学校を作ろう! by アジア教育友好協会(AEFA)

8月26日夜の勉強会は、NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)、理事長の谷川洋を招いて、AEFAの活動や問題点などを伺った。

AEFAのHP: http://www.nippon-aefa.org/

AEFAではアジアの山岳少数民族(ラオス・ベトナム・タイ・中国雲南省)のための学校建設・日本の学校との国際交流を標榜しており、2004年のNPO発足以来53校の建設実績をもっている。

ODAや他の同様の活動をしている団体などは、箱物を作って終わりになりがちだが、AEFAは単に校舎を作るだけでなく、その地域で活動しているNGOとのタイアップにより、村人が自主的に学校を運営できるような支援プログラムを提供して、更に日本の小中高生との国際交流もアレンジしるという「三階建」(学校建設・住民参加・国際交流)のプログラムとなっている。

学校の運営費を村で賄うために、豚の飼育、学校菜園、伝統手芸品の販売など、地域住民自立の支援プロジェクトを立ち上げて、そのプロジェクトで得た収入は、建物の修繕を行ったり、学用品を買ったり、寮生の生活の補助などに充てられている。
先生のために宿舎も建てて、先生をスカウトし、その生活の面倒も支援プロジェクトから充てている。この近隣の先生たちは安月給(月30ドルほど)で、運転手などの内職をして2-30ドル稼いで生活をしているのが現状なので、先生には寮生の面倒をみることで、更に2-30ドルの報酬を渡している。アシスタントとして資格のない人も雇っているが、この人達の中で「これぞ」と目をつけた人には教職の専門学校にも通わせるための奨学金も用意している。

国際交流は、本当は出かけていければいいのだが、そこまで物分りの良い学校はないので壁新聞交流とかビデオレターでの交流、手作りのものを交換するといったことが主体。
なるほどと思ったのは、日本の子供が日本には何でも売っているスーパーマーケットがあると書いて送ったところ、こちらにもスーパーマーケットがあるよ、それは森だよ。つまり、森に行けば何でも必要なものが手に入れられるという返事が来たという。日本の子供達の気づきにも非常に役立っているようだ。

現在は日本財団から資金が出ているが、箱物限定ということもあって、民間からも年間23百万円ほど浄財をいただいているとか。この事業への関心が高まっているようだ。

ともかく、書ききれないくらい素晴らしい話がきけて、参加者はそれぞれ、「一口一円、千口以上」の寄付をさせていただいた。

by よしの ふくすけ
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