Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

初秋のトンボ3

2007年09月28日 | トンボ


オフに偶然晴天が重なる。9月末なのに、真夏並みの暑さだ。
せっかくの好天なので、スズメバチの恐怖を覚悟しつつ、今年撮り損ねていた種類を見に行く。
ポイントの入り口にさしかかると、やけに小さなアカネがいる。
大昔、このアカネに初めてあったときに、その時の個体も異常に小さかったが、
今日のもそれに匹敵する小ささだ。


マイコアカネ♀ A★Macro200F4 f4 1/250

現地に着くと、早速目標飛行物体を発見。
ファインダーに入れてとりあえずのショットを押さえたつもりが、ピンぼけだった・・・アレ?
それにしても、話には聞いていたが、ここの個体は殆どホバリングしてくれない。
一瞬の隙を狙うが、どうもピリッとしたショットが撮れない・・・調子悪いなあ・・・。


A★Macro200F4 f4 1/1000 とりあえずお気に入りのショット

日中光で狙えるのはいいのだが、予想よりも遙かにホバリングが短く、タカネ並に難しいぞこれは!
なかなかファインダーに入れられないので、ついつい弱気になって楽な高いアングルからの撮影に
なってしまうのを何度か思いとどまる。
その内、ホバリングを完全にしなくなり、ただの往復飛翔になってしまったので、しかたなく
24ミリにスイッチ。


SIGMA24F2.8 f8.0  1/180 ストロボ

SIGMA24F2.8 f11.0  1/180 ストロボ
それなりには写っていたが、広角で撮るのなら腰を据えて写さないと、ばっちりのショットは無理そうだ。


SIGMA24F2.8 f9.5  1/180 ストロボ
これは惜しくも後ピンだが、理想とする構図のイメージが掴めた感じだ。
次回(来年)コンパクトデジカメを手に入れたら試してみたい。
何しろ一眼では本体が大きく、写すときにかなり避けられてしまうのだ。

他のトンボも少しは写さないとということで、本命の休憩中に写したもの。


A★Macro200F4 f16 1/180 ストロボ

マクロで目一杯寄って産卵の表情を捉えた。被写体が中央からずれてしまったのはご愛敬。
タイミングが結構難しい。


秋アオハダ(嘘)
日陰になっているところで、ストロボのパターンをいくつか試したが、うまくいかなかった。


ウラギンヒョウモンがちらちらしているので、近づくと地面に卵を産んでいた。


恐れていたスズメバチには何度か遭遇したが、今日の敵は幾分おっとりした性格のようで、
恐怖を体験せずになんとかすんだのは今日一番の収穫だった。最近のフィールドでは、奇跡的に
スズメバチの脅威を感じずにすんでいる。その意味では今年はラッキーなのかも?


A★Macro200F4 f4.0 1/750 ストロボハイスピードシンクロ


あきらめかけた頃、最後にもう一度だけ一瞬のチャンスがあった。慎重にピントを合わせたが
どうもピタッと来ない。来年またがんばろう。お粗末!!!

初秋のトンボ2

2007年09月27日 | トンボ
仕事が急遽非番になり、天気もそう悪くなさそうなので、
先日のオオルリボシのリベンジに出かける。
薄曇りで時たま陽が射すこともあるくらいの感じで、高速シャッターは
望めそうもない。
現地に着くと、案の定、アキアカネしか見あたらない。
場所を移動して去年も見ていないルリボシでも見に行くか迷ったが、
とりあえずしばらく辛抱して待っていると、やがてオオルリボシの♂が
飛び出す。
しかしこの前とは別の個体なのか?池の奥の方を飛んでいて、なかなか
近寄ってこない。適当に高速シンクロにして待ったが、近くを横切ることが
あっても一瞬なので、ついにものには出来なかった。
その内、その♂も消え、かわりに♀が産卵に訪れた。


A★Macro200F4 f4 1/500


♀は産卵場所を探す際に盛んにホバリングするが、このオオルリボシ♀は
サラサ♀と並んで動きが読みづらく、ちゃんと写せた試しがない。
産卵を写しながら、時々飛ばせて飛翔も撮ろうとするが、やはりうまくいかなかった。


A★Macro200F4 f4 1/750 ハイスピードシンクロ
(この場合のシンクロは、光条件が微妙なために、自然光で光
量不足だった場合の補助光というか保険のつもり)

画面からはみ出しているのはそれを狙っているので別にいいんだが、ファインダーで
ピントを合わせるのが至近距離と予測不能の動きで実に難しい。

この♀は度々の脅かしにめげず一生懸命産卵していた。
1分くらい待って、卵を十分に産ませてから、物音を立ててとばして写していたが、
その内、飛ばすのも気の毒になってきたので撮影は中止。
その間、今年初確認のアオイト♂を写すことが出来た。
高低差があり、図鑑カットは面倒なので、葉裏からのショットでお茶を濁す。


A★Macro200F4 f4 1/500 ハイスピードシンクロ

そういえば、今年はまだヒメアカネを見ていない。。。
昨年多数見たあたりを丹念に探してみたら、やっと♂を見つけることができた。


A★Macro200F4 f8.0 1/180 ストロボ

何とか確認できたが、このあたりでも風前の灯火のようだ。
種の存続本能が働いているのだろうが、非常に神経質で近寄ることが出来ない。
去年までは回りに若干の水田が残っていたが、今年はことごとく耕作放棄されて
しまっている。
そのあたりでマユタテの交尾を見つけ撮影していると、地元の話好きの人が寄って
きたので、すこし話をさせて貰ったが、どうやらゴルフ場が近年は相当農薬を撒いて
いるようで、そのせいで水も悪くなり、耕作もやめたのだとか。
他にも当地産のトンボを売り買いしている(あってはならない最低な話だ!)とか、
色々嫌な話を聞いたが、お陰で帰る時間になってしまい、急いで帰途についた。
もうトンボも特別保護区でも作らない限り、昔のような多種多様の種類を拝めるような
場所は期待できないのかもしれない。ゴルフ場の買い占めが出来るのなら、改良して
池や湿原を作ってトンボ王国を作りたいところだが・・・ホント、嫌なご時世だ。

秋の小遠征

2007年09月24日 | トンボ
彼岸も過ぎ、秋も深まる今日この頃。
予報では悪そうなので、早々に行くのをあきらめていたが、雨だけは降らなさそうなので
思い直して予定していた小遠征へと出かけることにした。
実は一昨年、現地で管理人のYさんに子供の面倒を見させてしまうなど、ご迷惑をおかけした
ので、二年ぶりに訪問がてらせめてものお詫びにと、My写真集を謹呈するのが目的だった。
ついでに珍ヤンマでも見られれば・・・と思ったのだが・・・。
昼過ぎに出たので、到着したのは15時をだいぶ回った頃。
さっそくYさんにお会いし、一昨年の事をお詫びしつつ、写真集を贈呈する。




まずはご当地名物アオイトトンボ。いつも真剣に写さないので、ろくなショットを撮れていない。
雌の方は、随分コントラストがなく写ってしまったので、若干トーンカーブをいじっている。
このコントラストもなかなか難しいもので、要は、自分の目指すところの背景も明るく、被写体も
明るいなめらかな画像を目指すと、往々にしてコントラストのない写真になってしまう。この辺、
背景や光りの選び方など今後の研究課題だろう。このあたりの♀は、アオイト標準というか、粉を
あまりふかないようだ。(以前撮影した時は粉をふいていた個体が多かった印象もあったが。。。)



結論から言うと、今回のフィールドの成果はこれだった。35年以上ぶりの再会だった。
久々に、ちょうの図鑑の蝶の種類が増えた(笑)





結局、今日はまだ目の調子が悪くて(笑)、珍ヤンマを見つけることは出来なかったので、
その辺にいたトンボのショットをいくつか大きめに貼ってごまかすことにする。
他に、マイコやアジアも撮ったが、ぶれてしまった。現地のマイコはどうも敏感で、すぐに
逃げてしまうので、こちらも大急ぎで撮るので、ぶれやすいのだ。


秋の夕空をバックに、オニグモとノシメトンボの2ショット   
お粗末!

初秋のトンボ

2007年09月21日 | トンボ
今年はとにかく忙しい。ここまで体調を崩さずに何とか踏ん張ってきたが、先日あたりから
疲れが目から来て体調下降気味だ。せっかく時間が取れるようになってきたのだが、気力も
湧いてこない。。。しかし、せっかくの晴れ間なので、予定通り出かけることにする。
あまりの忙しさに、ブログもすっかり更新が滞っていたので、たまには更新でもしとくか・・・
ということで、ネタとなるような写真もとりたいところだ。

今日の第一目的は、毎年旬を逃しているオオルリボシ♂の撮影。
今年もそこそこ出ていたようだが、ピークとなる9月上旬は忙しさのピークでどうにもならなかった。
時期的にはギリギリだし、ここ数日猛暑なので、どうかな?と思ったが、どうにか一頭だけは飛んでいた。
長い休憩を挟んで、二度ほど登場したが、ホバリングもしないし、バックも肥大化したヒシの葉群なので、
ファインダーにも入れづらく、気力も持たない・・・ヤレヤレ。。。この暑さも関係しているのだろうが、
とにかく暑い!どうにかマシなショットはこんな感じ・・・お粗末!


A★Macro200F4 f4 1/1000
来年は9月の早い時期に写しにきたいと思った。

現地に着いて、オオルリボシが現れるまでの間相手をしてくれたのがこのトンボ。


A★Macro200F4 f4 1/1000

珍しく日向をしばらく飛んでいたので、写そうとしたが、決まったコースを飛んでくれない
ので、結局ものにできず、そうこうしているうちに疲れて止まってしまったので、シルエットを
記念撮影。
この後も、オオルリボシの休憩中に、このタカネには遊んで貰ったが、タカネを写す状態まで
精神を高めていなかったので、ピンぼけが一枚だけ。。。とほほ。


A★Macro200F4 f8 1/180ストロボ1/4


結局お疲れのようで、止まりたかったらしいが、この後、risirisiに追い払われてしまった。
A★Macro200F4 f4 1/500


タカネ挑戦中にことごとくじゃまをしてくれた憎っくきrisirisi
A★Macro200F4 f9.5 1/180ストロボ1/4
不適な笑みを浮かべているようにも見える。


ろくなショットも撮れてないし、このままじゃまたブログ更新もなしだな。。。と思ったので、
足下のモノサシでも写してみる。まあ、なかなか・・・かな。
A★Macro200F4 f4 1/1000


マユタテを曰くありげに写すのは難しい。笑。
A★Macro200F4 f4 1/1000 


せっかくネキも連産しているので、春の雪辱でも・・・と思ったが、一枚しか写せず、
しかもピンぼけ。。。
A★Macro200F4 f4 1/1000 ストロボHiSpeedSyncro


彼岸花とアキアカネ。気持ちが入っている点では、今日のベストショットかな?
A★Macro200F4 f4 1/500 ストロボHiSpeedSyncro


その他の今日の仲間たち。

やはり疲れをいやして、気力を充実させることが先決だ!と感じた今日一日であった。お粗末。