Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

日本が立ち直れない経済至上主義

2010-10-25 03:36:16 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
「海外で勉強して働こう」を読んで驚愕する。なんでも、『これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。1)日本はもう立ち直れないと思う。だから、2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。(後日注:「海外で伸びてる場所を海外に見つけよう、金のわらじで「伸びてて自分に合った場所」を探しましょう、と。)』なのだそうだ。突っ込みどころ満載であ . . . 本文を読む

Twitter総理大臣

2010-06-04 15:48:24 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
「Twitter」が流行っているが、このウェブサイトを用いる前から「TWITTER」のコンセプトを悪用したのは小泉元首相ではなかろうか。いわゆる「ワン・フレーズ・ポリティックス」を多用・悪用して国民を誘導し、現在の格差社会の元凶を作った。 「ワン・フレーズ・ポリティックス」の原理はまさに『ワン・コマーシャルでワン・メッセージでないと伝わらない』と言うものであるらしい。TVコマーシャルは短いもので . . . 本文を読む

日本の医師免許を持たぬ外国人医師輸入に猛反対

2010-04-02 23:17:01 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
2つの記事を読んで頭を抱え込んでしまった。閣僚の発言と政府省庁レベルの医療専門職を巡る取り扱い方にどうも矛盾があるとしか私には思えないのだ。 記事#1:『仙谷由人国家戦略担当相は21日、日本の医師免許を持たない外国の医師でも一定の技術レベルが認められれば日本国内で診療が行えるよう制度改正に乗り出す考えを示した。「外国人の医師は現在、日本の試験を受けないといけない。世界的なレベルの医者に失礼だ。そ . . . 本文を読む

外国人が法や条例を随意に変えられる国 ~外国人参政権に外国人として反対する~

2010-01-13 01:58:50 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
「外国人参政権」と言う言葉を耳にする。外国人が政治参加するのだそうだ。多種多様な国家の人々が国政に参加するのは多様性の観点から望ましい・・・等と言う妄想を抱いているのは与党ミンチュ党の連中らしい。せっかくだから彼らの素性を明らかにした上で国政に臨んで欲しいものだ。外国人に参政権を与えるとは、この外国人とはどこの誰なのだろうか? 「外国人参政権」と言う言葉を考えていてふと気がつく。参政権と書けば政 . . . 本文を読む

天皇の政治利用

2010-01-01 01:23:13 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
「天皇の政治利用」と言う問題が持ち上がってきたが、色々と考えなければならない点があると思っていた。天皇の存在は「日本」と言う国と切り離せないからである。そしてこの日本と言う国を成り立たせるのに必要不可欠な存在が天皇であって、国の運営である政治との微妙な関係について少し思索を巡らせねばならない、そんな気がしていたのである。 「幕府」に対して「朝廷」があり、「天皇」は「征夷大将軍」の任命を行えた。中 . . . 本文を読む

「アイヌ問題」など始めから存在しない

2009-12-23 01:39:44 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
私がアイヌの友人と知り合うまで、または知り合ってからも完全に誤解していた事がある。そしてこれはおそらく日本を幅広く覆い、また多くの日本の人々の心に巣食っているに相違ない考えである。それは「アイヌ問題」など始めから存在しない、と言う事であり、人々の心の中に根強く存在している事柄こそこの「アイヌ問題」と言う考え方だ。 私は社会科の教科書で「アイヌ問題」について知った。そして「アイヌ問題」が日本の社会 . . . 本文を読む

国の家計簿をつけてみる

2009-10-28 02:18:35 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
日本の財政がどうなっているのか、含み損や為替差損等を考えずにストックだけで単純計算してみた。米財政赤字が129兆円とされているが、日本政府保有の米国債が推定で62兆円には上ると言われている。国の財政のうち、国債発行残高を除いたとして、ともかく特定の外国に対して62兆円を費やしているのはどうであろうか?医療費が30兆円、米国債購入を止めたら、或いはパチンコ産業30兆円と言われているから国民一丸となっ . . . 本文を読む

中川家 ~笑い事ではない~

2009-10-05 01:24:25 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
「中川家」と書いたがお笑い芸人ではない。亡くなられた中川昭一元農財経産金融相の事である。親御さんは絞殺され、本人は服毒紛いの「疑い」があれば、気の毒と言うより他は無い。日本の為に色々の汚名を被りながらも、最後まで国益を考えておられたに相違ない。 友人のブログよりその功績を拾い出してみても、世間からもう少し高い評価を得られても良いかと思う。ご冥福をお祈りしたい。 尚、この期に及んで「最近体調が悪 . . . 本文を読む

We were soldiers ~空援隊の皆さんとの出会い~

2009-09-19 00:57:29 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
『フィリピンの遺骨収集、政府見直し 「住民の証言重視」の新方式に』と言う記事にも登場する特定非営利活動法人空援隊(くうえんたい)の皆さんとのひと時を過ごした。ご多忙の中のスケジュールを縫って何とか本日の会合に漕ぎつけたのである。東洋大学国際地域学部と重ねて貴重な日本からのお客様と言う事で私も何とか頑張って会合に臨んだ。 色々と興味深いお話を聞く事が出来て、何物にも代え難い経験をした気がした。まず . . . 本文を読む

日本は一日にして成らず

2009-09-03 19:03:43 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
民主党政権の誕生とあって、「あまりにも日本的な」自民党支配と55年体制は完全に終焉を迎えたと言っても良い。「自民党をぶっ壊す」と言っていた人物こそが自民党の新しいタイプ・ネオコン自民党の典型であり、後の自民党崩壊への基礎を作った事は異論が無いだろう。 前首相は経済・金融政策を大蔵省分割以前の状態へと戻そうとしたり、郵政民営化に関して異論を唱えたり、少し国粋的な印象を与え始めたなと思った矢先に徹底 . . . 本文を読む

日本終了宣言?

2009-09-01 03:21:50 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
休みどころではない。友人のBLOGを読んで驚愕。日本終了とあるではないか。民主党政権の誕生らしいが、要約すればこうなるだろう。「宗主国が米国から中国に変更されました」(政府広報)ぐらいの広告をしても良いかと思う。フリーメイソンリー鳩山首相の下で、中韓系議員が何をしでかすのか、また同時に党内に潜んでいる保守系議員がどこまで阻止出来るのか。二大政党制への移行、或いは一院制への移行だけは止めてほしい。 . . . 本文を読む

大東亜戦争の英霊にお供えを

2009-08-15 21:54:56 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
64年前の今日、長かった大東亜戦争が日本の敗戦と共に終結した。フィリピン時間で午前11時になった頃を見計らい、3分間の黙祷を捧げた。昼食後にはお供えとしてスイカとビールを持参して、旧大日本帝国陸軍第14陸軍病院跡地を訪問し、慰霊碑の前で祈りを捧げた。 祈りの中で、海岸線沿いにまだ比較的きれいな背嚢とライフルを持って何かを待っている兵士達の姿をヴィジョンとして見る事が出来た。沖縄の時の閉塞感と重圧 . . . 本文を読む

~村上春樹・焚書抗儒宣言~

2009-08-06 00:37:23 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
『クーリエ・ジャポン』7月号インタビューで村上春樹が三島由紀夫を語っているらしい。内容に驚愕したので少し考えたい。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ―あなたは三島由紀夫が好きではないと聞いていますが。 (村上)三島のスタイルが好きじゃないということです。 ―というのは、彼の文学的スタイルのことですか? それとも彼自身のあり方についてですか? (村上)読 . . . 本文を読む

フィリピン国籍の不法入国者に対する措置について

2009-04-25 23:40:46 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
フィリピン人中学生、カルデロン・のり子さん一家の問題を最近知った。両親が不法在留につき国外強制退去処分を受けたらしい。産経新聞記事によれば「森英介法相は27日の閣議後会見で『一家3人での在留が認められないことはすでに告知している。ただ長女が親戚など適切な監護養育の元で学業を続けたいということであれば、長女の在留特別許可は出すと伝えてあるので、一家の対応を見守りたい』と述べた。」とある。在留特別許可 . . . 本文を読む

~南方第14陸軍病院跡地への慰霊~

2009-03-30 17:12:09 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
戦後60年と言うが、一回の戦争に負けただけで60年後の今もなおその後遺症に苦しめられるとは誰が予想しただろうか?GHQの占領政策により旧帝国陸海軍は解体され、第9条を特徴とする平和憲法が公布された。この流れの中でさらに旧陸海軍省である第一・第二復員省が復員庁(第一・第二復員局)となった。 前者は旧厚生省が、後者は旧総理府管轄となった後に戦後処理事業は旧厚生省に統合された。続いて省庁再編成により今 . . . 本文を読む