厨火力

わたしのお花畑~

シャルマン火打で試乗会してきたよ

2024-04-02 22:43:51 | 日々徒然
新潟の春スキーらしく霧雨+濃霧+シャバ雪という悪条件の役満みたいな試乗会になりましたが、その分板の本当の素性が知れたんじゃないかなと。ショートターン向けの板でありながら魚沼がホームですからシャバ雪に強い板を見つけなければなりません。両立ってできるの?するんだよ。リフト上で終始猫ミームの濡れた猫状態になった精神状態でも試乗できるの?するんだよ。

小賀坂 KS-AP(PRD12) 165cm

KEO’Sショートターン向けのメタルが2枚しっかり入ったやつ。ただしプレートではなくシステムビンディングなのでコントロール性重視です。
小賀坂らしい芯材の詰まった感触がトップからテールまで一本しっかり感じられる。乗り味は完全にマニュアルで自分から動かしていかないと曲がりません。カービングしていくと直ぐにトルクのある反発が次のターンにつなげます。TC-Sとは違ったKEO’Sらしさというか、ちょっとこいつはやんちゃ坊主です。

ATOMIC REDSTER S8i 165cm

ベンチマーカー。小回りの王道。レベルアップが図られてきたおかげで僕のバランスに合ってきた優良機種。シャバ雪でのコンディションは2年前胎内スキー場で経験しましたが、その時とは明らかに違う操作性。トップとテールにフレックスのコシがあるおかげで安心感があります。ターン後半に蹴るとクッっと応えてくれる俊敏さもGood。早くこれ買えよ

Bluemoris S-POTION 165cm

昨年短いモデルを試乗したのでリベンジ試乗。165cmだけどいい意味で長さ感じない取り回しの良さが際立ちます。優等生で滑っていて気持ち良いんですが、個人的にそれ以上がもうちょっと欲しい。もうちょっと危なさを感じる何かが…。

BLIZZARD THUNDERBIRD R13 165cm

そしてこれ。これも2年前胎内スキー場で試乗し、文字通りぶっ飛んだ機種です。当時と全く一緒ではなくレールが変更されています。トップとテールが軽いとリフトに乗っていて感じ、雪上でもその軽さは十分感じられました。ビンディング付近は見た目通りがっちりしてるのでターン中は板全体よりセンター付近の安定性を感じられました。次のターンへ繋ぐためにエネルギーをグッっと発揮するレスポンスの良さはかなり魅力的です。乗ったことないけどたぶんBMW M4みたいな感じ。

Hart Circuit 66SF 165cm

これも去年試乗した機種です。白いサイドウォールが分厚いなぁと感じる機種。セパレートプレートなので足元のたわみが感じられますが決してやわじゃないのがS-POTIONと共通しているところです。トップからテールまでしっかり乗れている感じがよく出る板です。が、この後乗った別のHartの板にキュンですしてしまったのでちょっと印象薄くなっちゃいました。

STOCKLI LASER SL 165cm

出たな20万円オーバー板!SLR DCもそうやで。貧民スキーヤーには手が出せないメーカーその1です。
乗ってみて納得。板全体が丁寧に作られてるビシっと感がリフト降りてからすでに感じられました。マニュアルオートマチック比が6:4みたいな、自分から動かしていくのも板任せにするのも挙動が分かりやすいかつクセがない。欧州系の高級なんだけど野心も感じられる質感に納得しました。逆にこれ履いてヘタな滑り出来ないので気後れしちゃいますね。試乗させてくれてありがとうって板返却しました。

FISCHER THE CURV DTi 164cm

今回ワースト板、ごめんよ!
とにかくトップとテールが頼りなくて板を傾けると安定しなくて荷重を預けられない。初期S8iと似た感触しか得られませんでした。歯を食いしばって雪面ガン見してカービングする板じゃなさそうです。バランスで言えば前回乗ったTiのほうが感触は良いです。

HEAD WC REBELS E.SLR 163cm

お口直し😋
いつもの小回り先生です。しなやかなんだけど弱くない。板を傾ければその分丸い弧を描くことのできるエントリースラローマーのお供です。限界値も意外と高くて急斜面でも粘り強く対応してくれます。早くこれかS8i買えよ

NORDICA DOBERMANN SLR DC 165cm

前回ベスト板。今回も楽しく試乗させていただきました。安心感があるのに板がターンを導いてくれるような、でもちょっぴり思い通りにいかない危なっかしさが魅力的。ゲレンデでいろんなコース、いろんなゲレンデ行きたくなりそうな、ワクワクする板です。やっぱりちょっとレーシーで、ミドルターンに対応するようなちょっと幅があるほうがいいのかな、と次の板でも思いました。

Hart Circuit 70ST 165cm

66SFより太いですがR=13mとショートターン向けオールラウンド板になります。66SFとはロッカーの入り方が違うのかな?というほどトップが動かしやすい。フレックスも優しいんだけど頼もしい。滑っていて楽しい板その2になりました。板をたわませることを実感できる、たわみから来る安定性とエッジングから来るカービングの楽しさを得られます。66SFはショートターン行くぞ!となりますが、70STはSLR DCと同じで色んな動きを試したくなります。所有したら滑っていて飽きない板になりそうですね。

elan PRIMETIME 55 172cm

AMPHIBIO初試乗かな?外側ロッカー内側キャンバーという特殊ロッカー形状です。
試乗機がちょっと長かったせいか外足に荷重するとグィーンと伸びていきミドルターンのほうが得意な感じがしました。そしてちょっと気を抜いて内足に荷重が乗った瞬間、内足板が走っていき慌てて外足に荷重→外足が走る→安定するかと思ったら内足が走る→外足が走(ryと交互にグィングィン言って速度コントロール不能寸前までになりました。試乗バーンの短いコースでこうなるのはかなり危ないですね。コントロールできなかった。

LINE BLADE 160cm

ネタ枠😘
シャバ雪で雪面が荒れてきた状態では無類の強さを誇るフリーライド板です。軽さと強さを併せ持たせるためにGas Pedal Metalが入っています。矢印または魚の骨のようにトップシートに浮き出ているデザインがとってもCoolです。これ以前乗っていた11機種はピステ/デモ系統なので「しっかり乗らなきゃ」「フォーム意識しなきゃ」とカタいスキーをしていましたが、こいつはそんなこと考えなくていいです。伸縮ポールを一番短くして脚をグングン動かしてスタンス広かろうが内倒しようが関係ありません。滑れればいいんです。軽いくせにギュンギュンしていける。フリーカービングいかがですか?今回乗ってて一番楽しい板でした。スキー楽しい方が良いよね。


変に細くするより69mmくらいにしてミドルターンも楽しめると良いなぁってSLR DCと70ST乗っていて思いました。それでもE.SLRとS8iはコッテコテショートターンとしては魅力ですね。まだ悩みます。来シーズンまた試乗会に行きましょう。
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ノルン水上で試乗会参加してきたのよ

2024-03-03 21:24:08 | 日々徒然
の巻
ご友人…❤もスノーボードの試乗会も兼ねていたのでご一緒しました。朝一はアイスバーンから午後からガリガリ削れた乾いたザラメ雪の下にアイスバーンという難しいコンディションでしたが、その分板の特性がはっきり感じられたと思います。

ATOMIC REDSTER S8i 165cm

トップバッター、いつもの。年々板のレベルが上がっていっているS8iですが、昨季はS7iという下位モデルが加わったので安心して強くなっていっています。アイスバーンの難しい状況ながらも昨今有ったトップとテールの頼りなさはほぼ感じられなくなり、むしろ足元のしっかりさからしなやかさを感じられるようになりました。ようやく僕の実力が適うようになってきたのも手伝ってクルクル回れるショートターン製造機に。ただ良い板なんだけど、楽しさがない、優等生すぎる。この日最後に試乗した板のような楽しさがあれば購入していただろうに。ご友人からは「赤いソールが綺麗だから赤いワックス塗りたくなります」と評価されました。雪面に映る赤が好きという人も多いですね。

VOLKL RACETIGER SC YELLOW 165cm

SCはカラーが白黒と黄色黒の2パターンがありますが、今回はノーマルタイガーカラーにしました。2年前白黒のほうに乗って期限が良かったため今回もウキウキして乗ったんですが、結果はこの日ワーストな印象を受けてしまいました。カーボン板特有のビヨンビヨン跳ねる感じがせず、板の反応が弱く薄い。ターン後半でもたつく。ショートターン刻もうとしてももっさり感が…。以前まだ黄色黒しかなかった時代(19-20)のSCとは違った悪さを感じました。やっぱりSCは白黒じゃないとダメです。

FISCHER THE CURV Ti 164cm

CURVシリーズ一番下のモデルで、御覧の通りセパレートレールシステムで足元のたわみが出しやすい+0.5mmチタンで扱いやすい板になっています。一番下でもCURVシリーズなのでベースエッジ角度が0.7°になっており、板をちょっと傾けるだけで自動的に板がたわみオートマチックにカービングできます。反発も穏やかなので楽々小回りできる優れモノ。懸念があるとすればエッジ角度が下位モデルなのに浅めなのでズラしはちょっと意識して力を入れないとできませんし、逆エッジも起こりやすい。そしてこのスペックに対して税込み13万円オーバーという価格設定は財布と相談したくなります。良い板なんですが、他を探せばもっと良い板が、もっと安い板がとなってしまいますね。

SALOMON ADDIKT PRO 163cm

去年ウィングヒルズ白鳥でイマイチだった一台。今回リベンジしました。雪質が前回試乗時より硬いためトップから思いっきり踏んづけたらちゃんとたわみホッとしました。たわませたエネルギーを足元で受けてテールで炸裂!………しませんでした。モーションテールはどうやらカービングを最後までしっかり完遂するための物で、たわませた力を加速するようにはできていないようです。この板はアレかな?もっと純粋なカービングを楽しむためのモデルかな?やはりADDIKTは疑問が残るモデルでした。

SALOMON S/RACE SL 10 165cm

お口直し😋
軽いけど結構すごいやつ。ADDKT PROよりレーシーな小回りというか反発力を感じました。これはBLADEテクノロジーがよく働いていて、ターン中綺麗にたわんだ感触が良く感じられます。そしてたわんだ力をしっかりテールが反発して加速力として伝えてくれる。板が前へ前へと行く。しかしコントロールできているから体が遅れずにどんどん攻めたターンができる。僕のような小回りリズムよく出来ません中級者にはこのくらいのレベルの板が丁度良いです。マイショートターン教官板です。ほぼSHOT SLだし。

SALOMON S/MAX 10 170cm

今回からアースカラーとなり、素材も一新されました。足元にアッシュウッドコアを配置しトップとテールにはデンソライトコア(ポリウレタンコア)のコンポジットコアこうぞうになりました。より軽量化されたのは嬉しいんですが、ウレタンコアって限界値低いしウッドコアと違う感触がするんでしょ?と訝しがりながらのりました。が、いい意味で裏切られました。昨季と遜色ない操作性とウッドコアのような粘りがトップテールどちらからも感じられる。SALOMONのスタッフさんが言っていたようにクルージングが楽しめる一台になっていました。おそらくウッドコアと同じような挙動をするように、何回もテストして作り上げたんだなぁと勝手にSALOMONに感服。SALOMON信者なので仕方ないですね。サイドウォールはADDIKT PROと一緒で再生材を使用しているため、カラフルで同じものが一つとして存在しません。あなただけのSMAX 10です。

小賀坂 TC-S FM585プレート 160cm

今季からTC-SとS,Lの後にアルファベットがつかなくなりました。そしてTC-MがなくなりSとLになりました。小回りと大回り。潔い。
柔らか目で足元もたわませることができるFMプレートなので、板自体のフレックスを阻害せず扱いやすさ重視のセットになります。それもあってか流石小賀坂といえる綿密でしっとりとしたたわみは下手でも感じられることができます。荒れている雪面を蹴っ飛ばすのではなく、しなやかにかつ跳ねるように往なしていく板は海外メーカー板ではなかなか見つけることができません。柔らか目のプレートも手伝ってかトランポリンを横にして使ってるように横へ横へ次のターンを繋いで行ける。「これが日本の基礎板の動きか」と身をもって知る板でした。去年乗ったCircuit 66SFともS-POTIONとも違う。これは鶏ガラを効かせた醤油ラーメン。66SFは背油醤油、S-POTIONはがっつり煮干し醤油ですね。何言ってるか自分でもさっぱりわからない醤油ラーメンだけに。

HEAD SUPERSHAPE e-MAGNUM 170cm

これ行きつけの塩ラーメン。行きつけだけど隣県にあるから月1で通ってるみたいな。それは行きつけとは言いません。
がっつり日本基礎板に乗ったのでド本格海外カービング板でお口直し😋です。耳にタコができますが、S/MAX 10と同じくもっと早く出会えていたら購入していたであろう板で、最近ではすべての板の中心、ベンチマーク板になっています。切るズラすがこの長さでも自在で、もたつくことも板だけが勝手に先行することもまず起こりません。それなのに少々ハードなカービングをしてもそう簡単にはバタつかず、安心感と安定感が板全体から感じられます。欠点が無いのが欠点。しかし、面白みがないかと言われたら違う。スキーの、カービングの本来あるべき姿を見せてくれる楽しさが、この板にはある。レンタル卒業して板何買えばいい?と言われたらMAGNUM勧めても僕は悪くないと思います。そしてそのまま10年乗ってしまうような板だと思います。おそらく僕は5年後にMAGNUMを買うでしょう。

NORDICA DOBERMANN SLR DC 160cm

ネタ枠として乗ったはずの板でした。小賀坂と違い、過激な匂いがぷんぷんします。心材を上下に配置し間にパルスコアを挟んだDuble Core仕様。そのコアを上下からチタンで挟んでいます。ダブルはさみ揚げ。
ビュンビュン滑って体がついて行けなくて発射されてまともにターンできないで終わると思いました。が、実際は荒れた雪面を吹っ飛ばしながらたわみ、トップを下へ下へと誘いながらターンの加速がとてもエネルギッシュで心地良い。レーシーな感覚がするのにターンが破綻せずに板が引っ張っていく、心地良く煽ってくる。その風貌と名前から敬遠していましたが、今回乗っていて一番楽しくワクワクする板でした。でもこの板に手を出しちゃうとやっぱり脚前が未熟なのが浮き彫りになって、板に履かれてる感じがしちゃうんだろうな。一つレベルが下にSLCという板がありますが、名前の通りカーボン補強のみなので現在のCHARGERよりちょっと上程度の板になってしまいます。チタン1枚補強板があれば即購入していたかもしれません。あとセンターが69mmなのでやっぱり68mm以下の板が欲しいです。ショートターンだけじゃなくミドルターンも混ぜる滑りをするなら良いサイドカットしてます。痛板にするならアビスガード姉妹だね。本当は「こんばんわんわん」で周防パトラちゃん様を思いついて試乗した板だけどね。


TC-SとDOBERMANNを乗って思うに、今のデモ/ピステのフラグシップ板って中級者が乗っても扱いきれないことはなく、過激さや難しさが以前よりも緩和されているんじゃないかとかんじました。もちろん小賀坂もNORDICAもSRプレートだったりWC PLATEという本チャン使用の板がありますが、それらは技術選など競技向けなので一般ゲレンデユースにはオーバースペックだと思います。なので僕が次購入する板もビンディングの穴を空ける板ではなく、レールシステムでビンディングを自由に動かせられるレベルの板にすると思います。もちろんセパレートプレートという選択肢も捨てているわけではありません。S-POTIONもCircuit 66SFも去年試乗して感銘を受けた板でもありますから。
僕の嫁板探しはもうちょっとだけ続きます。次回は3/31のシャルマン火打に出現しましょう。
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2024年もう二ヶ月経とうとしてるって本当ですか

2024-02-27 22:27:44 | 日々徒然
本当です(無情)
決してこのブログの存在を忘れたわけではありません。むしろ書こう書こうとして煮詰めすぎて書けなくなっている場合が多いです。水あめを焦がしちゃってるようなそんな失敗。やっとその失敗が糧になってくれそうな雰囲気になりました。

先日購入した多聞蝋、多聞天様の加護により滑るというスピリチュアルなワックスですが、50℃で融けるという低融点からクリーニングワックスにしか用途がないネタアイテムだと思っていました。しかし塗り込んで剥がしてみると真冬の気温にもかかわらずスクレーパーにへばりつくような粘りを保持していました。この粘りは滑走に悪さをするのではないかと危惧しました。ただこの粘りを逆に考え、滑走ワックスと吸着させてしまえばいいんじゃないかと考えました。犠牲になる滑走ワックスはイグチワックスMSPホワイトバリカタゲキパウです。すさまじく硬く、冷えて固まったら剥がせない。冷える前に剥がさないといけないワックスです。滑走性もすさまじく本来激低温下用のワックスなはずですが、ちょっとくらい溶けた雪でも水気を弾き飛ばし板を走らせてくれます。ただしソールに保持させるのが難しく、しっかり浸透させようとするとソールを焼いてしまいかねません。なんとか耐久性を上げたい…そこで読んで字のごとく白羽の矢が立ったのが多聞蝋でした。多聞蝋1回塗布→MSPホワイト1回塗布で実験的に滑走へ。1/22に仕上げてからみつまたかぐら(新雪)、菅平パインビーク(アイスバーン気味)、熊の湯横手山・渋峠(アイスバーン→やや溶けた雪)と少なく見積もっても120kmは滑走してきましたが、まだワックスの効きを感じます。

Q.つまりどういう?
A.多聞蝋+MSPホワイトでおk

短絡的ですが、僕の出した答えはコレです。あとはMSPホワイトを他の滑走ワックスに変えるなりして気温と雪質に対応していけばいいでしょう。春雪にも強そうだなぁ。



試乗会、2回しか行ってませんが行ってました。
2/11 ブランシュたかやま
いつもの試乗会でいつものモデルを乗ってきました。
・WC REBELS E.SLR 163cm

WC REBELSの下から二番目のエントリースラロームモデルです。ラディウスがかなり小さいですが、軽いこととしなやかで急な動きをしないため、大回りも優しく乗ればできちゃいます。マニフェストの小回りも程よい反発のおかげで速度が出てなくても綺麗な弧を描いて回ってくれます。ガンガン滑ろうとすると物足りなさを感じますが、不思議と頼りなさや恐怖心を感じにくい。小回り習得したい人にまず乗ってみてとお勧めできる一台ですね。


・WC REBELS E-SL 160cm
先シーズン165cmを乗り濃厚な乗り味に感服したモデルです。今回短いものに乗ってみました。先シーズンちょっとオーバースペックだなと感じましたが、今回はちゃんと乗れてる感じがしました。短くなった分動きにキレがでてショートターンが楽しい。大回りで過度に踏み込んでも安定感がずっと続く。SLRで物足りなかった人にはぜひ乗っていただきたいですね。濃厚で、コクとキレが増した小回りを体験してください。なんでも味覚に例えたがる!


・WC REBELS E-SL RD FIS 168cm
同じ名前で白い板がありますがこちらは青でプレートも優しめの物が搭載されています。FIS公認モデルですがデモフラグシップという位置づけのようです。完全に脚前が追いついてない高嶺の花板ですが、乗ってみてこれがびっくり扱えちゃう。扱わされてる感があまりせず、しっかり踏み込めてビュンビュン加速していくのに振り落とされない不思議感覚。去年E-SLに乗った感触が去来しました。HEADの板って上位モデルでも扱える懐の深さがあるんですよね。もちろんエキスパートが乗れば本領発揮します。オレンジ色のウェア来ていた人が乗りこなしてて格好良かったなぁ。僕はひたすら小回りでピュンピュンしながら大回りグイーンと楽しむだけ楽しみました。やっぱり足元のプレートの感触って大事。RDってRACE/DEMOの意味だったんですね。初めて知りました。


・WC REBELS E-RACE 170cm
ラディウスこそ大きくなりますが小回りもできるオールラウンドな機種…なんですが、どうもトップがあっちこっちいって落ち着かないような雰囲気。踏み込んでエッジを噛ませようとしても不安定でなかなか思ったようにカービングできない。これは、相性が悪い板でしたね。


・SUPERSHAPE e-MAGNUM 170cm
お口直し😉
HEADのベンチマーク板というのはもとより個人的にはもうすべてのピステ板のベンチマーク的存在になっています。それは長さが170cmになっても一緒で、この長さながら小回りがキレ良く出るし、切るズラすも思った通りに思った反応をしてくれるすごいやつ。10年以上同じ名前で少しずつバージョンアップしてきた名機は伊達じゃない。おそらくEMCの効力が一番感じられる一台だと思います。もっと早く出会っていれば必ず買っていたでしょう。


・WC REBELS E-GS RD SPEEDBLUE 181cm
ネタ枠😉
履いた瞬間、4本の細いレールの上に乗っているような錯覚をするほどの細さ、エッジ角度。直立でエッジが噛んでいるような状態ですから、非力な僕では到底ズラせません。普通にカービングしようとするとまず曲がらないだろうと思って、ずっとクローチング組んで緩やかなコースをクルージングしていました。でも思ったより曲がったのが不思議です。たわんだのかな?たわむ感触は…した?毛色が違いすぎるし他にGS板に乗ったことが無いし技量も足りてないので、どういう板か分かりませんでしたが、なんか楽しかったです。


次回、ノルン水上で試乗会参加したよの記事になります。
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あけましておめでとうしてました

2024-01-20 21:31:54 | 日々徒然
え、もう2024年なんですか。ヤダモー光陰矢の如し。
暖冬小雪といいながらもしっかり寒波は入ってくるわけで、山は雪山へと衣替えして久しい頃です。今年は滑走データ記録アプリを入れているので何回滑ったかとか最高速度何km/hかとか可視化されています。

12/22 奥只見丸山

前年の投稿で21日と言っていましたが仕事の勤務日変更があったため22日になりました。ちょうど雪が降った後だったのでカモシカBコースはピーカンパウダーでハッピーな日でした。僕もカモシカAをちょっとだけ不整地を楽しみました。転んでもモフンモフンなので気持ちいいです。RANGER108Ti持っていけばよかったとちょっと後悔したので、直滑降きめてこの時点で71.6km/hだしました。丸山ゲレンデは僕のホームです。

12/25 野沢温泉

雪不足のため頂上毛無山周辺のコースしか空いていませんでしたが、それでも野沢温泉は最高!日が当たっているところは雪が柔らかいし、日陰はバーンが締まっていて滑りごたえがある。ひたすらやまびこコースを滑ってました。もうちょっと上手くなればやまびこEコースもフルカービングで滑れるんだろうなぁ。

1/3 上越国際

こちらも雪不足のためフォレストゾーンとパノラマゾーンのみの開放でした。ほぼ当間のほうでしか滑ってませんでした。雪が少ないうえに降雪もなかった週間でしたので、当間第4ゲレンデ上部には小さな木の切り株が飛び出ていてズラしていくと足元を掬われ、コース幅が狭いため真っすぐにも行けないというストレスのたまる状態でした。スキー板への負荷も大きかったようで、えぐられたような傷が2か所とソールが土にまみれたようにべっとりな状態になってしまいました。帰って即リムーバー+クリーニングワックス+ワクシングペーパーで綺麗にしました。

1/11 舞子

小学生のころ一度だけ行った記憶のある舞子スノーリゾートです。その時はずっと緩斜面で楽しくないスキー場だなと感じていました。が、そんな生ぬるいものじゃありませんでした。ゴンドラに乗って奥添地飯士山エリアは急斜面と不整地の宝庫。K2 PRESSで行ったので完全にナメてましたが、何回も足元掬われる結果になりました。ご友人...❤と一緒に滑ったのですが、見られていないところで何回も転びました(少なくとも7回は)。帰りのN3コースで棚田の上をジャンプしながら滑っていたらランディングで右膝がピキッといきました。体が弱い。今度はしっかりとした気持ちと体で…滑らなければ...❤

1/14 ネコママウンテン

アルツ磐梯と猫魔スキー場の連結リフトが完成し、合体してリニューアルされたスキー場です。アルツ磐梯方面は去年滑ったので何となくルートがわかりますが猫魔は初めてでした。何回かズナイを流した後猫魔エリアへ。が、連結リフト降りた先は上級者コースのエキサイト1しか降りられない状態で、まだ雪があれてなかったのと上級者コースだと思って滑ってなかったのでほぼ直滑降で降りてきました。フォレスト3とデビル3をもうちょっと滑ってみたかったのですが、生憎一緒に滑った友人は体力切れですぐにアルツ磐梯方面に戻ってきました。その代わり友人の小賀坂KS-GXを借りて滑りました。エッジをわざと落としてありましたが、それでもきちんとグリップするししっかり撓む。すべてがしっかりしてる良い板でしたね。真面目、日本らしい板です。日本製は強い。K2 CHARGERと比較するとその差がよくわかります。CHARGERも遊び心あって良い板です。

1/17 ノルン水上

ご友人...❤と一緒に滑りました。前日に低気圧が発達しながら通って行ったので、みなかみ町は大雪警報が出ていました。そのおかげかCコースが開放されていて、1,800mのクルージングを楽しむことができました。降雪があったため圧雪していないコース端っこは非圧雪になっていたのでRANGER108Ti引っ張り出してちょっとした端パウ滑走まがいのことをやりました。去年の当間までとはいきませんでしたが非圧雪を太い板で滑るのは楽しいですね。終盤はEコースをひたすら回す修行人と化していました。NO3リフトは短いのに高速クアッドで回転が速い。体が弱い人間にはちょっと堪えました。

1/20 松之山温泉

休日だとしても松之山温泉なら人少ないだろうと思っていた僕が馬鹿でした。GSの大会があって9時に到着した時点で駐車場既に満車!越道側沿いに20台ほど停められるスペースにギリギリ駐車!思ったよりハードなことになってました。2年ぶりにこのスキー場でATOMIC BetaRACEを履きましたが、リコールされたビンディングと同型のビンディングが乗っているのでいつ誤開放されるかヒヤヒヤだったのでまともに滑れませんでした。すぐにCHARGERに変えて頂上を滑ったり、レーサー達の果敢な滑りを楽しみました。あと小っちゃいポールがコブに見立てて設置されてるアレ(アレなんて言うんだろ)もあったので果敢にトライ!4つ目でリズム合せられなくて弾かれてプギャりました。本当に下手、下手、ヘ~タ~。なおCHARGERはリフト油でソールがべっとりになりました。

大丈夫、僕には多聞天様のご加護がありますから。

サンヨーサンヨ
サンヨーサンヨ
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シーズンインしてました

2023-12-16 20:43:19 | 日々徒然
10年に一度の寒波が来るらしく、恐れ戦いています。明日は仕事があります。儲けられないけど稼ぎ時です。

シーズンインしたのは12/2でした。髙山の友達が白馬に来るっていうんで落ち合ったぜHakuba47。ベースだと積雪15cmくらいで大丈夫かと思いましたが、ゴンドラ乗って上に着けばハイシーズンのそれでずっと雪が降っていました。朝はまだ雪が硬くおっかねー状態でしたが、降雪のおかげで徐々に柔らかくなっていき、最後はLineEリフトの横のコースをぶん回してました。逆勾配になるところはボーダーが嫌ってスキーヤー天国になるので楽しいですね。シーズンイン初っ端から50km/h以上速度が出せるとは思っていませんでした。

シーズン2回目、これつい最近。12/13の出来事。雪を求めて横手山・渋峠スキー場にやってきました。前日に降雪があったらしく国道292号は坊平橋過ぎたあたりからハイシーズンの様相を呈してきまして、後ろの前の中型トラックの10m後ろ位をのそのそ登っていきました。新品VRX3でもおっかねーでした。肝心のゲレンデはというと、積雪が少なく第一ゲレンデと海和ゲレンデのみの解放でしたがこれが楽しかった。海和ゲレンデでは細身でいかにもギュンギュン滑りそうな人たちに交じってカーボン補強板で黴ングターンを晒したり(写真撮ってるの見てすんげー恐縮というか委縮して滑ってました)、第一ゲレンデではスキー教室で来ていた熊本県立熊本農業高校の皆さんと一緒にプルークボーゲンでずるずる滑る不審者になってました。ゴーグル忘れて裸眼で滑るしリフト下でコケてHakuba47で瀕死の状態だったGoProのマウントが粉々に砕ける致命傷を受けましたが、体は元気そのものでした。最終的にK2 CHARGERの限界を感じ、違う黄色と黒の板がますます欲しくなってたりしました。もっと言うと、12/9に秋葉原でイヤホン買ったついでにVictoriaでR-EVO 100Sを試し履きしたせいでそれも欲しくなってしまっていたので、合わせて17万かうーんと唸ってました。そんな他の板に浮気しようとするからちゃーじゃーはシーズン初めのゲレンデの天罰を受けてしまったらしく、強烈な縦筋のキズをソールに刻まれてしまいました。といってもコアが見えるまで深くはないので、帰ってからスクレーピングと金属ブラシをかけたらバリが取れて全く問題ない状態になりました。12月中は新板使ったりするのやめようね。

21日、寒波が抜けた頃合いを見計らってまたどこかの山に出没します。おそらく白馬のどこかんふふ。
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