今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

全人的医療

2007-11-15 01:49:48 | 教育
電車に揺られて、滋賀に来ています

最近、何回か滋賀医大のポリクリをお手伝いしています

滋賀医大では総合医診療部の三ッ浪先生を中心に「一般市民参加型全人的医療教育プログラム」に基づいた実習を、平成17年から行っています

その中の6年間一貫患者訪問実習というカリキュラム

それを評価する意味で、グループディスカッションが組まれています

「フォーカスグループインタビューの司会者役は外部の人間で」ということで、上司の鈴木先生がお手伝いしていたのですが、もっと人手をという事で私も参加することになりました


研究の要素もありますので、あまり詳しい内容はかけませんが、フォーカスグループインタビューの司会も結構大変です

「どうやって学生さんに気持ちよくしゃべってもらうか?」
「誘導的になりすぎていないか?」

話しやすい雰囲気をつくる目的で、アイスブレークとして自己紹介をしてもらうのですが

ソフォトボール部(何と男女混合)、ヨット部(琵琶湖が近いからでしょうか)、ハンドボール部などなど

滋賀医大にはうちの大学に無かった部活が結構あってびっくりです


ところで、フォーカスグループインタビューの司会者

うまくできているのか、いないのか?

できればネガティブフィードバックも欲しいのですが

外部協力者という事もあり、あまりつっこんだ指摘はまだいただいていません


ネガティブフィードバックと言えば、来年からレジデントをやるにあたり、とても楽しみにしている事があります

ずばり「評価をしてもらえること」

自分が学生、研修医の頃は臨床の評価をしてもらえるような時代では無く、

最近は自分が教育する側として評価をする事が多く

中間指導医としてのできばえは、けっこうしっかり評価するシステムが確立されていますが

純粋に自分の臨床能力、医療面接や身体診察等は評価された記憶がありません

「慢性評価シテシテ症候群」に陥っていましたが

来年からは嫌という程、ネガティブフィードバックをいただけるかと思うと楽しみです

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