LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

福岡ミーティング(1月)を行いました。

2014年02月11日 | Weblog
2014年1月19日福岡ミーティング

福岡市男女共同参画センター「アミカス」にて。
参加者30名(うち初参加の方15名)でした。
3か月ぶりの交流会、午前中は藤見里紗先生による性教育授業。先生が女子大勤務中にされていた性教育の授業を体験させていただきました。
男らしく・女らしくというようなジェンダーバイアスと戦争の時代の関係や、ホモフォビアにも高齢者の性・障がい者の性などへの否定的な感じ方にもリプロダクティブバイアスが関わっていることなど、セクシュアルマイノリティをいろいろな角度から眺めるヒントを学びました。

午後の交流会では、簡単な自己紹介のあとグループでフリートーク。個人のライフヒストリー・社会制度への意見・教育への希望などさまざまなことが話題になりました。自己紹介の時に福岡ミーティング1回目から参加してくださっている当事者さんが、「『つなぐ会』に参加した日は私の第2の誕生日」と発言されました。そのお気持ちを文章で寄せてくださいましたので掲載させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2011年7月、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」福岡での第一回ミーティング。

これまで生きてきて初めて自分自身のことを自分の口から話し、この時から自分探しが始まりました。

中学時代のぼんやりとした違和感から始まり、周りの恋愛話も上の空。
世間一般の流れに沿って結婚するのが当たり前の時代、結婚の義務として子供をもうけ、必死で子育てしてきました。
その間は自分のぼんやりとした違和感なんか考える暇がなかったです。
子育てが一段落した時、やっと自分に向き合える時間が出来ました。
その頃に我が家にもパソコンが導入され、ネットでの違和感探しが始まりました。
たくさんの検索を行いましたが、ぼんやりとした違和感が解消されることはありませんでした。
明確にこれだと分かるものに出会えなかったのです。

パソコンが導入されて十数年経っても相変わらず違和感は拭えず、周りにはストレートな夫婦や友達がいて、この違和感は一体何なんだろうと頭がグルグルになっていました。
そして2011年7月、その日がやってきたのです。
新聞に掲載されている記事を見て一週間悩み、ようやく電話でミーティング参加を申し込みました。
その時の自己紹介でこれまでの自分の違和感や思いを一気に話しました。
とにかく自分が何者であるのか知りたかったのです。

つなぐ会に参加して、実際に当事者の方やサポートされている方々にお会いして、自分が知らなかったセクマイに関する言葉をたくさん知りました。
それから新たな自分探しが始まり、一年後の2012年7月ミーティングの時にやっと自分が何者であるのかをお話しすることが出来ました。
その時にはぼんやりとした違和感は無くなっていて、喉に詰まっているものがストンと落ちたように、すっきりと気持ちは晴れやかになっていました。
これが自分なんだと自信を持った自分がそこにいました。
今の自分は本当の自分と言えます。
若かりし頃に本当の自分を知っていたならば、今の生活とは180度違っていたと思います。
やり直しが出来るのならば、本当の自分で人生をやり直したいです。

ターニングポイントである2011年7月、新たな自分が生まれた時。
つなぐ会と出会い自分探しが出来たことで、これからの人生をどう生きて行くべきかを考えるようになりました。
そして、もっとたくさんの人達に知ってほしい、そう思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第61回神戸ミーティングを行... | トップ | 第62回神戸ミーティングを行... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事