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【現代思想とジャーナリスト精神】

【NHKが伝えたオバマ大統領最後の演説 2017年 1月11日 12時12分】

【NHKが伝えたオバマ大統領最後の演説 2017年 1月11日 12時12分】

**ここにはオバマ大統領の演説動画があったが、現在は削除されている。
 このことからしても、オバマは決して反動派ではないことを証している。私は夜七時台のオパマ大統領の最後の演説のニュースを見て、心に響くものがあり、この記事をうつしはじめた。
 オバマには限界はあった。けれど、オバマが演説で訴えたことは、リンカーンやキング牧師に匹敵する雄弁だった。「キング・アベ」や「次のアメリカ大統領となることが選挙で決定した男」のような低劣無味乾燥な「音読」や「支離滅裂な言語発生」とは異質の次元にある。オパマは何も実行し得なかったかも知れない。
 しかし、スピーチで世界中の民衆に、感銘を与えたことは間違いない。そしてそれは「キング・アベ」や「次のアメリカ大統領となることが選挙で決定した男」にはとても及びもつかないことだ。
 イラク・アフガニスタン戦争から撤兵し、キューバと歴史的和解をとげ、前のブッシュ大統領が滅茶苦茶にし、リーマン・ショックで壊滅した経済を一定程度まで再建努力をとげた。
 現職大統領として史上初めて広島原爆慰霊碑の前に立った。数々の限界はあったことは承知している。しかし、日本の政治的指導者を僭称するキング??よりも、はるかに言葉がひとを感動させた。それだけでも言語ニヒリズムの言語空間に、言葉の復権をもたらした。オバマに「ノーベル平和賞」を与えたことは、大統領任期を終えるいまになっても否定されるすじあいのものではない。思い出そう。沖縄返還と称して、アメリカと密約をかわした佐藤栄作日本国内閣総理大臣ですらもらったノーベル平和賞、オバマ大統領がもらっておかしくはない。安倍晋三首相さん、あなたには、オバマのような感銘を与える人間力が皆無なことを自覚すべき時だよ。**

                              櫻井 智志


NHK NEWS WEB 1月11日 12時12分
【オバマ大統領 最後の演説で“民主主義機能を”】

アメリカのオバマ大統領は任期最後の演説を行い、2期8年の間に失業率の改善などを実現した成果を強調するとともに、トランプ新政権発足後も民主主義を機能させるよう呼びかけ、みずからの実績に基づいて、さらなる前進を図るよう訴えました。


2008年の大統領選挙で「チェンジ=変革」を掲げ、黒人として初めてアメリカの大統領に選ばれたオバマ大統領は今月20日に退任するのを前に10日、地元シカゴで任期最後の演説を行いました。


この中で、オバマ大統領は「私は普通の人たちが物事に関わり、結束した時に変化は起こることを学んだ。大統領として8年たった今もそのことを信じている。あなたたちのおかげで、アメリカはよりよく、強い国になった」と述べました。


そして2期8年の間に、リーマンショックで悪化した失業率の改善や事実上の国民皆保険を目指す医療保険制度改革、いわゆるオバマケアに取り組んだほか、キューバとの国交回復や地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」などを実現したとして成果を強調しました。


一方で、トランプ次期大統領はオバマケアなどの見直しを行う考えを示していて、オバマ大統領の政治的な遺産=レガシーが覆される可能性もあるほか、大統領選挙で社会の分断が深まりました。


このためオバマ大統領は、今後も多様性を尊重し、民主主義を機能させるよう呼びかけ、みずからの実績に基づいて、さらなる前進を図るよう広く国民に向けて訴えた形です。

【*写真は東京新聞2017/01/11記事転載(10日、米シカゴでの演説で涙を拭うオバマ米大統領 AP=共同)】


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