マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

コカコーラゼロとドクターペッパー(前編)

2008年06月01日 | C4まわりの話


ちょっとした不具合の修理(後日記事化予定)の待ち時間に
近所のブルーステージで308に乗ってきました。
この車、幾ら何でもデカ過ぎるとか、乗ると素晴らしいとか、デザインがやり過ぎとか
ネットや雑誌で多様なコメントが出ていたので少し興味がありました。
C4ユーザーとしては次世代ボディーに次世代エンジンで
どれくらい違う物なのかという興味もありますし。
まぁ、気持ち的には修理のついでくらいではあったんですけどね。
乗せていただいたのはラッキーでした。

先ずはショールームに置いてあった車の感想。
1.6Premiumという一番低いグレードと(とはいえ相当なフル装備ですが)
ご丁寧に先代の307が並んでいて見比べる事が出来ました。
まず、賛否両論ある顔つきですが(私は洗車大変だろうなくらいしか思いませんが)、
好き嫌いは兎も角、ラウンドシェイプだった307に対して
308は若干ウェッジシェイプなので逆にスマートに見えます。
逆に気になるのはリアの出っ張り過ぎなオーバーハング。
光岡ビュートの一歩手前くらいで止まっているのはプジョーの良心ですが
恐らく軽快さとか俊敏性を表現する為にしている筈のライオン顔と
このクラシカルでボテっとしたお尻は何ともアンバランス。
ラゲッジも掃き出し位置が高いので、重たい物は困りそうな印象。
ここはちょっといただけないです。

中に入った印象は307/C4で日本車を一気に抜き去ったクオリティを感じましたが、
308は更に一段上のドイツ車クラスまで行ってしまった印象で
ボトムグレードな筈のPremium(ややこしいな)ですら相当な質感を感じます。
メーターの造りは307のアップグレード然としていますが、
シルバーのメーターリングや保護ガラス、文字盤や針の精緻感はCクラスを連想します。
伊達に”プレミアムカーの新しいスタンダード”と謳っている訳ではない様です。
ちなみに、ダッシュボードが人間工学を考慮して30何度傾斜してと説明を受けましたが、
ハザード等が遠くなって、私は寧ろ使い辛いと思いました。
シートは・・・と言う前にドアを開けて気がつくのが新ボディーの特徴であろうサイドシル。
Bピラーの付け根側がレーシングカーの様に包み込む様な形をしています。
営業マンの方が余程の事があっても側突は大丈夫と快活に仰っていましたが。
これだけ頑丈(そうに見える)なピラーなら、そんな気になります。
シートは面でホールドする典型的なフランス車的設計ながら感触は固め。
後編の試乗記にも書くと思いますが、今まで体験した類いの物ではなく、
さりとて慧眼したとか、とても印象的という気にもなれず、
これが今風なプジョー流なのかなぁと少々首をかしげてしまう印象でした。
数字的には途方も無い広さの横幅ですが、寧ろC4の方が気を遣いそうな印象。
これで気になるなら5ナンバーに乗って下さいというレベルだと思います。

続いて後ろ座席。モデルチェンジで大きく変わった部分の様です。
決して広いとは言えないC4(だからグラスルーフを付けたのですが)と同じく
307も後席の狭さが弱点だったらしく、308はかなりの余裕があります。
それから後席用にエアコンのベンチレーターが付いているのも嬉しいです。
C4の場合で言うと現状でも普通の車以上に後ろへ風が流れる設計にはなっていますが
実際に後ろにも付いているというのは大きいと思います。

後編は実際に乗ってみた感想です。

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