LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

東京レインボープライド2016と「カラフルランチ交流会」の報告

2016年05月14日 | Weblog

4月29日から始まった「東京レインボープライド2016」は、天候にも恵まれ、5月7日(土)、8日(日)のフェスタ&パレードの開催をもって、無事終了しました。 主催者の発表によると、パレードのフロート数は18、イベント広場でのブース出展は約120と、いずれも過去最高となったとのことです。 また、動員も過去最高で、7日のフェスタが23,000人。 8日のパレードの日は、パレード4,500人、沿道&会場43,000人で、47,500人。 フェスタ&パレード2日間合計で、70,500人を記録したとのことです。

5月5日には、NPOハートをつなごう学校、認定NPO法人SHIP、つなぐ会共催で「ハートをつなぐ:カラフルランチ交流会」が開催され、SHIP代表 星野慎二氏、ハートをつなごう学校代表 杉山文野氏、つなぐ会の東京理事が出演し、 「LGBTと家族」、「LGBTが働くとは」、「セクシュアリティに限らず皆にとって暮らしやすい場所づくりとは」というテーマで実りのあるトークが展開されました。出席者30名でした。

5月8日は、PFLAGの方3名とつなぐ会の会員が一緒にパレードに参加し、渋谷を歩きました。

フェスタ&パレードに参加した会員の方から感想をいただきましたのでご紹介します。

様々な人との再会は、世界をつなぎ、見識や知見を拡げ、理解を深める為の行動になっただろうか。

今年のTRP東京レインボープレイドは、政界を巻き込み、存在としての当り前を獲得しうる理解を得て、自由と平等の人権を誇示することに成功しただろうか。

わたし個人としてはまだ2回目の参加であるが、1年を通じての勉強会や講演会を通じて人との出会いを大切にし、1年に1度の10日間に及ぶレインボーウィークで、友人たちに再会できるTRPは、とても大事にし、楽しみにしている大切なお祭りだ。

つなぐ会の勉強会だけでなく、政治家や行政の担当官と話をし、性的マイノリティーと周りの家族や友人、または世間の人のために尽力し、命を救う活動に寄与できるのは何よりの喜びで、TRPはまた次の1年間を作るための大切な場所である。

私自身、つなぐ会は命の恩人だと思っている。 私の存在理由を明確にしてくれ、また、多くの参加者、とりわけいろいろな事情を抱えても前を向いて歩んでいるお母さん達から勇気を与えてもらった。大いに感謝している。

今年は2つに割れる悪い予想がするTRPだった。 理解増進法や差別解消法の対立が心配だったが、お祭りが始まるとその様な心配は戯言だったかのように、何も事件が起こらなくて本当によかった。

今年も節目であるTRPが終わったが、当り前の存在としての人権を守るための闘いは、既に継続され、終わりが見えない。いや、終わりを見るための活動を続けるのだ。 (茶)


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第7回 名古屋ミーティングレポート

2016年05月11日 | Weblog

平成28年4月17日㈰  イーブル名古屋にて

参加者8名のうち、初参加者は3名。

Tさん(初参加)。FTM。社会人。FTMの診断を受け、先月からホルモン治療スタート。カミングアウト後、母親と会話できない。現在は家を出てひとりで暮らしている。

初参加のお母さん。お子さんが高校2年生でFTM。子どもが15歳の時にカムアウトを受けた。将来、手術と性別変更を希望している。
2年前に岡山大学病院を受診した。今は、生理を止める薬を使っている。学校はズボンでOKになった。

大学院生のUさん(初参加)。女性。アライ。セクシュアルマイノリティの友人がいる。ナイジェリアを中心とした文化人類学を研究。日本でセクシュアルマイノリティの人が家庭を作っていくことや、どうやって作っていくのかを知りたい。

MTFの子どもを持つ母親。7年前に子どもがMTFであることを知る。子どもは7年の間に手術をし、性別と名前も変更した。仕事もしている。
7年前にはトランスジェンダーは不審者扱いされていたが、最近は広く周知されてきたと思う。とはいえ、知人にLGBTがいるのはOKだが、近親者にはノーが多いと思っている。

そのほかMTF、バイセクシュアルの当事者、ビアンとゲイの子を持つ母親が一人ずつ。

高校生活の中で、FTMゆえに推察される子どもが直面する課題にたいして、FTMのTさんが先輩として自分の経験を交え、お母さんにアドバイスする場面もあった。
FTMの子を支援する側の母親と、カムアウト後母親との関係が悪化したTさん。
参加者それぞれ立場の違う者どうしが安心して話せる場として、つなぐ会のミーティングは意味があることを実感した。当事者だからこそ言える話や、きける話がある。
お母さんは最初、心配顔をされていたが、時間がたつうち、表情が明るくなった。
ほかの参加者も徐々に打ち解けて、笑顔が見られるようになったのはミーティング効果でしょうか。目に見えるところは変わらないけれど、先ずは心を軽くすることができれば、きっと道は開けて行くと信じます。     
(S)  

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東京ミーティング(4月3日)の報告

2016年04月30日 | Weblog
2016年4月3日に東京ミーティングを開催しました。
参加した方から、その時の感想を書いていただきましたので、ご紹介します。



4月3日のつなぐ会のミーティングに参加しました。

春爛漫、お花見日和と思いきや、小雨が混じる中、私にとっては今年初めてのつなぐ会のミーティングへの参加にワクワクしながら向かいました。
顔なじみの方、初めてお会いする方もたくさんいらして総勢22人の参加でした。
輪になってグランドルールを読み、まずは自己紹介。
遠方から参加された方が、何人もいらしてびっくり!
お会いできたことに嬉しく思いました。
皆さんそれぞれが、自分がいる場所で、自分ができることを頑張られていて、私も力をもらいました。
他にも、人生の先輩方々をはじめ、パートナーさんと参加された方々、勉強したいと参加された若い方もいらして、世代を超えた交流ができる、これこそがつなぐ会の良いところだと、改めて感じることができました。
後半、3つのグループに分かれて、教育や住宅事情、就職関係について話をしました。
私達のグループでの話では、学校の中で性別違和と思われる生徒へのケアの現状は、数年前と比べかなり変わってきているとのこと。
良い方向へ変わっているのなら良いのですが、校長先生の認識によって大きく左右されるというお話がありました。
住宅問題では、海外でのセクシャルマイノリティーカップルに対しての差別の話や、それに伴う子供への被害など、とても悲しいお話も伺いました。
aktaにあるパンフレットを手に取り、色々なコミュニティーに興味をもたれている方もいて、ミーティングへ参加したことで、また新たな出会いにつながるという、嬉しい連鎖が続くといいなぁ〜と思いました。

また、もっともっと力になるのが、5月のレインボープライド。
私も、初めて参加した4年前、こんなにたくさんの明るい仲間がいることを目の当たりにし、安心したと共に自分の中の世界観が変わったことを覚えています。

とにかく、つなぐ会のブースで、また皆さんとお会いできること楽しみにしています。



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あるレズビアンの方からの活動報告です!

2016年03月26日 | Weblog
私がLGBTへの理解を進める啓発活動を始めたのが、2013年7月。41歳の誕生日を迎えてから「さあ、やるぞ」と。その当時、行政の方々はLGBTについてご存じではありませんでした。何度も足を運ぶにつれ、私を通じて関心を持ってもらうようになりました。
昨年、公民館で人権の講師をしました。市民の方とやり取りをしながら、同じ目線になるように気を配りました。市民の方々から私を身近に感じていただいた実感、このような場を自ら作りたいと、2016年1月から、セクシュアルマイノリティを知る学習会を開催しています。毎月テーマを決めて、理解に繋がるよう構成しています。アンケートで、また参加したい、に○を付けられていて、嬉しいです。
講演会では、私の話から社会の中でのLGBTの存在を知り、置かれている環境に気付いてもらう内容にしています。話を聴かれた方々に考えさせ、自分はどうすべきか、これから意識してもらうことを目指しています。LGBTについてもっと学んでいきたい、存在を意識していきます、お聴きした話を身近にいる人へ伝えていきます・・私の話をそのまま受け止めていただけた、と確信できる感想です。
まずは、人々に関心を持ってもらうこと。性のあり方を知ってもらい、理解者を増やしていきたいです。「一人ひとりにそれぞれの性 ありのままでいられる社会に」、これは私の名刺の中の言葉です。これからも啓発活動を頑張っていきます。

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第18回GID学会ワークショップの報告

2016年03月26日 | Weblog

平成28年3月19・20日、東京で第18回GID学会が開催されました。つなぐ会ではワークショップ「カミングアウトというバトン」を行いましたので報告します。
 このワークショップではGIDの子どもを持つ母親、父親5人と親子一組(母親と当事者)の7人が発表者となりました。そこではカミングアウトをした時の子どもの心境やカミングアウトを受けた時の親の思い、感じたことなどが率直に話されました。たまたま全員FTMの子どもの親が集まりましたが、やはりカミングアウトを受けた時の親の対応は様々です。ただ、どの親も子どもが言っていることの意味がすぐに理解できたわけはなく、表面上は何とか平静さを装ってみたり、子どもが何か勘違いをしているのではないかと子どもの言うことを強く否定したりしています。
しかしその後子どもから渡されたGID関連の本を一生懸命に読んだり、とにかく子どもにいろんなことを問いかけてみたり、子どもの考え方を何度も確認をしてみたりと子どものことを何とか理解しようとする親の必死な行動が見られました。同時に子どもを守ろうとする親の本能的な行動なのか、専門医に受診させようとしたり、専門的な機関を探して相談しようとする前向きな行動も見られます。そして一度は子どものことを受け入れたと思ってみても、やはり何かのきっかけで気持ちがぐらついたり、思わず子どもに対して否定的な言動を取ってしまったりと子どもの状況を受けいれることはそう簡単ではないことがわかります。
子どもにしてもカミングアウトはしたものの、自分の状態が安定しているわけではないので悩みや葛藤は続いており、親にとりあえず宣言をして終わってしまいその後のコミュニケーションが途絶えていたりします。また中途半端なことを言って親を混乱させる場合もあるようです。
このように親子のコミュニケーションがうまくいかない時期もありますが、少しずつ親の気持ちが安定してきて考え方が変化してくると、今まで自分が知らなかった価値観に子どもが気付かせてくれたことに感謝する気持ちが生まれてきたりします。また子どもからも、最初は否定的であった親が今は自分を一番サポートしてくれる存在になってくれたことに感謝するようになります。
ワークショップの最後に、カミングアウトというバトンを受けとった親がこれから何をしていこうと思うか、親に課せられたミッションは何かとの問いかけがあり、それに対して多くの親が、自分と同じような親の相談相手になりたい、もっと一般的にGIDのことを知ってもらいたい、そのためには教育(学校)が大事である、とにかく親がやれることはやっていきたいと前向きに社会的な行動を起こそうとする気持ちを表していました。カミングアウトを受け入れる過程や時間の長さはいろいろですが、親が今そのような気持ちにであることを自分も同じ親として大変頼もしくまた印象深く感じました。

 ヒロユキ

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神戸ミーティングの報告(1,2月)

2016年03月26日 | Weblog
ミーティングの報告

(神28年1月24日(日)
 親だけの会
 普段のミーティングでは当事者、親、支援者などいろいろな人が参加されますが、今日は年に1回ですが親だけに限定したミーティングを行いました。17名の参加があり、ご両親で参加された方も3組ありました。子どもさんのセクシャリティはGIDの人が多かったですが、ゲイ、レズビアンの方もおられました。
 親だけの会の特徴としてはやはり、親のストレートな思いや悩みが語られることだと思います。子どもからカミングアウトされたがどうしていいのか分からない、子どもが自分でホルモン療法を始めてしまったがどう対処したらいいのか、祖父母にどう伝えたらいいのか、周りに相談する人が誰もいないなどそれぞれに切実な事情が話されます。それに対して他の親から自分の経験を踏まえての助言があったり、共感を交えた励ましがあったりと同じ悩みや経験をした親ならではの話が続きます。もちろん事情はそれぞれに違うのでアドバイスがそのまま役に立つことはないかもしれませんが、話を聞いてもらうだけでよかったり、何かちょっとしたヒントがつかめたりする方も多いようです。
 また親だけだったので参加しやすかったと言われる方もあり、今後もこの会は続けていきたいと考えています。

∧神28年2月28日(日)
 年が明けての初めてミーティングだったので、まず尾辻理事長から新年のあいさつがありました。つなぐ会が設立10周年を迎えたことの報告、そのような時に東京の渋谷区や世田谷区、関西でも宝塚市でパートナーシップ条例や要綱が定められたり、文科省より性同一性障害の児童・生徒に対して細かい配慮を学校に求める通知が出されるなど、最近のLGBTをめぐる状況はかなり目覚ましく、10年前と比べると隔世の感があることなどが述べられました。
ミーティングには22名が参加しました。初めて参加された方も4名おられました。両親で参加された方から、子どもからカミングアウトされたがどう対応したらいいのかとの話が出て、それをきっかけにカミングアウトをめぐることが話題になりました。実際に当事者の人で、近々親にカミングアウトしようかと思っているがどのようにしたらいいかとの話もあり、具体的なアドバイスも含めて改めてカミングアウトをする当事者の気持ち、それを受ける親の気持ちが話されました。
カミングアウトについてはいつも話題になる重要なテーマですが、親子の状況が様々な中ではこれといった正解はありませんし、そもそもカミングアウトすることが必要かとの考え方もあります。社会においてLGBTをめぐる状況はかなり改善されてきたとは思いますが、自分のセクシャリティを改めてカミングアウトしなければいけない社会のありようそのものについても考えてみる必要があるのではとの意見もでました。これからもミーティングの中などで皆さんと考えていければと思います。

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東京ミーティング(2月21日)の報告

2016年02月24日 | Weblog
2月21日、今年初めてのミーティング。
メール申し込みは少なかったものの、前々日からのTEL申込み、当日参加の方を含めて24人の方が集まってくださいました。
初めましての方が9人。
最高齢は私を飛び越し、70代の方が久々にお越しくださいました。
12月の例会に欠席したこともあり、グランドルールの読み合せも新鮮!
これからの3時間にワクワク、ドキドキ♪
まず、出版されて間もない、湯気が出ている『にじいろの本棚』(三一書房 \1,700税別)を紹介しました。
たまたま出版に関わった方の参加もあり、裏話、苦労話を交えての紹介は、興味深いものでした。
LGBTに関する報道が一気に増加した昨今ですし、企業での取り組みも話題になっていますが、同じような時代の繰り返しにならないよう、しっかり地に足をつけた活動が大切と思いました。
報告としては1月27日に行われた超党派議員による会合参加、2月16日の「学生×国会議員〜LGBTとAlly(支援者)の学生と国会議員の意見交換セッション」参加について報告がありました。
いずれもオリンピック・パラリンピックに向けていることにも関係していると思いますが、後者は法連合会の企画で、学生の力強いメッセージは素晴らしかったです。
いつものように自己紹介をしていただき、その後は24名という大人数だったので、4グループに分かれて、特にテーマは決めずにフリートーキング。
子どものホンネ、親のホンネが垣間見える貴重な時間です。
グループで話し合ったことは全員と共有。
打ち解けたところで第2部です。
疑問、質問のある方に参加者みんなで意見を言いながら、アドバイスも。
LGBTのお墓についての話も出ました。
私などはそう遠くない話です。自分自身、どう始末をつけて次の世?に行くのか…。
これはLGBTに限ったことではありませんが、「家」の墓に入れてもらえない、入りたくない、パートナーと一緒の墓がいいなどいろいろあります。
まだまだ先のことと思っていたり、今のことで精一杯という若い世代もいますが、いつかは向き合うことの一つだなと思いました。
LGBTだからという前に、まず人としてどう生きるかが大切なのでは、と感じる場面もありました。

ただ、この場に集っていると癒されるし、安心するし、勇気をもらったりします。
この場が愛おしくてなりません。
お久し振りさんの元気そうな顔を見ると、心から嬉しいし、初めての方が会場を後にするときに顔が上向きになっているのを見ると「大丈夫!一人じゃないよ!またね!」と心の中で声かけします。
今回は話がたくさんだったので、4月からのレインボーウィークについて、何をやりたいか等は宿題にしました。
アイディアをつなぐ会東京メールにガンガン送っていただきたいと思います。

ほっこりした気持ちとちょっぴり春を感じながら、新宿二丁目を後にしました。

りょう子

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第19回福岡ミーティング

2016年02月16日 | Weblog

1月17日、第19回福岡ミーティングを開催しました。

午前中は、「LGBT当事者、そして家族として~当事者と家族の苦悩と変化〜」
というテーマで 2組の親子にお話をしていただきました。
 悩んだり、落ち込んだりしながらも、今、私たちの前で話してくださるようになった4人のみなさんのお話は、深く私たちの胸に届いてきました。
 でもその一言ひと言に込められた思いを文字でお伝えすることはとても難しいことです。申し訳ありませんが、簡単にまとめて紹介させていただくことにしました。でも、参加した一人ひとりには、一言ひと言が明日への希望につながったと思います。

Aさん(FTM)
 幼少時から自分に違和感を覚えながら過ごしていました。周りの目が気になり、女性になろうと頑張った時もあったが、それは、とても苦しいことでした。
 最初に就職したところでは、男、女に区別され、働くのがつらくなり、退職せざるを得ませんでした。ありのままの自分を受け入れてくれる職場を探し、現在に至っています。職場では「個性的ね。」「あなたがあなたでいればいい。」と受け入れてくれ、日常でもLGBTについて話せるようになりました。悩みは減ることはないけれども、今は男性として充実した日々を送っています。

Aさんの母
 小さい時から、男っぽい女の子だと思っていました。でも、カミングアウトをうけ、どうしたらいいか、誰に相談したらいいか、悩んでいるとき、『つなぐ会』に出会いました。母(Aさんの祖母)にも参加してもらい、学習していく中で、考えが変わり、今ではAの応援者のひとりとして頑張っています。
 高校時代は、いつも不安を抱えていましたが、カミングアウトをうけてから、すっきりして、安心して見られるようになりました。Aは親を成長させてくれる存在です。

Bさん(MTF)
 小学校の頃から、違和感を覚えていました。
 大学生になり、自分は何者なのかと思い、未来のことを思い描くことができませんでした。でも、友だちが背中を押してくれ、少しずつ自分を受け入れていけるようになりました。自分がどう見られているか気になることはあるけれども、自分ができることから一歩一歩進んでいきたいと思っています。

Bさんの母
 幼少時から、病気で何度も生死をさまよってきたので、今、生きていることに意味があると思っています。『つなぐ会』に出会い、勇気と希望を与えられました。カミングアウトを受けてからは、友人はもちろん、ご近所をはじめ地域の中で、子どものことを話し、LGBTに対する理解を広めていくようにしています。少しでも、今悩んでいる人の役に立てばと思って、色々なことに取り組んでいます。自分らしく生きていってほしいと思っています。

質問もたくさんありましたが、一つだけ紹介します。
「少しでも“生きづらさ”をなくすためにはどんなことが変わったらいいと思いますか。」
 保育園、小学校で、男女に分ける場面が多くつらい思いをする。男女で分けない取り組みをしてほしい。プールの授業がとてもつらかったので、もっと工夫をしてほしい。カミングアウトできる社会であるためにも、小さいころからの教育が大切である。
LGBTについてもっと正しい認識を持ってもらいたい。多くの人が理解するようになると、もっと自分らしく生きていける。
また、戸籍を変えるための条件が厳しすぎる。もっとハードルを低くしてほしい。等々・・・切実な問題がたくさん出されました。一人ひとりができるところから取り組んでいけたらと思います。

午後のミーティングでは、初めて参加された方が9名もいて、いろいろな意見を交流することができました。
 LGBT であることをポジティブに考えていくようにしようという意見がたくさん出されました。「なんで自分は…」「普通に生まれたかった。」と悩んできたが、友だちから「あなたにしかできないことがいっぱいある。」と言われ、前向きに考えるようになり、充実した人生を送ることができていると話してくださったCさん。その言葉に、勇気をもらい、少し前向きに考えていきたいという声も聞かれました。
 今まで、LGBTの壁にぶつかり、LGBT の人しか受け入れられなかったが、今ではすべての人を受け入れられるようになった。「LGBT の人に対して○○をする。」ではなく、「一人の人間として何をしたいのか。」と考えるようになった。全ての人にそれぞれの状況に配慮して取り組むことが、LGBTの人たちにも生きやすい社会になるのではと思います。
 最近、マスコミでLGBTについて報道されることが多くなったが、知っているつもりになっているだけで、本当に当事者の気持ちがわかっているのかと疑問に思うこともある。等、たくさんの意見が出されました。 初めて参加された方が、今までもやもやした思いを抱えていたけれども、やっと学べる場ができたと話されたのが印象的でした。
「またお会いしましょう。」と、笑顔で帰って行かれました。



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第5回名古屋ミーティングレポート

2016年01月17日 | ミーティング

平成27年 12月13日㈰ 13:30より イーブル名古屋・第3研修室にて開催
参加者:5名・・・・うち初参加者:1名   

この日のメンバーはゲイのお子さんを持つ母親ふたりと、ビアンの娘を持つ母親、MTFの当事者、そして初参加の女子大生でした。
初参加の女子大生のかたは、自分は当事者ではないとのことでしたが、大学の卒業論文のテーマにLGBTのことも含め、当事者運動をテーマにしているので参加したとのことでした。

参加人数が少ないということもあり、最初から「卒論を書くにあたって、どんなことがききたいの?」というところから始まり、この名古屋つなぐ会の活動をどんなふうに広げていくか、また、マイナンバー制度についてLGBTから見た意見など、幅広い話ができ、少人数ならではの中身の濃い話ができました。

大学生のゲイの息子を持つお母さんからは、お子さんが大学のゲイサークルに所属しており、いろんな活動をしているというお話がありました。今度当事者としてテレビ出演されるという報告もあり、盛り上がりました。お母さんもお子さんの活動を応援しているとのことです。
お子さんの大学のゲイサークルに参加したり。(親と一緒に話しているのはうちだけだったとか。)
「アライを増やせばセクマイの環境が良くなる」という考えのもと企画したイベント、「アライウィーク」のこともお話しくださいました。

そんな中から、この名古屋つなぐ会の活動をどう広げていくかという話になり、LGBTに限らず、他団体と交流し、お互いの情報交換をする場に参加したらいいのでは、とか、こういう会があることを知ってもらうためにパレードなどイベントに参加することや、講演など、当事者団体がやっていることなども参考にして活動していけたら・・と意見が出ました。
幼稚園や保育園で親に向けての講演が大事だという意見も。自分の体験を踏まえて、「教育」の必要性を説かれました。
神戸スタッフのかたからは、福岡のある講演会でロールプレイを考えてやってみたところ、反応がよかったというお話もうかがえ、それぞれの地域で、それぞれ独自に活動しているということを具体的に聞くことができました。
勉強会の必要性も感じられ、あれもこれもと思うところですが、まずはやれるところから、というところで落ち着きました。

法律や用語にも話が及び、特例法のことや、「性同一性障害」という言葉も「障害」ということばをやめて、「性別違和」と言うことなども知りました。

以上です。

榊原

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東京ミーティング(10月18日)の報告

2015年10月22日 | Weblog
2015年10月18日に東京ミーティングを開催しました。
今回は、NPO法人aktaのセンター長の荒木順子さん(ジャンジさん)をゲストとしてお招きし、ご自身のセクシュアリティのこと、aktaのことをお話いただいた後、フリートークの時間を持ちました。
荒木さんは、ドラッグクイーンの素晴らしい衣装で、LGBTの基礎的なことから、HIV、AIDSのことをわかりやすい言葉で説明していただきました。
aktaは、ここ数年間はいつも東京ミーティングの会場として利用させていただいていますが、その存立の意義なども詳しく説明していただきました。
今後とも、よろしくお願いします。

参加した方から、その時の感想を書いていただきましたので、ご紹介します。



今までLGBTの交流会やイベントなどは参加したことが全く無かったので、今日のイベントはとても有意義なものとなりました。
特にいいなぁと感じたのは「カミングアウトした側」と「された側」両方の意見が同じ場所で同時に聞くことができたという部分です。
今まで私はトランスセクシャルとして生活してきて、自分自身は色んな人にカミングアウトしてきました。
その中で、私を受け入れてくれた人もいれば、当然ながら受け入れず音信不通になった人もいます。
そんな経験から、受け入れる人は受け入れるし、受け入れない人は受け入れない。
ただの二択で、シンプルだと思っていたのですが、カミングアウトされた側の人は、話を聞いた後、どんなことに悩み、どんなことを考え、どういう行動を取っていたのかは全く知らなかったし、考えようとも思ったことがなかったんですよね。
それを実際の体験談通して聞くことができたのはとても有意義でした。
もしかしたら、私が今までカミングアウトをして、「あまり良い反応ではない」と感じた人も、その後、色々と彼らなりに努力して理解しようと行動を起こしていたのかもしれません。
私は彼らは受け入れない価値観を持っていて、それはその人の価値観だから仕方ないと思っていましたが、自分の価値観を変えるため、新たな価値観、世界を見るために、私の知らない所で努力していたのだなと、感じることができました。
今まで一方的に考えていた「カミングアウト」に対して、反対側の意見を知ることができ、苦悩を知ることができて、自分はけっこう勝手な憶測で相手を判断してたんだなぁと反省させられました。

【相談できる場所があるすばらしさ】

カミングアウトの続きですが、これからカミングアウトをしようと考えている人が、実際にカミングアウトした人、された人にどうだったか話を伺う機会がありましたね。
あの時、経験者として色々な意見が飛び交っていましたね。
本来ならLGBTのカミングアウトと聞くと、とても「深刻で取り扱いが難しい問題」だと、私は思っていたので、言葉を選んで慎重に答えなくてはならないなと思っていたんです。
でも、あの時の雰囲気はまるで同じ趣味を持った仲間同士の他愛のない会話のように見えました。
別の言い方をすれば、「これから受験するんだけど、受験てどうなの?」という子供に対して、「大丈夫よ、コレはこうで、こういうものだから、安心して!」
と、ドシッと構えて気楽に応えている親子の姿みたいでした。
そこには笑顔があったし、和気あいあいとしていて、「重苦しさ」や「深刻さ」は感じられなかったですね。
よくよく考えてみると、深刻だったり、重苦しさを感じるのは、解決策が見えない問題に対して、どう対応したらいいかわからない人たちが試行錯誤しながら、知恵を絞ってアレコレやってる姿があり、それでちょっとした言葉や先入観、決め付けで当事者を傷つけてしまう可能性があるから重苦しさがあるのかなと。
今日会場にいた人は、すべて当事者(家族も当事者だと思います)であり、経験して問題を解決してきた人たちだし、集まっていた人たちにとっては、解決策も見えてるし、どう対応したらいいかも分かっているし、試行錯誤した結果、どういう風になったかが見えているからこそ、気楽に笑っていられるのかなと感じました。
不安になって、身動きもとれない人にとって、そんなドシッとした笑顔がある場所や空間、人たちはとても安心できるし、心の支えにもなると思います。
価値観も変化するだろうし、自分はここに居て良いんだ!という…自己肯定感?ですかね。
そういうものを一気にすべてもらえる空間なのかなと感じました。

ここと同じ雰囲気がすべての家庭環境に揃っていれば、セクシュアリティで悩み苦しむLGBT当事者はかなり減るんじゃないかなって思いました。

スザンヌ





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