私は最近、めっきり年のせいか、犬に話しかける。
足元に付きまわらんと、暇なんやったら、たまには洗濯物干したり、だれか掃除でもしてよ、とかいってしまう。すると犬たちは散らばり、それぞれどこかへ行く。
レッスンでは、コマンドがどうとか、号令の指符号はこうだとか、口うるさいくせに。
そんなことは、初めだけの利便性。 子犬と初めて飼い主になる人との解かりやすい意思疎通のコミニュケーション手段。
だんだん、というか、年々お互いに、そんなことこだわらなくても分かり合えるようになる。
反対に、沢山話しかけてやるほうが、沢山お言葉を覚え、内容を理解できるようになるのだと思っている。
何事も、順序がある、ということで、初めからそうするわけにもいかない。いずれそうなる、それでいいのだと思う。
だから、ちょっとのいて、で 通じるし、 アウト オフ とか言わずとも いや言っても通じるけど、 人に言うように言ってもちゃんと伝わるようになってくる。
カム でももちろん来るし、(絶対に来いの意味で使う) はよ、きて~な でも、ちゃんとそそくさとやってくる。
年を取ってさらに理解が深くなると、めったなことは言ってはいけない。傷ついたりするから、悪口めいたことはタブーになってくる。
ストレスで老化が進んでも困るし、家出されても困る。しかし、そのころになると反対に耳が遠く聞こえにくくなっている。こうなるとスキンシップが大事になってきて、マッサージを喜ぶようになる。
人も犬も猫もみんなおなじなんだな~と思う。 こまかいことゆーな、ってね。