パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

お笑い記号論

2006-08-10 12:44:49 | Weblog
 ジキルとハイド氏ではないので、日記二つを書き分けるのはなかなか難しい。続けるうちになんとかなる……だろうか?

 とりあえず、今朝、みた光景から。

 朝マックを食べている時のこと。隣で、オタク二人がケータイ画面を見ながら大声で笑いこけている。あんまり声が大きいので店員から、「他のお客様に迷惑に……」とイエローカードを出されていたが、彼らが夢中に見ていたのは、どうも「クレヨンしんちゃん」か、そのパロディらしい。
 しかし、なんであんな小さな画面で楽しめるのだろう……あ、そうか、お約束というか、記号なんだ。「ここで笑う」、という約束ができている。だから、あんな小さい画面でも楽しめるのだと気がついた。……だと思うけどね。

……と、ミクシー日記には書いたのだが、最近のお笑いは、なべて「記号」なんだ。(今頃気づいたのかっ!てか)だから、お笑いの画面には、それを補完する「文字」が必要なんだ。そして、それに熟達すれば、「補完文字」のない場面、つまり、ライブでも、脳内で「補完文字」がパパパパと連写されるようになるんだろう。ご苦労様なことだ。植木等や由利徹なんか、舞台に現れただけで笑えちゃう。果ては、彼らの名前の活字を見ただけで、おかしさが込み上げてくる。これも記号的反応か? いや、そうじゃないと思うが、ここら辺になると「お笑い論」になっちゃうので、またいずれ。

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