しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 詩篇148篇 <主をほめたたえよ>

2017-08-22 | 詩篇

百日紅「主をほめたたえよ。すべての御使いよ。主をほめたたえよ。主の万軍よ。主をほめたたえよ。日よ。月よ。主をほめたたえよ。すべての輝く星よ。」(詩篇148:2,3新改訳)

「ハレルヤ」と「主をほめたたえよ」がナイヤガラ瀑布のように轟音を響かせ、注いでいる。圧倒的迫力に満ちた詩とはまさに本篇のことであろう。▼科学者によれば、この宇宙は百億光年より、さらに広いだろうという。そこに輝く星は無数といってよいが、彼らは創造主とキリストをほめたたえ、同じ数ほど存在するであろう御使いたちも、声のかぎり造り主と贖い主をほめたたえてやまない。これが私たちの仰ぐ宇宙のほんとうの光景である。ひとり人間だけが、この宇宙は真空ゆえ、音がなく、無限の静寂だと思い込んでいる。信仰の目と耳が機能していないからだ。▼人の一生に起きる苦難、悲しみ、悲喜こもごものできごとなどは、すべて被造物の賛美という大瀑流に吸い込まれ、あとかたもなく消え去っている。私たちはなんと小さなことに思いを馳せ、ああでもない、こうでもないと、ヨブのようにつぶやく存在なのか。▼おお、私たちは己が身を恥じたい、不信仰の心を嘆きたい、そしてただちに天の大聖歌隊に加わりたい。「①ああ言葉のかぎり、歌わまほし! 主イエスの栄えと愛とめぐみ ②御名のかしこさを、伝えまほし! よも(四方)のたみくさ(民草)に、よもの島に」(インマヌエル讃美歌30:チャールス・ウェスレー)