パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

昨日の朝生で……

2021-05-29 17:00:32 | Weblog
 昨日の朝生で、菅首相がファイザー社のCEOと直接電話をして(通訳を介してだろうが)、二億回以上の供給を受けることに成功したというニュースが流れたが、それに関連して三浦瑠璃が、ファイザー社は、東京オリンピックのために、特別に、便宜をはかったのだ、と言っていた。で、自分はあちこちのメディアでそう言っているのだが、誰も、知らない、みたいなことを言っていた。実際、朝生の出席者は知らなかったみたいで、私も知らなかった。ただ、当然、そういうことだろうな、とは思っていた。そもそも菅総理自身が明言していないんだから。昨日の記者会見でも、緊急宣言下でも、オリンピックは開催するのか、という質問には答えていなかった。なんでもかんでも「……いずれにせよ」だ。
 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、じゃあ、ワクチン接種は進んでいるのか? 医療従事者以外の一般人への接種ははじまって一週間くらいだ。厚生省のホームページで調べたら160万だった。一億二千万の人口比で、1パーセント弱。せっかく便宜をはかってもらったのに〜という話だが、三浦女史曰く、一生懸命やっているから、できないとも限らないみたいな話だった。オリンピックを主催しようってんだから、常識的に言って、六割以上の数字は求められるだろう。甘く見て、四割……三割……が限度だろう。それ以下で、オリンピックを開いたら、コロナ禍が広まるか否かとは別の問題として、日本の国家的信用が下落するだろう。しかし、朝生で、溝口という、よく目にする柔道の元メダリストが、選手は死ぬほどの思いでいるんだみたいなことを、阿部とかいう兄妹の柔道家を例に言っていたけど、オリンピックがなくても、世界選手権があるではないか。元メダリストなら、いや、だからこそ、オリンピックばかりじゃないんだ、と、少し距離を置いた発言をしてほしいものだ。
 それにしても、田原の老害は極まれりだな。中居正広君の方が仕切りはうまいから、替えたらどうか。
 ちなみに、ちょっとおもしろかったのは、朝日新聞が、オリンピックの中止を社説でぶち上げ、でも、メインスポンサーの看板は下ろさないということで、揶揄の対象になっているみたいだが、それを気にしてか、10月に再延期はできないのか、と今更な主張をしていた。七月〜八月では、屋外スポーツは、本来、不可能な「酷暑」という問題が待ち構えているという理由も言っていたけど……。インドネシア人も、東京の酷暑に驚いていたそうで……それを承知で、立候補した時点で、チグハグは始まっていた、と言わざるを得ない。