時のそとがわ

毎朝の新鮮な風を頭の方にも通し、なるべく悔いのない夜を迎えたいと思い、日々感じる事をまとめています。

おばあさん雑記「時のそとがわ」 その832

2016-10-21 16:54:16 | Weblog
その832
★ ネット配信の‘デモクラTV’番組の一つ「月刊エコノミスト」 今月号は、10月4日号「週刊エコノミスト」の“人口で見る世界経済”、そして経済から東京の歴史を見る9月27日号“ぶらり 日本経済”、また 高齢化と人口減少問題も合わせた話など、どれも興味深い内容だった。
この週刊誌は経済を切り口に、様々な視点から物事を見て分析をし、未来を予測、“デフレの経済”の藻谷啓介さんなど様々な先生、専門家のお話を聞き、今何が出来るか、どう対処すべきか考えている。    
特に“人口で見る日本経済”号の、ブレーメン大終身教授 グナル・ハインゾーン著「自爆する若者達」に出てくる耳新しい言葉、 “ユース・バルジ” (19歳から25歳までの若者の人口の膨らみ)にはぞっとした。 この“膨らみ”が、人口全体の30%を超えると、世界に内乱やテロ、戦争が増えていく~と、ハインゾーン教授は語っていると。    
高等教育を受け、さあ、これから活躍するぞ♪~と血気盛んな若者が直面するのは、すでにそこには大勢の有能な若者が溢れ 自分の居場所が無くなっているという現実。 そして、溜め込んだエネルギーが発散場所を求め、~自分達は不当に扱われている~と、ついに 戦争に行ったりするようになると。  まさに100年前のヨーロッパ(第一次大戦に明け暮れていた)がそれだった~とも。(カンボジアのキリンブフィールドの時も)           
戦争を起こすのは格差や貧困というより、この様な人口構成が出来ちゃうと、必ずこのユース バルジが出来て、世の中に大変な事が起きるのだ~という。 ~貧窮対策をするだけではどうにもならない~
今、イスラム圏の “ユース バルジ”が拡大している。 …この視点で、ISを見る必要がある~と。  
更に、ハイテク化が進めば(弁護士などの様な高度な知を要求される仕事も、今後AIが担う様になるという)、ますます若者のやる気の受け皿がなくなる可能性も~とも。
…だが、私たちは、ドイツヒトラー時代も潜り抜けて来たからこそ、知の力でこれを何とかしていきたい~と。     
☆ 話を聞いて最初ぞっとしたが、 …又してもおばさんは、日本の‘江戸時代’を思ってしまったのだった。(実は平安時代も…♪)    長屋の住人達は貧しかったが、~宵越しの銭はもたねぇ♪でも、明日の生活を憂うる事はなかった。  生まれた子供は みんなが親となって育て、(落語でもよく‘おせっかい者’が出て来るが)助け合って暮らしていた。   そして、なんとこの時代、学問も芸術も文化も‘飯の種’~でなく“遊び”として、それこそ身分男女関係なく 様々な創作グループを作り合って 仲間達と楽しみを満喫していた。 共に励む事で一層の高みへとチャレンジも出来たと思う。 (算額、天文学などのレベルの高さ♪についても、余りにも何度も繰り返させてもらってた。)           
もしもAIが、暮らしに必要な仕事を(食事の準備、配膳まで…?)代わってやってくれるのなら、その時こそこの遊び心の大活躍する時代到来♪!…ではなかろうか?  
(ただ、ユース・バルジによる世界的な紛争の広がりの問題に対して、この海に囲まれてた島国日本は、少し特殊な環境にあったのかもしれないとも思う。)            
又、番組後半では~“高齢化”こそ、イノベーションにとっての宝の山~と、様々なイノベーションの可能性にも触れていた。    
☆ この国の世界平和への貢献案…ペシャワール会のような活動を世界に。 そして 武器でなく、趣味仲間への勧誘♪ 食糧等だけでなく、楽器、望遠鏡、顕微鏡など研究用品等の提供も(出来る限り…)