3月の連休、いろいろあって境港方面に出張ってきました。境港と言えば水木しげる、水木しげると言えば妖怪です。その昔、水木しげるロードへは大阪から日帰りで突撃して、ラバウルからガ島上空へ出撃する零戦搭乗員の気持ちを味わったことがあります。ああ、あの頃は油冷のBandit 1200に乗っておったなあと昔を懐かしみつつ、今回は車でGOです。
10年以上前と比べ、はるかに人も店も増えており、立派な観光地に育っておりました。お土産に猫娘の手ぬぐいを購入。
宿泊はそこから30分ほどの距離にある、島根県の紅葉館。「境内の宿」の看板に偽りなしで、ナビに頼って山道を登っていくと大きな寺の門に行き当たり、どこにも宿が見当たらず、途方に暮れかけました。ちゃんと宿泊予約時のメールに、麓の駐車場に車を止めて参道を歩いて、どうぞと書かれていたのですが!
建物が古くていろいろ賑やかだったことをのぞけば、雰囲気、料理ともパーフェクト。翌朝は部屋から見えた三重の塔まで、樹齢を問うのも野暮な巨大な杉を愛でつつ散策するなど、メンタルもフィジカルもストマックも大満足でした。夕食は精進料理、朝食は「ザ・旅館の朝食」ですが、どちらもすこぶる美味でした。フード・ポルノ・フォトグラファーの戦果は次の通り。
イカの刺身のようなこんにゃくとか、
豆乳の茶碗蒸しとか、
芋で作った鰻の蒲焼きとか。どれも繊細な味つけで、満腹満腹を連呼しつつも完食です。朝食に出た梅干しが、一週間分の塩分を摂取できそうな、昔ながらの梅干しでした。最近のスーパーで売っているのとはモノが違いますけぇと自慢されていましたが、この梅干し1個でご飯3杯はいけそうでした。
翌日は出雲大社へ。寒かったので、オーソドックスにお参りして、温かい蕎麦を食べて、早々に引き上げました。その時に買ったお土産がこれ。「鷹の爪団のおやつ」。全然辛くないとなめてかかっていると、次第に蓄積された辛さで不愉快になるという、文化的侵略を彷彿させるまさに世界征服の味。
で、冒頭の言葉ですが、そんな話を旅館で教えてもらったわけです。「満州(ママ)から日本を見ればわかるけど、昔の文化の玄関口は日本海側で、東京は文化の果て、裏日本だった」と。まあ、逆に言えば大陸方面からの侵略に備えて日本海側から瀬戸内海でワンクッションおいて難波宮に近江宮、京都、江戸と、政治的中枢の場所を移動させたのかもしれません。
10年以上前と比べ、はるかに人も店も増えており、立派な観光地に育っておりました。お土産に猫娘の手ぬぐいを購入。
宿泊はそこから30分ほどの距離にある、島根県の紅葉館。「境内の宿」の看板に偽りなしで、ナビに頼って山道を登っていくと大きな寺の門に行き当たり、どこにも宿が見当たらず、途方に暮れかけました。ちゃんと宿泊予約時のメールに、麓の駐車場に車を止めて参道を歩いて、どうぞと書かれていたのですが!
建物が古くていろいろ賑やかだったことをのぞけば、雰囲気、料理ともパーフェクト。翌朝は部屋から見えた三重の塔まで、樹齢を問うのも野暮な巨大な杉を愛でつつ散策するなど、メンタルもフィジカルもストマックも大満足でした。夕食は精進料理、朝食は「ザ・旅館の朝食」ですが、どちらもすこぶる美味でした。フード・ポルノ・フォトグラファーの戦果は次の通り。
イカの刺身のようなこんにゃくとか、
豆乳の茶碗蒸しとか、
芋で作った鰻の蒲焼きとか。どれも繊細な味つけで、満腹満腹を連呼しつつも完食です。朝食に出た梅干しが、一週間分の塩分を摂取できそうな、昔ながらの梅干しでした。最近のスーパーで売っているのとはモノが違いますけぇと自慢されていましたが、この梅干し1個でご飯3杯はいけそうでした。
翌日は出雲大社へ。寒かったので、オーソドックスにお参りして、温かい蕎麦を食べて、早々に引き上げました。その時に買ったお土産がこれ。「鷹の爪団のおやつ」。全然辛くないとなめてかかっていると、次第に蓄積された辛さで不愉快になるという、文化的侵略を彷彿させるまさに世界征服の味。
で、冒頭の言葉ですが、そんな話を旅館で教えてもらったわけです。「満州(ママ)から日本を見ればわかるけど、昔の文化の玄関口は日本海側で、東京は文化の果て、裏日本だった」と。まあ、逆に言えば大陸方面からの侵略に備えて日本海側から瀬戸内海でワンクッションおいて難波宮に近江宮、京都、江戸と、政治的中枢の場所を移動させたのかもしれません。