誰が名付けた『平成の絵師』大上克己

【似顔絵がつなげる心の懸け橋】
いつかはあなたの似顔絵が・・・

繋がりがおもしろい

2011-04-25 23:18:27 | 日記

<073 Hさん>

書道サロン「優書会作品発表会」に足を運んだ。
書道の先生は松田朗子さん。
先生との出逢いは偶然が偶然を呼ぶから面白い。

*説明がややこしいので読まなくていいよ。

前のブログでも触れました、パーキンソン病友の会主催の絵画展、
会場の隣では書道展が開かれていた。
先生は書道展を観る目的で会場に出かけたついでに、私達の展示会に入場された模様。
そこには先生も知っていたシンガーソングライター新屋まり様や音楽プロデューサーの游水様の似顔絵を観てビックリ。
私もその日会場に行っていましたが、勿論先生の存在はこの時点では知らず。
昼食時間も大きく下がり、空腹状態は体のバランスを崩してしまう。
そこで思い出したのが一度行ってみたかった「喫茶 木もれび」。
オーナーは、先日新屋まりライブで歌手デビューした松本琴子さん。
いろんな所で会う機会はありましたが、お店に立ち寄るのは初めてのこと。
そこでそこで、オーナーと話しをしていましたら丸顔のお客様。
木もれび常連らしきお客様は、隣の席でオーナーと話しているが、
なんとパーキンソン病友の会絵画展の話をしているじゃないですが。
「あのーその絵の描き屋なんですが・・・」
こんなことってあるんですね。世間は狭いとはこのことだ。


先生から書道の作品発表会の案内を受けた。
会場は木もれびの二階。
コジンマリトした会場には小学生の作品から60歳を若干超えた方の作品で
埋め尽くされている。
勿論、木もれびのオーナーさんの作品も展示されている。
先生は見本を示して書きなさい主義から、思うこと今を感じていることを
素直に表現しようという指導方法といわれる。

それはそれは多彩な作品は結構いけている。
ある女性の作品は、60歳を超えて始めた書道を「60の手習い」と表現し、
また別の女性は、脳梗塞を4回も発症し、命を落としかけたですよと「生きる」と
力強く筆を走らせている。
先生の多くの展示作品から1点気になった作品があった。
「楽」 という書が 「バルタン星人」にどうしても見える。
書き手が自由奔放にかくのなら、読み手も自由に感じて読んでもいいだろうと笑った。
そして記帳簿に震える右手で書いたら、ひとりの生徒さんが声を掛けてきました。
その方は私の住む地区出身の方だったので、これまた驚き。
先生と偶然の出会い、そしてその生徒さんとの出会い!
悪いことはできない、本当に世間は狭いと改めて思う。

どのくらいいただろうか、鑑賞に来られる方が切れ目も無く続く。
生徒さんが言われる「先生の人徳ですよ」
自由奔放な作品、アットファミリー的な会場の雰囲気。
花もいっぱい飾ってあり、和むひと時を過ごさせていただきました。

 いいね、味わいがあるね。

<072 Hさん>
只今工大沼田校舎で展示会をさせていただいている責任者のHさん。
お世話になるんで似顔絵を描きましょうと言うも、勘弁して下さいと照れるHさん。描いてしまいました。が、しかし顔の輪郭と肌が黒ずんでしまい、申し訳ない作品となりました。

<書道サロン優書会作品発表会>
期間  平成23年4月23日~4月26日

会場  Reno*Renoギャラリー
     中区本川2丁目
問合せ 082-234-2227
入場料 無料


 <お知らせ>
ー大上克己似顔絵展開催中ー
 

場所 広島工業大学 沼田校舎
    広島市安佐南区沼田町伴4104-2
    082-848-0145

期間 平成23年4月1日~(1か月位)

  <次回のブログは5月1日(日)です>
(ブログ更新縮小し、気持ばかり節電中!)


まるで嫁がす娘のようだ

2011-04-24 11:48:26 | 日記

<072 Tさん>

2011.3.20.と4.3<絵065>で紹介しました、「汲んだ命の水」の絵を譲ってほしいと
ご紹介した件、先週の水曜日に依頼主にお届けしました。

繰り返しになりますが、この絵は、広島県民文化センターでパーキンソン病友の会
主催による絵画展で義援金箱の上に飾っていたものです。
たまたまNHKのニュースに取りあげて頂いたのを見られた視聴者の方が、わざわざ
会場に来られて気に入られたようです。
文化センター展示のあと、
私の勤める職場の義援金箱の隣に掲示していましたが、
1か月間経過し、お役目終了としました。

これまで描いた似顔絵はプレゼントしてきましたが、逆に‘譲ってほしい’と言われると
無償に愛着がわき放したくなる、まるで我が娘を嫁がすような不思議な心境だ。



嫁ぐ日がやってきました。
依頼主の息子さんの職場にお届しましたら、「母が喜ぶでしょう」と何度となく頭を下げてくださった。
その会社も受付で東日本大震災の義援金箱が置かれており、しばらく義援金箱の隣に
置いてくださるとのこと。
些細な絵ではありますが、義援金の応援団として若干でもお役に立てるものなら、
描き手の私も満足、いいところに嫁入りしたものと納得できる。

<072 Tさん>
職場に近い地区の民生委員の会長さん
もうずいぶん前のこと、「オレオレ詐欺」が大変社会問題となっていたころ、
他の事業所の方と寸劇で注意を促すイベントを開いた時、初めてお会いしました。
それ以後というもの、仕事を通じて大変お世話さまになっています。
私の職場が、去年創立30周年を迎えたおりに写真を撮らせていただき描いたもの、
「こんな目をしとるんかいの」と笑っておられましたが、「その通り」と笑って返しました。
<お知らせ>
ー大上克己似顔絵展開催中ー
 

場所 広島工業大学 沼田校舎
    広島市安佐南区沼田町伴4104-2
    082-848-0145

期間 平成23年4月1日~(1か月位)

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我が家の難局!

2011-04-17 11:30:02 | 日記

<071 Yさん>

今朝8時より、地域の行事「井出関」に参加した。
春の農繁期の始まりを告げるひとつの過程で、田に稲作用の水を引くため
大川から障害なく流れるように共同で作業をするものである。
2時間近く
作業をしただろうか、体力がなくなっているのを感じる、なんせ
久しぶりに
太陽をあびながら体を動かしているものだから。

似顔絵を本格的に描き始めてもう1年と半近くなろうとしているが、同居の
父は絵を描くことに大変理解を示し、その環境を作ってくれている。
炊事、洗濯、風呂、買い物、農作業、地区活動等、その一つひとつを父が
こなしてくれている。
私の勝手な解釈で、「環境をつくってくれている」という単なる甘い考えと
自立心の欠如かも知れないが、出来栄えの良い似顔絵を描くと父は大層
喜んでくれる、まあこの父子の関係はこれで良しとしよう。

それが一転して私がその全てを背負う事になってしまった。
4日前に父が田んぼに転落し、右足にヒビが入るというアクシデント。
右足膝から下をギブス固定し、松葉杖姿は痛々しい。
まだ痛みは相当あるのだろう、けっして弱音は吐かない父も、トイレと食事
以外はベッドに伏せている。

さあこれからどうしよう、洗濯、風呂はできるにしても食事ができない、しかも
何も作れないから買い物もできない状態で早くもお手上げ宣言だ!
そうは言っておれぬ、
‘やるしかない!’
老体の父には、これまで全ての面でおんぶに抱っこ状態、
否応なく父親に代わって息子である私の出番だ
3年前に逝った母親にはなんの世話もせず仕舞い、せめて一人親になった
親父の面倒はみたい。
行動は鈍く不器用な身体に徐々に向かってはいるが、これも「ええ加減に
自立せよ」との天の声。
いまの時分、「がんばれ日本、がんばろう日本!」と、日本国民はひとつの
絆で結ばれようとしている。
我が家に起きた緊急事態!
あのスローガンの力に相乗りし、私に降りかかったこの難局を乗り越えて
いきたいと決意した次第。

<071 Yさん>
いつも笑顔の絶えないYさん、80と何歳だっけ?
最近足が弱り車いす使用の生活になりかけましたが、歩行器の使用を
試みたところ、Yさん自力歩行に向け歩行器使用に意欲満々。
順調にいけたら良いですね。

 <お知らせ>
ー大上克己似顔絵展開催中ー
 
場所 広島工業大学 沼田校舎
    広島市安佐南区沼田町伴4104-2
    082-848-0145

期間 平成23年4月1日~(1か月位)

 

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(3/3)俊彦が笑顔を吹き荒せ!

2011-04-10 22:12:48 | 日記

東日本大震災も明日で1か月。
なんと月日の経つのは早いが、被災された皆さんにとっては
一日一日がさぞかし辛く長いことでしょう。
食糧、生活物資等は徐々に行きわたりつつあると報道では聞きますが
まだまだ難題は山積。
放射能にまつわる住民被害や、農漁業被害は世界的、地球規模の
問題となり別格な問題になってきました。
身近に目にする映像は、体育館など、だだっぴろい避難所で3畳間に
5人家族が寝起きしたり、壁も無くプライバシーさえ確保できない状態
には、何とも言葉がみつかりません。
書けばきりがないほどですが、今被災者のかたに何かできるとすれば
私には義援金くらいしかできない。
それと‘笑顔’のお届けか。
ブログに載せてほら笑顔!なんて、そんな単純なものでないのは
百も承知、何のお役にも立ちませんが、気持ちだけは送ってみたい
届くものならお届けしたいと願うのですが・・・

それにはこの人、
高校の同級生 俊彦の笑顔をお届したいと思います。
俊彦のキャラが、笑いを誘う笑顔旋風を巻き起こしておくれ!
東日本の被災者のみなさん
今の試練をどうか乗り切ってください、必ず輝く未来はやてきますから。
私たちも一緒です、笑顔で何としてでも乗り切りましょうね

<070 金川俊彦君>

 <お知らせ>
ー大上克己似顔絵展開催中ー
 
場所 広島工業大学 沼田校舎
    広島市安佐南区沼田町伴4104-2
    082-848-0145

期間 平成23年4月1日~(1か月位)

 

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(2/3) パーキンソン病の若き理解者

2011-04-10 17:21:53 | 日記

もう2週間前のことだろうか分厚い郵送品が届きました。
すっかり忘れていた卒論の文集である。
実は去年の9月の初め頃、山口県立大学の学生から電話があり
パーキンソン病について患者から聞き取り調査をしたいと依頼が
あり、電話の向こうで言葉を選びながら一生懸命に主旨を伝えよ
うとする彼の姿勢にほれ込んで承諾しました。

時は昨年の9月12日、施設に似顔絵を飾っていたので、職場で
対面となった。
身なりは紺のスーツに身を包み顔は日に焼けとても健康そうな
体格、聞くとラグビー部に所属、前歯を折っているという。
緊張している彼をそんな導入でほぐして本題に・・・。

若い彼が「何故パーキンソン病を卒論テーマに選んだのか」聞いてみた。

そのきっかけとなった祖父であるおじいちゃんは、長年理容師を営んでいて
ある日、散髪のくしが落ちるのを見た家族が、不審に思いおじいちゃんに
どうしたの?と聞くもおじいちゃんの反応は全くの拒否。
症状は徐々に進行し病院で診察し「パーキンソン病」と診断されても頑固な
おじいちゃんは認めようとしなかったとか。
そんなすったもんだで始まり
病に患った7年間、家族共々様々な問題に直面
し、苦労してきたことに加えて難病であることえの精神的なショックがあった
そうである。
祖父の闘病生活をみてきた彼は、祖父と同じようにこの病気で悩み苦しん
でいる人がもっと多くいるのではないか、また支援活動について関心を持ち
専門学部の大学に進学されたそうだ。

送られてきた卒論に早速目を通してみた。
32ページに及ぶ長文には、3章8節に分け、1章を「パーキンソン病の理解」、
続いて「パーキンソン病患者と家族の現状」、「パーキンソン病患者支援の
これから」との内容で構成されている。
病気の特徴や治療法の記述、私ともうひと方のパーキンソン病患者さんの
ご家族の聞き取り調査はボイスレコーダーで録音されたため、克明に再現
され、それらのことを受け、患者とその家族らが、自分らしい生活を送ること
への課題と展望を彼の言葉で述べ締めている。

彼の専攻は「社会福祉学部 社会福祉学科」で「保険医療福祉研究室」
に所属している。
、このたびの卒論は祖父の病と家族の苦悩を体験されたことがきっかけで
はあるが、数ある疾病の中から「パーキンソン病」に感心を持ち、理解して
くれていることについて患者として心強い。
彼はいま、新しい土地、北九州の某病院の事務員として、社会人のスター
トをきったばかりである。
彼の目標はあらゆる患者さんの最良の相談員さんだ。
いまは、事務を含む医療の現場をじっくり見聴き経験勉強され、オールマイ
テイな相談に携われる社会福祉士になって下さることを望んでいます。

期待しています。

<068 中尾亮介君>
いい表情しています。
ラグビーで鍛えたたくましい体は、志、希望もたくましい。
髭そりあとこんなに青くないですよと、言って笑っていました。