今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

紅茶のグレード(かなり書いた)

2014年10月12日 | 飲み物
紅茶にはグレードがある。
それは茶葉のグレードだ。
紅茶が好きで好きで仕方が無くて、昔ある女性にそんなに勉強して「紅茶検定でも取るつもりなの?」と訊かれたが、「いや、俺は紅茶が好きなだけなんだ、勉強なんてましてや資格を取る為の勉強になんかしたくない」(俺と紅茶は空気みたいなモノで無くては困るんだ、自分が楽しくて美味けりゃいいという意味だった。)と答えた事があったが、あまりにも毎日飲み過ぎたのがいけなかったのか、案の定ご多分に漏れずに腎結石になった。
これは紅茶等のお茶類に含まれるシュウ酸カルシウム(ホウレンソウ・乳製品・タケノコ・パセリ・小松菜・ナッツ・チョコレート・ココア・コーラ・緑茶・紅茶に多く含まれる)が原因だそうだ、イギリス人はそれを長い歴史の中で体験として解っているから、腸管から吸収されるシュウ酸を減少させる効果があるカルシウムを同時に摂取する為にミルク(牛乳)を入れてミルクティーで飲むのだが(テイスティングする時でさえミルクを入れて飲む人がいるという「それじゃあ、テイスティング出来ないでしょう?」と他の国の人は言うが、イギリス人は「どうせミルクを入れて飲むんだから、ミルクを入れた味でテイスティングするんだ」と答えるそうだ。
う~ん、歴史の差を感じる。

さっき黒田官兵衛のドラマを観ていて千利休が切腹したシーンを観たので、なんとなく書いてみるのだが、利休が生きていたらどう思うだろうか?
因みに戦国の世に茶道を持ち込んだ信長は、よく酒を飲むシーンがドラマ「であるが」、信長の記録を読むと金平糖とか甘い物好きで虫歯だらけだったそうだ。だから終始イライラ・イライラしていて、あんなに残酷な事をし続けたのだろう、そしてそんな虫歯だらけの人間があんなドラマみたいに酒を飲む事はまあ無いだろうなと思う、すると自然に目を向けるのが人間お茶ではなかったのか?と(個人的に)推測されるのだが如何だろうか?

ま、それはおいといて、
ところで、その紅茶のグレードの話だが、
例えば↓下記の様に「FTGFOP1」とか書いてあるのが見えるだろう?。

これが、茶葉のグレードだ!!

「グレードを見ていく前に・・・学んでおきたいこと」(いきなりグレードが見たい人はのグレードの所まで下へスクロールして下さい、ま、読み方や基礎を知っていた方が楽しいだけなので・・・つーか深過ぎる!!)

最初のF・・・「ファイネスト」・・・最上級のモノ。

中央のF・・・「フラワリー」の略で、全葉で形状の整ったモノ。

後ろのF=ファイニングス=Bより更に細かい粉砕だが粉状ではない。

T・・・「ティッピー」(チップ)の略で、ゴールデンティップ(チップ)呼ばれる新芽を多く含むモノ。

G・・・「ゴールデン」の略で、金色の産毛が付いた芯芽(チップ)が入ったモノ。

P・・・「ペコー」の略で、中国語で「若葉」を差します。それの5ミリ~7ミリの若葉で、オレンジ色をしているのでオレンジペコーという名で呼ばれています葉は太めでよく揉まれているがオレンジペコーにはなれない品質があまり良くない茶葉の事を指し、4枚目の葉を刻まずによじった葉で、渋みが強く中近東で好まれる。価格が安めで、安価なブレンド紅茶に使用される。

PS・・・「ペコー、スーチョン」の略で、葉の部位だとペコーの下の部分を用いてこれをねじったタイプで太く短め。

語尾のS・・・「スーチョン」の略で、PSの下の部位の葉をねじったもので太く丸められて、中国茶などに使われる。

B・・・「ブロークン」の略で細かくカットした茶葉を意味します。芯芽を多く含まれると言われることもある。

語尾のF・・・「ファイニングス」の略で、Bより細かいがDダストよりも大きく、平たくて細かく小さなサイズに粉砕(カット)したもの。語尾にFが付くのは「ファイニングス」で細かいという事を意味します。)

D・・・「ダスト」の略で、一番細かく粉状になった茶葉だそうです。粉状で低級品というイメージが湧きますが、どの等級を粉状にしているかによって、グレードは違うそうで良質のものは抽出が早く風味も強くて濃い色が出る為に高値で取引される。主にティーバッグに加工されたりフレーバーティーに使用されるとのこと。今度袋の中の茶葉を確認してみて下さい。

「チップ」・・・新芽のことで、茶葉のまだ葉が開いていない、くるんと丸まった状態の芽のことで、外側に白い産毛が生えていて、葉が成長するに従い、産毛が脱落していく。この白い産毛を中国では「バイオウ」と呼び、ペコーの語源になったらしい。チップ自体は淡い風味なのでチップだけではもの足りない。

「シルバーチップ」・・・発酵させず自然乾燥させた銀色の芯芽のこと。シルバーチップスは2000種類の茶木の中でクローン545番のみに与えられる称号でモノ凄く柔らかいので手の柔らかい熟練した茶摘の人だけが扱うことが許されている。これが含まれると、ほんのり甘い果実の香りがし、味じゃ甘味の余韻が長いことで知られます。

「ゴールデンチップ」・・・ゴールデンチップス専用の茶木から獲れる、シルバーチップの芯芽に紅茶液を数日かけ続け紅茶が茶葉の芯まで染み込み金色に着色されたもので、まろやかで甘いのに濃厚で、フルーティな余韻があり、これが多く含まれる程高級とされる。(因みにゴールデンチップだけ集めたものよりもゴールデンチップが多く含まれるものの方が美味しく感じられる。)

アタマのS・・・その農園で凄まじく良い茶葉が獲れた時にはFTGFOPの更にアタマに「S」を付けてSFTGFOPとする所もありSはSuper(スーパー)の略です。

「CH」とか「CL」とか語尾に付く場合

「CH」・・・茶の純粋な原産地中国から移植された中国種の樹で作られた紅茶で、ダージリン紅茶では大変貴重な茶葉で深みがあるそうです。

「CL」・・・Clonal(クローナル=接木=つぎき=挿し木)の略で優良な樹だけを接木して、新しい樹を作り、そこから生まれた茶葉の事です。一般的に香り高くダージリンで多いとの事。

「MUS又はMUSCATEL(マスカテル)」・・・ダージリンでマスカテルフレーバーを持っていると農園が判断した時に表示に追加される。しかしこの表示があれば必ずしもマスカットフレーバーがあるとは限らず、不可価値のキーワードでもある。

☆紅茶の季節分け・・・主に「ダージリン」・「シッキム(ダージリンに似た幻の紅茶で、ダージリンより味、渋み、コク共に優しめなようだ。インドのシッキム州政府が管轄するデミ茶園だけで生産されるので手に入りにくい。)」・ 「アッサム」などで分けられる。

「ファースト・フラッシュ」=(3月~4月の春摘み)・・・いわゆる新茶みたいなもので、日本とドイツで任期が高いが、味がやや薄めだったり(コクが少なめ?)、時には青臭いとも表現される事もあるので、趣味趣向が分かれる。グリニッシュという若々しい香りが特徴。日本茶に近いとも言われたり、初モノとして競い合って店頭に並べる店もある。タンニンが少ないので発酵しにくく茶葉は緑色。

「インビトウィーン(又はビトウィーン)」・・・あまり出回らない中間摘みの良質な紅茶。

「セカンド・フラッシュ」=(5月~7月の夏摘みor2番茶摘み)・・・ダージリンのセカンドフラッシュは「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、紅茶のバランスが取れたクオリティーシーズンで、一般的にMUSUCATEL(マスカテル)フレーバーを有すると言われているのが全てセカンドフラッシュの中にある。他の時期よりも高品質とされており、高値で取引される。味はとにかくコクがあり、味も香りもワンランク上というのが飲んですぐ解る感じだ、覚えると、ああ~これ、これ、これがセカンドフラッシュだよと解るようになるし、納得出来るようになるだろう、初心者が基準にするには良い紅茶かもしれない(入門し易いというか)。世界中のダージリンファンはこのセカンドフラッシュを待ちわびている。

「モンスーン」・・・オータムナル(秋摘み)が始まる前のモンスーン気候の季節に少量だけ収穫されて出回る。

「オータムナル又はオータムナルフラッシュ」=(雨季を過ぎた9月又は10月~11月の秋摘み・秋茶)・・・水色が濃くて赤色がかったオレンジ色の荒れた品質で中級品とされており比較的安価で入手出来る。香りは少し劣るが、渋みとセカンドフラッシュよりも引き締まったような濃厚で丸みを帯びた味でミルクティーなどにも良く合う。

「ベストシーズン」・・・スリランカで生産量の増える季節。

「クオリティシーズン」・・・スリランカで特に良い紅茶が採れる季節。

「世界の三大紅茶」・・・「ダージリン(インドの地方名)」・「ウバ(セイロン)」・「キーマン(中国)」

「紅茶のシャンパン」・・・ダージリンのことで、標高の高いところ~急な谷底に至る斜面で栽培されるので寒暖の差が激しい為この力強い味と香りになる、特に香りが重視される為、ストレートで飲まれることが多い。因みにダージリンは硬度の低い水を使うと良く香りが出ると言われる。

「スリランカ(セイロンティーでスリランカは1972年までセイロンと呼ばれ世界の茶の10%を占める。一般的には柑橘系の香り。)」では茶園と加工工場の標高によって、
3つの種別に分けられる。

①ハイ、グロウン、ティー・・・標高1200m以上の産地で代表的な品種は世界三大紅茶の1つ「ウバ」・「ディンブラ」・「ヌワラエリヤ」などがあり、バラの様な香りと評される。

②ミディアム、グロウン、ティー・・・標高600m~1200mの産地で代表的な銘柄は「キャンディー」などがある。

③ロー、グロウン、ティー・・・標高600m以下の産地で、香りが少ないが濃厚な味なのでチャイなどに向く「ルフナン」などが中東で人気がある。


↑「アッサムマーク」
インド政府公認の品質保証マークで毎年各茶園から集めた紅茶をティー・テイスター達(紅茶鑑定士)が鑑定し、特に良質のアッサム茶にしか許可しない由緒正しいマーク。

「キーマン(キームン、キーモンとも)」・・・中国の紅茶で発酵度が強く、キームン香と呼ばれるバラのような香りが特徴。品質は8等級に分類され1等・2等は政府高官のギフト用として使用され、日本に出回るのは4等九以下が多く、等級が上がるほど味の濃度が増し、香りの余韻が強くなる。有名になった事で粗悪品も出回りスモーキーフレーバーが強いと称される品はこの粗悪品事件の名残り。

「フレーバーティー」・・・紅茶や緑茶に香料や花びら、キャラメル、チョコレート、果皮などで香りを付けた飲み物でドライフルーツや花びらを混ぜた茶葉もこれに含まれる。

「ラプサンスーチョン(正山小種)」・・・茶葉を松の葉で燻し、本物のスモーキーフレーバーを付着させた品で、癖のある大変強いスモーキーフレーバー(=燻香)を特徴とし、直接日本に輸入されずイギリス経由で日本に入ってくることが多い。日本の水でいれるよりも、石灰質の多いロンドンの水でいれると味や香りが軽くなると言われる。癖が強いので好みが分かれる種類でもある。因みに「キーマン」紅茶はこれを模倣して作成されたという。

「アールグレイ」・・・ベルガモット(ミカン科の柑橘類で、果肉は苦く食用に向かない為に精油=植物から得る油を採取し、香料としてオーデコロンなどの香水に用いられる、コロンブスがカナリア諸島で発見しスペイン、イタリアへ伝えた果実)で柑橘系の香りをつけた紅茶、原料はキーマンが使われる事が多いが、特に規定が無いので、セイロン茶や中国茶とセイロン茶のブレンド、稀にダージリンも使われることがある。Earl Grey(アールグレイ)とは「グレイ伯爵」の意味1830年代の英国首相、チャールズ・グレイに由来する。アールグレイ独特の芳香が特徴で一般にお茶の香り成分は冷やすと控えめになるが、人工的に香り付けした(=着香茶)のアールグレイはアイスでも香りが解り安い為にアイスティーに使われる事が多い。又ベルガモットの香りは温度が高くなるほど引き立ってくるので、慣れない人にとってはとても呑みにくいが、この香りはミルクとも相性が良いので、ミルクティーとしてもよく飲まれる。

「ミルクティー」モンゴル人・ユーラシア遊牧民・がお茶に牛や羊の乳、又はバターを入れて飲む習慣があり、ヨーロッパ人がこの習慣を始めたのはごく近世のことと言われている。茶葉はミルクに負けない風味の強いモノが向き、代表的なものはアッサム種やアールグレイなどで、発酵度が低く繊細な風味のダージリンはミルクティーに向かない。

「アイスティー」・・・1904年のセントルイス万博で英国人のリチャード・ブリチンデンという紅茶商人が、猛暑に紅茶の宣伝・販売をしていたが暑くて誰も飲んでくれずヤケになって氷を入れたら大ヒットしたという伝説(あくまでも伝説)があり、それ以来アメリカを中心にアイスティーは広まっていったというが、それ以前にも存在したという話もあり、1879年に発刊された「Housekeeping in OldVirginia」という料理本には緑茶のアイスティーのレシピが公開されており、1890年ミズリー州で開催された南北戦争の退役軍人大会でアイスティーガ振舞われたという記録文献も見付っている、いずれにしてもアメリカから始まった飲み方らしいが、当時は緑茶の苦味をやわらげる為に檸檬(=レモン)や砂糖が使われていたが第二次世界大戦後に紅茶へ移行していったとのこと。アメリカ南部では「スウィートティー」と言われる大量の砂糖を入れた凄まじい甘さのアイスティーが日常的に飲まれている。因みに本家のイギリスではあまり飲まれない呑み方だ。

グレード

☆F=フルリーフ(=全葉)だと、
「FTGFOP」・・・「フィナー、ティピー、ゴールデン、フラワりー、オレンジ、ペコー」の略で、特に品質の良い「ゴールデンティップス(茶葉の一番上に生えている新芽のことで、香りが良く収穫量が少なく稀少で白い産毛が付いており、この茶葉の量で紅茶の等級が決まる」)を多く含む最上級品のこと。ダージリンの殆どがこれでアッサムでも見られます。下記のTGFOPより良質なものにFやSがアタマに付き、更にその中でも優れたものに「1」という数字が語尾に付きます。(写真の「FTGFOP1」の様に)

「TGFOP」・・・「ティピー、ゴールデン、フラワりー、オレンジ、ペコー」の略で、上記に書いたゴールデンティップスが多少含まれ、アッサムが多いようです。

「GFOP」・・・「ゴールデン、フラワリー、オレンジ、ペコー」の略で、上記のTGFOPより少ないが僅か~にゴールデンティップスが含まれる。

FOP・・・「フラワリー、オレンジペコー」の略で、オレンジペコー級の並みの大きさで新芽や若葉が多く含まれるものを指します。(ワンランク上のFOP1もある。)一番先端にある芽(チップ)のことで、収穫量が少なく大変貴重。このチップが多く含まれる=高級紅茶であるとされる。

OP・・・「オレンジ、ペコー」の略で、一番大きくて細く長くよじれた針状の茶葉の形状で水色も明るく薄いのが多く風味も甘味強く渋みが少ない。先端茶葉とそのすぐ下に生えている2番目までの若い茶葉→(一芯二葉)。刻まずによじっただけの長い葉で、甘味が多く渋みが少ない。

P・・・「ペコー」の略で、葉は太めでよく揉まれているがオレンジペコーにはなれない品質があまり良くない茶葉の事を指しチップは含まれないとのこと。


☆B=ブロークン(=砕いた)だと、

TGFOP・・・「ティッピー、ゴールデン、フラワリー、オレンジ、ペコー」の略で、ブロークンタイプの最上級。

GFBOP・・・「ゴールデン、フラワリー、ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、金色の新芽、ゴールデンチップが多く含まれる、GFOPの最上級。

GBOP・・・「ゴールデン、ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、金色の新芽・ゴールデンチップスまでも共に砕いた豪華なブロークンタイプ

FBOP・・・「フラワリー、ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、FOPが一回り小さくなったもの。

「BOP」・・・「ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、「OP=オレンジ、ペコー」の茶葉を細かく砕いたものでミルクティーなどに用いられる上級品。コク・キレ・香りに優れ需要がとても多い。

BP・・・「ブロ-クン、ペコー」の略で、BOPよりもややサイズが大きく、芯芽を含まない平たいものが多い中級品らしく、増量用に使われる。

BPS・・・「ブロ-クン、ペコー、スーチョン」の略で、BPよりもやや大きめの葉でブレンドに用いられる。


☆後ろのF=ファイニングス=Bより更に細かい粉砕だが粉状ではない

BOPF・・・「ブロークン、オレンジ、ペコー、ファニングス」の略で、ブレンド類に多用される上級品で、BOPよりも小型なので水色が早く濃く抽出され、BOPより更に細かくなった茶葉の事で上級品のティーバッグに使用されます。濃厚なコクがありミルクティーに向いているとのこと。

GOF・・・「ゴールデン、オレンジ、ファイニングス」の略

OF・・・「オレンジ、ファイニングス」の略

PF・・・「ペコー、ファイニングス」の略

☆D=ダスト=砂粒状だと、

D・・・「ダスト」(ワンランク上のD1もある)・・・葉のサイズが最も小さい

PD・・・「ペコー、ダスト」・・・CTC(下記参照↓)最もサイズが小さく水色が濃い。

☆「CTC」・・・伝統的なオーソドックス製法とは違うCTC製法という加工方法で、機械(CTC機)を使って、ゴマ粒の様な丸くコロコロとした茶葉を作り出す製法で、短時間でしっかりとした味わいを抽出する事が出来るように生まれた新しい製法・この方法で大量生産が可能になったので大工場で加工することが多く、現在世界中の紅茶生産量の半分以上がCTC製法だと言われ、どの地域で加工してもよく発酵した香りと強い渋みが特徴で、色はたいへん濃い目になる。等級としてブロークン、ダスト、ファイニングスの区分。
・C=Crush(押しつぶす)
・T=Tear(引きちぎる)
・C=Curl(丸める)
の意味で、
粒の大きさも砂状のものから数ミリのものまでいくつもサイズがあり、粒が大きくなるほど等級が高く価格も高いが、粉の様に細かいモノ(ダスト又はファイニングス)の方が濃く強い味で安価になります。味の特徴はしっかりとした味になるので、ティーバッグやミルクティーなどのアレンジティーに向いているかもしれません。

ティーバッグ用(多くはCTC製法)の区分

BP・・・「ブロ-クン、ペコー」の略で、大きめのブロークンスタイル。

BOP・・・「ブロークン、オレンジ、ペコー」の略で、小さめのブロークンスタイル。

PF・・・「ペコー、ファイニングス」の略で、小さめのファイニングス

PD・・・「ペコー、ダスト」の略で、サイズが最も小さい。

まあ、ザッとですが、このぐらい知っていると、又違った楽しみ方が出来るかもしれませんね、
実際FTGFOP1とTGFOPでは、う、違う!!と瞬時に感じれました。
他のサイトや紅茶本でもっと細かく勉強されたい方は更に奥深く調べて紅茶道を極めて下さいね。

あと、水についても勉強しても面白いかも。
☆イギリスの水は、カルシウムを多く含む硬水。
☆日本の水は様々な成分が少ない軟水。
◎軟水で紅茶を入れると、渋みと香りが強くなり、水色は明るい。
◎硬水で紅茶を入れると、コクは出るが香りが弱くなる。水色は黒っぽい色になる。
・中硬水(硬度300~100)は、同じ硬水圏の西欧ブレンドティーやアッサム種に適している。フレーバーティーも香りがやわらかくなる。
・軟水(硬度100~30)は、スリランカの紅茶やダージリンなど軟水は香りを引き立たせる効果がある、ただ、渋みを強く感じることもあるので、蒸らし時間に注意しなければならない。
・超軟水(硬度30以下)は、キャンディやニルギニなど、超軟水は香りや渋み等個性が強く出るので、なるべく個性のあまり強くない茶葉を用いると良い。フレーバーティーや燻製香を付けたスーチョンなどは個性が強く出過ぎるきらいがある為好き嫌いが分かれる可能性もあるという、又、成分が早く抽出されるのを利用して水出し紅茶に利用する手もある。
◎ミネラルの含有量が適度な場合はうま味や甘味が感じられるが多過ぎると苦味が出てくる。
◎酸素の少ない水だと上手くジャンピングが起こらない、ペットボトルの水は振って酸素を入れるとか、再沸騰や汲み置きした水は酸素が少ない。
◎沸騰させ過ぎても酸素は減ってしまう、沸騰直前から沸騰後数十秒が良いらしい。

ここまで書いてなんだが・・・、
自分は、やっぱり自分が(ストレスにならず)美味しいけりゃいいや、自分にとっては紅茶が空気みたいに大切な存在なんだ。

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