Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

中川家 ~笑い事ではない~

2009-10-05 01:24:25 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
「中川家」と書いたがお笑い芸人ではない。亡くなられた中川昭一元農財経産金融相の事である。親御さんは絞殺され、本人は服毒紛いの「疑い」があれば、気の毒と言うより他は無い。日本の為に色々の汚名を被りながらも、最後まで国益を考えておられたに相違ない。

友人のブログよりその功績を拾い出してみても、世間からもう少し高い評価を得られても良いかと思う。ご冥福をお祈りしたい。

尚、この期に及んで「最近体調が悪かった」等と言い放っている連中は要注意である。恐らく裏事情を知りつつ、我々国民の目をそらせようと言う画策に違いない。国益を考えた行動を取ろうとすると葬られるのはなぜでしょう?我々の国である筈なのに、これを第一と考える人間は次々と消えてゆく・・・。亀井静香金融相が少し心配になってきた。

<付録>
【中川昭一の功績】
・中川氏は、経済産業大臣として東シナ海ガス油田で試掘許可を出した。

・中川氏は、農林水産大臣としてポジティブリストを導入し、中国等から無差別に輸入される毒菜に一定の歯止めをかけた。

・中川氏は、財務大臣として金融援助をIMFに一本化し、韓国やアイスランドなどから申し込まれた二国間融資は全て断った。

・中川氏は、政調会長として、自民党内の人権擁護法案推進派の意見を断固として撥ね付けていた。

・中川氏は、拉致問題に早くから取り組んできた政治家の一人であり、拉致議連の会長もつとめた。

・中川氏は、経済産業大臣の時、親中派の二階俊博が打ち出した「東アジアEPA(経済連携協定)」構想に意義を唱えた。

・中川氏は、毎年靖国神社に参拝することも欠かさない。

・中川氏は、非核三原則の堅持は当然”としながらも日本の核武装の是非について繰り返し“論議すべし”と言及した。

・中川氏は、日教組に対し「日教組の一部活動家は(教育基本法改正反対の)デモで騒音をまき散らしている」「(デモという)下品なやり方では生徒たちに先生と呼ばれる資格はない。免許剥奪だ」と、その活動を強く批判している。

・中川氏は、官憲(役人、特に警察関係)による慰安婦募集の強制性を認めた1993年の「河野談話について早期に見直しを検討・すべきだとの考えを示した。

・中川氏は、中国の脅威に対抗するために、インドやオーストラリアとの連携を促進するための議員連盟「価値観外交を推進する議員の会」の旗揚げに貢献した。

・中川の勉強熱心は有名で、官僚にとっては渡した原稿をそのまま読んでくれない、扱いにくい大臣だったとのこと。

・中川氏は、郵政解散後の造反組リーダーであった平沼赳夫とは銀行員時代から兄弟のような間柄で、郵政民営化には賛成ながらも、造反組には半ば同情的だった。

・中川氏は、政界きっての親台派として知られている。農水大臣再登板の際には、中華民国総統であった李登輝から祝意が寄せられている。今回の辞任についても、台湾メディアは同情的である。

・中川氏は、2007年に保守派の議員で集まる勉強会「真・保守政策研究会」を設立するにあたってのまとめ役となった。

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