神戸映像クラブのブログ

神戸映像クラブの催し・お知らせ等

神戸映像クラブ12月例会案内

2015年11月24日 11時26分20秒 | 神戸映像クラブ

  

                                                          

 12月例会のお知らせ

  日時:2015年12月19日(第三土曜日)13時30分~
     場所:東川崎町老人憩いの家 神戸市中央区東川崎 6-4-13

56回神戸映像クラブ発表映写会 報告

 司会の大役を、今回 和田さんにお願いしました。  会長よりねぎらいの
  言葉と落ち着いた司会に「言うこと無し」という声が上がりました。

11月例会報告

 【出席者】 赤澤 石川 今井 上中 北沢 坂口 豊田 広瀬 横山
                                ゲスト河本 10名

★例会内容:   1部 会員作品上映  2部 練り上げコーナー                  

 

作品上映

1『青森ねぶた祭』6分26秒 赤澤與三郎 SONY TRV-10 Edius

 前回の例会でうまく上映できなかった『青森ねぶた祭』を確認しました。
 大きな画面で見ると、映像に奥行き感が出ていました。 

2『あの神子畑(みこばた)は今』 7分10秒 今井俊也
                                          PowerDirect14

  新聞を穴が開くほど読んだ、と言って目と口の穴があいた新聞の向こうには作者が
 登場するカットから始まります。つかみは効果的でした。奈良の大仏の鋳造にもここの
 銅が使われたという歴史から話を起こし、金属価格の低迷で廃山を余儀なくされ、
 住民は散りぢりとなる。片隅には1輪の小さな花が咲いていて、廃墟のわびしさを表現
 している。後半はその後訪ねた映像となり、錆びた機械などが片付けられ 公園として
 整備されていた。『あと数年工場群の撤去を遅らせることができたら、近くの明延鉱山
  や生野銀山と共に世界遺産登録ができたかもしれません。』と作者の思いが最後に語ら
  れる。前半の速い曲に速い語り口は、シナリオを新聞記事から起こされ、文字量が多く
  なってしまったようです。後半が素晴らしいので前半にも間があればと思いました。
 今回のナレーションはマイクに近づいての録音でしょうか。声が豊かに聞こえました。
 ただBGMとナレーションのバランスがあればもっと聞きやすいと思います。絵の水平が
 やや傾いているのが気になりました。
  時を越え二度も尋ねられた作品です。その熱意に敬服です。
 

3 我が家のゴジラ達』 5分 豊田敏夫 Sony PC-300 Canopus NEO3 

    2008年の作品です。外からの電話で、自動応答する電話の声で始まります。家族
  が ピクニックに 出かけているすきに、日頃狭い箱に閉じ込められ鬱積?している3匹
 の ゴジラ達の出番です。軽快なロカビリーに乗ってパーティーが始まります。やがて
  時間がたってピンポーン…家族が帰ってきたようです。大慌てで箱に戻るゴジラ達。
  あとは元の静けさに戻ります。留守電をうまくあしらうことにより、ゴジラ達の行動を
  浮き上がらせていました。手間暇かかるアニメ作品です。特に飛び上がっているゴ
  ジラはどのようにして作られたのでしょうか。このあとに続く作品のように、クレイジ
  ーにトークさせると面白いかもしれません。

 

 4 『クレイジートークテストフィルム』 1分 豊田敏夫 
                                         クレイジートーク
 

 続いて、ソフトに入っている声をバックに静止画の人形を喋らせます。アニメーションを
  作ったりアイデア次第では可能性を感じさせるテスト映像でした。

 5 『栂池高原』北沢 恂 10分15秒 CANAN G10 AdobePremierePro

  ロープウエイからの広角は雄大で遠くの山までくっきり見えています。9月末という時期、
 標高の低いところでは紅葉はまだですが、終点に近づくと真っ赤な紅葉が見られ、高低差
  が実感されました。到着後 前半のアップテンポのBGMからスローテンポに変わり 撮影は
  気分が変わります。仲間同士で行くつい自分の周辺のみを捉えがちですが、皆が湿原を
  歩く姿をロングで捉えられていました。周りには観光客が人っ子一人写っていません。
  まだ観光シーズンでない湿原を独り占めしているいいカットでした。ご本人曰く"やらせました"
  と。青空と白樺のコントラストは美しいカットでした が、水芭蕉の枯れたところ、赤い南天の実
  などアップが見たいものです。それにしても従弟さんご夫婦どうしの旅、楽しい会話が 聞こえ
  ていました。 できたらお顔を拝見したいところです

 6 『戦艦大和~大和ミュージアムを訪ねて』 8分 広瀬友三SONY 
                                                  
HDR-HC1 FinalCutPro7

 クラブ撮影旅行で広島に行った時の作品です。ミュージアムは撮影禁止と思っていたら OK
  とのこと。できたら3脚で撮りたいものです。

 7 『大道芸』11 赤澤與三郎 SONY 

  北野異人館広場で大道芸を撮りました。大道芸はいわゆるプロではないのでピンキリ
   ですが、なかなかの技と話術の持ち主でした。見ているお客さんの乗りも良かったで
    す。ところで投げ銭は少なかったようです。大道芸の習慣の無い日本はこうしたことに
    疎いというのか素晴らしい芸に対する礼儀が無く寂しく思いました。もっとも観客だけ
    が悪いのではなく、財布の紐をいかに緩めさせるか、それも芸の一つかもしれません。 

8 『ポートアイランド夏祭2015』 5分30秒 上中孝三SONY FDR PJ-560
            Canopus NEO3.5
 
  毎年行われる地元自治会が催す夏祭りを撮りました。さすが神戸だけあって盆踊り
  だけで終わらない。サンバチームが登場しスローな盆踊りと躍動的なサンバ。地味な
  ゆかたにきらびやかなサンバ衣装。サンバはすっかり神戸になじみ、コントラストを
  強調していました。また時々のドアップと言うか、おへそにしびれました。祭の最後
  には見ている人も誘い込んで一緒にサンバ を踊り、盛り上がりを見せていました。
  さすが全国のコンテストでも優勝するチームだけあってベッピンさんぞろいでした。 

9 『スイスアルプスマッターホルン ユングフラウの旅』森田 6分50
                                           SONY HDR-XR500V

  お孫さんが撮られた海外旅行をお爺ちゃんである坂口さんの編集です。お孫さんは撮るのが
  好きで編集はあまり興味が無いそうです。撮られた映像は初めてですが見易く列車の入って
  くるシーン、マッターホルンの夜、翌朝の朝焼けなど早起きし努力している様子がシーンでも
  伺われました。鉄道安定していていいアングル でした。坂口さんの選曲は明るくいい感じ
  でした。スイスと言えばヨーデルで定番のように使われます。ヨーデルは はまり過ぎの感があり
  この選曲は良かったと思います。ただ日付が変わったところはBGMも変えると翌日感が出るの
  ではないでしょうか。またもう少し現地音(例えばSLや現地語) も聞きたいものです。

 10 参考出品『恵みのシャワー』 NHK金沢ビデオカメラクラブ 
                                                        4分40秒

   北沢会員が以前から預かっていたBDを、このたびビデオサロンにて入賞作品となり、この機会
  に参考出品しました。シャワーで濡れる花菖蒲を本人が自然体でナレーション。こんなナレーシ
  ョンができたらいいなという声が上がりました。 

   以上作者のコメント、ナレーション、会員の意見を中心にまとめてみました。 

 編集後記

    今月も1作品ごとに様々な意見が飛びかい、なかなか次の作品に移れませんでした。
  良い作品作りには会員がそれぞれ意見を持ち寄り、人の作品だからこそ気が付き、自分の
  ことを棚に上げて意見を述べる…。残念ですが、ここで字数が尽きました。