emitanの心にうつりゆくもの

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リスクの神様 最終話

2015-09-17 16:52:47 | 2015夏ドラマ
最終話(第10話) 「危機こそチャンス…父と子が選んだ決断」

白川誠一郎(小日向文世)がサンライズ物産の社長になり、危機対策室は解散して各部署に危機対策担当が配置される事になり、室長・西行寺智(堤真一)は室員たちに「部署の希望があれば極力尊重してくれるそうだ」と話す。
西行寺が社長室長に就任したと知った神狩かおり(戸田恵梨香)は、西行寺がサンライズ物産を乗っ取ろうとしているのではないかと考え、西行寺のデスクの上の書類を漁っていると、「系列企業の不透明な取引」と書かれてある資料を見つけ、18社の企業でケイマン諸島の会社と実体のない取引が行われている事が分かり、副室長・財部栄一(志賀廣太郎)を問いただすが、財部は「シェールガスがどうとかって話がありましたがね…」と話すだけで何も語ってくれない。
神狩は白川の元へ行き、5年前にサンライズアメリカがシェールガスについて大掛かりな調査に乗り出したのに記録が残っていない事や組織的な裏金作りをしていた疑いがある事を報告すると、白川は「危機対策室は解散したはずです。君は社の将来を担う大切な戦力だ。すぐに電機部に復帰して営業面で会社を支えてください。さっきの話は西行寺君に相談しておくよ」と声を掛けるが、白川の机の上の書類にベニグスタン語で書かれた封筒があった事に引っ掛かりを感じる。
神狩は、民自党総務会長・薮谷虎之助(名高達男)や生島電機の専務・生島徹(風間トオル)を脅して30年前にサンライズ物産で起きた事を聞き出そうとし、生島からは30年前のサンライズとの取引資料を得て、橘由香(山口紗弥加)からは1年前にサンライズアメリカが2,000億円の取引をサウスフロント社としていた事を教えてもらうが、その後暴漢に襲われる。
襲われた所を結城実(森田剛)が助け、暴漢は結城を以前襲った者でもあった事から、結城は神狩に「もう深入りは止めた方がいいよ」と助言するが、神狩が「止められません。このままだと西行寺さんにこの会社は潰されます。それを知っているのは私だけなんです。会社がなくなったら、多くの社員が路頭に迷います。そこに待っているのはたくさんの悲劇です」と話すと、結城は神狩に「業績回復へ向けた買収計画企業リスト」という書類を渡し、そこにはサウスフロント社・買収予定価格2,000億円のペーパーもあった。
結城に「それよりも大丈夫なの彼氏は?原田君、コンサルタント料として毎月5,000万円を年間6億円をケイマン諸島の会社に支払っていた」と言われたため、神狩は入院中の原田清志(満島真之介)の元を慌てて訪ねると、原田は白川に指示されてしていた事だと打ち明ける。
神狩は西行寺に会って「ようやく辿り着きました」と話すと、西行寺は旧危機対策室メンバーの元へ神狩を連れて行き、系列会社の不透明なお金は全てサウスフロント社に渡っていた事、サウスフロント社はサンライズアメリカが裏金を集約するために作ったダミー会社である事や、神狩や結城を襲わせたのは白川であった事が分かる。
西行寺と神狩は社長室に行き、白川が5年前に本社の正式な手続きを経ずにシェールガス事業に2,000億円投資して失敗した穴埋めのためにサウスフロント社を作ったのだと暴くと、白川は「石油は魔物だ。石油危機を経験した我々にとって、エネルギー資源獲得は至上命題だった。だからこそモニフスタン油田の採掘権が切れるのは恐怖だった。あの頃の呪縛は今も続いている。社のエネルギー事業を守るために、危険を覚悟で私がやるしかなかったんだ。会社のために一人で全てを背負った関口さんの立派な姿は忘れていない。見事な引き際だった」と話す。
西行寺は「私の父は立派でも見事でもなく、ただ惨めな引き際でした。あなたも覚悟してください」と言い放ち、役員会で白川の解任を決議し、当面は前社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)が復帰して問題解決に当たる事になる。
神狩が西行寺に「また騙されました。そんなに信用されてないんですか、私」と話すと、西行寺は「念のためだ。もう一人真相を突き止める事ができる人間が必要だった。私が失敗した時の保険にね。君が白川社長にバカ正直にぶつかって刺激してくれた。あれは良い仕事だったよ」と声を掛ける。
神狩は生島からもらった資料を西行寺に渡し、30年前にサンライズは生島電機に経営支援と引き換えに高性能魚群探知機の製造を依頼し、それは第三国を経由してベニグスタンに運ばれて潜水艇ソナーに転用されていた事、すなわち石油採掘権の見返りに共産圏に軍事機器を供与していた事を話し、「危機に陥った以上、全てを守ることは出来ません。危機こそチャンスなんです。サンライズ物産を未来につなげてください」と声を掛けると、西行寺は「言われなくてもそのつもりだ」と話す。
この事は坂手も顧問・天童徳馬(平幹二朗)も知らなかった事だったが、今もベニグスタンから裏取引をしなければ30年前の事実を公表すると脅迫されている事から、西行寺は「我々は選択しなければなりません。過去の秘密に怯えながら軍事独裁国家と理不尽な取引を続けるか、あるいはその呪縛を断ち切るか。どちらを選ぶか、それは明らかです」と話す。
西行寺は関口孝雄(田中泯)に会いに行き、「お父さん、あなたが30年かけて守った秘密を僕は明かします。あなたの人生を否定する事になってしまいます」と話すと、関口は「智、それでいい」と声を掛け・・・


というような内容でした。

辛口感想です。悪しからず・・・

うーーーん、説明セリフが多くて、観ていて疲れました
先週から2話に渡って描いていけばよかったのに。
そして、前半は神狩の場面ばかりだったので、西行寺不足でイラッときたというか

30年前の事件は、当時の社長が黒幕で、その命を請け負ったのが関口のみで、真相も社長と関口しか知らなかったという・・・(ホントかよ?)
坂手は、ベニグスタンに脅されていたけど、本当の事件の真相は知らないでいたとか・・・(そんなんでいいのか??)
確かに軍事独裁国家に軍事機器を供与なんて国際問題を引き起こす大きな問題だから、サンライズは転覆してもおかしくない事件ではあったけど・・・
そこで終わりかい!!
そんなどん底のサンライズを「リスクの神様」が立て直す様を私は観たかったのですが!!

まぁ終わってみれば、今まで危機対策室が解決していった問題は全てこのラストに繋がっていたという事が分かったのですが、
それにしても白川も色々とやらかしていたのですね・・・。
坂手は気付かなかったのだろうか?
まぁ坂手もメタンハイドレードで2,000億円無駄にしてしまっていたようだから、お互い2,000億円同士でイーブン?・・・(な訳ないだろ!)
巨大商社は私には残念ながら全く縁がないので、巨大商社の内情は分からないのですが、それにしても出てくる金額が巨額すぎるので、どうしてこんな色々な事が今まで明るみに出なかったのか不思議で仕方がなくて・・・。
でも先日、現実世界で某電機メーカーが公表した粉飾決算額がかなり巨額(これも2,000億円以上)でしたからね・・・
最初の2話までは、身の回りに起きそうな事件を扱っていたので興味が持てたのですが、そこが私のピークだったかもしれません

ベテラン俳優のオジサマ達の演技力は申し分がなくて、本当に観ていて迫力があって良かったのですが、話が追い付いていなかったように思いました。
経済ドラマは、やっぱりNHKかTBSだな・・・って思ってしまったというか。
あとは、ずっと西行寺が奔走するような形で「西行寺メイン」で描けば、堤さんの演技力で見応えのあるものになったのでは・・・と、どうしても思ったり。
西行寺が神狩に多くは伝えずに、神狩が勝手に調べ回るのを逆に利用していたというのは分からなくはないけど、もっと西行寺自体の動きも見たかったな・・・
(戸田恵梨香ちゃんの演技力は申し分がないです。でも、「神狩かおり」をストーリー上でこれだけ前面に出すのなら、もっと派手なキャラクターにすれば良かったのに・・・と思ったのですよね

出演者はみなさん申し分がなかったのですけどね・・・
この出演者なら、もっともっと面白くできたのでは・・・と、どうしても勿体なかったな~と思ってしまいました。
グチばかりの感想で申し訳ありませんでした
でも、ほとんどをリアタイで観ていて、結構楽しかった面も多かったです。
←web拍手です。
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