Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「わたしへのラブレター」・・・

2008-06-01 13:38:07 | お気に入り
明るい陽射しのあふれる6月初めの午後のひととき。

皆様は、何をなさっておいででしょうか?



午前中は、kirikouもソフトボールの練習をお休みしていたので
家族みんなで何をするでもなくノンビリと過ごしておりました。


ようやく、PCを開けてから(本当は、皆様に前もってお知らせしておきたかった)作家のあさのあつこさんが出演なさった「課外授業 ようこそ先輩」を観てきました。(以下転載)

2008年6月1日放送「わたしへのラブレター」岡山・美作市立美作中 あさのあつこ (作家)

『「思春期をちゃんと生きてこなかったという悔いがある。もう少し自分に誇りを持てればよかった。書くことでもう一度、思春期を生き直しているんです」と語るあさのさん。
思春期まっただなかの中学生たちに、「自分へのラブレター」を書いてもらうことにした。
自分の好きなところ、嫌いなところ、悩み、将来の夢・・・ “自分と向き合い、見つめ直すことは国語よりも数学よりも大切”。苦戦する生徒たちだが、一体どんなラブレターが生まれるだろうか?』

再放送は、BS2 火曜日PM3:30~3:59  教育TV翌週月曜日AM1:05~1:34 とのこと。

この歳になっても、10代の頃の自分が心のどこかに住んでいるような気がしてならない私には…

胸がキュンとなって涙腺がジワッとしてしまうような、素敵な番組になっていました!!

「自分のキライなところ」もたくさんあるけれど、
どこか「愛おしくって、大切でかけがえのないもの」

そんな『自分へのラブレター』を、私も書いてみたくなりました。



そうそう、あさのあつこさんといえば…

今、木曜日のNHKでドラマ化されている「バッテリー」の原作を
昨年、夢中になって読みましたっけ。(関連記事を貼り付けておきます。)

思春期に向かいつつある子どもを持つ母親としても
もうチョッと視野を広げて、これからを生きる子どもたちのことを
出来るだけオトナの枠にとらわれずに見たり少しでも知る上でも

とても、興味深くって面白い作品でした。


それから、ラブレターといえば…

(先ほど観て気にかかったCMのことが思い出せずにモヤモヤとしていますが…)

集英社の「青春と読書」6月号の特集で
昨年お亡くなりになった「小田実氏の最期の大作『河』」の刊行に寄せて

夫人の玄順恵さんのインタビュー『「途中」にあること』が載っていました。

そのお話から、お二人で生きていらした時間が、ほんとうに大切なものであって
お互いをいとおしむようなまなざしが、静にけれどつよく感じられました。


その後に続く吉武輝子氏の「偉大なる学習能力者 小田実さん」という短い文章も
小田さんと玄さんのお二人の姿を、映し出しているように思います。

その最後の一文を引用いたしますと

『 よき男とよき女の巡り会いが、世界を変える力を持つという真実を一途に追い求めた、未完の超大作『河』は人に希望と勇気を与えてくれることでしょう。』


今はいない、その人へあてたラブレターを書くような…そんな気持をあたためつつ
歴史とその時代の流れの中で生きてきた人々の姿を想い起しながら

ぜひ、読んでみたい作品です。


ついつい、本の話になってしまいますけれど

昨日のBS週間ブックレビューも、興味深い本のご紹介がありましたね!
(再放送は、6月1日深夜デス。 日曜日 午後11:45~翌0:39)
 

いずれの方のご紹介も、とても気になりましたが
イッセー尾形さんの取上げたキラン・デサイ著谷崎由依訳 「喪失の響き」 は

(図書館予約は、12人待ちですけれど…)
読みましたら、ぜひ皆様にもお話してみたいと思っています。


それから、先日ご紹介した茂木健一郎 作  井上智陽 絵トゥープゥートゥーのすむエリー星』が
刊行されたそうです!!
(以下引用)

『どこかなつかしい、「明るい未来」を描いた元気になる童話です。』とのこと。


本屋さんに行って、手にとって見るのが今からとっても楽しみです!

もうひとつ、日経サイエンス7月号の「茂木健一郎と愉しむ科学のクオリア」の
大隅典子さんと茂木先生の対談も、『発生から解き明かす脳の本質』という
興味深いお話です。

「生物好き」には、見逃せませんよ~!



サテサテ…
読みかけの本のことなど、もっともっとお話したいところですけれど


そろそろ「本の虫」をなだめすかして、家のことなどいたしましょう。


皆様も、6月の貴重な青空を見上げつつ

素敵な一日をお過ごしくださいね~!!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
『トゥープゥートゥー』一気に読みました。 (銀鏡反応)
2008-06-03 20:31:30
こんばんは、おじゃまします。

今年は早めに梅雨がきたようで、これからしっとりした時節になりますが、心は何時も晴れやかに行きたいものですね。

ところで、一昨日、お話のなかにあった茂木先生の『トゥープゥートゥーのすむエリー星』を都内某所の書店でようやく購入し、その日に一気に読みました。

小学生の頃に出会った“懐かしい未来”に再会したような気持ちになり、一気に童心にかえれました…!

ラブレターということで、思い出すのは、中学生の頃、好きな子に初めて真面目にラブレターを書いて渡したことです。返事は「ごめんなさい」とのことでした…。

『よき男とよき女の巡り合いが世界を変える』…すばらしい言葉ですね!

それではこのへんで失礼します。

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『トゥープゥートゥー』は、“懐かしい未来”との再会したような!!ですね。 (風待人)
2008-06-03 21:08:20
銀鏡反応さま

そうですか!!私も読むのを楽しみにしています。

表紙の絵もとっても綺麗な色ですね!

ラブレター・・・どなたにも胸がキュンとなるような懐かしい想い出があるのでしょうね。

そんなお話も、チョッと恥ずかしいけれどいつかしてみたいです。

男と女であると同時に、人としてお互いを尊重できるような・・・
そんな人との関わりが、できたら本当に素敵でしょうね!

私も「精進精進」・・・って、想っています。

コメントいただいてうれしかったです。
ありがとうございました!!
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