オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

北見市近郊、早春のデカニジマス釣り苦戦

2014-04-29 20:25:37 | 渓流魚、蝶、自然
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久しぶりにリアルタイムなブログです。

2014-4-29(火) 昭和の日で休日  快晴 25℃ 暑い

北見市近郊、早春のデカニジマス釣り苦戦。

朝10時。あまりに天気がよいので、一般的には、まだ釣りは無理と思われる北見市郊外の渓流へ出かけた。


気温があがるにつれ山奥の雪解けがすすみ、みるみる川の水位が上がり始めて、穏やかな流れが短時間で急流になる。普段は楽に徒渉できたところが危険な急流になったりする。

30分ほどで目的のポイントへついたがいつもより20cmも水位があがっている。雪解け水は手が切れるほど冷たく笹濁り。大型ニジマスが遡上している予感。

3.0m の渓流竿に4号の太い道糸。重い鉛に道糸に直接むすんだ14号の大型ニジマス針。60cm 程度までのニジマスならこれで何とか対決可能だがしばしば竿が耐えられずが木っ端みじんになるスリルも味わえる。

 

しかし、残念ながら今日は遡上ニジマスの群に当たることはなかった。1時間ほどさぐったが、30-40cmのニジマス♀のみ。産卵後の個体であった。


さて今回時期的に早かったのか遅かったのかはちょっとわからない。今年は例年より10日ほど雪解けが遅れているようだ。


ここは在来の渓流魚は壊滅して、放流ニジマス、と放流サクラマスしかいない水域なので 手早く撮影後、ニジマスは丁寧にリリースした。もの凄い勢いで笹濁りの急流へ消えていった。

目的の巨大ニジマスが釣れずちょっと物足らず、さらに20分ほど車で走って別の渓流へ入った。ここは大型ニジマスが期待できるところだが、いかんせん水量が多すぎて、いつもデカニジマスがたまっているポイントが急流に埋もれてしまっており、ほとんど釣りにならなかった。



それでも自然度の高い早春の渓流にいるだけで、とても気持ちがよかった。

本格的な春はまだこれからといった感じで、草木が茂っておらず森の奥まで見通せる。ここはヒグマが多いので注意しながら進んだが、幸い春のヒグマには遭遇しなかった。





こんなとき、お魚君たちは一体どこにいるのだろう。 


それでは越冬直後のオショロコマを見にゆこうかと近くのオショロコマが棲む小渓流へ向かったが、今日は何故か一匹も見ることができなかった。



早春のオショロコマ釣りほど難しい釣りは無いとおもうが、それにしてもまったく魚信がなかった。夏場にはこのピンポイントにオショロコマは確実に見られるのだが。

この雪解け増水が治まるまでオホーツクの渓流釣りは苦戦状態が続きます。





この日釣れた遡上ニジマス。丁寧にリリース。








北見市かいわいではタッタソウが咲くとエゾヒメギフチョウが発生します。

稀にみる好天で、庭のタッタソウもきれいに咲いているので今日は各地でオホーツクの春の女神、エゾヒメギフチョウが優雅に舞っていたと思う。



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知床半島のオショロコマ降海型覚え書き

2014-04-28 21:55:54 | 降海・遡上型オショロコマ
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20XX-6月のある日。 曇のち晴れ 時々雨

この日、F氏も含めて3人で知床へオショロコマの降海型を撮影にでかけた。

今日は既にS川の河口汽水域で遡上型オショロコマ27cm1匹を釣っていた(この個体はよく肥えて立派な体躯であり恐らく遡上型オショロコマとおもわれた。)。

この時期、知床のいくつかの渓流河口付近~汽水域ではオショロコマが多くなる。

これら渓流の河口には上流から下ってきたサケマスの稚魚が群れており、恐らくこれを狙ってオショロコマが集結しているのだと思われた。

釣り上げると口からサケの稚魚をぼろぼろと吐き出す個体も見られた。

ここに示す渓流では細身銀ぴかの降海型オショロコマ3匹を釣った。この日は通常型のオショロコマも良型が多く、約100匹ほどを釣った。そこで本日この渓流での降海型出現頻度は約3%であったということになろうか。

この日もオショロコマたちは観察、撮影を手早く行い全て丁寧にもとの場所にリリースした。

オショロコマが多かったので SDメモリーカード満杯となり、2台目のデジカメでも撮影し続け今日は約1200枚ほどを撮影。 

釣り針で指が傷だらけになり繰り返し釣り針を押さえる動作で右母指の爪が欠けた。

カワガラスが盛んに飛び回っておりサケマス稚魚ないしオショロコマを捕食しているものと思われた。





















































以下にお示しするのは降海型オショロコマです。









各ヒレは透明感を増し、さらに背ビレと尾ビレの辺縁は黒く縁取られたようになるのが特徴です。












知床半島のオショロコマ降海型覚え書き

これまでの私たちの調査では知床のオショロコマが降海型になり海へ下るピークは6月上旬から中旬である。

降海型オショロコマの比率はヤマベと比べると極端に少なく恐らく数%程度と思われる。

降海型オショロコマは主に河口ないし汽水域で釣れることが多い。

魚体は細くスマートになり背ビレは紋様が消えて透明感を増して縁が黒色調に縁取られる。尾ビレも辺縁が黒くふちどられる。

体色は銀色を帯び赤点紋理は、ほんのりと淡い色調になり、しばしば薄いピンク色を帯びることもある。

魚体の角度によってサンマみたいにギラリとギンピカに輝いて見える。

このような外観の変化はヤマベやアメマスの降海型においてもほぼ同様であり川に棲むトラウトが降海型となって海へ下る場合に見られる共通したパターンではなかろうか。この他、ニジマスでも同様な変化が見られ西別川水系で撮影している。

降海型オショロコマの大きさは尾叉長10Cm前後から最大15cmほどになる。

これに対し知床の渓流で確認した遡上型は、より大型で27~40cmほどである。

体型が細くなる降海型に比し、遡上型はいかにもトラウトといった立派な体躯の個体となる。



午後5時30分 武装解除した。 こんなに沢山の良型オショロコマを見たのは久しぶりだ。 

帰路、忠類川にかかる橋から群になって遡上中のサクラマスがたくさん見えた。 

いつものパターンで美幌で三八ラーメンを食べ来た帰宅したら午後9時30分。疲れた。そのまま寝てしまった。


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美幌川水系、まだ雪深い4月の釣り

2014-04-24 18:37:28 | 渓流魚、蝶、自然
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2009-4-12  曇り 寒い

美幌川水系、まだ雪深い4月の釣り。

道東方面でデカニジマスをひとしきり釣っての帰り道。

美幌川水系源流域で上流域の伐採(冬山造材)のためか、たまたま除雪してある林道が目についた。この日は休日で造材トラックなども走っていない。

この時期、普通は林道はどこも深い雪があり森の奥に車で入ってゆくのは一般に不可能である。冬の源流域の状況を観察するチャンスだ。

しばらく林道を車でつめて川に降りてみた。はや雪解けで水量はかなり多くなっている。川の水は笹濁り。







たまりがほとんどなく、ボサ下などを入念に探ったらアメマスやヤマベの幼魚が次々と釣れた。























川岸の雪にずぼーっと深く腰まではまり、宙ぶらりんの足もとは川が流れていて雪から脱出するのに一苦労。この時期源流域の釣りはちょっとしんどくて危険でもある。この付近は結構良型のアメマスやヤマベが釣れる時期もある。 今日は幼魚ばかり。 大人たちは一体どこへいったのだろう。


この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




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オホーツクの初夏、とある日曜日の風景

2014-04-22 21:05:44 | 渓流魚、蝶、自然
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オホーツクの初夏、とある日曜日の風景

北海道の4月下瞬、まだ山は雪ですが、我が家の庭は、ほぼ雪がとけました。

まだちょっと先ですがオホーツク、オショロコマの森の6月の風景を少しお示しします。

6月上旬のある晴れた日。この時期は北海道北見市かいわいの山野がもっとも美しく、みずみずしく感じられる。


林床が豊かなオショロコマの森には種々の野生ランや小さな草花が満開だ。




ノビネチドリ。


小型のラン。


クリンソウ。


ノビネチドリ白花。


ナナカマドの花。秋には真っ赤な実になります。



カンゾウの黄色い鮮やかさが目にしみる。

名も知れぬ春のキノコがあちこちに出てくるが、キノコはやはり食菌で、かつおいしいのがいい。 

シイタケは立派なものが留辺蘂や屈斜路湖近郊でとれて私たちもおすそわけしてもらったりする。






ヒラタケ(別名ブナシメジ:栽培ものはスーパーでシメジとして売っている)も別格においしいキノコだ。




この時期はオショロコマの撮影だけではなく森をぶらぶら散策するのも楽しい。





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ニジマス遊漁の唯一生き残る道、さすが知床、こんな小さな渓流にも特異なオショロコマがいた

2014-04-21 19:46:22 | ニジマスによる被害
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20XX-11-5 晴れのち曇

さすが知床、こんな小さな渓流にも特異なオショロコマがいた。

今日は、知床半島羅臼側のいくつかの渓流のオショロコマを撮影後、いつもオショロコマがいるかどうか気になっていたTr川の支流、とある温泉にゆく道沿いの、とてもとても小さな川で釣ってみた。

はたして予想どおり、さすが知床で、こんな小さな川にもオショロコマは生息していた。


川が小規模のせいか非常に小型である。

しかし、こんなにも小規模な環境に日本の歴史がはじまるよりもっと昔から住み着いている個体群かと思うと、この小魚を見る目も変わってくる。

おそらく、人間がこの地に侵入するはるか昔、場合によっては1万年以上前から棲んでいる可能性はないだろうか。
















10匹ほど水中で手早く撮影させてもらい、とりわけ丁寧にもとの場所にリリースした。

今、このような気が遠くなるような時間をかけて築きあげられてきた精緻なオショロコマ生態系が、はかない釣り人の欲求を満たすためのニジマス放流で、次々と消滅してゆくのは見ていて本当につらいものがあります。

北海道にニジマス放流が始まって100年ほどですが、これは長い長いオショロコマの歴史からすれば、まばたきよりも短いほんの一瞬の時間にすぎません。

100年みたから大丈夫などという発想は将来的に生態系に悪影響がないという担保にはなりえません。

この一瞬の時間のうちにもオショロコマが消えてゆきます。

放流ニジマスと源流域の在来魚の悲劇を訴え続けてきましたが、無秩序・無制限なニジマス放流の弊害につきいまだに無関心、無視、時にはすざまじいまでの反感むき出し、をつらぬく人もいる反面、現実の姿を理解して下さる人が急増してきている手応えを感じつつあります。ありがたいことと心から感謝しております。

ニジマスをどこにでも放流してもかまわないという時代は終わったことは、最近ではニジマス放流断固容認派とされる方々でさえも、うすうす感じられていることと思います。

ニジマス放流が、もはや生態系に何ら大きな影響を与えていない水域もありますし、絶対に放流してはいけない水域もあります。

放流ニジマスがたちまち釣りきられ、継続放流しなければなりたたない釣り堀みたいな水域( ニジマス放流断固容認派の方々の舞台の多くはこのような水域でしょうか )もありますし、人知れず放流ニジマスが野生化繁殖して在来種を駆逐してゆく水域もあります。

放流ニジマスが野生化・繁殖しやすい水域がある反面、放流しても繁殖しにくい水域もあります。

ニジマス放流とその後の経過は実に様々で群盲、象をなぜているような側面もないわけではありません。

そのような状況も踏まえた上で、何度もの繰り返しになりますが 今後は少なくとも、早急にニジマス放流可能水域の設定とニジマス放流ライセンス制・報告制が必要です。

それがニジマス遊漁の唯一生き残る道と考えます。





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初夏の知床、羅臼側M川のオショロコマ。

2014-04-20 11:09:05 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-6-29(日) 霧雨 のち曇り 気温10℃

初夏の知床、羅臼側M川のオショロコマ。朝6時30分起床。 朝風呂に入って、その後、また露天風呂にも入った。7時30分朝食。

朝8時30分、ホテルを出発。 まず懸案であった未調査の小渓流2本でオショロコマをさがし、なんとか撮影できた。

続いて 久しぶりにM川に入った。この川は最後の民家からしばらくゆくと、がっちりゲートがあり施錠されている。

今日はゲートからだだっぴろい草原の中の道をえんえんと歩いてポイントまでいった。

このあたりは知床でもヒグマの密度が高いところだ。見通しは良いが長い平坦な道を歩いてゆくとだんだんヒグマへの恐怖心がつのってくる。



しばらく歩くと、とある理由でピンポイント的に良型オショロコマが高密度でたまっているところがある。

ひとずれしていないオショロコマたちで、釣り糸を垂らすといとも簡単に釣れてくる。







このオショロコマ♂はとある理由で特有の水カビ病が出ている。























































この川独特のオショロコマであるが、しばらくすると、やがて魚信が遠のいた。

釣った魚は広いたまりになっているところにリリースした。

試みにリリースしたオショロコマたちの前にエサを落としたらまた同一個体が元気いっぱいに次々に食いついてきた。

そのあとしばらく下った下流域で川に降り釣ったが、ここでも中型オショロコマがほどよく見られた。

この渓流は知床では珍しく下流域にヤマベも見られる。解禁後はヤマベ狙いに良いかもしれないが、ここはオショロコマが優勢の渓流である。

道東にはヤマベ釣りに適した渓流はとても多いので、わざわざ知床にヤマベ釣りにくる人は稀と思う。


この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースしました。






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知床で野生化ニジマスとオショロコマが共存する川

2014-04-19 12:33:31 | ニジマスによる被害
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にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村20XX-6-29  霧雨 のち曇

世界遺産知床で野生化ニジマスとオショロコマが共存する川。

昼食後、引き続き知床で唯一放流ニジマスが野生化して自然繁殖しているT川に入った。


今を去ることはるか昔に、血気盛んな地元青年団有志がニジマス稚魚を背負って川をさかのぼり、苦難の末、この川の源になっている山奥の湖に放流したのが始まりである。

現在と異なり、外来魚ニジマスを放流することは地元の川の魚種を増やし、川の自然を豊にする上に食料増産にも寄与する美談ともてはやされた。

これが、いまや貴重な世界遺産とされる知床の大自然のまっただなかに極めて不釣り合いな外来魚ニジマスが繁殖することになった所以である。

しかし、一時期のマスコミ報道などで有名になった後、釣り人の波状攻撃が年余にわたって続いた結果、今この川で大型ニジマスをみることはほとんどない。ニジマスはむしろ虫の息で生息しているといっても過言ではない。

野生化ニジマスがオショロコマを駆逐している渓流がある一方で、ここのように野生化ニジマスが徐々に衰退してゆく渓流もある。

ただ、ここで継続的なニジマス放流が行われれば、形勢は一気に逆転、オショロコマはあっと言う間に消えてゆくと思われる。

私たちもずいぶんこの渓流でニジマスを釣ったがここのニジマスはオショロコマと同様に近年激減している。この渓流のオショロコマの少なさはニジマスの影響も当然あると思うが、渓流環境があまりよくないことも関係しているだろう。


この渓流の自然環境は、渓流魚には無配慮な絶え間ない河川改修工事の結果、悪化の一途である。

ニジマスを駆除して在来種オショロコマを守ろうなどという言葉を発する気力はこの川の完璧な護岸工事の前ではやや出にくくなってくる。

結局あるがままということになるが、ここの渓流魚たちの未来にはとても過酷な状況が待っているとおもう。

この日は結局オショロコマ15匹、ニジマス 3匹を釣り撮影、オショロコマは今回も全てリリースした。

















なぜか背ビレをスッパリと切られたオショロコマ。標識のつもりだろうか?























ここのニジマスは、最初に放流された種苗がよかったのか、しばしばとても美しい個体がみられる



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http://blog.goo.ne.jp/dollyvardensalvelinus/e/b7659f629093f683e9874544190897a5
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新緑の清流に野性的なオショロコマ

2014-04-18 17:52:26 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-1 (日)晴れ

Y川源流域(SY川水系)、新緑の清流に野性的なオショロコマ

この日、最後に入ったこのY川源流域SY川水系支流最源流域は実に美しい渓流であった。




新緑が美しく、流れる水は手を切るように冷たくて限りなく清冽であり、ごく狭い水域ではあるがオショロコマはほどよい密度で生息していた。







































Y川源流域(SY川水系)のオショロコマ個体群の特徴は一定しており、これまで示してきたように小型で地味な色調、きれいというより褐色調で汚い岩魚と行った個体群である。

野性的な感じのオショロコマと表現しているが、北海道の他の水系でしばしば見られるような息を呑むような美しい個体は皆無である。

しかし、私はこのような野性的なオショロコマも大好きである。

ここのオショロコマは、いまだ健在とはいえ棲息水域は極めて狭い範囲に限られるので釣り上げても魚籠に放り込むのは控えてほしい個体群である。

Y川水系は中流域まではすでにニジマス分布が広がりつつあるが、いまだ源流域にはいくつか理由で侵入していない。繰り返すが、源流域へのニジマス放流、発眼卵埋没放流は巌にひかえてほしいと思います。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは水中で手早く撮影し全て丁寧にリリースしました。


                終わり。



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Y川水系(SY川源流域)HMS川の野性的なオショロコマ

2014-04-17 18:41:07 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-1 (日)晴れ

Y川水系(SY川源流域)HMS川の野性的なオショロコマ
 
この日は、まだ未調査であったY川水系(SY川源流域)HMS川へオショロコマ調査に入り各支流をまわった。

昼ご飯のあと、昨年も調査したSY川上流のHMS川へ入った。


この日は良い天気で小型の地味な色調のオショロコマが20匹ほど釣れた。今回もオショロコマの生息域は、ごくごく狭い水域であった。









きれいというより褐色調で汚い岩魚と行った感じである。

私はしばしば単に 野性的な感じのオショロコマ と表現しているが斑紋をみると実に種々のタイプの個体がいる。











北海道の初夏を代表する特産の蝶のカラフトヒョウモン、ヒメウスバシロチョウが各5-6匹飛んでいて林道沿いに広く発生しているようだ。

                     この項 続く。


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自然そのものによる知床の渓流環境破壊

2014-04-16 19:58:17 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-6-21  曇 小雨 降ったり止んだり  寒い

自然そのものによる知床の渓流環境破壊

曇って小雨が降り本当に寒い。この日は、午前中から知床の羅臼側渓流3本のオショロコマを撮影した。最後にこのOSR川へ入った。 

この渓流は、従来大きな滝壺があって、そこに多数のオショロコマが群れ棲んでいたのだが、数年前の大増水時に滝壺が埋まってしまった。

滝壺がなくなって、そこに群泳するオショロコマは消えた。

私たちは、現在そこにある、人間にとって好ましい自然を守ろうとして色々工夫算段するのが一般的だ。

そこには自然環境は人間が手を加えない限りは、ある程度安定しているものだという変な思いこみがある。

ダムなどの人為的な理由で渓流環境は極端に衰退するが、自然は自然そのものによっても時に最も激しく変化する。 

ほんの少し渓流に継続的にかかわっただけで、本来自然は不変ではなく絶えず大きく変化し続けていることが体感される。

例えば知床半島ウトロ側の暴れ川である岩尾別川の大氾濫の後など、川そのものがまったく別の川みたいに激しく変化することは稀でない。

地球温暖化などは、別にCO2の関与がなくとも、これまでの地球の歴史を見れば、まさに日常茶飯事のごとく、よくあった出来事の一つに過ぎない。

人間たちが多少じたばたしたところでどうにもならないことに気づき始めている人たちも多いのではなかろうか。

そうすると、放流ニジマス繁殖、オショロコマの減少などに心を痛めることは、あまりにも些細なことにとらわれて馬鹿みたいということになるのだろうか。

私はそうは思わない。

オショロコマがいて自然度の高い森があって、多種多様の生物にみちあふれた世界、オショロコマの森は、私にとってあまりにも心地よいところだからだ。

一方、今現在の人間たちの諸々の営みや地球環境の変化は、オショロコマの森が存続してゆくには極めて不利だ。

地球温暖化と同じく、どうにもならんというところが本音であろうか。 おっと、この手の話は語り出すと、とりとめなくきりがないのでこれまでにしましょうか。

滝壺の好環境が消えたが、この渓流のオショロコマが全て消えたわけではない。




















ここの個体群はやや体色が明るいが基本的にとなりあうT川やKN川の個体群と似たような外観だ。 

妻はウェーダーに穴があいて水がはいってしまい体温低下し、ぶるぶる震えながら車にもどった。

この日も水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

帰りは知床峠を越え、ウトロへでて夕食にとある店で味噌ネギラーメンを食べたがひどくしょっぱかった。ここはラーメン屋というよりは飲み屋さんみたい。

道の駅の熊の大きな足跡をバックに撮影。



午後9時頃、ようやく北見市の自宅到着。 疲労困憊して そのまま寝入ってしまった。


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5月下旬、常呂川源流で遊ぶ

2014-04-15 20:15:49 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-29

5月下旬、常呂川源流で遊ぶ

この日、常呂川水系のいくつかの支流をまわり最後に常呂川源流域の支流、KY川へ入った。

まだ春の林床の植物はまばらで、森をぬけて川へ達することが容易である。

林床には色とりどりのスミレが咲き誇り、開き始めたコゴミがびっしりとあるが、コゴミの時期は過ぎており、夕食用のまだ新芽のコゴミを見つけるのは大変であった。



フキノトウも葉を展開して、はや種を一杯付けている。


雪解け水も落ち着いて源流域の渓流は音もなく穏やかに流れていた。

川へでて300mほど、のんびりと釣り下り、源流域の小型渓流魚を少し釣らせてもらった。


小さなオショロコマ5匹 アメマス5匹、最近目につきだしたニジマスが2匹釣れた。

おいしそうなニジマスは食べる為に持ち帰ったが他は撮影後丁寧にもとの場所にリリース。

この日は何となく魚が少なく、大きめの個体がいなかった。よくみるとエゾイワナ型のアメマスがとても美しい。










とても小型のオショロコマたち。まだ早春のくすんだような色調である。











源流域の招かれざる侵入者、ニジマス。このくらいのサイズのニジマスは最大の恐怖だ。3年後には優に30cmを越えているでしょう。




この時期、渓流沿いにはびっしりを若々しいフキが密生している。切り口から水がしたたる新鮮なフキを20本ほど採った。


北見に夕方戻り、スーパーでにしめなど買いニジマスを焼きコゴミをゆでて質素だが別の意味合いで、とても豪華な夕食になった。


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アメマス稚魚・幼魚とギョウジャニンニクの天ぷら

2014-04-14 20:25:40 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-1(土) 曇り 雨 のち曇り 寒い

アメマス稚魚・幼魚とギョウジャニンニクの天ぷら

朝9時30分。北見市を出発。 小雨がぱらつく寒い天気だ。


小雨のなか、アメマスの産卵場になっている釧路川水系支流の源流域にアメマスの稚魚を見にいった。

毎年、ここではアメマス成魚がペアを組んでホリを作り産卵行動を行っているのが観察されている。

フキノトウ。



いつものところから 雨が小やみになるのを待って入渓した。



一応、釣りを試みた。


水量やや多く水は澄んでいるが まったく魚信なし。


一時期良型アメマスが多くなるこの川もこの時期はまったく魚信なしの状況になる。

そこでランデングネットで岸辺をすくうと、アメマス幼魚、アメマス稚魚がごっそりと入った。







アメマス稚魚




これだけ沢山のアメマス幼魚・稚魚がいればこの水系のアメマス個体群は当面安泰とおもわれる。

なんとかがんばってアメマス幼魚15、孵化したばかりのアメマス稚魚数匹を撮影した。

こんな小さな魚を撮影するのは本当に大変であった。稚魚・幼魚は撮影後、すべて丁寧にもとの場所にリリースした。 


夕刻、北見へもどり、ミドリのセンターで園芸市を見て アスパラ苗10株を1980円で買って裏庭に植えた。

はや畑の雑草タンポポ若芽が多く出ておりこまめに引っこ抜いた。


ギョウジャニンニクのおひたし。



夕食にF氏に教えてもらったギョウジャニンニクの天ぷらを食べたが、これがまたきわめておいしかった。コロモをほんの少し薄くつけるのがコツ。




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道東T川、ヒグマの巣窟、源流域の野性的なオショロコマ

2014-04-13 23:07:30 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-5  日  晴れ

道東T川、ヒグマの巣窟、源流域の野性的なオショロコマ。

朝9時、道東のT川に向けて北見市の自宅を出発。

この日は先日の大雨で各地で林道崩壊や土砂崩れなどが相次いだ。

オショロコマの森へ至るルートがいたるところでズタズタに寸断されていた。

そのため、あちこちの林道のゲートが施錠されてしまい、一般の車両が山に入って行くのは、ほぼ困難な状況であった。

T川水系で、この日なんとか入ってゆくことが出来た林道も林道の真下が濁流で流されてえぐれてしまい、崩れ落ちる寸前だ。

キモを冷やしながら突破した難所が2カ所あった。あやうい道路が崩れたら車もろとも川へ転落するというのに我ながら度胸があるというか、お馬鹿というか、幸運にも難所は2か所とも無事に突破した。

その後は林道の状態はまあまあで、最初にT川源流域に到達した。ここまで来るとさすがにヒグマさんの気配は濃厚で糞があちこちに見られた。

この時期はやはりフキが主食のようでフキのウンコである。



ヒグマさんとの接近遭遇を避けるため、持参の中国産爆竹をおもいきり鳴らす。


バンバンばんばんとものすごい爆竹の音が響く。

そのあと、川に降りてみたが、いつもは小型の山岳オショロコマが養魚場みたいに群れている立派な溜まりに魚がいないのに驚いた。



先日の大雨で大増水したときに全部流されてしまったのだろうか。

それでも急流の岩陰などに潜むオショロコマを探り釣りで、10数匹ほど釣って撮影できた。源流域特有の、成魚でも小型でとても野性的なオショロコマだ。











色彩は暗褐色調で派手さはまったくないが、源流域に生きるたくましさがみなぎっていて私は好きだ。


撮影させていただいたオショロコマたちは撮影後、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。






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ヤマベが主体の網走川源流域

2014-04-11 02:46:08 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-23  晴れ のち曇 寒い

ヤマベが主体の網走川源流域。

朝9時、網走川源流域に木の枝のようにひろがる多数の支流の一つにオショロコマ探しにでかけた。

この川は、私が高校生のころ、父のオートバイを借りてよくヤマベ釣りにきた川だ。

しかし、ヒグマを恐れあまり奥まで入って釣ったことはなく、オショロコマがいるかどうか不明であった。

昔と較べると林道がしっかりしており、入林しやすい雰囲気がありかなり人が入っている気配を感じる。


最初に 小型アメマス、ついで産卵行動後のヤマベ3年魚、上流へ向かうとヤマベのシンコや2年魚が多くなる。

源流域までみたが、今日入った渓流にはオショロコマはいないと判断した。 







このあと、何年もかけて網走川水系源流域をしらみつぶしに調査し、ついに唯1本の渓流に奇跡的に残ったオショロコマ小個体群を発見します。


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北見市近郊、オショロコマ新発見、その弐

2014-04-10 21:30:15 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX -6-12 (金) 曇り 一時晴れ 後曇り 後雨 気温13度C

北見市近郊、オショロコマ新発見、その弐

引き続き、少し北見方面に戻って同じく湧別川水系支流 I川の支流 O川源流域にもオショロコマがいないかさぐってみた。


この渓流も全域でだらだらとした浅い瀬がつづき、まったくたまりがない。魚信がまったくない、つまらない川だ。


もう諦めかけた頃、途中に現れた簡易取水堰のようなところでおもいがけずオショロコマが4匹釣れ撮影した。
















オショロコマたちは水中で手早く撮影し、全て丁寧にもとの場所にリリースした。


さらに進んで林道のどんずまりにある砂防ダムは放水型のものでダム下にはたまりがなく、魚はまったくいなかった。

その上流は渓相最悪で調査する気が起こらず、今日はこれまでとした。

前項に提示した隣のN川源流域と同様の外観の極めて小規模なオショロコマ個体群であった。

今日の二本の渓流源流域ではオショロコマはかろうじて生息しており個体数はきわめて少ない。

しかし幼魚も見られ多少の自然再生産は行われているようだ。そのまま、そっとしておきたい個体群とおもわれた。

帰りは国道沿いのソバ屋で海老山菜ソバを夕食に食べたがエビ天2本の衣が異常に厚く巨大であった。小さな海老がすっぽり抜けると大きなコロモだけが残りびっくりした。こんな海老天をあげるにはきっと相当な熟練??を要するだろう。 

夕方から雨になった。











                終わり。




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