弘前読書人倶楽部

弘前読書人倶楽部のオフィシャルBlogです。
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福士 幸次郎展  

2016年01月30日 | 日記
 読書人俱楽部のブログの原稿をお願いしたら 竹森さんが早速原稿を持って来て下さいました。


 福士幸次郎展
    郷土文学館 今年いっぱい

 現在、弘前郷土文学館で「福士幸次郎展」が開かれている。福士幸次郎といっても馴染みのない人には、サトウハチローの先生といっておこう。「小さい秋みつけた」詩人はとんでもない悪餓鬼だった。感化院送りになるところを、福士が引き受けると申し出、二人は小笠原諸島の父島へ行く。二人は奇妙な共同生活を始めるが、結果、サトウハチローという詩人が誕生するのである。
 今回の展示の特徴は、同世代の詩人たちの中にあって、福士がどういう存在であったかを分かり易く伝えようとしている点にある。
 会場を入って右手には、日本の近代詩を代表する詩集の復刻版がずらりと並ぶ。復刻とはいえ、写真でしか見たことが無いような貴重な詩集である。これを間近に見るだけでもこの展示、見る価値がある。この煌めく詩集たちを見て、日本の近代詩はすごい、と思うか、この程度だったよな、と思うかは人それぞれだろう。私としては、近代日本語=口語は、まだワーヅ・ワースやゲーテを生み出していないと思う。百何ちょっとでは、まだ言葉が熟成するには早すぎるのだろう。もちろん日本の古典は世界に通用するものだけれど。
 しかし、創生期の詩人たちの熱い意気込みはしっかりと伝わってくる。ダンテに、イエーツに、ランボーになろうとした詩人たち。イカルス失墜の苦み。
 その中にあって、福士幸次郎の無骨な歩みは、力強くさえ感じられるのである。
 「福士幸次郎展」が、今後開かれる当てはない。詩に、日本語に、興味のある人はぜひこの展示は見て欲しい。
 (図録は読書人俱楽部においてあります。)

今日の館内

2016年01月29日 | 日記


今日の館内はわが倶楽部を代表するインテリ三人が集まり、楽しげに談笑している。

 実はこの中の T さんが一か月ほど前に倒れ、入院していたのだ。それが26日に、以前とお変わりない姿で、ひょっこり倶楽部に顔をみせて下さった時は、驚きと、喜びでいっぱいになった。
 彼は開館当初より、パソコンなどの故障、その他色々困りごとがある時は、いつでも駆けつけ力になってくれていたのだ。本当によかった。

 今日は彼を心配していた人たちが、偶然にも倶楽部に集まり、喜んでいる。

 俱楽部の輪がこのような形で広がっていくのは、とても喜ばしいことだ。


読書人俱楽部前の雪

2016年01月26日 | 日記


 今日の図書館前は凄い雪で、看板も恥ずかしそうに顔をのぞかせているだけだ。
昨日の弘前は(全国的のようだが)すごい雪で、家の前を片づけるだけで、くたくたになった。
 前にも書いたことがあるが、昨年までお願いしていたシルバーの雪片づけの方は何度お願いしても、雪を高く積み上げてくれない。車を停めるためには必ず手直しが必要だった。3年間我慢して、今年から別の方にお願いするようシルバーに申し込もうとしたら、その前に、向こうが辞めたとのことだった。ラッキー!!
 今年の方は、一度お願いしただけで思った以上に上手に片づけてくれる。本当に有難い。
ただ排雪経費はは昨年同様になりそうだ。まぁ、仕方ないか

 自慢の看板前の雪が一日でも早く無くなる様、祈るばかりである。

雪片づけ

2016年01月20日 | 日記
 弘前読書人倶楽部では、今冬初めての、排雪をした。なんだかんだ言っても、これまでで、駐車スペース1台分を使って、寄せ雪が積み上げられていたのだ。これで又大雪となれば、今度は車を駐めることができなくなる。そこで早めに手配しておいたのだ。
 まだ、その請求書は来ていない。でもまぁ、これから、除排雪経費は、どんどん嵩んでいくのだろう。やっぱり、例年並みになるのだろうか?心配である。

 先日も折角お出でいただいたのに、駐車スペースが無く、お帰りになられた方もいた。本当にご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。

 今年の雪は例年になく、水分を多く含み重い。今はまだ一月の下旬。経費も心配だが、片づけも、大変である。俱楽部は12時からなので、朝はシルバー人材センターの方にお願いしているが、日中降ると、ほっとくわけにはいかない。

 ああ、神様、どうぞ、一度に降らない様に見守っていて下さい。よろしく!

弘前酔連 別冊

2016年01月16日 | 日記
 
 昨日会員の A さまが「弘前酔連 別冊」という本を持って来て下さった。中身は酔連たちのエッセイ集である。


 A さまは「偕行社の煙突」と題し、サンタクロースの思い出をいとも楽しげに書いている。最後の締めくくりもはっきりわかっているのに、幼い頃の疑問がまだ続いているかのように書かれていて、とても楽しかった。 次回号も楽しみだ。
 
 俱楽部にはいろんな本が集まってくる。新刊、とても手に入らないような古い本もたくさん集まってくる。
 眠っている本を、目覚めさせたいと思う方は、ぜひ、一度倶楽部に足を運んでください。