弘前読書人倶楽部

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7月のブックトークを終えて

2015年07月21日 | 日記
 弘前読書人倶楽部の7月例会が行われた。読書人俱楽部では、毎月1回、会員や会員のお知り合いの方に、本にまつわるお話をしていただき、講話後は、講師を囲んで一杯飲ろうという催しを、「ブックトーク」と称して開催している。もう丸3年間ほど続いているのだから、我ながらたいしたものだと思う。
 いや、ホント。何せ僕は稀代の三日坊主だ。一つのことを長く続けることが、大の苦手なのである。子どもの頃からそうだった。日記も小遣い帳も、全部中途で終わった。長じた今でもそうだ。食事制限も運動も続かない。そのせいで血糖値は一向に下がる気配を見せてくれない。
 だから、こんなにもブックトークを続けてこられたのも、偏に、スタッフのNさんや倶楽部の会員の皆様のお陰だと、改めて感謝している次第である。
 さて、今月の講師は、会員のAさん。Aさんは、僕より一つ年下だが、僕よりずっと、理知的で年長のようにも見える。それもそのはずで、長く理科の教師を務められてきた方だ。理数系なのである。
 それでいて、小説も書く。パスカル短編文学新人賞の最終選考に残ったという実績も持っておられる。理系でありながら文系という、100%文系の僕からみれば、スーパーマンのような人だ。
 今日のお話しも、エラリー・クインとか、カーター・ディクソンなど、懐かしいミステリーから始まった。自分の書く小説が、会話主体で構成されていることも、ミステリーの影響だろうという。さすが理系だ。ミステリーは、ストーリーのある論理パズルだと、文系の僕もそう思う。                                                     
 「読書は、自己啓発なんてものではなく、現実逃避の手段だ」という言葉もユニークだった。言われてみれば、素直に頷ける部分も多い。今までのブックトークとは、ちょっと毛色が変わっているように感じたのは、おそらく僕だけではなかろう。
 実は、このブックトーク、既に来月の日程も講師も決まっている。8月9日(日)午後4時から、弘前大学人文学部の山口徹准教授にお願いをした。
 山口先生は、日本近現代文学を専攻されておられる。今回は、森鴎外について、何かお話をしていただけることになった。
 弘前読書人俱楽部は、基本的には会員制なのだが、このブックトークには、興味を持たれた方ならば、どなたにでも参加いただいている。懇親会費2000円。このブログの読者も、是非、お越しいただきたい。まぁ、できれば、ご入会も・・・。
 さぁ、8月までは決まった。10月も何となく目途が立っている。まだ未確定なのが9月の例会だ。どなたか小一時間ほど、本に関することなら何でもいいので、さらっと語ってくれる方はいらっしゃらないだろうか?