LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

講演会「日本の同性婚を考える」(『ジェンダー・マリアージュ』同時上映)の報告

2016年11月27日 | Weblog
講演会「日本の同性婚を考える」(『ジェンダー・マリアージュ』同時上映)の報告
(10月22日(土)plug078にて)

昨年、渋谷区を皮切りに幾つかの自治体が同性パートナーシップ制度を始めましたが、「同性婚」にはまだ遠いようです。今回上映した映画『ジェンダーマリア―ジュ』は、アメリカ・カリフォルニア州の同性婚をめぐる歴史的な裁判を描いたドキュメンタリー映画です。カリフォルニア州は、2008年5月に全米で2番目の同性婚合法州となります。ところが成立からわずか6カ月後の11月に、同性婚を禁止する「提案 8 号」が出され、住民投票によって可決されます。同性同士の結婚は禁止され、再び結婚は男女に限られることとなりました。
この「提案8号」に法的手段で挑もうとする大規模な計画によって、同性婚の問題が初めて専門家の証言や反対尋問などを通じ、最善の議論を尽くす連邦裁判にかけられることになったのです。勝訴を勝ち取る2013年までの5 年間、多くの困難を切り抜け、「同性婚」を否定する根拠ある理由はない、つまり万人に結婚を選択する権利があるとの結論にたどり着きました。
ここに至るまでの道のりを描いたこの作品は、強く私たちの胸を打ちました。当たり前のことが認められない理不尽さに怒りつつも、勝訴を勝ち取るまでの人々の真摯な態度、お互いを信頼する愛情に感動しました。
また二部は、同性パートナーを持つ当事者であり、法律の専門家でもある南弁護士に「日本の同性婚を考える」をテーマに講義いただきました。パートナーシップ制度等で認められた「社会的な結婚」と「法律的な結婚」にはどのような違いがあるのか、結婚とは何か、家族とは何か、そして一人ひとりが大切にされる社会とは何かを、参加者と共に考える機会となりました。人が人を愛すること、ともに暮らすことに対して国が規制や差別をするのは納得できないですし、一部の権力をもつ人の考えで、差別が生まれるのは許しがたいおかしなことだと思いました。

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第10回 なごやミーティングレポート

2016年11月03日 | Weblog
日時:平成28年 10月30日㊐ 13:30~16:00
場所:イーブルなごや 3階・中会議室
参加者人数:15名 (スタッフ3名 賛助会員1名 参加2回目1名 初参加者10名 )

15名の参加者のうち、初参加者が10名という構成になりました。
9月と10月のイベントや講演会などをしたときに来て下さった方が初参加者さんの中に何人かおられ、嬉しく思いました。今回はご夫婦で参加してくれた方もおられます。
中学生の子どものことで初参加されたお母さんは、友人のかたとふたりで来てくれました。
虹色どまんなかパレードのときにブースを出展していた生命保険会社の社員さんは、当事者のかたと関わるうち、もっと理解を深めたいと参加してくださいました。
ご自身も当事者で、行政書士の資格を持ち、仕事でLGBTの方のいろいろな相談に乗っているというかたや、最近異性にまったく興味がなくなり、同性愛者だと思うが確信が持てないと来られたかた、当事者ではないが友人に当事者の人がいて、卒論の研究テーマに同性婚のことを選んでいるという大学生のかた、そのほかに当事者のかたなど。
会社にカミングアウトできず深い悩みを抱えている様子の当事者のかたのお話も聞かせていただきました。
ミーティングでは話したいことだけを話していただければよいので、ご自分からは話すことなく、聞くことに終始する方もみえますが、そういうかたが、休憩時間やミーティング終了後に、個人的な相談をしている姿が見受けられました。
今回のミーティングで書いていただいたアンケートを抜粋してのせておきます。

「今回はじめて会に参加させていただき、いろいろな人の話を聞くことができて 本当に有意義な一日でした。ひとりではないと思えることは気持ちが楽になり、とくに子どもと同じ悩みを経験した方の話が聞けたのは嬉しかったです。またぜひ参加させてください。」

「きょうは、自分の子どもの話をした友達がこの会に参加を希望してくれたのでふたりで来ました。子どものこの先の性の思考がどんな方向に向かうのか全くわかりませんが、本人の意思を少しでも理解できるように、経験者の方の話をたくさん聞きたいです。思春期の子どもが参加しやすいイベントがあると本人はよろこんで来られると思います。」  
裕子

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東京ミーティング(10月16日)の報告

2016年11月03日 | Weblog
2016年10月16日に東京ミーティングを開催しました。
参加した方から、その時の感想を書いていただきましたので、ご紹介します。



参加者16名のうち、親御さんが11名。今回は、親の参加が多かったです。

まず、当事者の方から、「職場環境の改善が遅々として進まない。労働組合もLGBT問題に関わる姿勢が皆無だ」との問題提起がなされました。
当事者団体、あるいは個人が企業に向けてセミナーを行なっているのをニュース等でよく耳にしますが、
やはりそれはトップレベルの企業だけの話で、日本の大半を占める中小企業の実態はまだまだこれからといったところなのでしょう。
ところで、某広告代理店が企業へのLGBT研修を手掛け始めた、とのニュースに対して、「コンサルタントらしき人が語る講演が、果たして、本当に当事者のためになるのだろうか」、との疑問が提示されました。
折角埋没して生活しているのに、「LGBTは13人に1人」「この中にも何人かいるはずです」
と言われることで、皆の目が周りを詮索し始め、当事者探しが始まるような事態になったら、却って迷惑ではないかとの指摘もありました。
けれども反対に、「当事者の方が切々とご自身の苦悩を訴え、困っている状況、改善してほしいことを話してくれると、感情移入できて結構親身になって考える気持ちにさせられる、要はスピーカー次第」
という意見もあり、現に各所でスピーカーとして立たれている方々にとっては勇気づけられたようです。
企業研修は、LGBTのためというよりも、むしろ少子化時代に企業が生き残るための経営戦略に過ぎないとの見方もありますが、社会全体の流れとしては望ましいことなのかもしれません。
LGBT容認の流れが大企業から始まり、中小企業に及んでいって大きなうねりとなり、人々の意識も変わっていくのかと思います。
何といっても経済の影響力は強いのですから。

いずれにしても人々の意識は未だ「LGBTという言葉は知っている」程度で、多くの人にとっては他人事です。
よそのうちの話としてなら理解は示すが、自分に影響が及ぶとなると話は別、というように、本音と建前は違うのです。
「理解ある」と見受けられる家族であっても、一枚岩とはいかない現実があります。
それをどうやって解決していったらよいのでしょうか。
親としては、カミングアウトした我が子を受け入れる。あるいは受け入れる努力をする、といったところでしょうか。
それができたら、そこでストップせず、自分のいる場所でLGBTフレンドリーの輪を広げていっていただけたら、と願います。
日本中のあちらこちらでその輪が広がっていったら、人々の意識の壁も少しづつ低くなっていくのではないでしょうか。
人々の意識が、LGBT拒否でも無関心でもなく共生に変わっていくことで、当事者の孤独感や閉塞感も癒されます。
マイノリティの若者の心が解放され、意欲的に働ける社会は、誰もが自分らしく輝ける社会なのですから。

M




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第21回福岡ミーティングレポート

2016年10月04日 | Weblog
第21回福岡ミーティング


2016年7月17日、第20回福岡ミーティングを開催しました。

午前の部の

『LGBTと就労 ~当事者と職場の架け橋として~』では、産業カウンセラーでキャリアコンサルティング技能士でもいらっしゃる佐々木佐代子さんにお話しいただきました。
LGBT当事者の置かれている現状を、「就職前」「就労時」「退職時」に分けてお話しいただきましたが、履歴書の性別欄や研修時の宿泊施設、さらには福利厚生や職場での周囲の発言など、働く側に日常的にどのような苦難があるのかを具体的に知ることができました。
また、その現状を知るだけではなく、それらの諸問題に対してどのような権利や相談先が働く側にはあるのかもご紹介いただいました。
実際に佐々木さんのもとに相談に来られ、のちに保育士として希望に満ちた再スタートを切ることができた方のエピソードを聞き、「当事者が一人で苦しまずに共に解決していく仲間がいる」ことを強く感じることができた参加者さんがたくさんおられたと思います。
参加者さんの中には、「当事者と職場の架け橋であるべき立場にありながら、まだまだLGBTの知識や当事者の方への対応に多くの課題がある」との声もありました。
佐々木さんのように、まずは決めつけずに当事者に傾聴して会話を丁寧にしていく、真の「当事者と職場の架け橋」となる方が今よりもさらに多くなることを願っています。

午後の部では2グループに分かれてのミーティングを行いました。
当事者や当事者の家族からいろいろな話が出ましたが、その中に「同じマイノリティである『左利き』はなぜLGBTほどは生きづらくないのか?」という話が出ました。
日本の総人口に占めるLGBTの割合はおよそ7.6%、これは左利きやAB型の人とだいたい同じくらいの割合らしいのです。ではなぜ『左利きの家族と友人をつなぐ会』なるものが存在しないのでしょうか……。
左利きの人は自分が左利きであることをカミングアウトすることに特に抵抗もなさそうです。家族には自分からカミングアウトするまでもなく知られてしまうことでしょう。一方LGBT当事者にとって周囲へのカミングアウトというのはとても慎重になってしまうことのひとつです。ともすれば今の生活に終わりを告げられるほどの一大事だと言えます。左利きとLGBTとの間のこの差はどこから来るのでしょうか。
LGBTと左利きの『周囲へのカミングアウトの難易度の差』はまず周囲のマイノリティに対する認識の違いから来ているのだと思います。
周りが否定的だから自分を否定するのか、自分自身が自分を否定するから周囲が否定的なのか・・・
LGBTの家族と友人をつなぐ会は、現在の日本社会におけるLGBTに対するネガティブなイメージをポジティブなものへと変えていこうとする団体です。しかし、当事者自身が己に対して否定的では周囲の認識を変えてゆくことは難しいのではないでしょうか。
「他人と過去は変えられない、でも自分と未来は変えられる」なんていうセリフもあります。
実際その場にいた左利きの方は自分が左利きであることにあまり否定的ではないそうです。それは確かに周りが左利きの人に否定的でないことも関係していることでしょう。しかし逆に左利きの人が自分の左利きに自信が持てなかったり左手を嫌いだったりしたら?そんな本人の言動に周りは気を遣ったり面倒な奴だと思ったりするのでは?右利きの人は左利きの人にどう接していいのかわからなくなるのではないでしょうか。
もちろんまったく同じとは言えませんが、LGBT当事者とそうでない人の間には同じようなことが起きているのではないでしょうか。
これが左利きとLGBTの間にある『周囲へのカミングアウトの難易度の差』を生んでいるように思います。しかしここで問題なのはこう結論づけることで、あたかも当事者自身に責任の所在があるかのような言い方になってしまうことです。そうではありません。
LGBT当事者が悩みを抱える理由は大きくわけて二つ。先に述べたように、
『自分で自分を否定すること』
『周りが自分を否定すること』
社会というシステムがある以上、当事者が人間である以上、そこには法や感情が介在し何も気にしないなどということはほぼ不可能と言えます。それこそ家族や友人もいるわけですから。どこからなのか何からなのかは様々ですが、そこにネガティブな感情が生まれるのは自然なことなのかもしれません。しかし、この当たり前だとか自然だとかいう固定観念を取り去っていくのがLGBTの家族と友人をつなぐ会であり、私たちが目指すべき未来なのではないでしょうか。
LGBTを左利きと同じ身近なマイノリティにすべくこれからも当事者に寄り添い互いに歩み寄り、活動していけたらと思います。

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第85回神戸ミーティングレポート

2016年09月26日 | Weblog
神戸ミーティングの報告(平成28年8月28日)
・場所:神戸市男女共同参画センター あすてっぷ神戸
・参加者;27名
今回はトランスジェンダーそれもFTMの方が多かったように思います。皆さんそれぞれに事情は異なりますが一人ひとりの思いや悩みには共通しているものも多く、特に初めて参加されたFTMの方には他の方のお話が大変参考になったと思います。また、当事者の方だけでなく一緒に参加されている親にとっても、自分の子どもではなかなか話してくれない事でも、他の当事者の方からお話を聞くことで自分の子どもが考えていること、思っていることについて間接的にでも知ることができ、新たに理解できた点もあったと思います。
 また何より同じ子どもをもった親の話、特にある程度の過程を経てきている親の話は、今まさに渦中にあって暗中模索の親にとって、先の見通しが持てたり、時に希望が見えるようなこともあり、勇気づけられることが多くあったと思います。
なお、話のテーマとしてはカミングアウトに関するお話が多かったように思います。具体的、個人的な内容に触れることはできませんが、いろいろな方から様々な意見や考えが示され、いつもながら大変大事なテーマであることを感じました。
これからもトランスジェンダーに限らずいろいろな方の参加をお待ちしています。


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第9回名古屋ミーティングレポート

2016年08月30日 | Weblog

平成28年7月31日㈰ イーブルなごや・第2集会室にて
参加者10名(うち小学生1名)
正会員5名   賛助会員1名   初参加者4名

今回は、トランスジェンダーの当事者の方が2名、トランスジェンダーのFTMのお子さんをもつお母さまが3名という具合に集まりました。
お母さんからのお話の中には、「うちの子どもが性同一性障害と知り、親戚から連れて来てくれるな」と言われた。「田舎なので言ったら村八分にされそう」と言う話が出ました。
手術をし、性別も名前も変えた方にたいして、将来手術を望んでいるお子さんのお母さんからは、本人には訊きづらい質問をする場面が多くみられました。
二次性徴を止める薬についての意見や副作用についての質問など。
また、高校生のFTMのお子さんのお母さんからは、「子どもは一度に手術をすることを望んでいるがそれはどうなんでしょう?」という質問にたいして、手術経験者の方からは、「体がまだ十分に大人になっていない段階で手術をすることは賛成しない。一度に短期間で手術をすることもどうかと思う。体への負担が大きすぎる。今の健康が大事。体力を養うことも大事なこと。心の素直な成長がいちばん大事。」「手術は大人になって自立してから自分ですればよいのでは」と答えになるほどと頷いたり。
また、別のお母さんからは、「手術は日本でした方がよいか?タイのほうがよいか?」
「手術をするとガンになるリスクが高まると聞いたが、それは本当ですか」という質問など具体的な内容の質問があちこちから飛び交いました。

今回はアンケートに記入していただきましたので一部紹介します。
・FTMの母親たちの話を聞いていて「良い時代になった」と思った。
・実際手術した方の話を聞けて良かったです。
・手術しなくても性別が変えることができる日がくることを希望します。
・カミングアウトしなくてもいい社会になってほしい。
・今はこの会があるというだけで救われています。続けてほしい。
・本当に内容の濃いディスカッションですばらしかったです。初対面とは思えず、みなさんが親身になってくださって仲良く話せてよかった。
・事実をもっと広めていってほしい。性別違和のみなさんが「生まれつき」であって、育て方育ち方でそうなるものではないということは、自分でいろいろな当事者にお会いしてわかったことでした。生まれつきとわかれば、たくさんの親たちが不要な悩みを持たなくてすむと思います。

ミーティングをやっていてよかったとアンケートを見て実感しています。  
                                   ゆうこ

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トランスジェンダーのメンタル・ヘルス・ケアにおけるベスト・プラクティス:WPATHグローバル教育イニシアティブ研修コースのご案内

2016年07月12日 | Weblog

トランスジェンダーのメンタル・ヘルス・ケアにおけるベスト・プラクティス:
 WPATHグローバル教育イニシアティブ研修コース


日時:2016年7月23日(土)午前8:30 ~午後 3:30
場所:パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)ANEX F202
料金:専門家 10,000円($100) NGO関係者・教員・学生など5,000円($50)


WPATH(World Professional Association for TransgenderHealth)は、トランスジェンダーの健康に関する世界最大の専門家組織です。6月にアムステルダムで開催された第24回国際会議(隔年)には、各国から約1,000名が参集しました。WPATHのSOC(現在は第7版)はケアに関する国際基準として、日本語を含めた多言語に翻訳されており、日本精神神経学会が策定する「性同一性障害の診断と治療のガイドライン」の重要参考資料にもなっています。
この度、横浜で国際心理学会(ICP)が開催されるのにあわせてWPATHの元会長と現会長を含む「グローバル教育イニシアティブ」(GEI)のメンバー3名が来日し、本来は3日間の研修コースのダイジェスト版(メンタル・ヘルス編)を実施します。またこの機会に、GID(性同一性障害)学会理事数名を含む有志で「JPATH(ジェイパス)準備委員会」を立ち上げ、研修をバックアップすることになりました。(WPATHのWがワールドの頭文字であることから、欧州にはEPATH、カナダにはCPATHなどが存在しています。)日本には日本の事情があるとはいえ、GID医療を主軸に発展してきたケアの現状は、国際的動向からみると「ガラパゴス化」している感も否めません。今回、メンタルヘルスケアの最前線に触れていただくと同時に、国内学会と国際学会の違いについても体感していただけるのではないかと考えております。


JPATH(ジェイパス)準備委員会(50音順)  *はGID学会理事
織田裕行(関西医科大学)*、康純(大阪医科大学)*、佐々木掌子(立教女学院短期大学)*、鶴田幸恵(千葉大学)*、土肥いつき(教員・トランスジェンダー生徒交流会)、東優子(GEI/大阪府立大学)*、茂木歩(介護支援員・トランスジェンダー生徒交流会)、吉野真紀(日本福祉大学)


プログラム ※逐次通訳(日本語)あり、昼食つき
09:00-09:30
トランスの健康とWPATHのケア基準(Lin Fraser & Gail Knudson)
09:30-10:00
アファーマティブなケアと日本社会の動向(Jun Koh & Yuko Higashi)
10:00-11:00
性別違和とジェンダー非同調性と思春期前の子どもたち: ジェンダーの発達と臨床上の注意点を理解するために(Scott Leibowitz)
11:00-12:00
思春期における性別違和:心理的介入と医療/外科的介入について (Scott Leibowitz)
12:00-12:30 昼食・休憩
12:30-14:00
成人期における性別移行:メンタルヘルス、プライマリーケア、ホルモン療法、外科的選択肢の概要(Gail Knudson)
14:00-15:30
生涯にわたる心理療法(成人期):心理療法における一歩踏み込んだ話題としての、自閉症、トラウマ、家族のダイナミクスについて(Lin Fraser)


事前申し込み方法1:
以下の必要事項をhigashi@sw.osakafu-u.ac.jpまでお送りください。WPATH公式サイト上の入力を代行します。メール送信の際は、必ず、件名に「GEI申し込み」とお書き下さい(ない場合は、受信確認できないことがあります)。数日たってもWPATHから申込受付完了のメールが届かない場合は、再度お問い合わせください。
①氏名(ふりがな)
②メールアドレス(WPATHから登録完了のお知らせが届きます)
③参加種別 (専門家=10,000円あるいはNGO関係者・教員・学生など=5,000円のどちらかを明記してください。お支払いは当日受付で現金払いとなります。)
④所属機関名
⑤肩書
⑥所属機関の住所
⑦所属機関の電話番号


事前申し込み方法2(英語入力・要クレジットカード情報):
hVps://www.cvent.com/events/bestprac]ces-in-transgender-mental-healthcare-a-wpath-global-educa]on-ini]a]vetraining-course/registra]on-1c4cd568a2154c06bdbfa5f1adc5687f.aspx


 


詳細についてはココをクリックしてください



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第8回名古屋ミーティングレポー

2016年06月19日 | Weblog

平成28年6月5日㈰にミーティングを行いました。 

参加者10名のうち、過半数の参加者がトランスジェンダーの当事者もしくは母親という構成でした。

 

「つなぐ会ミーティングに通うようになってちょうど一年です」と、感慨深げに言われたかたは、トランスのお子さんを持つお母さん。高校に通うお子さんは相変わらずがんばっている、落ち着いた学校生活を送っているとのお話でした。定期的に病院へも行っているとのこと。お母さんご自身も笑顔で話されていました。

 

初参加のあるお母さんは、ある日、唐突に娘から、「自分は性同一性障害で、手術をしたい」と言われ、受け入れられず、悩んだ末に「つなぐ会」にたどり着いたというかたでした。

将来を悲観して、一時は死ぬことを真剣に考えたといいます。

今は家族関係は前より良くなったものの、複雑な思いがまだあるそうです。

お子さんはホルモン治療を始め、変化していく姿を見るのがまた辛く感じる、親戚や近所付き合いの事など思うと不安や心配が募る、とのお話でした。

 

今現在悩んでいるお母さんが、当事者である方のお話を聞く機会になるのはミーティングのいい所だと思います。この日もFTM、MTFの当事者の方や、先輩の母親から自分の経験談や意見やアドバイスなどが出ました。

 

また初参加のYさんは、仕事上、セクシュアルマイノリティの方への対応をどうしたらよいかわからないことが多いので参加したというかたでした。

知らないことばかりだったので来てよかったです、という感想をいただきました。

 

ミーティングを重ねる中で、何回も顔を合わせるうちに暗かった表情に笑顔が見えるようになったかたもいます。そういう変化に気がつくと嬉しい気持ちになります。

逆にこちらも励まされたりも。

地道にこれからも回を重ねたいと思います。

                                  ユウコ


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東京ミーティング(6月5日)の報告

2016年06月08日 | Weblog

6月5日に東京ミーティングを開催しました。

今回は、福島みずほさん(社民党副党首参議院議員)、
日高康晴さん(宝塚大学看護学部教授)、
石川大我さん(豊島区議会議員)をゲストとしてお招きしました。

日高さんから、LGBTに関する最新トピックスをお話していただきました。
その中で、特に印象に残ったのは、「LGBT当事者は家族からも孤立してしまうことが多い」、
「メディアのLGBTについての取り扱い方が変わってきているが、同じ局でも番組によっては、真摯にLGBTのことを取り扱っている番組と、相変わらず面白可笑しく取り扱っている番組が共存している」、
「カミングアウトについては、地域の違いと世代の違いがあり、カミングアウトすることのメリット・デメリットをしっかり考える必要があり、強制することはいけないし、カミングアウトするしないはあくまでも個人の問題であるということを認識する必要がある」というお話でした。

続いて、福島さんと石川さんから、LGBTを取り巻く政治状況についてお話していただきました。
その中で特に印象に残っているのは、5月27日に野党4党が「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案」を衆議院に提出したこと、
自民党が4月27日に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」等を決定し、公表したというお話でした。
両案にはかなりの相違性が見られますが、案の内容、審議の行く末に注目していきたいところです。

ヒロシ


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東京レインボープライド2016と「カラフルランチ交流会」の報告

2016年05月14日 | Weblog

4月29日から始まった「東京レインボープライド2016」は、天候にも恵まれ、5月7日(土)、8日(日)のフェスタ&パレードの開催をもって、無事終了しました。 主催者の発表によると、パレードのフロート数は18、イベント広場でのブース出展は約120と、いずれも過去最高となったとのことです。 また、動員も過去最高で、7日のフェスタが23,000人。 8日のパレードの日は、パレード4,500人、沿道&会場43,000人で、47,500人。 フェスタ&パレード2日間合計で、70,500人を記録したとのことです。

5月5日には、NPOハートをつなごう学校、認定NPO法人SHIP、つなぐ会共催で「ハートをつなぐ:カラフルランチ交流会」が開催され、SHIP代表 星野慎二氏、ハートをつなごう学校代表 杉山文野氏、つなぐ会の東京理事が出演し、 「LGBTと家族」、「LGBTが働くとは」、「セクシュアリティに限らず皆にとって暮らしやすい場所づくりとは」というテーマで実りのあるトークが展開されました。出席者30名でした。

5月8日は、PFLAGの方3名とつなぐ会の会員が一緒にパレードに参加し、渋谷を歩きました。

フェスタ&パレードに参加した会員の方から感想をいただきましたのでご紹介します。

様々な人との再会は、世界をつなぎ、見識や知見を拡げ、理解を深める為の行動になっただろうか。

今年のTRP東京レインボープレイドは、政界を巻き込み、存在としての当り前を獲得しうる理解を得て、自由と平等の人権を誇示することに成功しただろうか。

わたし個人としてはまだ2回目の参加であるが、1年を通じての勉強会や講演会を通じて人との出会いを大切にし、1年に1度の10日間に及ぶレインボーウィークで、友人たちに再会できるTRPは、とても大事にし、楽しみにしている大切なお祭りだ。

つなぐ会の勉強会だけでなく、政治家や行政の担当官と話をし、性的マイノリティーと周りの家族や友人、または世間の人のために尽力し、命を救う活動に寄与できるのは何よりの喜びで、TRPはまた次の1年間を作るための大切な場所である。

私自身、つなぐ会は命の恩人だと思っている。 私の存在理由を明確にしてくれ、また、多くの参加者、とりわけいろいろな事情を抱えても前を向いて歩んでいるお母さん達から勇気を与えてもらった。大いに感謝している。

今年は2つに割れる悪い予想がするTRPだった。 理解増進法や差別解消法の対立が心配だったが、お祭りが始まるとその様な心配は戯言だったかのように、何も事件が起こらなくて本当によかった。

今年も節目であるTRPが終わったが、当り前の存在としての人権を守るための闘いは、既に継続され、終わりが見えない。いや、終わりを見るための活動を続けるのだ。 (茶)


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