5月下旬に栃の森へ行ってきました。今回はいつもの野鳥生息調査に加えて、夜の鳥の調査と環境省による5年に一度の「モニタリングサイト1000」の調査を行いました。
通常5時起床のところ夜中2時に起きて車で森の奥に入り、夜しか鳴かない鳥の声をチェックするのです。出発時に早速キャンプサイトでオオコノハズクとトラツグミの声が聞こえました。
森の中ではコノハズク3羽、ヨタカ4羽のほかツツドリとジュウイチの声が聞こえたようですが、遠いこともあって難聴気味の私にははっきりとは聞こえませんでした。それにしても、期待したより個体数は少なかったです。
そのまま5時から「モニタリングサイト1000」の調査を開始。通常の調査はコースを歩きながら見聞した鳥の種類を記録するラインセンサスですが、こちらは5カ所のポイントで10分ずつ往復2回記録するスポットセンサス。
私は植生調査を担当したので、各ポイントの樹種や樹高、被覆率を記録したり写真を撮ったり、けっこう忙しいものの往路で終了。復路は余裕があったので、樹の花や鳥をカメラに収めました。
今回のハイライトは、ミソサザイの巣立ち。まだ産毛が残る可愛いヒナが次から次へ飛び出して、合計6羽が巣立ちました。その様子を含めてご覧ください。
樹の花では、マルバアオダモとアズキナシの花が目立ちました。例年はほとんど見られませんが、今年は開花時期がずれたようで、思わぬ出会いとなりました。アズキナシのキャプションに「別名ハカリノメ」と書いたのは、枝先に白い斑点があり、それを天秤式の秤の目盛りに例えたからです。
通常のコースは往復約10km。その中でスポットセンサスの調査コースを往復した後、さらに通常調査の終点まで歩いて帰ってきたので、さすがに疲れました。
キャンプサイトに戻ったのが夕方4時。都合14時間も森の中をウロウロしていたことになります。帰宅して車泊用の寝具や道具を片付けると、もうヘロヘロ(笑)。それでも、新緑の森歩きは止められまへん。
なお、現在この森(「栃の森」は仮称)は立ち入り禁止ですが、私たちが約20年前に始めた野鳥生息調査を継続するため、管理者から許可を得て入山しています。
通常5時起床のところ夜中2時に起きて車で森の奥に入り、夜しか鳴かない鳥の声をチェックするのです。出発時に早速キャンプサイトでオオコノハズクとトラツグミの声が聞こえました。
森の中ではコノハズク3羽、ヨタカ4羽のほかツツドリとジュウイチの声が聞こえたようですが、遠いこともあって難聴気味の私にははっきりとは聞こえませんでした。それにしても、期待したより個体数は少なかったです。
そのまま5時から「モニタリングサイト1000」の調査を開始。通常の調査はコースを歩きながら見聞した鳥の種類を記録するラインセンサスですが、こちらは5カ所のポイントで10分ずつ往復2回記録するスポットセンサス。
私は植生調査を担当したので、各ポイントの樹種や樹高、被覆率を記録したり写真を撮ったり、けっこう忙しいものの往路で終了。復路は余裕があったので、樹の花や鳥をカメラに収めました。
今回のハイライトは、ミソサザイの巣立ち。まだ産毛が残る可愛いヒナが次から次へ飛び出して、合計6羽が巣立ちました。その様子を含めてご覧ください。
樹の花では、マルバアオダモとアズキナシの花が目立ちました。例年はほとんど見られませんが、今年は開花時期がずれたようで、思わぬ出会いとなりました。アズキナシのキャプションに「別名ハカリノメ」と書いたのは、枝先に白い斑点があり、それを天秤式の秤の目盛りに例えたからです。
通常のコースは往復約10km。その中でスポットセンサスの調査コースを往復した後、さらに通常調査の終点まで歩いて帰ってきたので、さすがに疲れました。
キャンプサイトに戻ったのが夕方4時。都合14時間も森の中をウロウロしていたことになります。帰宅して車泊用の寝具や道具を片付けると、もうヘロヘロ(笑)。それでも、新緑の森歩きは止められまへん。
なお、現在この森(「栃の森」は仮称)は立ち入り禁止ですが、私たちが約20年前に始めた野鳥生息調査を継続するため、管理者から許可を得て入山しています。
オオコノハズク今のところ夜間調査で一度だけしか声を聞いたことがないのですが、その時に夜空を飛ぶスペースシャトルをたまたま目撃しました。
この記事でオオコノハズクの名前を見てその時のことを瞬時に思い出したので、どうやら私の中ではオオコノハズクはスペースシャトルと結びついてしまったようです(笑)。
調査はスポットセンサス方式なんですね。
歩きながら書かなくていいのでラインセンサスよりやりやすいです(笑)。
そちらでも夜間調査をされているんですね。ギタバさんの中では「オオコノハズク=スペースシャトル」になっているんですね。
私たちの記録係は最近、ラインセンサスでもボイスレコーダーを使っています。時間も記録できるようで、便利みたいです。
双眼鏡やカメラ、スマホ(鳥の声のアプリ)など道具が増えてきて、手がふさがっていますが、ボイスレコーダーなら片手で操作できます。
私は動画なので三脚が手放せず、一旦地面に置いてから双眼鏡を覗いたり、相変わらずフィールドノートを開いて鳥や樹木のことをメモしています。
森のことをもう少し勉強してから実際に行ってみたいです。
20年前に比べると、笹がなくなったり、鳥の種類が少なくなったりしていますが、それでも豊饒な森です。
公認のツアーなら入山できるようなので、ぜひ訪れてください。