青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

ドラマ鑑賞記録「タイタニック 愛と偽りの航海」★★★★☆

2012年11月26日 | てれび
「イエスって言えば良かった」byアニー

『タイタニック 愛と偽りの航海』2012年・アメリカ/イギリス/カナダ/ハンガリー
監督:ジョン・ジョーンズ
脚本:ジュリアン・フェロウズ
出演:ライナス・ローチ パーディタ・ウィークス スティーヴン・ウォディントン ルース・ブラッドリー


今年はタイタニック沈没事故からちょうど100年。
もう少し映画やドラマが作られるかな?と思っていたけど、
あまり盛り上がらずに11月も終わりそうです。

このドラマはWOWWOWで視聴。
前後編に分かれているものを2回ずつ見てようやく理解できました。

あの有名な映画「タイタニック」のように、
実際のタイタニック航海の時系列に沿って話が進む。
恋に落ちる男女に焦点をあてた映画版とは違い、
ドラマはさまざまな階級の人について描いている。

2回も観る原因となったのは主に登場人物の多さ。
航海士から設計者、3等客室に乗る電気技師の家族(子だくさん!)、
1等の貴族や富豪たち。その使用人たち。
2等の弁護士夫婦。罐焚きの兄と1等食堂の給仕に潜り込んだ弟。

たくさんいすぎて覚えられない~。


開始早々、印象的な登場人物発見!
1等客の使用人と2等客のお世話をするメイド。
動きがキビキビしていて、仕事に誇りを持っている感じ。
雰囲気が自信に満ちている。

彼女が世話をしている1等の使用人の中に、
やけに子どもじみた執事がいて、
同じ夫婦に仕えているメイドが好きらしいんだけど、
本を取り上げたりと、小学生みたいなアピールしかできない。
後半は彼女の窮地を救い、最後はラブレターというか、
彼女を救う手紙を残して死んでいくんだけど。

あと、タイタニックの電気配線を担当した技師の妻が
同じ船に乗り込んできた謎の男(正体は殺人犯)と
目と目が合った瞬間に恋に堕ちてしまう。
惹かれあう2人はとうとうキスをしているところを夫に見られてしまう。
いがみ合いながら、夫と男は妻と子ども達を救うために死んでいく。

やっぱりタイタニックの運命として、男の人がなくなっていきます。
船底で罐焚きをしていた男性が助かるというシーンがありますが、
実際に最下級の人が助かったという例はあるのかな?


2等に乗った夫婦。
夫のクライアントである1等客の妻に見下され、
それを受け入れている様子の夫にも苛立つ妻。
子どもがいないということも彼女の心に傷を残している様子。
船が沈没する、という直前、救命ボートをひっくり返しながら
愛を確認し合う姿は感動的でした。
沈没後、海に浮いていた2人に救命ボートが近寄ったとき、
妻の命は絶えてしまっていた。

「置いていくわけにはいかない」と言う夫に対し、
優しく「奥様はわかってくださるわ」と語りかける女性たち。
泣きました。

救命ボートに乗るときにまで階級にこだわっていた女性たちも
そんな価値観が吹っ飛んでしまうような大事故に遭遇し、
最後には和解しあう。
助かった命、助けてくれた人のためにも大切にしてほしいな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週の運勢・11/26~ | トップ | DVD鑑賞記録「アーティスト」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

てれび」カテゴリの最新記事