石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

『復興に向けて頑張る地元企業』や『石巻地域の復旧状況』といった地元密着情報などを発信していきます!
〈本文は、敬称略〉

復活した日本製紙。

2011年11月30日 | 復旧・復興への取り組み

9月15日に業務を再開した日本製紙株式会社 石巻工場にお邪魔してきました。
津波によって工場の周囲にあった塀や樹木の多くが流され、現在の工場の周りは仮設の囲いがあるのみです。
3月11日に電気・水道が止まり、そんな中でも工場内を片付け、8月15日工場ボイラーを立ち上げ、9月の業務再開へと至りました。


こちらが、チラシ用の紙などを製造するN6マシン。全長292mになります。
分速1601mで紙を製造しロール状に巻き取っていきます(最大1800mまで可)
幅8.5m、直径3m程の大きなロール1巻で200km。仙台と石巻を二往復できる長さ!!
巻き取られたロールの幅は8.5mあるので、請け負った仕様にワインダーという切断機械でカットしていきます。

ワインダーでカットした紙を包装し、立体倉庫へ保管します。
立体倉庫の1階と2階の間まで津波で浸水したそうです。
1階の紙は全て使用不能となり片付けました。
2階以上の紙も湿度で湿って使えないのですが、2階以上の棚から紙を降ろす機械も水没してしまったため使用不能となり、2階以上に重ねてある紙が降ろせない状態なんだそうです。


海沿いの道路から撮影したところ。
煙突の横に出ている管のあたりまで水没したそうです。

紙の原料チップが海沿いに山積みにされています。
なぜかこのチップは津波で流れなかったそうです。
チップは水を浴びるとチップ同士が絡まって固定するので流されずに済んだということでした。

石巻市の海沿いに立地しているにもかかわらず、発災直後に工場内の社員を工場向かいの高台に避難させ、勤務中だった社員は全員無事でした。
会社としての防災意識の高さの賜だと思います。

工場の煙突5本のうち、煙が出ているのは現在2本だけ。
全て復旧するまでに3年ほど要するとのことでした。
石巻地域の基幹産業として、地域の復興と共に頑張っていただきたいと思いました。


(S.O)



復興いしのまき丼~冬~を食す。

2011年11月28日 | 復旧・復興への取り組み

11月24日から販売が始まった「復興いしのまき丼~冬~」


どうしても牡蠣が食べたくなって、いしのまき丼参加店の「滝川」に行ってきました。


せりが大好きtokiさんは滝川オリジナルの「牡蠣せり丼」を注文。
万石浦の牡蠣と河北のせりをたっぷり使った地産地消どんぶりです。


こちらは参加店共通レシピ「牡蠣とトマトの玉子とじ丼」。
こちらのトマトも石巻産を使用しています。
玉子とトマトってもともと相性がいいですが、ここに牡蠣を加えても全く違和感がないですね。
玉子がふわふわ、牡蠣もぷりぷりしていて美味しかったです。
小さいお子様も食べやすいと思います。


+100円で〆のコーヒー。
湯飲み茶碗で出てきます。
お店の雰囲気に合ってオシャレですね。

「復興いしのまき丼」の参加店は6店舗あります。
共通レシピのほか、各店舗オリジナル丼があるので食べ歩きしてみたいですね。

【滝川】
石巻市立町1丁目7-23(石巻サンプラザホテル1F)


(S.O)

おしかのれん街に行ってきました。

2011年11月25日 | 復旧・復興への取り組み

石巻市牡鹿地区の仮設商店街「おしかのれん街」に行ってきました。

この「おしかのれん街」はNPO法人ジェンが、ドイツを本拠地とする国際緊急支援団体HELPの助成金によって二棟建設しました。


A棟には「東洋館ざっか屋さん」や「マルニ鮮魚店」など8店舗が入っています。




B棟には上海楼や黄金寿司などが入り、お昼時にはボランティアさんや復旧工事の作業員のみなさんで行列が出来ていました

私たちも黄金寿司でランチ。

寿司(くじら入)1,500円
こちらの黄金寿司さんはもともと「クジラ寿司」が有名なお店です。


ちらし寿司1,000円。こちらにも、くじら肉が入っています。
いずれも、エビ頭入りのお味噌汁付きです。
ちらし寿司とっても豪華!
となりのテーブルにいた、女性ボランティアさん達から「わあ~、私もあれにすれば良かった」という声が・・・
店主、ボソッと「変更出来ないよ・・・

牡鹿にお越しの際は「おしかのれん街」でランチはいかがでしょうか?

【おしかのれん街所在地】
石巻市鮎川浜湊川1-12

(S.O)


地域づくり団体石巻支部交流会を開催します!

2011年11月24日 | 復旧・復興への取り組み

※画像をクリックするとPDFのページにジャンプします。

今年も石巻支部の交流会では、情報交換会を開催します!
東日本大震災後、地域づくりの重要性が問われていますが、
他の団体が何をしているかよく分からないのが現状…
この機会にお互いの活動について学び合いませんか?

活動分野の垣根を越えた様々な活動事例を知る機会として、ぜひご参加下さい。



★地域づくり団体石巻支部交流会【情報交換会】概要★

○日時:12月10日(土)10:00~12:30
○場所:県石巻合同庁舎 401会議室
○内容:【第一部】活動発表【第二部】懇談会
○参加料:無料
○申込期限:12月2日(金)まで
○申込先:申込書をFAX ・メール・郵送等で下記まで送付して下さい。
  みやぎ地域づくり団体協議会石巻支部事務局
  ( 東部地方振興事務所 地方振興部 商工・振興第一班 担当:金野)
  電話:0225-95-1414 / FAX:0225-95-1471 / E-mail:et-sinbk@pref.miyagi.jp
○チラシ・申込書はホームページから。
 http://www.pref.miyagi.jp/et-sgsin/tiikisyoukai/tiikidukuri/tiikidukuri.htm
(K.K)

「復興いしのまき丼~冬~」是非ご賞味下さい!

2011年11月22日 | グルメ情報

11月24日(木)から「復興いしのまき丼~冬~」が販売されます。中身は「牡蠣とトマトの玉子とじ丼」です。風味豊かな牡蠣と,冬に甘みの増す石巻産のトマトをたっぷり使った丼です。さっぱりとした酸味が牡蠣の旨味を引き立てます。各参加店共通にてお召し上がりいただけます。
おいしい牡蠣を使った“いしのまき丼”
市内のお店で是非ご賞味ください。
【参加店】
1.大もり屋 石巻市鋳銭場4-8 Tel.0225-22-4117
2.鳴海 石巻市立町2-5-35 Tel.0225-94-4021
3.石巻グランドホテル 石巻市千石町2-10 Tel.0225-93-8111
4.滝川 石巻市立町1-7-23 Tel.0225-22-1138
5.とり文 石巻市中央2-7-18 Tel.0225-22-0521
6.八幡家 石巻市中央2-8-23 Tel.0225-22-0138
     石巻市住吉町2-5-10
【お問い合わせ】石巻料理店組合 石巻市鋳銭場8-11 
      Tel.0225-93-6448(石巻観光協会内)

「いしのまき丼」の販売開始に伴い,11月23日(水・祝)に仙台で行われる「復興!みやぎ うまいDON×うまいMONフェスティバル」にも出店します。
仙台近郊のみなさん,この機会に是非ご賞味ください!

□日時:11月23日(水・祝) 11時~16時
□場所:仙台市青葉区 一番町四丁目商店街アーケード内(三越周辺)
□内容
 1.うまいDONゾーン
 県内のおいしい丼を食べて楽しむコーナー。
 油麩丼やはらこめし弁当の他、石巻で新たに誕生した「復興いしのまき丼」を各500円で提供致します。
 2.うまいMONゾーン
 JA,こんわ会の物産販売コーナー。
 野菜,きのこ,海産物,米粉などをお手頃価格で販売。
 3.イベントステージ
 MCによる各コーナー,チャリティーオークションなど。
□主催/宮城県協同組合こんわ会,JAグループ宮城
□後援/東北放送