三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

待降節第3主日のミサ

2012年12月19日 | ミサ聖祭
待降節第3主日を迎えた東京カテドラル関口教会
(住所:東京都文京区関口3-16-15)

12月16日(日)、東京カテドラル関口教会で待降節第3主日のミサに与った。福音朗読は、洗礼者ヨハネが教えを宣べた場面(ルカ3・10-18)。主任司祭の山本量太郎神父は、「クリスマスの近づいた日曜日、教会の外に向かって多くの人の訪れを待つ心がまえが、私たちの中で育ちますように祈りましょう」と話された。ミサ後、大聖堂を出ると冬の澄んだ青空が。まさに、待降節第1主日のミサで金子賢之介神父が話された「聖母の“天衣無縫”の青いマント」である。

この日は衆院選があった。「自民圧勝!維新躍進!」で示されたニッポン人の民意とは、次のようなものだろう。「我々は原発を死守する。中韓に侮られないために国防軍の創設が急務だ。貧困は自己責任だから助ける必要はない。高齢者や障害者も国から自立すべきだ。子どもたちには弱者を思いやる心よりも国を愛する心を教えよ。我々も増税で滅私奉公、改憲で尽忠報国の覚悟はできている。テレビと共に挙国一致した我々は、ニッポン人であることを誇りに思う」。

有権者の多数を占める(と思われる)テレビ中毒者の絶大な支持を受けて、安倍晋三と自民党は「世界で最も品性下劣な国づくり」を始めるだろう。テレビ中毒者は安倍一派がこしらえた「改憲案」のオゾマシイ内容に、一度でも目を通したのか。テレビ中毒者は肉欲と物欲、金銭欲が満たされている限り、個人の権利と自由、平和が脅かされても何も考えないのか。もはや、刹那主義に溺れるニッポンを正すのは、国際社会の英知、そして神の救いに委ねる他はない。


東京カテドラル関口教会ののルルド
“ Christe!Veni ad salvandum nos! ”

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲は読誦(感謝の賛歌のみ典礼聖歌205。待降節中、栄光の賛歌は唱えない)、入祭:典礼聖歌137「すべての人の救いを」、奉納:典礼聖歌167「わがこころ喜びに」、拝領:典礼聖歌183「われらはシオンで神をたたえ」、閉祭:カトリック聖歌101「とくわきながれよ」。
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