翻訳者魂

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新聞記者が変だ --- 「黒人中絶で犯罪減る」 米元教育長官発言に批判

2005-10-01 12:00:50 | 翻訳
ベネット氏は、「黒人中絶で犯罪減る」ということは主張していません。「結果が良ければ、手段が正当化される、と主張すれば、こういう道徳的に許されないことも起こり得るのだ。」と主張しているのです。下のCNNの記事を参照してください。

"I was putting forward a hypothetical proposition. Put that forward. Examined it. And then said about it that it's morally reprehensible. To recommend abortion of an entire group of people in order to lower your crime rate is morally reprehensible. But this is what happens when you argue that the ends can justify the means," he told CNN.

新聞記者は、きちんとすべての情報を伝えなければなりません。一部の刺激的な箇所だけを取り上げて、読者に、特に外国人に知らせると、記事の元になった人は大きな誤解を受けます。マスコミに関係する人は自分の責任を自覚し、正確な記事を書いてください。

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★「黒人中絶で犯罪減る」 米元教育長官発言に批判

・レーガン米共和党政権時代に教育長官を務めたウィリアム・ベネット氏が、ラジオのトーク 番組で「この国のすべての黒人の赤ん坊(胎児)を中絶すれば、犯罪率は下がるだろう」と発言。ホワイトハウスが9月30日、「不適切」と批判するコメントを出す事態となった。

 超大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者の多くが黒人貧困層に集中、「人種差別」との批判が出る中での問題発言だけに、上院議員からは非難決議を求める声が上がるなど、反発の動きが一気に広がっている。
 発言は28日、ベネット氏自身がホストを務める番組で、社会保障に関する質問に答える中で行った。同氏は「途方もなくばかげたことで道徳的にも非難されるべきだが」と前置きしたものの「犯罪率は下がるだろう」と強調した。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051001-00000067-kyodo-int
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