時のそとがわ

毎朝の新鮮な風を頭の方にも通し、なるべく悔いのない夜を迎えたいと思い、日々感じる事をまとめています。

おばさん雑記「時のそとがわ」 その165

2009-01-10 16:27:36 | Weblog
その165
★  1948年イスラエル建国で、70万人ものパレスチナ人が難民になった。この事件をパレスチナの人はNAKBA『悲惨』と呼ぶ。  この「悲惨(NAKBA)」の歴史に暮らす人々、パレスチナ人、ユダヤ人、アラブ人達の様子を追い続け、証言を撮ったものが30時間にも及ぶDVDになった。            これに関して、フォトジャーナリストの広河隆一さんが朝日ニュースターの番組でこんなことを言っていた。    (実はおばさんの記憶が相当あいまいになってしまってます。仕方ないからかろうじて頭に残っていることを…)「イスラエルの科学者の調査によると、・・・もともとのユダヤ人の血 DNAに一番近いのが、現在パレスチナに住んでいる人たちのDNAだった」・・・と。
NAKBAという 多数の虐殺を伴う一方的な侵略の歴史があったことをイスラエルの人自身の中にも知り始めている人たちがいるそうだ。
歴史は(重信メイさんも言っていたけど)どの時点から見るかで意味が全く違ってくる。歴史はどこまでも遡って見ていくべきものだと思う。

★ 今年の初詣は盛況だったみたい。
初詣…て、たいていは家族とか仲間たちと行くんじゃないかしら。何となく大きな力が頼りにならないような気がしてきている私達にとって、「人と人との絆」を大切に思う気持ちが一層強くなっているように思える。
でも実際…、私たちは皆アフリカの東部にご先祖様を持つ共通の子孫なんだよね。それは遠く15万年も昔に遡るのだけど。      
アフリカを出たのは数百人~数千人と少数だったみたいだけど、北や南の方へ出て行き世界中に子孫たちは広がっていった。さらに農耕で人数が増えると、そこで育てた食べ物を船に積んで、星と海と風と渡り鳥をウォッチしながら巧みに航海して 遠く離れた太平洋の島々へも渡り住むようになる。 その地域地域に順応して人は体型や皮膚の色を変えていったけれど、みんなご先祖様は一緒。

★  イスラエルに何も言えぬのはオバマも同じだろうと やはり思う。しかし中東が不安定になりイランが入ってきたりすれば原油価格も上がり 資源国ロシアも喜び世界がふたたび緊張することになるなどという国際ニュースを、田中宇が紹介したりしている。
オバマは まず必要な大統領という権力獲得の為に現実的に対応してきた。でも、彼が私達庶民を巻き込みたいのはむしろこれから…じゃないだろうか?  
選挙が終わった今も彼はネットを通し、庶民との繫がりを一層重視しているようだ。多分 彼のCHANGEを実現できるのは強い軍事力でも金権でもなく 唯一庶民の連帯力なのだ。(そう思いたいし、そのはずだ)  オバマのCHANGEを可能にするのはWE(私達)以外ないのだもの。 YES, WE CAN…の真の意味を私たち自身が気づいて 広く連帯していけるように… 初詣でそう祈ってきた。

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