Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE 1449. 続々旧五条楽園

2017年07月09日 | Kyoto city

 唐破風がある建築意匠はお茶屋の系譜だが、こちらは昭和33年に開業した一泊4,000円+税の素泊まり旅館だ。どうりで外国人のバックパッカー達に人気があるわけだ。平岩のWEBサイトでみると内部は畳敷きの和室だ。昭和33年開業だから、それまでは遊郭だったのだろう。それが同年の売春防止法施行に伴って旅館に鞍替えしたわけだ。

 欧米人といえばバックパッカーだ、というぐらいに京都ではよくみかける。カップルで大きなリュックを担ぎ、サンダルで街を徘徊している。当然長期休暇をとってくるから滞在期間も長いし、各国を渡り歩くのも一般的だ。

 それに引き替え中国人は、大きなカートを引きずってやってくる。そして最近はブランド物で身を固め、ソリをいれた頭にブランド的なスニーカーというスタイルも共通している。そしてコスプレ屋にゆく。それもカップルというよりは家族の大人数で行動する。そのあたりが欧米人とは大きな違いである。

 そこには欧米人のように旅をしてかの国の文化を勉強するという姿勢は皆無だ。中国の方が日本より文化があるから学ぶ必要はないと考えているのかもしれない。日本へは、遊びに来ているのである。

 欧米人と中国人とでは、そうした違いが見て取れるのが面白い。さて日本人はどちらのタイプかといえば、それは関空や成田へゆけばわかるし、かの国の文化よりも雰囲気のよいところでおいしい物を食べて遊べれば満足するということがFBの投稿でもわかるように中国人と全く一緒である。やはりアジア人種だったか。

 やはりかの国にでかけたら、文化ぐらいは勉強してこいよと私は思う。私だって沖縄へダイビングにでかけるが、島内を徘徊し資料をさがし、見学し、浦添城の3DCGによる想像復元に関する論文を大学の紀要に発表した程度のことはする。いつまでも開発途上の中国人と同じ旅の仕方ではあかんでしよう。カートは舗装したところしか運べない。地球上で舗装してあるところなんか1%もないでしょ。

 さて、来週は沖縄だ。もちろん私はいつもの大きなリュックをかつぎ、なぜか山用のスニーカーというバックパッカーのスタイルででかける。その沖縄がなんか混んでいそうな空気なんだよね。既にラッシュかよ。下手するとダイビングもできなかったりして。そういうときはプールで日焼けするか・・・。

 

京都市菊浜地区

 OLYMPUS E-M1 Mark2,M.ZUIKO DG12-100mm/F4.0

ISO200,焦点距離10mm(20mm),露出補正-1/3,f/11,1/100

 

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