フェレーロの独り言

私フェレーロ(仮名)が経済や日常を中心に分析、自身の考えを時事書き込んでいく日記帳です。

夢のガン治療が2,3年後に実用化?

2016-11-17 21:17:20 | 日記

http://www.mugendai-web.jp/archives/6080

最初にこの記事を読んだ時は「また眉唾の記事だろう?」と思っていましたが、どうやらそうではないようです。

既にネット上で議論が交わされていますが、どうも記事を読んでも理解が追いつかない人が多いようなので、取り上げてみました。

近赤外線と云うのは1番身近なものとしては太陽光の約半分が近赤外線です。有名な紫外線が皮膚の老化を促進したりするのは有名ですが、紫外線はあまり深くまでは浸透しません。せいぜい表皮と真皮(皮膚の下のところまで)までしか届きませんが、近赤外線は筋肉まで浸透して貫通力がとても高いのですが、紫外線と違い研究がまだあまりされておりません。紫外線が有名過ぎるせいでしょう。だが太陽光に含まれる紫外線はたった10%しかありません。

ガンと云うのは正常な細胞が何らかの要因で異常変異を起こしたもの。つまり細胞組織を破壊しようとすると、正常な細胞まで同時に破壊してしまい、重大な副作用を起こす治療が多いのが最大の難関でしょう。従来の治療の殆どがこの副作用との戦いであった。強力なガン細胞を攻撃する薬は同時に正常細胞まで破壊してしまう。

ところがこの治療法だとガン細胞だけに決着するIR700という色素をまず体内に取り込ませ、ガンと結着した所で近赤外線を当てるとこの色素で染め出された場所、すなわちガンだけが破壊される、と言う方法です。確かにこれならIR700と結着しない通常細胞は破壊されないため副作用もほぼ皆無でしょう。

既に300人の検体テストを行っている、との事なので結果は早晩発表されると思われます。もし成功すれば本当に沢山の命だけでなく、抗がん剤の副作用からも開放されるのです。

これはまさにノーベル賞を10個もらってもおかしくないほどの発明であると思う。どのステージのガンにまで効果があるのか?など疑問点はまだありますが、それも結果が発表されてからのお楽しみですね。


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