樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

バードサンクチュアリー

2012年09月03日 | 野鳥
先週の日曜日に行われた京都支部の探鳥会に参加してきました。担当者としては毎年何度か案内していますが、一般参加者としては何年ぶりだろう?
場所は、大阪南港野鳥園。ここに渡ってくるシギやチドリを見ようという恒例の探鳥会です。当日は大阪支部の探鳥会も重なって、観察舎は満員。賑やかな探鳥会となりました。
最も数が多かったのはトウネン。いくつかの群れになって干潟で餌を食べたり、水浴びしたり、飛んだりしています。



可愛いですね。ここに集まるシギの仲間では最も小さい種類。
逆に最も大きくて目立つのはアオアシシギ。脚が長いためか、水深のあるところでもドンドン歩いて行きます。細いから水の抵抗も少ないんでしょうね。



私が何年ぶりかで探鳥会に参加した理由の一つは、アカアシシギ。まだ見たことがなかったのです。
15年以上前、北海道ツアーへ出かけた際に道東で見るつもりでしたが、結局会えず仕舞い。京都府内ではあまり出現しないこともあって、対面が果たせていませんでした。



このほか、キアシシギもいて、青・赤・黄の信号色のシギが勢ぞろい。探鳥会は1時で終了し、他の参加者は帰られましたが、私は2時頃までねばりました。
その甲斐あって、ムナグロが姿を現しました。しかも、英名「黄金のチドリ」の由来である背中の黄色い班点と日本名の胸の黒を残した夏羽の個体。家の近くの干拓田では夏羽のムナグロを見ることが少ないので、しばし見とれました。



以前、橋下市長のリストラ策としてこの野鳥園が廃止対象になっていると書きましたが、どうやら存続と決定したようです。関西のバーダーとしては一安心。
現在は入園無料ですが、例えば大阪市民は300円、それ以外は500円になってもいいから、観察施設&バードサンクチュアリーとして永続させてほしいですね。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 樹はどっちに倒れるか? | トップ | 木と鳥の放射能汚染 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (guitarbird)
2012-09-03 10:07:01
こんにちは
存続が決まったのですね、よかった。
有料にしてもあまりにも高くなければほんとに来たい人は来るでしょうね。
それが維持費に充てられるのであれば文句も出ないでしょうし。
それにしてもシギチまっしぐらですね(笑)。
私もそろそろ行ってみないと。
返信する
シギチにまっしぐら (fagus06)
2012-09-04 07:35:47
なのは、多分、動画に撮りやすいからでしょうね。小鳥は動きが激しくて、なかなか撮りにくいです。
静止画なら連写で撮って、1枚でも使えるのがあればいいですが、動画は最低でも30秒は撮らないと編集できません。
シギチはほぼ同じ場所でウロウロしてくれるので、じっくり撮れます。
ギタバさんも、ぜひコムケ湖へ行って、フラミンゴとシギチを観察して、ブログにアップしてくださいよ。
返信する

コメントを投稿

野鳥」カテゴリの最新記事