ヒュウガの前、摩利支天マリーチのエピソードも、かなりの悲恋。彼はレンゲを想うものの、インドラがヴィシュヌを石化した影響で発生した不治の病に冒されてしまい、「最期は愛する者の手で」と、親友・ヒュウガに味方することでレンゲの攻撃を受け、不帰の客に。レンゲもマリーチの想いを知っていたのに、インドラを想うあまりに受け入れられなかったという ‥‥‥。マリーチの、死ぬ直前レンゲに抱きつく形ですがり、「1度、こうしたかった ‥‥‥」という台詞も、それに応えるレンゲの「確かに受け取ったぞ、お前の命 ‥‥‥」も名言。お互い片恋、それはそれで解るっていう様子で。

名言といえば、さっきからちょこちょこ出てくるヒュウガも、レンゲを倒した直後に「インドラ!お前に、レンゲの愛を受ける資格はなァい!!」と、彼女を閉じ込めた水晶に向かって叫ぶシーンがありますが、これも嫉妬? まぁヴィシュヌ復活しアスラ神軍との戦いも終わった後、かなりいい感じにお互い気になる存在☆★☆っぽくはなってたという(仲間が茶化すから ‥‥‥/笑)。

何にしろ、最初から最後まで恋愛一色のエピソードに染まっていた彼女はすごい。声優ネタが多いのもすごい。それだけで全て語れてしまう彼女、大好きです。

滝 巨人【 リトル巨人くん 】

2006年05月14日 | マンガ

小学館刊行の学習雑誌『小学●年生』に連載されていた、内山 まもる先生のプロ野球マンガ『リトル巨人くん』に登場する、その名のとおり主人公。私の場合はこのマンガを小学生の頃にリアルタイムで読んでいて、その当時は知らなかったが、『小学●年生』以外にも少年マンガ雑誌『コロコロコミックス』にも連載されていたらしい。ちなみに年齢は小410歳)で統一されていたような(つまり、雑誌が『小学三年生』『小学五年生』でも小4)。‥‥‥ でも私の学年のときには、『小学五年生』の時には連載が終わっていた気もする。この内山先生の別のマンガ(『はらっぱ同盟』のこと)を見た気もするし。まぁそんな思い出話はさておき。

この作品名や主人公の名前からも見当がつくとおり、これは現存するプロ野球セントラルリーグの球団・読売巨人軍を素材にしたマンガです。アンチ巨人の方には申し訳ないのですが、私はずっと長い間巨人ファン。巨人ファンになった理由は単に、「私が住んでいた田舎では巨人戦しか放映されなかったから」ですが、このマンガの影響もかなり大きい。

この頃、私はまだ「雑誌に載ったものはコミックス化する」ということを知らなかったので、現在コミックスは大学に入ってから古本屋で買った第1215巻(最終巻)くらい ‥‥‥ しかもうろ覚え。でも、歳くらいのときに読んだものを18歳になってもまた読んでみたいと思うくらいに、面白かったんですョこれが。

とりあえずコミックスを見て1番ビックリしたのが、

「えッ!『滝 巨人』って名前って、たき きょとって読むの!?」

ずっと「たき きょじん」って読んでたんで。ていうか、作品タイトルは「リトルきょじんくん」って書いてあるし。コミックス冒頭のあらすじ&キャラクター紹介ではちゃんと「きょと」とルビがふってあり、「きょじん」と読むのは愛称と ‥‥‥ 。でも別の巻ではちゃんと「きょじん」って書いてあったりする。謎。あの辺、『小学●年生』と『コロコロ』とで、または同じ『小学●年生』でも発行年度が違ったら設定が微妙に違うという、あの小学生学習雑誌特有の時差が生じていたのでしょう(同じように連載されていた『ハッピーまりちゃん』『ラブリーまりちゃん』や『うたってナナちゃん』などみたく)。でも、さすがに『たき きょと』は語呂が悪すぎだろうよ ‥‥‥ 苗字が短いのに ‥‥‥。

さて。この滝 巨人くんは、両親・兄の人暮らしで普通に小学校に通う野球少年だったのが、リトルリーグで子供離れした活躍を見せていたところを見出され、そのまま巨人に入団するという、今考えるとぶっ飛んだストーリー。ちなみにその臨時入団テストで巨人くんは長嶋 茂雄氏を三振にとった(!)が、その威力を甘くみていたため素手でキャッチャーに挑んだ王 貞治氏は至極後悔したという(笑)。
でもこの巨人くんのすごいところって何だろう。‥‥‥ 当時最速レベルの150km/h後半をストレートで投げられたことか ‥‥‥ それとも、現実にはありえない魔球(変化球)を一切使わずにプロ相手に勝てたことか(どっちも現実にはありえんけどな/笑)。

そんな訳で守備位置は投手リリーフエース。但し途中のエピソードで肩を故障し打者に転向し、再度投手として復帰するという、デーブ大久保のようなことをしてたような気が(デーブ大久保:本名・大久保 博満。西武ライオンズから移籍したが、元・巨人の正捕手となり最下位だったチームを優勝争いに加わらせ「ラッキーボーイ」と呼ばれた。怪我をして一塁手に転向したが、後に捕手に復帰した)。
ちなみに巨人くんは、その肩をアメリカに渡って治療したらしい。父親の転勤で渡米していただけらしいが、20年前の小学生とは思えん ‥‥‥。

そして背番号は。この背番号はご存知、現在は終身栄誉監督である長嶋 茂雄氏が現役時代につけていた番号ということで、当時は既に永久欠番になっていたのに ‥‥‥ あっさりこの巨人くんに渡したという長嶋監督、このマンガでもインパクトのあることをしています(笑)。ああ、ちなみにこの長嶋監督の時代、当然あの「メイク ミラクル」の時代じゃないですよ、今から20年以上前、まだ王監督が巨人軍の『助監督』だった時代の話です。「王助監督」‥‥‥ 私も、このコミックス見るまでそんな時代があったことさえ知らなかった。藤田監督もいたなァ。‥‥‥ と、そのくらい昔の話。

このマンガ、読んでると時代背景がよくわかる。「科学万博つくば'85」なんていつの時代だよ(1985年だよ)というネタが随所に登場する。
このマンガは、現在で言うところの『ドカベン~プロ野球編』と同じように、実際のプロ野球に忠実に描いてあるので、当時の現役選手がずらりと登場するんですが、マンガの中でレギュラーキャラとなって巨人くんと仲良しだった3人が、原 辰徳氏・中畑 清氏・江川 卓氏。‥‥‥‥‥‥ 時代が ‥‥‥(大笑)。江川氏が現役退いてもうどのくらいになるよ? 中畑氏は国際大会(オリンピック)で監督代行を務めるまでになったし! 原氏なんて、現在の監督だよ!? 
他にも、堀内 恒夫氏が現役最後の年だったり、桑田 真澄氏が巨人くんの後輩でライバルだったり。別のチームでは、山本(浩)氏や衣笠氏(広島)、掛布氏、バース氏(阪神)とか、全員現役。何より、あの落合 博満氏がロッテの人なんですけど ‥‥‥(巨人どころか、中日ですらない)。

ちなみにこの巨人くん、最終回が何種類かあるんですが(コロコロver.とか小学●年生ver.とか/笑)1つ目は「普通の学生に戻る」1つ目は「これからも(プロ選手として)がんばるぞ」、3つ目は「巨人くん、大リーグへ!」(え)。私が連載当時リアルタイムで見たのはこの「大リーグ」ver.だったので、すごいインパクトでした。
だって、まだイチロー氏どころか野茂氏だって、そのマンガに出てこないくらい昔の話!(野茂氏は出てたかな ‥‥‥ 近鉄で) 大体、日本人がメジャーリーグに行くなんて考えもつかなかった頃。というか、「メジャー」という言葉すら普及していなかった時代

ある意味、すごく最先端を行っていたマンガ、その主人公でした。

葉月 珪【 ときめきメモリアル Girl's Side 】

2006年03月01日 | ゲーム
恋愛SLGの人気シリーズ、コナミの『ときめきメモリアル』シリーズ第4作目『ときめきメモリアル Girl's Side』に登場する少年で、このゲームに登場する男性陣の中では主人公に相当。1986年10月16日生まれの天秤座。初登場時はプレイヤーキャラと同じ、私立はばたき学園高等部の1年生で、この学校には中等部から在籍しているらしい。声は緑川 光氏。
部活には所属せず、親戚である雑誌編集者に頼まれモデルのバイトをしている。スポーツ万能で頭脳も明晰だが、寝ることの優先順位は異様に高く何処ででも寝てしまう癖(特技)があり、テスト中眠っていたため0点ということがあるので、学校での成績は必ずしもいいとはいい難いと思う。また、道端で寝てしまって担任教師・氷室 零一に注意されたり、別にサボる気もないが寝過ごしてモデルの仕事をキャンセルせざるを得なくなってしまったりする天然キャラ。ちなみに進路は「家から近い」という理由だけで一流大学へ。

祖父ドイツ人というクォーターで、瞳ががかっていて肌や髪の色素もやや薄い。両親は海外を飛び回っているため独り暮らしも同然らしく、時々電話で連絡を取り合っているだけの様子。また、あまり人と群れようとはせずクールな印象を与えるが、それも人気モデルという立場が相手に不快な思いをさせたり迷惑をかけたりするのを避けるが故で、寂しそうな面持ちが目立つ。悪く云えば無愛想。人付き合いが苦手なようだが、これに関しては、質問に対する受け答えなどは意外と辛辣だからそっちが原因なんじゃないかと思うこともしばしば。でも、何にしても無自覚っぽいので、天然が入ってるようにも見える(笑)。ちなみに、交友関係はあまり広くないようだが、守村
桜弥とは中学時代からの友人らしい。イベント見たことないけど。

趣味はジグソーパズルシルバーアクセサリー作り。フリーマーケットでは、お世辞にも商売上手とはいえない葉月が作ったシルバーアクセを並べて売っている姿が見られ、彼に代わり主人公(プレイヤー)が機転を利かせてようやく完売できる、というイベントが発生する。将来は宝飾デザイナーになりたいらしいが、実際それが正解だと思う。客商売には向いてないから。

そして無類のネコ好きで、こっそり校舎裏でノラネコ母子の世話をしている。人間と付き合うよりネコの方がいいらしい。彼と仲良くなると、その中のマイペースでトロい1匹にプレイヤーの名前がこっそり付けられてたりする。
こうやって書くと、無気力無関心そうに見えて、意外と趣味とか好きなもの多いんだなぁと気付く。ちなみに苦手・嫌いなものは生野菜の苦いヤツ(笑)で、その筆頭がかいわれ大根。

さて、この葉月 珪という少年、攻略対象の少年ではパラメータ上の難易度は最高を誇る、通称「王子」なのだが、微妙にEDを迎えやすいのは何故だろう(笑)。デート時の特殊イベントの起こりやすさが原因だと思うが、その頻度はといえば、ある意味けっこう反則だ(え)。というか、OP(回想シーン)に登場するだけで随分と優遇されている ‥‥‥ まぁ「王子」だからね。
個人的には、この『ときメモGS』の中で1番葉月が好きだったりする。クールな無愛想キャラは意外と好きかも。意外と喧嘩っ早くてすぐに「ケンカ売ってるんだ、買えよ」とか「表へ出ろ」とか言い出す辺り ‥‥‥ 昔のヤンキーかあんたは(笑)。でも全て彼の眼力で決着がついてしまうのが何とも。

それから、過去のエピソード(幼馴染?)っていうのも私にとってツボだった。ただ、回想シーンに登場する珪くん、えらく丸っこくてぽっちゃりしてるなぁと思ったのは私だけではないと思いたい(指先なんか特に/苦笑)。あれがどうして、あんなスリムな無愛想になってしまったんだか ‥‥‥ 不思議。そりゃ主人公(プレイヤー)も忘れるわ ‥‥‥(ぇ)。
あと葉月に関しては、緑川ヴォイスにヤラレタって感は否めません(笑)。ていうか、ある意味これも反則でしょう!あの人のボソボソ声、『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ=ユイの頃から大好き。
お蔭で、『ときメモGS』は何回やっても、3回に2回くらいの割合で王子とのEDになってしまう訳です。

浦飯 幽助【幽★遊★白書】

2006年02月08日 | 20世紀のアニメ
集英社発行の少年マンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』に連載されていた富樫 義博先生のマンガ『幽★遊★白書』に登場する中学生で、数奇な運命を辿った主人公。皿屋敷中学校2年に在籍する、ケンカっ早い超不良問題児。素行は非常に悪く、中学生のくせに喫煙や飲酒を平気で行うという、バカで破天荒なキャラクター。しかし反面、義理堅く情に厚い直情型の熱血漢で、戦いを通して友情を結ぶのが得意。GFは幼馴染の同級生の雪村 蛍子。このマンガはスタジオぴえろによってアニメ化され、声は佐々木 望氏が担当。

家族は、やたらと若い母・温子のみ。しかしこの『幽★遊★白書』ってのはやたらと『母親』は出てくるくせに父親がちっとも出てこないマンガだったなぁ ‥‥‥ 主役4人中3人は、母親のエピソードがあるし。父親は、原作の最終話付近で、別居中の幽助の父親らしい人物と、桑原の父がちょっとだけ出ただけだもんね。あと、兄弟姉妹も少ない。主要キャラでは飛影と雪菜だけでは ‥‥‥ あ、戸愚呂兄弟がいたか。蔵馬も、義理の弟が数ページ登場してたっけ。どうでもいいけど。

さて。幽助の戦い方は、基本的に不良のケンカ闘法(自分の拳)。霊界探偵になるに当たり、人差し指の先に霊気を集めて銃のように放つ『霊丸』(れいがん)を武器として授かったが、1日に撃てる上限は結局、最大5発以下だった気がする。よくそれで戦ってこれたものだと思う(殆ど肉弾戦だしね。さすがジャンプ)。

物語は、この主人公・幽助が交通事故で死ぬところから始まる。その死が「子供を車からかばって」という、凡そ不良っぽくない理由で霊界では想定外だったため、紆余曲折を経てもう一度生き返ることになった。が、その条件として『霊界探偵』として悪い妖怪を懲らしめるという任務を負い、その中で仲間を得ながらも様々な戦いに巻き込まれていく。そして物語が進展していくにつれ、強すぎる彼は、実は魔族であることが明らかになり、霊界から疎んじられるようになる。‥‥‥ というのが粗方のストーリーだが、とりあえずアニメ化した際に上記の紆余曲折部分のエピソードが完全にザックリ端折られたのは、当時すごい反感があったなぁ ‥‥‥。この部分、戦闘とは全然縁のないほのぼの感動物語だったから。まぁ人気キャラである蔵馬や飛影を早く登場させるための苦肉の策だと思うけど。

この『幽★遊★白書』という作品では、蔵馬の次に幽助が好きだった。基本的に熱血主人公って好きなので。『聖闘士星矢』でいえば天馬星座(ペガサス)星矢とかね。だから、蔵馬と幽助がペアで出ずっぱりだった領域(テリトリー)編は大好き。

アニメ版でのカラーリングは思ったより普通で、黒髪茶色の瞳、明るい緑色の学ラン。どうして同じ中学校に通っているはずの桑原 和真とは学生服の色が違うんだ、というツッコミはさておき(だって、あんまり気にならなかったんだもん ‥‥‥ 他にもっと強烈な人がいたから/笑)。そういや、髪型は剃り込みの入ったオールバックだったなぁ幽助。それだけが、なんか不良っぽかった。でも個人的には、寝起きのときの SIZE=3>前髪あるバージョンが好み。ちなみに前髪は、気合いだけで一瞬でセットできる(原作5巻にて実証済み/笑)。ちょっとすごい。

そういえば、生き返る際にタマゴもらってて、それから孵ったプー助っていう生物(霊獣)がいたなぁ。イメージ的には今で言うと「たれ耳で真っ青なピカチュウ」って感じ?(謎)「ぷ」「ぷー」しか言わないし。しかも、その耳をぱたぱたさせて飛ぶし(更に謎)。そしてその後、仙水編のラストで幽助が魔族として覚醒したらプーちゃんも鳥型になってたっけ。どんな役割があったのかは、ちっとも分かりませんが。

そして。そんな幽助は、中学卒業後は高校などには進学せず、屋台のラーメン屋を経営するというジャンプの格闘系マンガの主人公にしては珍しい(笑)道を選んだ。‥‥‥ というか、戦いに明け暮れて魔族として覚醒して、魔界の王になりかかるところまで行きながら、ラーメン屋(しかも屋台)って ‥‥‥ 人生、どう転がるかは本当に自分次第なんだなぁと、身をもって示してくれたようなキャラクターだと思う。うん。

フリオニール【 FINAL FANTASY II 】

2006年02月02日 | ゲーム

今や日本を代表するRPG、スクエア(現・スクエアエニックス)の『 FINAL FANTASY 』シリーズ、その第2作目の主人公。
RPGなどのプレイヤーキャラクター(プレイヤーが操作するキャラ・主人公)には2種類あり、1つは『 DRAGON QUEST III 』や『 FINAL FANTASY III 』『ときめきメモリアル』のような「キャラクター設定に殆ど個性がない」タイプ、もう1つは『DRAGON QUEST VI 』や『 FINAL FANTASY VII』『サクラ大戦』のような「キャラクター設定に既成の個性がある」タイプです。例えば『サクラ大戦』のプレイヤーキャラ・大神 一郎の場合、軍人で階級は少尉、性格は真面目でちょっと女性に弱い‥‥‥ という具合に、プレイヤーの選択に左右されない設定があり、誰がプレイしてもそれは変わらない部分が大きいです。が、DQIIIでは「武闘家」という職業で「女」のキャラはいてもそのキャラの性格や立場なんてのは不明、逆にプレイヤーの自由な発想でキャラクターを作り出せるわけです。

で、その分類でいうと『 FINAL FANTASY II 』は‥‥‥ どっちだか分からない(笑)。主役4人(フリオリール・マリア・ガイ・レオンハルト)にはそれぞれにある程度、例えば、人とも戦災孤児、マリアとレオンハルトは生き別れの兄妹、マリアはフリオニールに好意を寄せる優しい女性で、レオンハルトは妹思いだが一匹狼、ガイは野生児で片言しか喋れないが動物の言葉が解る、などシナリオ上変更できない設定があったり、マリアの初期装備は弓というデフォルト設定があったりしますが、キャラの名前は自由に変えられるし使用武器・魔法もプレイヤーが何を装備させて鍛えるかによってキャラの性質が千差万別になるいう具合。かなり異色のゲームです、いろんな意味で。

さて、その中でフリオニールは、「戦災孤児4人の中ではリーダー格」という以外のキャラ設定が与えられていない ‥‥‥ と思う(笑)。少なくとも、印象的な台詞や行動は何一つなかった。‥‥‥ ので、殆ど何の印象もない(笑)。

ただ印象的だったのは、プロフィール(キャラのパラメータ)画面でのイラスト。当時そういうゲームはDQIIIとIVしかしたことがなかった私は、キャラクターの顔が大きく画面に描いてあるのを初めて見て感動したものです。が、フリオニールは横顔で顎の陰影が濃く、それがごっついヒゲにみえて「フリオニールってえらいおっさんなんだぁ」としばらくの間思い込んでいました ‥‥‥ 若者だったんだ ‥‥‥(ガイも横顔でゴツくて老けて見えたけど、フリオニールほどではなかった/笑)。

あと、名前が珍しいなァと。このゲームは前述のとおり、キャラの名前を自分の好きなように変えられるので、私はフリオリールという名前でゲームしたことはないのですが、主役4人の他の名前(マリア・ガイ・レオンハルト)は他のマンガやゲームで見たことあるけれど、『フリオニール』という名前は未だに何処でも見たことがない。これってある意味すごい個性だと思う(変えられるけど/笑)。ちなみにこの名前を見る前、友人の話を聞いているだけのときにこの名前をずっと不良ニールだと思っていたというのは、秘密の方向で(謎)。

鏡 魅羅【 ときめきメモリアル ~ forever with you 】

2006年01月03日 | ゲーム
恋愛SLGの人気シリーズ、コナミの『ときめきメモリアル』シリーズ第1作目『ときめきメモリアル』に登場する少女。このゲームに関してはSS(セガサターン)版の『ときめきメモリアル
~ forever with you』と『対戦ぱずるだま』、PS版の『ね★クイズしよv』しかプレイしていないので、その中だけのイメージで語ります。
鏡さんは11月15日生まれ、蠍座のO型。私立きらめき高校在籍で、プレイヤーキャラと同学年。部活には無所属だがファンクラブ(というか親衛隊数名)はあるらしい(笑)。お色気担当のグラマラスな美女で、学園の女王様(?)。相手に対しても相当のルックスを要求し、『forever ‥‥‥』ではプレイヤーの『魅力』のパラメータを上げないと登場しない。声は五十嵐 麗氏。
初登場時、パラメータによっては15歳で登場することになる(んだよなぁ)、しかし「本当に高校生か?」 ‥‥‥ つーか「こんな高校生いたらイヤだ」というくらいやたら高飛車ですごくプライドが高い。「~しても、よろしくてよって台詞、久々に聞いた(笑/次に聞いたのは『サクラ大戦』の神崎 すみれかなぁ)。お蔭でセーラー服が微妙に似合わないっぽい ‥‥‥ 最初見たイラストがたまたま制服着てなかったので、先生かと思ったョ ‥‥‥ マジで。
で、そういう女王様タイプのキャラクターなのでプレイ中も「どうかなぁ」と思っていたのですが。実は家はあまり裕福ではなく、4人もいる弟の母親代わりになっている家庭的で苦労人(笑)なお姉ちゃんだと判明。仲良くなってもデート後に家まで送らせてもらえないのは、そういう理由らしい(家を見られたら自分のイメージを崩されるため)。家庭的といえば、クリスマスパーティのときに風邪を引きそうな鏡さんにコートを貸すと、返してもらったときほつれたところが直してあるというイベントがあったり。弟が熱を出したと言ってデートをキャンセルする、というイベントがあったり。
そういえば、ときめき状態でお誘い電話に出るときには、後ろで騒ぐ弟たちを叱るというコメントが入ることもある ‥‥‥ すっごいしっかり者のお姉ちゃんっぽくて可愛い。でも1番気になるのは、彼女の呼ぶ弟の名前に「割」という子がいること ‥‥‥ フルネームだと鏡 割!?(笑)この子の名まえの印象が強すぎて、他の弟の名前は分からないが、みんな漢字1字の名前。いやこの姉ちゃんの『魅羅』って名前も、「魅羅(ミラ)」=「ミラー(鏡)」で安直だとは思うけど(『ときメモ』はたまにそういう言葉遊びをするけどね、『古式ゆかり』とか。『紐緒 結奈』って‥‥‥「紐を結う」からきてるっぽいし。意味わからん)。

彼女がこんな風に、自分が美人であることをアピールし男を下に見るような振る舞いをするのは、中学生時代に好きな男の子に振られたのがきっかけで、「男は綺麗な女が好み」だと思い込み「自分を振った男(世の中の男子全般)を見返してやる」的なところから、らしい。それから生まれ変わろうと決心したらしいが ‥‥‥ 高校入学時には既にあんな調子で、よくここまで変われたなぁと(笑)。それだけの努力はしたんでしょうね、でも体型は遺伝子が入ってると思うから、やっぱり原石だったんだろうなぁ ‥‥‥ でも、あんな性格になる必要性がどこにあったんだろう(笑)。
まぁ根底にあるのが「見返してやる」なので、自分からそういう風に変わったというよりは、自然となってしまったのかも知れないけど。でも、余計に男の人に敬遠されるような気がするんだけれどなぁ、ああいう態度。私は女なのでよく分からないけど、ああいう女王様っぽい性格・態度の女の子でも見た目がよければいいと思うんだろうか。ファンクラブみたいなのや追っかけ(‥‥‥ というか、下僕?/笑)みたいなのもいたし。この辺が、なんだか腑に落ちない。とりあえず、こういう高飛車で自信家なキャラクターって見るのが初めてではないから(『GHOST SWEEPER 美神』の美神 令子なんて、これに「守銭奴」が加わるしね)、あとはそれ以外のところでどれだけ“いいところ”があるか、なんでしょうか。
その点、まぁ鏡さんの場合「実は家庭的」なので結果的にはいいんでしょう(いいのか)。お化けが大の苦手だったりするし。個人的には、第一印象はともかく、ゲーム終了時には「意外と可愛い」に切り替わり。『ね★クイズしよv』のある条件をクリアすると登場する数年後の鏡さん人気モデルになってるけど、髪がショートになってかなりカッコよくなって。『ときメモ』シリーズの中では好感度はかなり上位にいる女の子です。

ペガサス星矢 【聖闘士星矢】

2005年12月01日 | 20世紀のアニメ

車田 正美先生原作のマンガ『聖闘士星矢』の、その名の通り主人公。で、天馬星座(ペガサス)の聖闘士。
12月1日生まれの13歳、射手座のB型。アニメ版の声は古谷 徹氏。体重は忘れたが、身長は原作では165cmなのにアニメ版は156cmだった ‥‥‥ それは誤植か? 誤植じゃないのか!?(笑)

あぁもう好きですよ、聖闘士星矢このマンガがなければ、もっと別の人生歩んでました。きっとこんなブログ作ってないし、HPだって作ってないばかりか、ネットだってしてるかどうか。こんなマニアックなことなど知ることもなく、もしかしたらこの世にいなかったかも知れない(大マジ)。そのくらいの影響を私に与えた、偉大なマンガなんですよ私にとっては少なくとも。
その主人公である星矢は、最も好きなキャラクターの一人。ちなみに同じくらい好きだったのが、同じ主役の青銅聖闘士5人衆にいる、アンドロメダ星座の瞬と鳳凰星座(フェニックス)の一輝でした。好みの傾向、ここでは全然分かりません(笑)。とりあえず、暖色が似合うってコトでおいておいてください。
 
そして星矢の場合は、やっぱりあーいう熱血タイプなところが好きでした。一生懸命さというか、ひたむきさというか。何度「騙されてる!あんた騙されてるよ!」と後ろから叫びたくなったコトか(おい)。特に、沙織お嬢さんに。これをリアルタイムで見ていた頃の私は12歳前後でしたが、それでもその位のことは分かりましたよ ‥‥‥。でも、最後にお姉さんが見つかって良かったね(原作)。一番最初、沙織さんが「自分の言うとおりにしたら姉の捜索に協力してやる」とか言っていたの、憶えてますか? つーか、魔鈴さんは何だったんでしょうか。
 
‥‥‥ とまぁ、このキャラについては他にもツッコミどころ満載なんですが、そこをツッコむと『聖闘士星矢』という作品のみならず車田正美作品のキャラ全体、それどころか当時のWJ(週刊少年ジャンプ)の作品の殆どに同じツッコミをしなくてはならなくなるので(笑)おいておきましょう。例えば、「不死身すぎ」とか「年齢詐称だろ」とか、「義務教育はどうした!」「戸籍はあるのか!」「つーか『基本的人権』って何?」(謎)とか、ね。
そういえば、昔『アニパロコミックス(JUNNIOR)』で連載されていたMARIKO先生の『クラッシャー列伝』と岡本 章先生の『学園英雄伝説』シリーズが大好きでした。はい。『聖闘士星矢』のキャラクターが、普通に学園生活を送っていたので。ちゃんと苗字もついていたし(パロディなので創作ですが)。
 
最近は原作にないオリジナルの新編が映画化したり、アニメ版十二宮編がPS2でゲーム化したり、また星矢に会う機会も増えましたが。
とにかく!全ての始まりは彼・星矢だった、ということで。一番最初に言ってみました。

天空のトウマ【鎧伝サムライトルーパー】

2005年10月10日 | 20世紀のアニメ
昭和最後の年に放映されたサンライズ製作のアニメ『鎧伝サムライトルーパー』主役5人のうちの1人。大阪府の和泉辺り出身で昭和47年1010日生まれの14歳、天秤座のAB型。声は竹村 拓氏。
本名は羽柴 当麻。豊臣(羽柴)秀吉の子孫で「太閤関白の流れを汲む者」とは本人の弁。風を操り『智』の心で悪を打つ天空の鎧戦士。蒼い鎧を身にまとい、武器は翔破弓という弓。得意なスポーツはアーチェリーと弓道。
IQ250の超天才で、敵からも「知将・天空」などと呼ばれていたが、TVシリーズでその頭脳が発揮されることはあまりなかったような(笑)。TVシリーズ終了後に出たOVA『ニューヨーク編』での「あんまりカッカしなさんな。ストレスは体を酸化させ、太るもとになるんだぞが多分、最初で最後の知的な台詞。一応、次のOVA『輝煌帝伝説』でも、対戦相手・ムカラの台詞(スワヒリ語)を瞬時に記憶しその解読に役立ったこともあるけれど、そのくらいかな(くらいって)。

私、『鎧伝サムライトルーパー』の中では彼が1番好きです。放送終了3年後に飼い始めた猫に「当麻」と名づけるくらい、当麻ファンで(笑)。実際、『鎧伝サムライトルーパー』の主役5人の中では結局は1番人気だったらしく、ドラマCDのシリーズ第1作目は『天空伝サムライトルーパー』で主役はもちろん彼だった。

しかしこの人、断片的にツッコミしたいところがたくさんある。
まず、大阪府出身というプロフィール。今だったら確実に<こ>関西弁キャラになるところだろうが、当時は今ほど関西弁はメジャーではなく(コミックスを原作に持っているアニメに、そういうキャラがいることはあったけれど)、彼はTVとOVAシリーズを通して全編ずっと標準語をしゃべっていた。同人誌などでは、意外と関西弁をしゃべってますが ‥‥‥ つーか叫ぶときは8割がた関西弁(笑)。というか、きっと彼に関西弁を喋らせると他のキャラクターにもご当地の言葉を喋らせなければならなくなるから却下だったんだろうなぁと思う。
そして大阪府出身というプロフィールをフルに活用した彼の設定は、「プロ野球好きで大の阪神ファン」という点。しかも「アンチ巨人(というより巨人ファンが嫌い)」という細かい設定がなんとも。ちなみに私は巨人ファンなので、それを知ったとき「嫌われてるーッ!?(がびーん)」‥‥‥ とても哀しかった。マヂで。

あと、とにかく『鎧伝サムライトルーパー』っていうアニメ自体が、キャラクターの細かい裏設定が多かった。出身地や家族構成だけでなく、家業とか、その家族それぞれの性格に至まで。サービス精神旺盛で、楽しかった。‥‥‥ 捏造も楽しいけれど(同人誌界がすごかったもんなぁ ‥‥‥/笑)。
そんな中で、シリーズ中に両親の声があったのって、当時10歳の山野 純と彼だけだったような(笑)。CDドラマで出てきた、彼の両親。だから映像はなかったけれど、イラストはあった。父親はマッドなサイエンティストで母親は世界を飛び回るジャーナリスト。その母は18歳で当麻を出産、今は両親は離婚している、という設定。しかし、マッドサイエンティストっていう言葉というか職業というか、当時流行ったけど(流行ったの?)実際そんな人いるのかなぁ。

さて、ここまで優遇されているのに、実はTVシリーズ放映中は一番人気がなかったらしい。なんといっても有名なのは、<最終話直前ギリギリまで、武装シーン(主役たちが鎧を装着する、戦闘前の見せ場)が1度もなかったこと。結局、1度だけあったけれど。
それに、トルーパー側は人なのに対し相手は四魔将、つまり1人あぶれる計算になるのですが、その1人が彼でした(一応その後他の敵キャラ・迦遊羅が出てきましたが、好敵手というかどうかは ‥‥‥)。

また、他のキャラは迦雄須のアドバイスに悩み、その間に魔将に襲撃され‥‥‥という話が1話分あったにもかかわらず、彼だけはそれがなかった。何せ彼は頭がよすぎて、悩むまでもなくすぐに悟ってしまったという(笑)。頭がいいのも考えものだと、その時ちょっと思いました。
でもそうやって魔将に囚われることなく、主人公・リョウとちゃっかり2人だけで一緒に行動し、その上頭脳プレーで一挙に目立つ。お蔭で、「おいしいトコをかっさらう」キャラクターとなってしまいました。

でもまぁ、それで良いんでしょう、彼の場合は。大好きですよ、本当にもう。

修羅王シュラト【天空戦記シュラト】

2005年10月10日 | 20世紀のアニメ
平成元年4月から1年間放映されたタツノコプロ製作のアニメ『天空戦記シュラト』の、タイトル通り主人公。昭和47年10月10日生まれの16歳で高校1年生、天秤座のO型。声は関 俊彦氏。人間界での名前は日高 秋亜人(シュラト)
この人の場合、まずその名前に注目。「秋亜人」で「シュラト」と読ませる辺りがすごい。アニメ雑誌や同人誌などでよく「修羅人」と誤植されていたが、それは仕方ないと思う。ていうか、誰でもそう思うだろうよ「修羅王」なんだから。

このアニメ、当時『聖闘士星矢』と『鎧伝サムライトルーパー』と同じ「美形男子がいっぱいの鎧モノ」ということで、二番どころか三番煎じ、マイナーながらかなり人気の高いアニメでした。大好きなのですが、うちの地元では放映されていなくて専らアニメ雑誌で情報を得てました。インド神話をモチーフにしたこの物語は言葉も設定もやたら専門的で難しくて、アニメ雑誌やインド神話の予備知識ナシでは理解できないだろうと思われる。

さて。そんなこんなで彼は、いきなり調和神ヴィシュヌによって人間界から天空界に『転生』させられ、この天空界のために戦う神将『八部衆』の1人・修羅王になるんですが。

シュラトは、少々お調子者だけれど要領がよく適応力抜群、正義感あふれる明朗活発な普通の少年。拳法が得意で、第1話でも人間界で親友でありライバルでもある黒木 凱と日本武道館で拳法の試合をしていて、その最中に転生させられていた。
その凱も一緒に天空界へ転生させられていた訳だが、天空界にて再会した彼は豹変していて、驚いたシュラトの台詞は当時いろいろ物議を醸した(笑)
「どうしちまったんだよガイぃぃぃ!」とか
「あの優しかったお前は何処に行っちまったんだよぉぉッ」とか。
ことあるたびに「ガイぃぃぃ!」とシャウトしていました。今こう書くとそうでもないが、あの頃は ‥‥‥ まぁ、今で言う「腐女子」の餌食になった、という(苦笑)。声優さんのイベントなどでは「愛してるぞガイぃぃぃ!」とか言ったというから、筋金入り。

シリーズ後半では、このシュラトとガイが双方「創造神ブラフマー」の後継者候補となったからさぁ大変、という物語展開だったけれど。結局、シュラトを自分の剣で刺したときガイは最後の最後で正気に目覚め、シュラトをかばって死んじゃうんだよね、確か。
で、シュラトの体にガイの魂が入り込む、という。「僕たちは、二人で一つ‥‥‥」なんて言って ‥‥‥ これまた、腐女子歓喜の対象(笑)。
で、シュラトの体内には2人分の魂と自我がある訳だけれど、その2人が会話する精神世界のシーン、海岸の砂浜で話をする2人がスッポンポン(死語)という ‥‥‥ またこれが腐女(以下略)。

で、この人・シュラトというと。結局、人間界に帰らずに天空界で神様になっちゃったという。「それでいいのか!?」とツッコミを入れたくなるんですが、いかがでしょうか。
このアニメ、脚本があかほり さとる氏で。CDドラマとかもテンションがやたらと高く、よくぞこんなマニアックな何もかもが受け入れられていたものだと、これこそが時代の力(?)なのかと思います。何ていうか、こう ‥‥‥ 言葉では表現しにくいですが、いい味出してました。いろんな意味で。

10月10日生まれ特集

2005年10月10日 | 20世紀のアニメ
特集と言っても、2人だけですが(笑)。この2人も同じ誕生日のキャラクターです。
10月10日はぞろ目で、しかも昔で言うと祝日「体育の日」だったせいか、この日が誕生日というキャラクターは意外と多かったのかも。でも、よく同人誌などではネタにされていました‥‥‥「正月野郎」って(苦笑)。何故こんな風に呼ばれているかは、聞かないでください。「十月十日」(とつきとうか)という言葉の意味が分かれば、わかると思いますので。
では、「正月野郎」を2人紹介しましょう。

妹之山 終【Combination】

2005年09月26日 | マンガ
聖りいざ先生のマンガ『Combination』に登場する青年で、妹之山財閥4人兄妹の三男坊。11月29日生まれの射手座、B型。やや童顔だが21歳。愛車はハーレーダビッドソン、好きなブランドはアーミー系、趣味はサバイバルゲームで特技は格闘ゲーム。「妹之山財閥のセキュリティ部門担当」とは次兄の弁。自分名義の島を丸ごと基地にしてしまい、武器弾薬を持って侵入してくるプロの傭兵まで自力で排除できるという、4兄妹の中で最も健康的で活発、陽気で豪気な生命力溢れる超アウトドア青年。頭脳労働は兄たちに比べれば門外漢にみえるが、ゲーム的な戦略や捕虜の扱い(笑)などでは頭の回転の速さを発揮する。

とにかく明るくポジティブで、人懐っこい太陽のような気質の持ち主。物心ついたときには既に両親は他界しており、また自分が母体を犠牲にして生まれたということを知りつつも鬱屈を見せず、むしろそんな母親に感謝し前向きに生きている。また、自分を教育してくれた兄・始(長男)と続(次男)には頭が上がらず、異母妹・秋子にはやや甘いが、お互いを絶対的に信頼している。

弱い者に対してたいへん面倒見がよく、守ると決めたものは必ず守り抜くという信念を持っている。幼い頃スイスの別荘でテロリストに襲われた際、秋子と義母(秋子の母)を庇って独り戦い、脇腹などに重傷を負った。そのときの傷痕は今も残っているが、それを名誉の負傷と誇りに思っている。また、同い年の青年・澤田 俊郎とは、殺人ウィルス『パンドラの箱』を巡る事件で続から「追手から彼を守れ」という命令を受ける形で知り合ったが、今では無二の親友同士。

しかしこの名前、田中 芳樹先生の小説創竜伝に登場する竜堂 終と、ポジションも性格もよく似ているけれどいいのかなぁ ‥‥‥(つーか、それを言ったら、『』『』『』と続く兄弟の名前もパクリだ)。CLAMPのマンガ『CLAMP学園探偵団』『X』などに登場する妹之山財閥と同名というのは、聖りいざ先生が元・CLAMPのメンバーだったことに由来すると思われる(clampとは「芋の山」の意)からいいとして。ちなみに、『CLAMP学園探偵団』『X』に登場する妹之山財閥の御曹司・妹之山
(あまる)という少年は、『Combination』の妹之山財閥とは一切関係ない。‥‥‥ こうやって書くとややこしいなぁ。前述の竜堂4兄弟も、末っ子の名前は『余』だしなあ。どうなんだ、一体。

で、この妹之山 終って青年は、この『Combination』というマンガの中では一番好感がもてるキャラクター。妹之山兄妹の中では、おそらく一番の常識人ではなかろうか(笑)。特に、困った人を放っておけない、あの人の好さ!あんなヒネた大人たちの中で、随分といい子に育ったものだよホント(次兄・続からの教育で、一時は「人間なんて信じられっかー」って時期もあったらしいけど/笑)。
ただ、島全体を基地にしたり海外のプロのエージェントを相手に「サバイバルゲーム」と銘打って戦争ごっこをしてしまうあたり、物事の感覚はやっぱりちょっとスケールでかい。まぁ財閥の息子だからね(そういう問題だろうか)。

そんな、とことん体育会系な彼ですが。話すこと、特に、俊郎が自分の過去を聞いたときに語った、親や人づきあいに関する考え方や哲学のようなものは、けっこう頷かされる部分がありました。特に驚いたのは、誘拐されたとき父親に「自分の身は自分で守れ」突き放された、と話す俊郎に対しての言葉。

「何それ、すっげー過保護。 仮にだ、子を憎んで死んでくれたらと思ってる親だったら、 わざわざ自分の身を守れなんて言わねえよ」

「お前の親父が言っていることは正しい。望んで生まれた訳でなくても、 金持ってる家に生まれた以上、自衛は絶対に必要だ。 仕方ないよな、物理的に人より恵まれてるんだから」

また、父親との衝突を避けてきた俊郎に対しても、いろいろ言っていました。

「人って鏡だからさ、 好意を向ければ好意で返されるし、敵意を向ければ敵意が返ってくる」

‥‥‥ とか。
こうやって見ると、えらく悟った21歳だなぁ(笑)。環境が環境とはいえ、やっぱりここの兄妹は総じて賢い。その中でも、一番人間っぽい(謎)魅力を持っているのが、この妹之山の三男坊・終だと思うのです。

フルート【ハーメルンのバイオリン弾き】

2005年09月23日 | マンガ
エニックス(現・スクエアエニックス)発行の少年マンガ月刊誌『ガンガン』に連載されていた渡辺 道明先生のマンガ『ハーメルンのバイオリン弾き』に登場するヒロイン。カスタット村出身かと思いきや。その正体は、赤ん坊の頃に戦災から避難したまま行方不明となっていたスフォルツェンド公国の王女。その証拠として、ある一定の条件を満たす(入浴後に突如現れたことから、条件は恐らく肌の表面温度の変化 ‥‥‥ でもよく憶えていない)と、彼女の背中には王家の者の証である大きな十字の痣が現れるという魔法が施されている。家族(血縁)は、公国の女王である母・ホルンと、冥法王ベースに捕らえられている兄・リュート。

このマンガはによってTVアニメ化されたのですが、原作(コミックス)版とアニメ版とでキャラクターの性格設定と物語の傾向が「これでもかッ!」ってくらい全然違う !! というので、当時話題に。キャラの立場的な設定や基本的なエピソード構成は大差ない(ハズ)なのに、原作では無茶苦茶なまでにてんこ盛りのギャグ要素が、アニメでは微塵も残さず一切排除されたため、物語展開がシリアス過ぎて暗いのなんのってもう(苦笑)。ちなみにCDブックでは原作通りの“はちゃめちゃギャグ”だったらしいが、その辺はよく知らない。でもまぁそんな訳で、原作はずっと読んでいたのにアニメ版は殆ど観なかったため、ここでは原作の方を中心に思い出しながら語ります。

このフルートという少女、田舎村の普通の女の子として育っていたところ、ある日とある事件で主人公・ハーメルと出会い、共に旅をすることを決意。鬼畜な主人公(どたばたギャグマンガですから)のハーメルにいろいろとコキ使われ利用され寿命を削られ、途中何度かプッツン切れながら、それでも大魔王ケストラーの息子という彼を見捨てない、という最大の理解者。明るく前向きでとても心の優しい素朴な少女だが、その慈悲深い姿勢はスフォルツェンド公国の王家(女系)の特徴らしい。その心から、一族の女性の持つ能力である治癒の術も使えるように(でもホルンはそれで、寿命が短くなっていたような
‥‥‥)。
実の親には捨てられたと思っていたため、自分の親のことを知ったときもホルン女王のことをあまりよく思っていなかったようだが、戦いの中で和解。しかしその後も、王女として公国に残るより北を目指すハーメルについていくことを選んだ。

さて。フルートといえば、一番印象に残っているのは着ぐるみ姿なんですが(笑)。しかもサルダチョウバニーちゃん姿にもなっていた気がする ‥‥‥。とにかく、ハーメルが「勇者の一行」というより「旅芸人の一行」といった形でいろいろ芸などをさせるので。見ていて憐れだった
‥‥‥ 本人も言っていたけど「ヒロインなのに」って。この物語、人間と魔族との戦いが描かれている“戦闘もの”なんですが、ハーメルの武器はバイオリンでその曲で人を操る、というもの。そこでフルートはマリオネットにさせられる訳ですが(最初の頃だけだったけど)、何せ自分の意志に関係なく強制的に戦うので、いろいろな負担から寿命を削らされるという ‥‥‥。ここまで主人公にひどい扱いを受けるヒロイン、私は彼女以外に見たことがない

普段の服装はあまりオシャレといった感じではなくて、何となくそのまま牧場とかにいそうな感じ(笑)。ボサボサの髪を2つにくくって、大きなリボンが正面についた帽子がトレードマーク。そして、スフォルツェンド公国編では、王女のドレスを着て髪も下ろしてサラサラという、清楚な姿を披露。けっこういろいろな側面を見せてくれるかわいいお姫様でした(あんまり「姫」って感じではないけれど/おい)。