家庭用サウナ ナチュラルスパ コンパクト IG-510SS
家庭用サウナである。部屋のなかに小部屋のようなのを設置して扉をあけて入って座ってサウナするそれである。
家庭用のサウナというと、バスルームとかにサウナ設備を配備するものと、このように、部屋の中の小部屋風なものと、あと、座って首だけだしてサウナするようなのと、ドームに寝転がるようなのがある。そのうち、後者二つはちんけなヒーターがついたようなもので、そのわりに結構値段が張る。ちゃんとしたサウナ、かつ、備え付けで無いという選択枝はこのような小部屋型のサウナということとなる。
そうしたタイプにおける、おそらく最低値がこれ。最低値とはいえ、定価は588,000円(購入価格は内緒)。販売は神戸メディケア、メーカーはハーメックという群馬県の会社、製造は中国製である。
これは一人用のコンパクトタイプであるが、シリーズとしては、一人用でももっと大きなのや二人用、三人用などもある。
サウナのタイプとしては、このナチュラルスパは、低温サウナと呼ばれているタイプ。サウナとしては100℃以上にもなる高温なもの(フィンランド式とかいう?)と、60℃程度までの低温遠赤外線なものがある。高温なもののほうがたくさん汗が出て、いわゆるサウナっぽい。低温は体の芯から暖める感じ。それぞれ一長一短があるようなので、詳しくはWebで調べてください(笑)。
さて、このナチュラルスパ、コンパクトとはいえ、ひと一人入るわけで、それなりな大きさである。下面840cm×850cm、高さ1690cm。販売店によれば、注文した後、実物が届いてから躊躇して返品などという例もあるとのことだ。
ところで、これ、設置は自分でする。すなわち、部材が送られてきて(その大きさに結構驚く)自分で組み立てる。まあ、部材と云っても、前後右左上下面の板と、座るところの板が届いて、すべてハメコミで組み立てるだけである。ただし、それぞれが、そこそこの大きさなので、かろうじて一人で組み立てられるものの、例えば、最初の後面を立てるところなどでは、それをささえるためなど、二人でやったほうが良い。それから、上面を最後に乗っけるときには足場が必要である。組み立てて幾つかの配線コネクタをつなぎ合わせるだけ。そんなに難しくはない。
ただし、重ねて云うがそれぞれの部材がそこそこの大きさなので、開梱したりするのに、ワークスペースが必要である。すなわち、設置面積ぎりぎりの部屋ではそのあたりちょっとつらい。そこは、考慮が必要である。
さて、設置をしてしまえば、好きな時間に好きに利用できるサウナである。扉を開けて入って座ってスイッチを入れて温度と時間を設定するだけ。木の香りいっぱいの中でサウナを楽しめる。
ただし、温度設定については、ただちにその温度になるわけではない。40℃になるのに10分はかかる。ので、予熱時間をおいての後に入るか、時間を長く取って、中に入ってだんだん暖まるのを楽しむかである。
サウナの最中だが、瞑想をしているなり、般若心経をとなえているなりしても良いが、我が家の場合、思いの外だったのだが、中からテレビが観れる。ナチュラルスパは入口がガラスになっているのだが、意図せず、テレビを観ることができる配置で設置していたのだった。だが、サウナに限らずだが、風呂に入るときは、テレビなど観ずにじっくり風呂に集中した方が良いかもであるが。
さて、サウナのお手入れであるが、取説によれば、使用後はドアを開けて換気せよということと、汚れたら拭き掃除せよと書いてあるだけである。もっとも、中では汗をかくわけだし、木材なので、その汗が直接木材に付着するのは避けた方がよいと思うので、真っ裸で入るのはやめた方が良いと思う。とはいえ、入るたびに衣類の洗濯ものが増えていくのもなんなので、いまのところ、大判のバスタオルを巻き付けて入るという方法に落ち着いている。
ということで、買って良かったです。価格の価値はありました。