今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

黄色いライムが本物だった。と簡易にヘミングウェイ風モヒート

2016年11月13日 | 飲み物
黄色いライムを見付けたのだけれど・・・

ライムって本当は黄色って知らなかった。レモンみたいに青から→黄色になるらしいけれど、日本人はライムは緑っていう固定観念付けがされているから、薬とかで無理矢理色が変わらないようにされているとのことだった。

知らなかった。ライムが黄色だって。

海外では、ワリとライムは黄色で使われるらしい。
・色が変わらないようにする薬や
・防かび剤、防ばい剤(両方共、ポストハーベストの日本名、量販店とか行ってみ、売り場を見ると見えるか、見えないかの小さな文字で、これらの表記か詳細な薬品名が書かれているから、レモンやオレンジ、グレープフルーツみんなそうだ、私達が生まれる前から何故か食品添加物扱いにさせられている)が使われていないし
(TVや映画を見て、BRAやヘミンウェイの小説で憧れて、今まで私達は何を食べてきたのだろう?

先ず味のイメージを掴もうと、酸っぱいだろうなー、嫌だなーと思いつつも、恐る恐るそのまま食べてみると、お、これは緑のライムよりも酸っぱくない、なんというか・・・食べられる、酸味、甘味、風味、のバランスが良い風味がやや優っているかな
今まで酸味が強過ぎて解らなかったのだな。
当然熟しているので糖度が(最高)14度ぐらいまで高くなるそうだ。
まあ最高が14度だから、10度前後、普通の緑のライムでは10度は超えないだろうな。

ということで、なるべくそのままを活かした食べ方で食べてみる事にした。

生牡蠣(好きなのだけれど、当たり癖が付いているのでお店に迷惑をかけると申し訳ないからあまり外では食べないようにしている)

う~ん、レモンのイメージが強過ぎて、優しい。(ポストハーベストも使っていない&無農薬のレモンが残っていたので食べ比べてみると)でも酸味が苦手な人は良いかも、より自然な牡蠣の味を味わえる

次に、カップ「スープ春雨」の姉妹品でもある「フォー・ガー」に、青唐辛子の酢漬けと共に搾って入れてみた(ニョクマムも入れようかと思ったが、市販のものは塩気が決まっているのでここは入れないで味わってみる、あまり色々入れると黄色いライムの味を調べる為なのに解らん)。

なんてことだろう、ベトナムで食べた味に、かなり近くなる。
あの鮮烈さ、蒸し蒸しした暑い中で、店に入り日の光を避けて、カウンターで食べたフォーにそっくりだ、こんなにも再現出来るなら野菜とか入れれば良かった。
(野菜とか入れると、その水気で又変わってしまうのかな?)

「飲み物」で
ジンが余っていたので、ジントニックに、途中でちょっと搾り入れて、お、これは本物(←自然という意味の)優しい味。

ついでに余ったトニックウォーターでウイスキートニックを洒落でやってみたら、割り合いいけた。
(こっちには勿体無いので黄色いライムは使わないで)

ウマいじゃん、これ。

最後に、大体、作家の味と自分の味が同じかと言われるとぶっちゃけ同じなんてありえなくて、自分には合わないのだけれど、ヘミングウェイが好んだとされる(←それすらもガセという噂もある)モヒートの飲み方を、この防ばい剤・防かび剤が使われていない健康的なライムで。

作り方を調べると、なんか、色々な作り方が出てきたが、一長一短があるので良い所取りとまではいかないけれど、「なるべく重なる情報が本物だ」とワリと疑い深い武田信玄(まあ、戦国武将は猜疑心が強くないとな、生きていく為に)も言っているし、

・で、どうやら、ミントの葉を茎ごと小さな擂り鉢とかで擂り潰すようだ。
げっ、メンドクセー、
・アイスもクラッシュアイスにするらしいし、
・それにヘミングウェイはモヒートを飲む頃は糖尿病で砂糖の入ったカクテルは飲まなかったという情報もある、小説内にも出てきていないらしいし、確かに「海流の中の島々」に出てきそうなものだが、シンライム的なものが多かったような。
(何度読んだか、今更この為に読み返すのもなんだし、もう1回読み返すなら「老人と海」を読む、が今、モンテクリスト伯を読んでいて、いい加減読み終わらないので・・・三銃士も本当は11巻ぐらいあるっていうしデュマ長過ぎる・・・)

う~ん、とりあえず、砂糖ではなく手作りシロップを作って冷ましておく・・・モヒートを砂糖ではなくストーンズの様にブラウン・シュガーで作るとまろやかになると聞いたので、ブラウンシュガーでシロップを作る。

ブラウン・シュガーはそのまま舐めるとアタック感が丸い気がするのだが、加熱したり他のものに使うと結構アタック感が立ち上がってくるので、少量で調節しながら、甘いものの摂取を避けていたヘミングウェイもシロップを2ダッシュしか入れないビターテイストにしていたらしいし、適度な量で。
(直ぐ冷めるし)

冷ましている間に、氷を砕く(少し荒くした方が良い)、

で、ミントの葉と茎も2枚刃のフードプロセッサーでそのまま大まかにペーストにする(擂り潰すと同じじゃね?)。

少し回りが悪いから、砕けきれなかった氷を入れて、

で、豪快に混ぜていく、バカルディなどのホワイトラムが無かったので、この為に買いたくないから、普段飲まないし、映画ラム・ダイアリーの自家製ではないが、製菓用のダークラムでシロップを減らして45ml。ハンター・S・トンプソンのようなゴンゾー主義のジャーナリズムで、自分の場合フィクションは絶対に無いけれど。

黄色いライムがもう少なかったので、突っ込んじゃえ。


うん・・・、あれ?

・これ普通のモヒートより優しいな、もっと力強いのをイメージしていたのだが、勿論ちゃんと作っていないから違うのかもしれないが、なるほど、イメージする所は解った気がする。
(ミントが嫌いな自分がアリだなと思った、じゃあ作んなよって感じだけれど我慢して作った)

優しいのはブラウンシュガーを使ったからか?(しかもシロップで)、多分そうだろうな。

・氷はクラッシュにすると、すぐ溶けて薄まってしまうので、キューバの日差しならラムとかを濃くするか(←恐らくこれだろうな)、クラッシュにしなくても良いのではないか?

・黄色いライムは糖度が高いので、シロップを少し減らしたが、やはり普通のモヒートみたいに多少は甘い方が良い。
ただ、氷が溶ける前は尋常じゃない優しさとバランスだった。

なるほど・・・







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イングリッシュマフィンとコ... | トップ | 何度も使えるシリコンラップ。 »
最新の画像もっと見る

飲み物」カテゴリの最新記事