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阿寒湖ー屈斜路湖以南の釧路川水系にオショロコマは分布するか?
その5
10年前からニジマスに完全制圧されている釧路川水系源流域K川
20XX年9月23日(日)晴れ 午後は気温が下がって9℃。
引き続き今度はPK川が合流する本流K川上流へ向かった。
どこまでも自然度最低の植林の山ばかりで離農した酪農家の廃屋が多い。
牧草地とデントコーン畑がえんえんと続く。ヒグマ出没中で入林禁止などと看板がある。
いたるところ広範にフキがかじられた跡がめだつ。
道が林道に移行するあたりで急に道が荒れはじめ、今度は私有林につき発砲禁止、入林禁止の看板があった。
そこで右折し、最後の酪農農家の前を抜け、荒れた林道を下ってゆくとやっとK川上流にでた。
渓相は良く、さぞや魚がいるだろうと思ったが、やはりニジマスしかいない。
最初に小型1匹、その上で25cm2匹。その上の良いたまりでニジマス26cm 30cm の二匹、合計5匹釣れたのみ。
ふと、人の気配がした。思いがけずフライ竿の地元釣り人が釣り登ってきたので、少し話をした。
このK川は彼が本州からここに移住してきた10年前から、すでにニジマスしかいない川であったそうだ。
きわめて稀にアメマスが釣れる程度だという。正にニジマスの自然繁殖河川と化しているようだ。
オショロコマはもちろん、ヤマベもまったくいない。ヤマベ、アメマスはニジマスに駆逐されてしまったのだろうか。
彼は、10年間この川で彼以外の釣り人を全く見たことはないとのこと。
秘密の釣り場が知られてしまったといった面持ちでやや狼狽している感じ。
何故私たちがここに来たのか驚き、とても不思議に思っているようであった。
オショロコマの調査にきただけでニジマス狙いではないことがわかって少し安心したようであった。
今後とも、このK川は彼専用の贅沢な秘密のニジマス釣り場として存在してゆくのであろう、
最後にこのK川の下流域を釣ってみたがやはり小型ニジマス2匹のみ。
澄んだきれいな水の本当にすばらしい川なのに外来魚ニジマスしかいないのはとてもさみしい。
ニジマス放流がこの渓流の生態系を大きく変えた可能性は否定しえないと思う。
この項 続く。
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阿寒湖ー屈斜路湖以南の釧路川水系にオショロコマは分布するか?
その5
10年前からニジマスに完全制圧されている釧路川水系源流域K川
20XX年9月23日(日)晴れ 午後は気温が下がって9℃。
引き続き今度はPK川が合流する本流K川上流へ向かった。
どこまでも自然度最低の植林の山ばかりで離農した酪農家の廃屋が多い。
牧草地とデントコーン畑がえんえんと続く。ヒグマ出没中で入林禁止などと看板がある。
いたるところ広範にフキがかじられた跡がめだつ。
道が林道に移行するあたりで急に道が荒れはじめ、今度は私有林につき発砲禁止、入林禁止の看板があった。
そこで右折し、最後の酪農農家の前を抜け、荒れた林道を下ってゆくとやっとK川上流にでた。
渓相は良く、さぞや魚がいるだろうと思ったが、やはりニジマスしかいない。
最初に小型1匹、その上で25cm2匹。その上の良いたまりでニジマス26cm 30cm の二匹、合計5匹釣れたのみ。
ふと、人の気配がした。思いがけずフライ竿の地元釣り人が釣り登ってきたので、少し話をした。
このK川は彼が本州からここに移住してきた10年前から、すでにニジマスしかいない川であったそうだ。
きわめて稀にアメマスが釣れる程度だという。正にニジマスの自然繁殖河川と化しているようだ。
オショロコマはもちろん、ヤマベもまったくいない。ヤマベ、アメマスはニジマスに駆逐されてしまったのだろうか。
彼は、10年間この川で彼以外の釣り人を全く見たことはないとのこと。
秘密の釣り場が知られてしまったといった面持ちでやや狼狽している感じ。
何故私たちがここに来たのか驚き、とても不思議に思っているようであった。
オショロコマの調査にきただけでニジマス狙いではないことがわかって少し安心したようであった。
今後とも、このK川は彼専用の贅沢な秘密のニジマス釣り場として存在してゆくのであろう、
最後にこのK川の下流域を釣ってみたがやはり小型ニジマス2匹のみ。
澄んだきれいな水の本当にすばらしい川なのに外来魚ニジマスしかいないのはとてもさみしい。
ニジマス放流がこの渓流の生態系を大きく変えた可能性は否定しえないと思う。
この項 続く。
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