赤の単車と銀のくるま

日々の生活、DUCATI、GOLF TOURANの記録
夏はキャンプ、冬は薪ストーブ

熊本地震

2016年04月17日 | 日記
14日21時26分の今となっては前震の時は運転中の出来事でした。真っ暗な直線道を40㎞はスピードは出ていたでしょうか、なにか巨大なものを踏んだか何かがぶつかってきたのかと思うほどハンドルが取られ事態を把握するのに時間がかかる出来事だった。道路沿いにある店舗のシャッターがガッシャーンガッシャーンと音を立てているのが聞こえてやっと地震が起きているのがわかった。その後に携帯電話からけたたましい地震の警報音が聞こえてきた。直下型地震のため震源の深さが浅く間に合わないのだ。震えが止まらない出来事でした。携帯電話で地震速報を見ると震度7の表示がさらに恐怖心をあおる。家族は大丈夫だろうか。家に着いたら妻と娘が泣いている。息子はお姉ちゃんの声が怖かったと余裕の表情で安心させられた。パッと見、家の外観の被害は見当たらず少し安心した。そのあとはバイクが倒れてるのではないかと心配だった。ガレージは荷物が散乱していたがバイクは倒れておらず一安心。我が家は震度6弱くらいだったのではなかろうか。食器やグラスの割れはあったが大きな被害はなかったようだ。



余震が続き家の中ではとても寝られたもんじゃないので、家の前の空き地で近所の家族と一緒に車の中に寝ることにした。当然車で熟睡できるわけでなく睡眠不足。水道はこの日まで使えたが濁って飲めたもんじゃない。15日は余震が続くが段々と弱く間隔が空いてきたような気がして家の中で寝ることにした。睡眠不足によって深い眠りについた。そして本震と呼ばれる16日1時25分頃の震度6強の強烈で長い揺れで叩き起こされる。揺れがなかなか収まらない。大丈夫大丈夫と声を掛けるがなんの根拠もない。ただ家は丈夫な基礎と柱で作ってあったのを見たということが心の支え。娘は机の下に頭を入れて構えていたのだけど、息子はなんと寝ている。知らぬが仏とはこのことだろう。

やっと揺れが収まってまたもや車中泊。恐怖とはこのこと。震度6強の強い揺れにもバイクは耐えたようだ。しかし昼間に薪ストーブをよーく見たらなんと数センチずれているようだ。ずれたというか右回りに回ったような感じ。



煙突は無事のようだ。



そして今日17日を家族全員無事に迎えることができています。日常のありがたみ、他県からの応援の警察、救急、自衛隊の方々を見かけるたびに感謝する気持ちがあふれます。まだまだ道路は陥没や段差がありますが、少しずつ補修作業が続いてます。昨日今日と水道が使えずトイレが難儀しております。井戸水が使えるところまで行って水汲みが仕事です。夕方から少しずつチョロチョロ水が出てくるようになってきました。皆様の頑張りが少しずつ出ています。それが僕らの頑張りになってます。

今回SNSも良し悪しを感じました。正直ガセネタを拡散希望とやら来て困惑することもありました。無事を伝えたり、店舗の情報を伝えたり良い面もありました。
そしてアナログですが、ご近所付き合いの大切さを身をもって感じました。このようなことがなければ感じないことです。

完全に復旧するまでには時間のかかるでしょうが、乗り切る強さと団結力を広げていきたいと思います。余震がまだまだ続きますが、地球に住まわせてもらってると思わないとやってられません。

そして最後になりましたが今回の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。