DOKKENBARへようこそ

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迷える古羊どこへ行く(12)

2007-02-12 08:35:07 | お店の話

皆さん、
こんにちは。お元気ですか?

どん様は、不安な毎日ではありますが、その割には何となくダラダラしているような気がしないでもありません。

2月5日(月)、
青山と原宿で買い物。人気おつまみ「いか姿フライ」が久し振りに売っていたので、あるだけ買ってきました。
それと今までずっと品切れだった「サラミ」の代替品で、「ロング・サラミ」というのも買ってみました。
是非どうぞ。

新大久保で人に会うことになっていたが、会えず。新宿でも昔の知人に会いたかったんだけど、正確な居場所を聞いていなかったので結局分からず、会えなかった。

BURRN!を買う。普段は、目も悪いし滅多に読まないんだけども、珍しくお客さんがいらっしゃるまでパラパラとめくってみる。「ミュージシャンの死に様」って面白そう、読んでみるか、と思ったらお客様がいらした。

5日は2名様でした。
某広告代理店にお勤めのTさん、いつもは割と遅い時間からだけど今日は珍しく早いですね。今日のクライアントさんが、接待を受けないというポリシーの会社の社員さんだったから、ですか。なるほど。
BURRN!の「ミュージシャンの生き様」の話から、ユライア・ヒープのゲーリー・セインの感電、グランド・ファンク・レイルロードの後楽園ライヴの話、PAの話、ビートルズがいかに偉大であるかという話、古い時代のロックの話、イギリスのミュージシャンとアメリカのブルーズの関わり、どん様と音楽との関わり・・・
結構一人で喋りまくってしまった・・・
済みませんでした・・・
Nさんご登場。スパタコ(スパニッシュたこ焼き)なるものの差入れ。3人で頂きました。大粒のたこ焼きで味はまあまあ美味しかったです。ご馳走様でした。
Tさんがお帰えりになった後、フランク・マリノのリクエスト。他の人がいるから、こんなリクエストしたら悪いなとか、そんなことは心配せず、どうか遠慮なくリクエストなさってください。F・マリノはライヴで3曲ほどお掛けしました。でもその頃からどん様は、Nさんの目の前でコックリ、コックリ・・・

夜中、BURRN!を読み直す。フィル・ライノットの死因は「ドラッグ/アルコールによる中毒死」となっているけど、何かの病気だったような気もするな~。ググると、「ヘロイン注射に伴う内臓の感染症、敗血症により急死」・・・  よく分からんが、普通の病気ではなくドラッグ関連になるのだろうね。

BADLANDSのRAY GILLENに関しては、どん様は前から、エイズを苦にした「自殺」だと思っていたが、確信がなかったので、ついでにググってみた。う~ん、分からないな~。エイズには間違いがないんだけど、「自殺」の2文字はどこにもありませんでした。ただ亡くなった日が、1993年12月1日(病院で)というのと、同じく12月3日(自宅で)という2つの記述がありました。

それと「フィル・ライノット」でググッた時、検索結果の一番最初の「フィル ライノット Wikipedia」の更に上の方に、「Dokken Barへよ  ・・でしたが、フィル・ライノットの歌うバージョンもありますので、」の文章が。
最初は何でこんなところにこんな文章が出ているのかピンと来なくて、あまり深く考えもしなかったんだけど、しばらくしてあれは、前回のブログで書いた記事の一部だと気が付いた。妙な気分。
思わずクリックして、又自分のブログを読み返してしまいました。

VAN HALENのヴォーカリストに関して、3月12日のロック殿堂入りで明らかになると思って、楽しみにしていたら、MTVニュースで早くもアナウンスされちゃいましたね。前からの噂通りあの「賑やかな人」でしたが、でも予想外だったのは、サミー・ヘイガーも一緒に出るかもしれないということ。
少し前にデイヴとサミーが一緒にライヴをしたようだが、もしもVAN HALENの名の下に一緒に歌うことにでもなれば、結構すごいことだと思う。


6日(火)、
お客様は3名様。
めたるんだ村の方。九州出張からの帰り道、ちゃんと奥様にご連絡の上、ご来店。九州のお土産で明太子入りの蒲鉾を頂く。
今日2回目の女性のお客様。前回はお友達とご一緒でしたが、今日はお一人でいらしてくださった。有り難うございます。アングラのライブに備えて、DOKKENで予習をしようといらしてくださった。
とりあえずみんなで、蒲鉾を頂きました。ご馳走様でした。
暫くしてもうお一人めたるんだ村の方。
曲は勿論アングラ。飛び飛びではあるが、大体全部掛けたと思う。ブラインド・ガーディアンも少し。シンデレラは「SOMEBODY SAVE ME」、WiLDHEARTSの「カフェイン・ボム」など。CJが何回か渋谷の店に来たことを思い出しました。

夜中はブログ下書きと洗濯(コインランドリー)


7日(水)
港区役所に行ったが時間過ぎていて後日出直し。

浜松町へ行く。駅から歩いたら3~4分であろうか。駅からこの距離にしては商店も何もない淋しい裏道にひっそりと立つ小さな4階建てのビル。1階は古い飲み屋である。住所からしてここに違いない。ここに来たのは、少し前にたまたまDOKKENの郵便受けに舞い込んだ1枚の葉書が切っ掛けである。「9.6%~15%  300万円まで」の文字。そう、ある金融業者からの葉書である。

この手の葉書やチラシは初めてではない。というより腐るほど見てきた。ある程度借金の「プロ」であるどん様には、お陰様でサッと見ただけで、その内容の「怪しさ度合い」「危険度合い」も分かるようになったつもりである。上場会社からのものもあれば、住所も登録番号もなく甘い言葉と携帯電話の番号しか書いてないものもあるし、あるいは日掛け業者(利息は50%を超える)のものまでいろいろである。

以前(渋谷時代だったかもう六本木に来てからだったかは覚えてないが)、ある上場会社から来た葉書で、先ほど書いた「9.6%~15%  300万円まで」と似たような条件のものがあった。そこからもし借り入れが出来れば、いわゆる借金の借り換えが出来る。すなわち高い金利から低い金利のところへ、複数の業者から1社へ、の転換が出来るわけである。

そこで早速愛車DOKKEN号を走らせ五反田まで行ったことがあった。そんな時普通の人だったら電話で済ませてしまうことが多いと思うが、でもどん様はそうしないことが多い。直接担当者と会って、相手と相対して直接話をする、ということが多い。

しかしその時の借り換えの話、結果は見事にゼロであった。300万はおろか30万もダメであった。
どん様が利用しているクレジット会社からやはり先程のような条件の手紙が来たことがあったが、やはりゼロであった。
まぁ、そういった感じで、完全に自分の「信用度」は理解できていた。

だが今回の葉書を見たとき、今DOKKENが置かれている状況から、「もしかして」という藁にもすがる気持ちが湧いてきた。今回の葉書の「怪しさ度合い」「危険度合い」は低くない。が、後で後悔するよりまし、それに直接出向いても、まさか命までは取られないだろう、逆にどんなところか直接見た方がかえって安心と思い、あのビルの前に立ったのである。

いや~、それにしても「怪しさ度合い」低くないどころではない。かなり怪しい。怪しさ200%と言ってもいい。小さなビルだからエレベーターなんかあるわけない。狭くて暗い階段を1段上がるのにも相当な勇気が要る。普通だったらこの時点で逃げ帰ってしまうだろう。恐る恐る4階まで上っていったが、そこには中が見えないドアが一つと、インターコム(インターフォン)があるだけ。さすがのどん様も階段を下りてきてしまった。

表に出ると、1階の飲み屋の女将さんがいた。小さな声で、
「あの~、4階に用があってきたんですけど、中にいる人ってどんな感じの方ですか?」

返事は無かった。に~っと薄笑いを浮かべて店の中に入っていってしまった。

どうしよう。このまま引き返すか? それとも店のためもう一度チャレンジするか? まぁ、命までは取られないだろうと気を取り直して再チャレンジ。再び4階のドアの前。しかしコリャ、どう見ても普通の事務所ではないね。思い切ってインターコムのボタンを押す。

「どなたですか?」と訝(いぶか)しげな感じの男の声。
「あの~、葉書を頂いたので、資金のことでご相談に伺ったんですけど」
暫くしてドアが開く。男はまだ訝しげだが、とりあえず中に入るよう私に言った。中にはその男と奥にもう一人人間がいるようであるが、仕切りがあってよく分からない。靴を脱いで中に入り部屋の手前にあるソファーに座る。

男は穏やかそうな感じで40才前後であろうか。だがやはり、どこか内に怪しさを秘めていると言えなくもない。
その事務所では仕事はほとんど電話で、しかも担当者がお客の店舗まで出向く形を取っているらしい。その事務所を直接訪れる人はやはりいないようである。というか、たとえビルの前まで来ても誰も上っていかないよ、あんなとこ。

まぁ、直接相手の顔を見て話をするという私のやり方を説明し、更にDOKKENのことも話をした。割と普通の応対をしてくれたが、さほど時間が掛からない内に結論が出てしまった。今回もダメであった。

そこに連絡してくるような人たちは、そもそもがサラ金などで既にある程度の借金をしている人たち。だからどん様の借金も至極当たり前のこととして聞いてくれたが、問題はどん様の店が3月で無くなるということ。つまり先方の融資の前提は、店があってそこで実際に営業をしていることが条件らしい。
店を開くための資金は、先方から見れば投資になるわけで、実際に店がある場合に比べて、リスクがずっと高いということになるのだろう。

まぁ、よく考えてみれば、借り換えでさえ出来ないのに、新規の開店資金など出るわけが無いということだろう。

別れ際、男は私の顔をしげしげと見ていたが、きっと心の中で「この命知らずめ」と思っていたのかもしれない。
とにかく一応無事にそこから生還出来た。
ここでは取りあえず、目出たいと言っておこう。

7日は7名様でした。
お客さんや~い、と思っていた8時45分頃、お一人様ご来店。MIXIのあるコミュの方である。そういえば最近このコミュの他の方、暫くご無沙汰だけどお元気かな~。それでもって今日はばっちりとスーツにネクタイ姿。就職活動の帰りだそうである。でも若い割には80年代のLAメタルが大好き。我々ロックおじさん、ロックおばさんにとっては、ようこそ!という感じだが、客観的に見れば、言い方は悪いが変り種と言えるかもしれない。
Yさん、今日もいらしてくださった。本当にいつも有り難うございます。
初めお一人様、「後で2人来ます」とのお言葉。  今日も出足が鈍かったので一時はちょっと焦ったが、この一言で一気に緊張が解(ほぐ)れた。いつも心の中で、平日は何とか5名様いらしてくださればな~、と密かに思っているものですから・・・
で、嬉しい誤算。実際に後でいらしたのは2名様でなく4名様。丁度カウンターも一杯になった。

リクエストはKISSのヴィニー・ヴィンセント時代(そういえば、V・ヴィンセントのメイク映像はどこへ行ってしまったかな~)、スローターの「リアル ラヴ」、シンデレラの「ジプシー ロード」、ヴィニー・ヴィンセント・インヴェイジョンの「ザット・タイム・オヴ・イヤー」(VVI関連が多いな~)、お約束のスリップノット(もうテープの限界で相当なノイズ)、ブリトニー・フォックスの「ガール・スクール」、ストーン・サワーの「スルー・グラス」、アヴェンジド・セヴンフォールドの「シーズ・ザ・デイ」、ローリング・ストーンズの60年代の映像、VAI、パニック・チャンネルなどなど。

夜中はブログ下書きをしました。


8日(木)、
霞ヶ関の簡易裁判所へ行く。
大家さんの置かれた立場も考えなければいけないし、暫くは大家さんに状況を委ねようと、下駄を預けた格好で行動を起こさずにいたが、こちらとしてもやはり不安である。
何か大家さんの側面から役に立つようなことはないかと簡裁に行ってみると、案内所で、建物内に手続き相談センターがあると教えてくれた。あくまでも、裁判の起こし方の相談ということで、法律の中身そのものの相談ではないとのことだが(それはやはり弁護士にということである)、取り合えず、何でもいいや、訳も分からずとはいえ折角ここまで来たのだから、その手続き相談センターとやらに行ってみようと思い、その部屋へ。
相談申し込み書の「明け渡し」に○をして、暫く待つ。

そもそも簡裁に来た目的は、ビルのオーナーから大家さんに何故立退き料が出ないかを知りたかったし、そのための何か方法があるかどうかを知りたかったからである。
つまり先ず基本的にどん様は直接の利害関係者であるかどうか、ここに来て相談する立場の人間であるかという疑問があったが、それは今日の相談では特別問題ではないようだ。手続きの相談だけなら誰でも出来るということである。

大雑把に状況を説明をすると、立退き料に関して法律的には明確な規定は無いと言われた。決まりが無ければ、当然払う必要も無い。(やはり、ビル側は完璧であるようだ)

ただこの場合、こちらの側が採り得る方法として、「調停」というのがあって、弁護士も要らず、費用も「万」の低い方の数字で(請求金額による)、書類などの手続きも割と簡単で済む方法があるようだ。
調停が成立するか不成立に終わるかは、やってみないと分からないが、やってみる価値はありそうだ。

大家さんに迷惑が掛からない範囲で、何かの役に立てばよいが。

裁判所を出て、有楽町へ。ここら辺にJALがあるって聞いたんだけど・・・
あった!!
「あの~、予約のキャンセルなんですけど・・・」
去年の暮れ、マイレージの失効を目前にして、取り合えずそれを回避するために申し込んだ航空券。
今度はその予約を一旦キャンセルすることによって、今年の12月22日まではまだ使える権利が残る。

しかし、店のことがどっちに転んだとしても今年中は旅行なんてとても無理だと思うけど・・・
どう考えても旅行なんか行ける状況じゃないよな~。

8日は5名様でした。
VADER好きのYちゃん、前回に続いて「一緒に食べよう」と言って今回もいろいろと食べ物を持ってきてくれた。一応食事が済んだばかりだが、「ウン、食べよう、食べよう」と言って、更に1食分遠慮なく頂く。VISTAを買いたいとか、デジカメがどうのこうのとか、いろいろな話をしたが、基本的にそういうのにどん様が詳しいわけがない。
Mさん登場。彼は某家電量販店に勤務、しかも専門はカメラ、丁度良かった。
いつもスーツがバチッと決まっている、ちょっと久し振りのお一人様、「この前は済みませんでした」とケーキを持ってご来店。「えっ? 何のこと?」 どん様、自慢じゃないが、どんなことでも大体次の日には忘れている。人の名前とか顔とか、良いことも悪いことも、みんなに世話になったことも、申し訳ないがすぐ忘れてしまう。こちらがお客様に失礼なことをしたとしても、それも覚えていない。だからとにかく皆さんも何かあってもあまり気にしないで又いらしてください。
それでもって、ケーキが3個で人間が4人、こりゃ、どうやって分けようかと悩んでいたところに、レッズサポーターのYちゃんとHさんご来店。これなら6人でケーキ半分ずつ。悩み解消!! ご馳走様でした。(美味しかったけど、どうかあまり気を遣わないでくださいね)
最初に来てくれたYちゃんのためにVADERのライヴをずっと掛けっ放しにしていたが、後からの方も皆さんVADERが嫌いじゃない。こりゃ楽だ。

夜中、「調停」の件で大家さんに手紙を書き始めたが、電話した方が早いかな、いきなり電話だと大家さんをせっつくようで失礼かな、とあれこれ思いつつ、肝心の手紙はどうも文章が上手くまとまらない。途中で止めた。夕方電話をしてみよう。


9日(金曜日)、
少し早目に起きて、大家さんに電話をする。必要ならば「調停」の説明のため、それからすぐにでも飛んでいけるようにと思っていたのだが、電話、誰も出なかった。いつもお忙しいようだ。
3月まであまり時間はないので、昨日書きかけた手紙を書いて、仕事が終わった後にでも直接自宅に届けることに決めた。

手紙を書いた後、今回のことで前にも近況報告に行った渋谷の女性のところに行く。何回か電話をもらい、いろいろと心配を掛けたお礼を言うためである。

15分ほど遅刻して店に戻ると、女性が2人ドアの前で待っていてくださった。

9日は11名様でした。(2、2、1、2、2、2)
「いや~~、済みませ~~ん、お待たせしました~~っ!!」 と階段の上から叫んで下に降りると、何と「元上」とその古くからの友人。「もう、無くなっちゃうんでしょ。だから今のうちに」 ピザの出前をとる。
初めてのお2人様。(後でメールで分かったのだが、お1人は8、9年前に渋谷にいらしてくださって、ズ~っと来たい、来たいと思っていてくださったとのこと。有り難うございます。) 少しお話でもしようかなと切っ掛けを窺(うかが)っていた矢先、8時半頃でお帰り。もしかして店がお気に召さなかったのかな~。でも厚木の奥の方とおっしゃっていたので、きっとバスの関係かなと残念に思いながら、お2人はお帰りに。
カリズマ美容師さん、ご登場。

リクエストは、LORDI、モトリー・クルーでガールズ・ガールズ・ガールズの頃(正にそのものをお掛けしました)、オジー・オズボーンのランディ・ローズ時代、インギーなどをお掛けしました。

お2人が早目にお帰りになられたので、お店、ちょっと淋しいな~と思っていたら、9時20分頃になってお2人ご来店。
すぐに更にお2人。いくらか気が楽になりました。
AC/DCの「レット・ゼア・ビー・ロック」、SLAYERのエンジェル・オヴ・ デス、SLIPKNOT、BON JOVIの「ランナウェイ」、WiLDHEARTSの「サッカーパンチ」、ブルータル・トゥルース、フェイス・ノー・モアの「エピック」、XTCで古いの、IRON MAIDENの「ラン・トゥ・ザ・ヒルズ」、GREAT WHITEの「ROCK ME」、METALLICAのライヴなど。
12時半くらいだったか皆さんお帰りになられたので、早仕舞いして、夕方書いた大家さんへの手紙を都立大駅の方まで行ってポストに入れてこようと思っていたら、1時15分、お客様から電話有り。2時までならいいですよ、ということで営業再開。時間短いから1杯で1000円でもOKです。
UFOの昔の(ウチには残念ながらM・シェンカー在籍中のものはありませんです)、MEGADETHの「ハンガー18」、HELLOWEENの「イーグル・フライ・フリー」(但しギターのカイ・ハンセンの辞めた後)など。

2時45分、表に停めてあるチャリに乗ろうと思った瞬間、聞きなれた声が聞こえてきた。北欧のある国から来た、アイアン・メイデンとメタリカが大好きなある外人Yの声である。どん様が非常に苦手としているYである。彼を知っている大方のお客様もおそらく苦手だと思っているであろうYである。2ヶ月振り(?)くらいで見るYである。しかももてないYが今夜は珍しく女性を2人も連れている。
3人は階段を降りかけた。全く無視するのは気が引けるが、普通に声を掛けたのではYのうざったい喋りに付き合わなければならない。
そこで、「Y(彼の名前)、バイバイ!!」と言って、チャリで逃げるようにしてその場を離れた。私に気が付いたYが「DOKKENさん!! DOKKENさん!!」と叫ぶY独特のイントネーションの声を後に残して・・・

しかし何だね、真夜中にわざわざ六本木から都立大のちょっと先の方(中根)までチャリで行って、大家さんの家の郵便受けに手紙を入れるなんてこと、普通じゃあまり考えないかもしれないね。

帰り道は、大分体力を使った後だったが、思った以上に上り坂が多い。帰り道の上り坂とは逆を言うと来る時の下り坂なわけだが、来る時の上り坂は覚えていても、不思議なことに来る時の下り坂は記憶にない。だから、思いがけず上り坂があると、何でこんなところに(上り)坂があるんだよ~と勝手に一人で怒ったりしてしまう。

特にびっくりしたのは、目黒通りの柿ノ木から目黒駅までの坂は半端じゃないね。多分鹿鳴館の前の道。流石のどん様もペダルを漕ぎながらヒーヒー言ってしまった。

六本木のラーメン屋に入って時計を見ると、都立大への往復で1時間10分余り。片道35分程。思ったよりは速かったが、まぁ、一言、「お疲れさん!!」

最近は「店で居眠り」とブログにいちいち書かないが、店に戻ってお客様から頂いたメールに返事を出した後、カウンターでぐっすりと寝込んでしまった。朝の6時ぐらい(?)から、ちゃんと目が覚めたのは午後3時過ぎになってしまったが、寝たのにかえって疲れてしまった。


10日(土)、
大家さんから電話なし。

お客様8名様でした。
Iさん、今日はお一人で。いつもご一緒のMさんは今日はスノーボードをしにどちらかにお出かけとのこと。
Tさん。そうですね、今のところ全く見込みがないけど、でもまたどこかでDOKKENを再開できるならば、候補地として高円寺なんかも悪くはないですよね。
リクエストはディープ・パープルのカリフォーニア・ジャムの「バーン」、マコーリー・シェンカー・グループなど。
お2人はそれぞれ9時、10時半頃お帰りに。
土曜日だというのに、こんな時間で誰もいなくなってしまった。正直言ってきついな~。

11時過ぎにN夫妻ご来店。ご主人、風邪で体調を崩していたようだが、かなり回復したとのことで来てくださった。3人でイギリスのビールで乾杯。
お一人様、ウチの閉店の話を人から聞いて来てくださった。
外人カップル。男の方は1年に1回~2、3回、日本に来る度にDOKKENに寄ってくれる。今回は可愛い彼女と一緒だ。彼女もDOKKENを気に入ってくれて、写真を何枚か取っていた。帰国する前にもう一度来てくれると言ってくれた。
最近すっかり常連さん、ニュージャージー出身のKさん。
どん様、ちょっと一杯ビールを飲んだのが切っ掛けで、何となくもう少し飲みたくなった。甘いピーチトゥリーを飲んだまでは良かったが、外人のカップルが頼んだYEBISUの黒生、2人ともお気に召さなかったようで一口飲んでキャンセル。それはないよな~と思いながらも、捨てるにはあまりにも勿体ないので、結局残りは全部どん様の胃袋へ。

リクエストは80年代の典型的なLAメタル等のアメリカンロックのオンパレード。あとはサウンド・ガーデンノ「ブラック・ホール・サン」。
HEARTが掛かっていた時、ある方が「て○どう よしみ みたい」とおっしゃったので、これにはどん様大受け、大笑い、大爆笑。

今日は前半暇で出足がかなり遅かったので、ちょっと物足りなかったと言えなくもないが、あまり文句ばかり言うのは良くないし、来てくださったお客様に失礼になりかねないし、皆さん有り難うございました。

閉店後、チャリで新橋へビールの買出し。寒いーっ!!
戻ってきた後食事をしようと再び表に出ると、さっきまで店にいたアメリカ人のKさんとばったり。かなり酔っていらっしゃるようだ。2人で歩きだすと、自分もロックバーをやりたいと思っていると彼は言った。だがどん様は「それじゃ一緒に」、といったようなそんな話はしなかった。Kさん、かなり酔っていたからね。2人で入ったラーメン屋でKさん、食事しながら寝ちゃったくらいだから。いずれ彼が素面(しらふ)の時にでも・・・

それでもってKさん、何回起こしても起きないから、悪いけど先に一人でラーメン屋を出てきてしまった。
DOKKENに戻ってから少しブログの下書き。

11日(日)、
大家さんから連絡なし。

毎年のように言っていてくどいが、「建国記念の日」は「けんこく」ではなく、「けんごく」だと思う。何故「けんごく」で漢字に変換できないのか理解に苦しむ。
「隣国」は「りんごく」でしょう。
「会」は誰も「「がい」とは読まないが、「株式会社」は日本人ならまず「かぶしきかいしゃ」とは読まない。
「金」は誰も「ぎん」と読めると思っている人はいないけど、「賃金」では立派に「ぎん」である。
日本語にはこんな例がいくらでもある。

「建国」は「けんごく」である。少なくとも「けんごく」でもちゃんと漢字に変換できるようにしておいてもらいたいと思う。

祝日といえば、4月29日が「昭和の日」、5月4日が「みどりの日」となるのは今年からでしたっけ。これでもって5月4日は「国民の休日」から「国民の祝日」に「昇格」したことになる。

以前、「国民の休日」に関して、調べてみたらあと3~4年後には、5月4日以外でも「国民の休日」になる日がある(「敬老の日」と「秋分の日」に挟まれた日) と書いたことがあったが、5月4日が「国民の休日」でなくなった今、この「国民の休日」の規定はどうなったのか、今度調べてみよう。

11日はお客様5名様でした。
Kさん、日曜日は珍しいですね。でも普段、会社から自宅への帰り道がDOKKENとは逆方向で、しかもちょっと遠いから、わざわざ日曜日に寄ってくださったんですね。
初めてのお2人様、ネットで調べて来てくださった。90年代がお好きとのこと。
お一人様、最近何回かいらしてくださる。
Tさんがまた新しく録画した番組を持ってきてくださった。DVDケースにはってあるメモをザッと見てみると、伊藤由奈ちゃんが・・・  途端にデレ~っとするどん様であった。

ちなみに閉店後、いくつかの番組を少し観てみたら、最近皆さんからお問い合わせの多かったTHE ANSWERがありました。THE COLOUR (ロス出身にしてはスペルが米語ではないんですね)ともども、渋いが聴き応えのありそうな、ブラック・クローズにも通じるような、どん様も好きそうなバンドですね。
それと最近人気のLORDIも、更に2曲入って、3曲になりました。
編集はまだ先になると思いますが、取りあえず観ることは出来ますので、どうかまだご覧になっていない方はいつでもどうぞ。

曲は、メタリカ、MUSEのファーストから、レッド・ゼッペリンの「イミグラント・ソング」、オジー・オズボーンをZAKKで、ジェスロ・タルの「アクアラング」、メガデスの「ハンガー18」など。

少し前にお客さんから聞いた話および今日お客さんから聞いた話だが、最近ウチも含めてロックバーが受難の時期を迎えているようである。

人から聞いた話で、どん様の聞き違いや勘違いがあってはいけないから、あまり詳しくは書かないが、何軒かの店が、閉店予定、あるいは閉店の危機にあると聞いた。

どん様が以前住んでいた世田谷区のある店の店長は、どん様と違い人情のある奴だから、あそこだけは大丈夫だと思っていたが、やはり大変みたいだ。

今日DOKKENに初めていらしたお客様にそこに行ったことがあるかどうか訊いてみたら、無いと言うので、行くように勧めた。ウチよりその店の音楽に合いそうな人には、以前からも「ウチよりよっぽど良い店だからから一度行ってごらん」とよく勧めていた。
ほかの店のことなど気にも留めたことがなかったので、大変だったとは夢にも思っていなかったが、何とか続けられるようにと祈るばかりである。

これから数日は新しい映像の編集が待っている。新しいバンドも出てきたようなので、どうかお楽しみに。

迷える古羊どこへ行く。


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