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隠れオタクな会社員の買い物や感じた事

米軍 MkⅡ手榴弾 後編

2008-04-18 23:05:43 | ミリタリーコレクション

続いて国内で入手可能なMkⅡのうち、手元にあるものをご紹介。


画像左はミリタリーショップ、ファントムさんで売られている物。
1050円と安価ながら、信管の作動を再現している本格派。
弾体にはABS樹脂を採用し、サンドブラスト加工による艶消し処理がなされている。

画像中はエアガンショップで「手榴弾型BB弾入れ」として売られている物。
確か800円ぐらいだったか。
弾体はソフトビニール(だと思う)でできている。
樹脂で成形された信管には安っぽい安全ピンとプレス加工の安全杷がロールピンで固定されている
独特のデザイン。
これ、いつも思うのだが今は無きエアガンメーカー「JAC」の発火式グレネードの部品流用なのではないだろうか?
なお、BB弾を入れる気などさらさらない私は内部に砂を詰めてリアルさを出してみた。
また、左2点の弾体上部のレモンイエローの識別帯は私が塗ったもの。
これだけで見栄えがよくなるので、ゲームでアクセサリーとして使用している方は是非。

画像右はミリタリーショップで自衛隊の訓練用手榴弾として購入した物。
実際に演習中の自衛官がぶら下げているいる写真を見たことがあるので、実際に使用されているようだ。
(なお、自衛隊には金属製の演習用手榴弾も存在する。)
イマイチ価格を思い出せないが、500円程度の価格だったと思う。
特徴は簡略化された信管体で、樹脂で一体成形されている。
無駄にリアルにつくる必要など無いということだろう。
底部には「砂入安全」などと書かれているが、砂は自分で入れねばならない。
また、これのみ安全ピンが反対側についているが、イレギュラーなんだろうか?
右手で握ることを基本に製造される手榴弾は普通、左の2種のような方向に安全ピンを取り付けている。
よく分からないが、店頭にあった物は全てこの向きについていた。

続いて安全杷の比較。


ファントムの物はレバー左右を内側に折り曲げることにより強度を確保しているのに対し、
BB弾入れのほうはY字型にモールドを入れることにより、強度を確保している。
一見するとファントムの物の方が手が掛かっている分リアルであるかに見えるが、大きな間違い。
MkⅡ手榴弾の後期型にはM204ヒューズ(信管)が用いられているが、それらの安全杷は折り曲げでは無く、
Y字モールドによって強度を確保している。
パッケージには「新規に金型を制作して実物に忠実に再現しました」とあるうえ、
安全杷上部に「M204」とスタンプまで入っているのに残念だ。
また、構造の関係上、弾体に砂を入れると隙間から砂が漏れそうで断念した。
接着剤で埋めてしまえばいいのだろうが・・・。
こう書くとファントムのものがダメに思えるかもしれないが、
太目の安全ピンはリアルであるし、よっぽどのマニアでなければ、安全杷がどうこうなどと気付かないだろう。
そして何よりコストパフォーマンスに優れている。
ゲーム(ヒストリカル・ゲームでは指摘されるかもしれない)などのアクセサリーにお勧めだ。


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