おひるねウサギ~不登校かまへんかまへんマイペース♪

ADHD母ダッチェ。小2で不登校のマシュは小5フリースクール、中2地元中学高校→他府県専門学校→社会人独り暮し3年目

運動会と運動会オフ

2010-06-15 13:12:44 | 行事と不登校
コメントのお返事できてなくてすみません。近日中に必ずや~

小学校最後の運動会がやってきた。

前にも書いたけれど、今年は、はりきって練習から参加。

運動がとりたてて好きなわけではないし、競走なんかはめっちゃ不得意。

でも、組体操は大好きだった。

実は本番1週間前に練習中に捻挫。お医者さまに「3日体育見学」と言われた時には「絶対嫌」といい、お医者様に「押して痛かったらやめるんやで」と言われながら、サポーターをして頑張っていた。炎天下の練習では「目の前が真っ暗になった」らしく「保健室で横になってられます」と学校から電話があったり・・。

でも、当日、本当に暑くて午後の本番までに頬やモモが真っ赤になるほど焼けながら、ずっとずっといい顔をしてた。

練習段階から「マシュちゃん頑張ってるって職員室でも話題になってますよー」とか「練習見て今日も泣いたのよ」といろんな先生に声をかけていただいたので始まる前からもうウルウルしていたのだけれど、

はじまった瞬間からもう「ウウッ」って声が出るほど泣いてしまった

マシュが他の子の中に混じって演技をしていることも、たくさん練習していた逆立ちやブリッジや、「○○ちゃんの上で○○ちゃんが乗って」と聞いていたピラミッドもどれもどれもすごくて、6年生の全員がまとまっていて、ウエーブなんかは鳥肌が立つほどだった。

あんまり感動したので、「感動しましたっ6年生の皆さんっ」て感じのお手紙を便せん2枚に書いたら「お母さん・・こういうのウザいからやめて」と却下されてしまい、連絡帳に3行のシンプルな感想になった

自分が見るので必死だったので実母が見に来ていたけれど放ったらかしで、ずっと気にかけてくれていた用務員さんが「マシュちゃんあそこですよ」と教えてくれていたらしい。すんません。

同級生ののお母さん達も、マシュが3年の時には保健室から見ていたことも知っているから「良かったねー」と言ってくれた。


そう・・あの時ふたりで運動会の練習をする子達をまぶしげに親子で運動場のすみっこから見学してたなぁ・・

んで、そんな姿を覚えてるから、他の子達もすごく成長したなぁ・・・・って感動も2倍3倍。

ゴリさんは、毎年ちょうど抜けらない仕事の日で、ついにカシュも合わせて8年間一度も娘の運動会を見れなかった。

毎年敬老席の一番前で応援してくれてたポニョさんに見てもらいたかったなぁ・・・きっと見てるんだろう・・。いや、土台のマシュを横から支えてたかも


そして、運動会を頑張りすぎるくらい頑張ったマシュは、自分でも自覚していて、前から「運動会が終わったら1週間休む」と決めてた。

フリースクールも学校も全部すっかり休んだ

昼夜逆転するほど寝るんじゃないか・・・と思っていたけど、

不思議なことに、疲れているはずなのに起床時間が早くなってきている。

前は毎日12時間寝ないと起きられなかったのが、今は10時間に(じゅうぶん寝てるけど)



『1週間休みにやろう』と決めていたパン作りも2回。『大阪にたこ焼きを食べに行く』も実現(笑)

マシュが集めている『ご当地しんちゃんストラップ』をゲットして大満足でした。

 撮影マシュ




そして、また今週から学校の時間割を見ながら、フリースクールと両方行き始めた。

今回、安心して臨めたのは、マシュ自身が元気になってることももちろんだけど、事前に係活動含め流れを個人的に教えてもらっていたり、途中でクールダウンの時間を取って下さったり、不安なく過ごせたのも大きいと思う。どれも数分時間をとればできること。まさに「ちょっとした配慮で無理なく大きな安心」だなぁ・・・とつくづく感じた運動会でした



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もっと OR 大丈夫

2010-06-02 10:32:24 | 不登校
マシュが学校に行けなくなったのは2年生の2月。すぐに春がやってきた。

キツかった・・

ピカピカのランドセルを背負って嬉しそうに登校する1年生の姿

マシュが日中ずっと寝ていて、その間に銀行やなんかに出かけた時にすれ違う同級生は眩しくて正視できないほどだった。

でも、そんな思いを抱えていたのは結構短かったと思う。

3か月もたつと、平気になった。(元気な姿が眩しいのには変わりないけど)

もともと子どもが好きなだけのかもしれないけれど、今は入学式は嬉しいし、朝ゴリさんを送って行く時に学校に向っていく小学生の群れをたくさん見るけれど、「おお~今日も頑張ってるねー」って感じに感動さえしてしまう。←このあたりがやはり「毎日行ってる」こと自体をすごいって思っちゃってる普通の感覚とは違う感じなのかもしれないけど。

「なんでうちの子は・・・」みたいな感覚は全くなくなった。

むしろ、「全員がマシュだったら学校なりたちませんやん・・みなさんありがとう」みたいな感じかも


こんな風に、ごきげんさんで暮らせるようになったのは・・。

ひとつは、「学校に行っている子もそしてその親も、いろいろな思いをかかえていて、決して行ってるから順風満帆というわけではないし、そういう意味では同じだ」と思えたこと。

そして、もうひとつが大きいのだけれど、いろいろなところで聞いた言葉に納得してそれが根底にあるからだと思う。

児童相談所の先生とお話した時に「高校、大学、社会・・と先になればなるほど『行きつづける』ことを求められるようになってくるから、今は安心して過ごせる環境を作ることのほうが大事」だと言われたこと。

これに関しては今は『高校はいろいろな形のものもあるし、大学もその気になればいくつからでも行ける』とこれまたいろいろな方のお話で思っている。

フリースクールで『朝から学校行って、部活まで全部やってくる状態の子どものエネルギー値を100とすると、不登校当初は-30くらい』だという話を聞いたこと。

これは今メモをなくしてしまってウロ覚えなのだけれど、「ああ・・行き出したからといっていきなり100はしんどいんだよね」という感覚と、実際今学校行って部活に行っている姉のカシュのことを「大丈夫かなぁ」と心配していたけれど、大丈夫な時は大丈夫なんだ・・と心配しすぎなくてもいいかな・・という感覚をもらった。

あと、実際に不登校を経験した人のお話を聞く機会が何度かあったこと。

そしてカナー先生、ムナシ先生、おまわりさん、塾の先生、用務員さん・・マシュをとりまく人々に何度も「大丈夫」と言ってもらった。


・・・・そんな中で『大丈夫』な感覚を得てダッチェ自身が先を見てはあせっていた気持から落ち着いていった。



不登校当初、苦しかった

マシュが「学校に行けない」ことで苦しんでいる姿。見てるのもつらかった。

この苦しみは「学校に行けたら解消する」そう思った。

だからこそ、放課後登校、保健室登校、付添登校・・・いろいろなことを模索したんだと思う。

でも、「行く」ということを一番に持ってきているうちは、マシュもダッチェもしんどかった。

できることは、増えて行ったけれど、どこまで行ってもゴールは「朝から放課後まで毎日行く」で、それを目標にしているうちは、疲れ方がひどかった。


見守る側があせると、子どもは追いつめられる・・・。

あせらないでおこうと思っても、不安が出てきて、それを子どもにぶつけてしまう。


栗原先生が(不登校の見守りかた)『子はカプセルになっても親はカプセルにならない』

とおっしゃっていたことがよくわかる。


人と会う気がしない時でも、ネットで情報は結構得られるし、親が『大丈夫』って思えると、子どもはとっても安心する。


先日マシュが「将来のことを考えると、中学頑張らないと・・って思ってたけど、自分でも行ける高校があるってわかったし、安心した」みたいなことを言ってた。

やっぱりフリースクールの存在は大きいなぁ。(今は行事前で、こちらは休んでばかりだけど)


そう、いろんな道があるし、いつからだって勉強できるよ。


そんなふうに、ダッチェがいろんな人に『大丈夫』と言ってもらうことで、心からそう思えた頃から、マシュはとっても意欲的になり、学校にも自分から行き出している。


前は「行かなきゃ」のほうが強かったんだなぁ・・とつくづく思う。


・・・ここ数年宿題をパスりまくってたマシュだけど、今は先生にお願いして毎日宿題を出してもらってる。それだけでも「えらいっ」って思えるんだから・・・。


見守るほうの目線って、結構影響大きい・・と感じる


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