LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

カミングアウトできました!

2008年05月29日 | Weblog
■今日は会に届いたあるお手紙をご紹介します。
お母さまにカミングアウトできた!というご報告です。ほんとうによかったですね!!カミングアウトできたことでこれからは素顔のままの自分で、ありのままの自分で、親や家族と向き合っていける・・そんな安心感と喜びがこのお手紙から伝わってきて、自分のことのようにうれしかったです。子どもたちはこれほどの思いを抱えていて、そして勇気をふりしぼって親にカミングアウトするのだということ、多くの親の方々に届くことを願って・・・ご紹介させていただきました。このお父さまも心から喜んでおられました。これからもお母さまのこと、フォローしてあげてくださいね。よろしくお願いします!

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Bさんへ

今年の二月に枚方で行われたシンポジウムに参加しました、
Mといいます。
その時のグループでBさん(会のお父さまです)がリーダーを勤めていらした
グループにいました。
シンポジウムが終わった後に
私に『カミングアウトレターズ』を手渡していただき
ありがとうございました。
実は、本日Bさんにお礼と報告がありまして
メッセージ差し上げました。


シンポジウムの時に親にまだカミングアウトできていません
でしたが、3月に母親にカミングアウトすることが
できました!
一番、私の中で脅威の存在だった母親に
一番にカミングアウトでき
そして、危惧していたヒステリックも起こさず
『カミングアウトレターズ』も読んでくれています。


あのシンポジウムのときに
少しだけBさんに

「まだカミングアウトを親にできてないんです。」
「カミングアウトしたら・・・想像がつかないぐらい
母親が発狂しそうで怖いんです。」

と相談したときに、にっこり笑って

「親はね、どんな事だって子供を守るんだよ。」

って言っていただきました。
正直、半信半疑でした。
ですがね、カミングアウトをしたとき母親に

「お母さん、いつも優等生でいなきゃいけないと思って
たけど、けど、私はバイセクシャルというセクシャルを
持ってるんです。
ほんと・・期待に添えない子でごめんなさい。」

といったら、

『・・(ため息混じりに)何を言ってるの。
親ですもの。』

と、言ってくれました。
本当にカミングアウトしてよかったと感じました。
肩の荷が下りました。
カミングアウトした事により、セクシャルのこと
だけではなく、母親に対して感じていた
プレッシャーもすべての荷がおりました。
あの時、もし、Bさんがにっこり笑って
カミングアウトレターズを渡してくれなかったら
きっと、今もキッカケを模索していたと思います。

きっかけを渡して頂き、本当にありがとうございました!

また、お会いできる日が来れば
そのときはちゃんとお礼をさせてください。
本当にありがとうございました。

M より


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IDAHOイベントをもう一つ!!

2008年05月10日 | Weblog
■Rainbow CollegeからIDAHOの東京のイベントとして下記のご案内が来ましたのでご紹介します。すばらしい企画ですね。イギリスの現状、是非お聴きしたいです。神戸にも来てくださ~い! お近くのみなさんは、どうぞふるってご参加ください!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさま

こんにちは、5月に入り緑も美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

このたび5月18日にRainbow Collegeでは「IDAHO=イギリス×日本?~LGBTユースの現状とこれから~」と題したイベントを開催します!イギリスのブリストル市の行政担当者をお招きして(!)お話を聞くのは、史上初かつ、超レアな機会です。RainbowCollegeからの発信とあわせた企画に、是非みなさまにもご参加いただきたく思っています。どうぞよろしくお願いします。

~以下転載歓迎~

IDAHO=イギリス×日本? ~LGBTユースの現状とこれから~ 2008・5・18

史上初!今年のIDAHO(国際反ホモフォビアの日)にあわせてRainbowCollegeはイギリスはブリストルから、LGBTユースのサポートに詳しい行政関係者(!)を招いてトークイベントを行います。テーマは「LGBTユースの現状とこれから」。

LGBTユースのサポートが進んでいるといわれるブリストルの現状とは?その取り組みとは!?国を超えて、LGBTユースのおかれた状況はどう違う??

Rainbow Collegeによる日本のLGBTユースのおかれた状況の報告と交えて、LGBTユースグループFreedom Youthをサポートしている英国ブリストル市役所のスタッフに、ナマで話を伺います!

LGBTユースはもちろんのこと、家族や友人の方、教育関係者、LGBTユースのおかれた状況に興味や関心を持っている方、ぜひこの機会をお見逃しなく!(ちなみに日英でLGBTユースの交換渡航も予定中!8月後半にはイギリスから7人のLGBTユースが日本にやってきます。くわしくは日英ユースエクスチェンジブログhttp://lgbtyouth.blog32.fc2.com/をご覧ください。)

※LGBTユースとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーであるティーンエイジャー、若者、またはっきりとしたこうしたアイデンティティがなくても、自分のセクシュアリティやジェンダーに疑問を持っている若者のことをいいます。

日時:2008年5月18日(日) 午後1時半~5時(受付は1時15分から)
イベント開催後に交流会を予定しています。

問い合わせのメールはrainbowcollege2006@yahoo.co.jpまでお願いします。

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟第1ミーティングルーム

(地図:http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html) 小田急線参宮橋駅から徒歩7分

入場料:500円(会場代、収入のある方のみ自己申告制。カンパ大歓迎。) 
主催:Rainbow College, UK-Japan LGBT youth exchange project


当日のスケジュール
1:15  開場、受付
1:30-2:35 第一部 Rainbow Collegeからの発表
          (日本のセクシュアルマイノリティの現状、日本のLGBTユースの現状、Rainbow Collegeの これまでの活動、今後の展望など)
2:35-3:35 第二部 イギリス・ブリストル市役所からの発表
        (イギリスのLGBTユースの現状、LGBTユースに対するサポートの紹介、行政のイクオリティへの取り組みなど) 
(休憩)
3:55-4:45 第三部 グループディスカッションと全体でのシェアリング
4:45   終了     

スピーカーの紹介など、詳しくはRainbow Collegeのブログ(http://rainbowcollege.blog68.fc2.com/)にて。



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イベントいっぱいの5月です!

2008年05月05日 | Weblog
いよいよイベントの月、5月になりました。
なんといっても5月18日(日)神戸まつりのパレードへの参加。そして今年はなんとIDAHO(愛ダホ)が前日の17日、待望の土曜日というタイミングになりました。全国各地でさまざまなアクションがあることと思いますが・・

■まず17日。神戸でも街頭での愛ダホアクションとして、みなさんから募集した一言メッセージの読み上げと共に、署名活動を行います。「つなぐ会」も社会に理解を呼びかけるチラシを作って配布することになっています。みなさまからのメッセージ募集と、当日の応援もぜひよろしくお願いいたします!メッセージの募集等については Idaho_net@yahoo.co.jp まで。

■そして17日にもうひとつ
“愛ダホKOBE2008記念トークセッション「カミングアウト・レターズ」への思い”がジュンク堂三宮店で行われます。BASE KOBEの繁内さんと、東京からは編者のRYOJIさんがきてくださいますし、つなぐ会のお父さまとお母さまも参加します。これは神戸市教育委員会の後援をいただいたのですよ。すごーい!!スタッフの方々の熱意が実を結んだのですね。2年前はじめて教育委員会を訪ねたとき、「3~5%以上も当事者の子どもがいるというのに教育はどうしているのですか・・・」という問いに「0.3%のまちがいじゃあないですか・・?」というトンチンカンな答えをしたあの教育委員会が今では後援してくださるのですから、すごい進歩です!! うれしいことです。ぜひこちらにも足を運んでくださいね。
こちらも詳しくは http://pksp.jp/idaho-kobe/ まで。

■そして18日の神戸まつりでは・・
まず「愛のハンカチ大作戦」でみなさんからのメッセージをまたまた募集中です。このハンカチをつないでみんなで持って歩きます。全国から神戸のパレードにハンカチで参加しよう!!
パレード参加やハンカチについては http://homepage3.nifty.com/kobepride/Top.html まで。

■このほかにもパレードのオープニングイベントや終了後の夜の上映会なども計画されています。詳しくは http://pksp.jp/idaho-kobe/ でご確認ください。

そしてこれらのイベントについてのご質問などのメールは idaho-kobe@pksp.jp まで。

■それから18日にもうひとつ。AGP関西からお知らせが来ています。パレードと重なりますが、パレードに参加するより今は語りたい・・という方にお勧めです。

☆☆第35回「ビアン・ゲイである自分を語る会」のお知らせ☆☆
AGP関西では、5月18日(日)に第35回「ビアン・ゲイである自分を語る会」を開催します。
「昼間にお酒のない場で、ざっくばらんにゲイとして日常生活の事柄やセクシュアリティについて話し合えたら」とのコンセプトで、3ヵ月に1度、語り合いの場を持っています。

今回は特にテーマ設定はせず、堅い話・柔かい話・興味のある事を気軽に話し合って、楽しく交流する場にしたいと思います。

日時:5月18日(日)午後1時から午後5時まで
会場:大阪市内の公共施設の会議室
参加費:2,000円(定期的収入のない方は1,000円です)

参加を希望される方は、AGP関西(agpkansai07@yahoo.co.jp)までメールでお申し込みください。(お手数ですが、文中のアドレスの@マークを小文字に変えて下さい)
その際、以下の3点をご記入ください。
・お名前(ニックネームで結構です)
・自認している性別・セクシュアリティ
・年齢
・メールアドレス
折り返し、こちらより連絡致します。
http://agp-kansai.seesaa.net/
http://www007.upp.so-net.ne.jp/west-katari/

では、皆様のご参加をお待ちしています。




■最後は25日(日)です。
みなさん日本フェミニストカウンセリング学会ってご存知ですか?(じつはこの会には「つなぐ会」の東京のお母さまがいらっしゃいます)今年はこの会の全国大会が京都男女共同参画センターウィングス京都で行われます。そこでフェミニストカウンセリング神戸(じつはこの会にも「つなぐ会」のお母さまがいらっしゃるのです・・笑)と一緒に「つなぐ会」がワークショップに参加することになっているのです。要するにカウンセラーの方々にこの問題を知っていただこうということなのです。
でも参加費3000円でどなたでも参加できますし、他のどのワークショップにも参加できるそうです(お得!?)。AGPの平田さんをお招きしてLGBTについての基礎からカミングアウトされた親の思いまでをお話し、そのあと意見交換などもすることになっています。ちょっと高い?(笑)けど京都に近い方はぜひぜひご参加ください。カミングアウトされた親や友人の方々もどうぞいらしてくださいね!
申し込み及び連絡は 078-360-6211 フェミニストカウンセリング神戸までお願いします。


以上、盛りだくさんですね!!すべてお天気になりますように・・






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みなさんの声をNHKに!

2008年05月01日 | Weblog
さきほど「ハートをつなごう」の担当ディレクターから、放映後いい反響が特に当事者の方々からたくさん届いているといううれしいご報告がありました。次の放映も予定していただいているとのことです。私たちの声をもっともっと届けて、さらにいい番組にしていただきましょう!

みなさんの要望は何でしょう? 
どのような社会を望みますか? どのような学校を、どのような教育を、どのような法律を、どのような家庭を、どのような放送を望んでいますか?

そして特にみなさんのお父さまやお母さま、ご家族、友人の方々の声も届けていただこうではありませんか。黙っていては社会には何も伝わりません。親の思いはどうなのでしょう。兄弟は、友人たちは、この放送をどんな思いで見たのでしょうか? やめてほしいと思った人はいないはず。よかった、わかりやすかった、子どもを理解できた、ありがたかった、もっと続けてほしい、もっと他の人の声も聞きたい・・などなど。メールでも電話でもいいと思います。どんどん届けてくださいね。

「あなたたちの問題だから、あなたたちが頑張って権利を勝ち取りなさい」と言う親もいると聞いたことがあります、また「ゲイの気持ちはゲイにしかわからない」と言う子どももいると。ですが、これは当事者だけが頑張って理解を求めなければならない問題でしょうか?そうではないと思います。だから「つなぐ会」はできました。 またわが子が幸せであればいいという問題ではないはずです。家族がみんな受け入れられたからいいという問題でもありません。偏見や差別の渦巻く社会でわが子一人が幸せになれるはずはないのですから。みんなで一緒に社会を変えていきましょう。これからの子どもたちのためにも。差別や偏見のない、みんなが自分らしく生きられる社会を、親も子どもも家族も友人も一緒になって作っていきましょう。カミングアウトされ、驚いた。受け入れられなかった。子どもの辛さを知って悲しかった。なぜなのでしょうか・・・この問題の重さを知った私たちが次へ次へと知らせていかなければならないと「つなぐ会」は考えています。できる人からです。

次が楽しみですね!



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