先日食べたメニューの味を、忘れないうちに書いておきたいと思います。
今回のケンケンのチョイスはマゼランズでした。
メディテレーニアンハーバーを見渡すと、プロメテウス火山のすぐ脇にある建物が
マゼランズのあるフォートレス(要塞)です。
レストラン内は船の模型やコンパス、肖像画、中央には大きな地球儀(写真)など
探検家マゼランの名にふさわしいものばかり並んでいて、とっても重厚な雰囲気。
メニューはコース料理しかないので、利用する際は食事に時間をかけられる時がいいかと思います。
上にはラウンジもあるので、ワインリストに載っていないようなカクテル等も
お願いすると作って持ってきてくれるそうです。
今の時期ならボジョレーも置いてあるそうなので、お酒を楽しみたい方にもオススメです。
クリスマスのコース、まずは前菜から…蟹のテリーヌとワカサギのエスカベッシュ、アーモンド風味
(店内が暗いので、お料理の色がわかりづらくてごめんなさい)
エスカベッシュというのは、西洋南蛮漬けみたいなお料理だそうです。
テリーヌも美味しかったですし、クラッカーの後ろにはパプリカやキュウリなどを刻んで
ドレッシングであえてあるサラダがありました。
さっぱりしているので、そのまま食べても美味しかったし、
クラッカーに乗せて食べても美味しくて、お皿の上で好きに楽しめるのがよかったです。
魚料理は、平目のヴァプール、海老のムースとピスタチオのクラストのせ、3種のキノコのソテー添え
ヴァプールというのは蒸し料理のことだそうです。
それだけに平目がふっくら柔らかでジューシーだし、上に乗っている海老のムースもふわふわでした。
それにソースが美味しかったです、魚の旨味をぐんと引き立たせた感じで
なんともいえない贅沢な気分にしてくれるお味でした。
キノコのソテーは、キノコ特有のすごくいい香りが楽しめたのでビックリ。
いい素材でプロの方がお料理すると、こんなにも違うんですね。
とっても豊かな秋の香りがしました。
肉料理は、仔鳩のピーナッツオイルロースト、カシス・オレンジソース
仔鳩は、ローストというだけあって皮がパリパリ、中はジューシーでした。
お肉の下にはライスがあって、美味しい肉汁を吸ってくれているので
仔鳩の野趣溢れる風味を、余すところなく堪能できました。
やはり鶏とは香りが全然違うので、人によっては好き嫌いがあるかもしれませんが、
決して臭いとか、食べにくいということはなかったです。
身も締まっているし、甘酸っぱいソースが味に深みを出してくれているようでした。
お魚、お肉に共通して言えるんですが、ソースがほんと美味しいです
ただ難点といえば、仔鳩は骨付き肉なんですね。
途中まではフォークとナイフでいけるんですが、最後の方は手に持って食べなくちゃならないです。
まぁ 私もケンケンも気にせずガッツいてましたが、初デートだと厳しいかな~
心置きなくかじりつける、気心の知れた相手と食べることをお勧めします(笑)
最後はデザート、ブッシュ・ド・ノエルと姫林檎のコンポート
ブッシュ・ド・ノエルには、ナットクラッカーのかわいいチョコプレートが付いてました。
味もそんなに甘くないし量もほどほどなので、お魚やお肉のあとでもいけちゃいます。
いちごやブラックベリーもフレッシュだったし、姫林檎も形や食感はしっかりしていて
フルーツ本来の美味しさを楽しめました。
これらのメニューの他に、パンと紅茶かコーヒーが付きます。
紅茶はアールグレイとアッサムだったかな? 茶葉を選べるのでお好きな方を。
お会計のあと(マゼランズではテーブルチェックです)スプーンを頂きました。
偶然なんですが、テーブルクロスの色とよく合ってますよね(笑)
ナットクラッカーのミッキーとミニーの鼻チュウシルエットがかわいいです。
全体を通しての感想ですが、お料理は素材の味を贅沢に楽しむといった印象でした。
決して何もしていないってことではなく、手を入れ過ぎない良さと言うのでしょうか…
きっと見えないところで手がかかってるんでしょうね、ほんと幸せな気分になれました。
またマゼランズ内は窓がありません、要塞という設定なので当然かもしれませんが
これがまたすごく不思議な感覚にしてくれるんですね。
ディズニーリゾート自体、普段の生活からかけ離れた空間ですが
外を行きかうゲストの姿が見えないことで、さらに異空間にいるような気分でした。
テーブルにはろうそくの柔らかな明かりが灯り、落ち着いてゆっくり食事やお酒を楽しめます。